愛国歌 (朝鮮民主主義人民共和国)
애국가 | |
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Aegukka (MR式) | |
和訳例:愛国歌 | |
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別名 |
아침은 빛나라 (朝は輝け) |
作詞 | 朴世永(1946年[1]) |
作曲 | 金元均(1945年[1]) |
採用時期 | 1947年 |
愛国歌 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 애국가 |
漢字: | 愛國歌 |
発音: | エグッカ |
日本語読み: | あいこっか |
RR式: | Aegukga |
MR式: | Aegukka |
英語表記: | The Patriotic Song |
「愛国歌」(あいこっか、朝: 애국가; 英: The Patriotic Song[2])は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国歌。
作詞者は朴世永、作曲者は金元均。1948年9月9日北朝鮮建国前の1947年に、北朝鮮人民委員会によって国歌と規定された。
概説
歌詞の冒頭を引用して「朝は輝け (아침은 빛나라)」と称されることもある(日本の国歌における「君が代」に同様)。同国の国内向け朝鮮中央放送などでは放送開始と終了時、国外向けの平壌放送(朝鮮語による国際放送)[注釈 1]、朝鮮の声放送(Voice of Korea、朝鮮語以外の言語による国際放送)では、放送開始時に愛国歌のオーケストラ演奏が放送される[注釈 2]。
また、歌詞に共産主義や社会主義、革命・朝鮮労働党・朝鮮人民軍、金日成・金正日・金正恩の歴代最高指導者を賛美・崇拝する文言は含まれていない[注釈 3]。そのためか、金親子を礼賛する歌曲である「金日成将軍の歌」や「金正日将軍の歌」などが第二国歌同然に歌われている。なお、通常は演奏のみで歌唱は行われないため、国歌である本曲を歌唱できる北朝鮮の人民も少数といわれている[3]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b Hoare, James E. (2012-07-13) (英語). Historical Dictionary of Democratic People's Republic of Korea. Scarecrow Press. pp. 273. ISBN 9780810879874 2017年4月10日閲覧。
- ^ “National Anthem of the DPRK” (英語). DPRK Today. 2018年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月27日閲覧。
- ^ 弓狩匡純『国のうた』文藝春秋、2004年、96,97頁。ISBN 9784163659909。
関連項目
- 愛国歌 (大韓民国) - 大韓民国(韓国)の国歌。同名だが全く歌詞もメロディも別の歌。
- 鄭大世 - 2010 FIFAワールドカップのブラジル戦での国歌斉唱の際、感激のあまり涙を流した。大韓民国国籍であるが、サッカー北朝鮮代表として出場した愛知県名古屋市出身の在日韓国人3世のプロサッカー選手。
外部リンク
- 애국가 - Uriminzokkiri
- モランボン楽団 愛国歌(朝は輝け)日本語字幕 - YouTube - 牡丹峰楽団が合唱する愛国歌