愛国歌 (朝鮮民主主義人民共和国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。CommonsDelinker (会話 | 投稿記録) による 2022年11月22日 (火) 22:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (IronGargoyle によってCommonsから削除された Dprknationalanthem.ogg を除去。理由: per c:Commons:Deletion requests/File:Dprknationalanthem.ogg.)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

애국가
Aegukka (MR式)
和訳例:愛国歌

国歌の対象
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国

別名 아침은 빛나라
(朝は輝け)
作詞 朴世永(1946年[1]
作曲 金元均(1945年[1]
採用時期 1947年
テンプレートを表示
愛国歌
各種表記
チョソングル 애국가
漢字 愛國歌
発音 エグッカ
日本語読み: あいこっか
RR式 Aegukga
MR式 Aegukka
英語表記: The Patriotic Song
テンプレートを表示

愛国歌」(あいこっか、: 애국가; : The Patriotic Song[2])は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国歌

作詞者は朴世永、作曲者は金元均1948年9月9日北朝鮮建国前の1947年に、北朝鮮人民委員会によって国歌と規定された。

概説

歌詞の冒頭を引用して「朝は輝け (아침은 빛나라)」と称されることもある(日本の国歌における「君が代」に同様)。同国の国内向け朝鮮中央放送などでは放送開始と終了時、国外向けの平壌放送(朝鮮語による国際放送[注釈 1]朝鮮の声放送Voice of Korea、朝鮮語以外の言語による国際放送)では、放送開始時に愛国歌のオーケストラ演奏が放送される[注釈 2]

また、歌詞に共産主義社会主義革命朝鮮労働党朝鮮人民軍金日成金正日金正恩の歴代最高指導者を賛美・崇拝する文言は含まれていない[注釈 3]。そのためか、金親子を礼賛する歌曲である「金日成将軍の歌」や「金正日将軍の歌」などが第二国歌同然に歌われている。なお、通常は演奏のみで歌唱は行われないため、国歌である本曲を歌唱できる北朝鮮の人民も少数といわれている[3]

脚注

注釈

  1. ^ http://www.246.ne.jp/~abi/nk_oa.htm 音源の一部がアジア放送研究会のサイトから聴くことが可能
  2. ^ 音源が朝鮮の声・音声倉庫のサイトから聴くことが可能
  3. ^ 北朝鮮建国時の親元であるソビエト連邦国歌では、共産主義や国父レーニンスターリン批判まではスターリンを称える歌詞がある。

出典

  1. ^ a b Hoare, James E. (2012-07-13) (英語). Historical Dictionary of Democratic People's Republic of Korea. Scarecrow Press. pp. 273. ISBN 9780810879874. https://books.google.com/books?id=rh5h4bZgkhEC&pg=PA273&dq=aegukka+pak+se-yong#q=aegukka%20pak%20se-yong 2017年4月10日閲覧。 
  2. ^ National Anthem of the DPRK” (英語). DPRK Today. 2018年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月27日閲覧。
  3. ^ 弓狩匡純『国のうた』文藝春秋、2004年、96,97頁。ISBN 9784163659909 

関連項目

外部リンク