大阪府立体育会館

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大阪府立体育会館
施設情報
旧名称 大阪府立体育館
BODYMAKER コロシアム
愛称 エディオンアリーナ大阪
EDION Arena Osaka
用途 屋内スポーツ
建築主 大阪府
事業主体 大阪府
管理運営 南海ビルサービス株式会社
構造形式 鉄骨・鉄筋コンクリート造
敷地面積 8,356 m2
建築面積 7,171 m2
延床面積 28,318 m2
階数 地上4階、地下2階、塔屋1階
着工 1985年3月22日
竣工 1987年1月31日
所在地 556-0011
大阪府大阪市浪速区難波中三丁目4番36号
位置 北緯34度39分44秒 東経135度29分56.7秒 / 北緯34.66222度 東経135.499083度 / 34.66222; 135.499083
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大阪府立体育会館(おおさかふりつ たいいくかいかん)は、大阪府大阪市浪速区難波中三丁目にある体育館である。施設命名権契約により、2015年9月1日から愛称を「エディオンアリーナ大阪」としている(後述)。

概要

1951年大相撲の仮設国技館が当地に建てられ、9月に大阪場所が開かれた。その敷地を活用して1952年飛行機用格納庫の骨組みを使った鉄骨製の体育館として竣工した。1985年に施設の老朽化に伴う全面改築工事を実施し、1987年に現在の大阪府立体育会館(写真)が竣工。その際、施設名を「体育館」から「体育会館」に改めた。

主に大相撲の三月場所(春場所)をはじめ、プロボクシングプロレスなどの格闘技、黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会プレミアリーグbjリーグの試合会場として利用され、隣接する大阪市立浪速スポーツセンター(屋内プール、アイススケート場併設)とともに、一大スポーツ拠点となっている。

2006年南海電気鉄道が指定管理者に選ばれ、運営管理全般を子会社の南海ビルサービスが受託している。

施設命名権

2008年、大阪府の橋下徹知事が、財政改革の一環で大阪府立体育会館の売却・廃止の方針を打ち出す。その後撤回し、存続が決まったが[1]、存続条件として運営費削減などの改善措置が求められた。それを受け2012年3月命名権BB-SPORTS社に売却し、施設名が「BODYMAKERコロシアム」(ボディメーカーコロシアム)に変更された。契約期間は2015年3月までの3年間[2]。2015年3月の契約満了とともに、BB-SPORTSとの契約を更新せず、命名権名称の使用は終了し、4月1日に元の正式名称に戻す。名称変更後も大相撲の番付やNHKの大相撲中継では、特にNHKでは放送法83条による広告放送禁止規定[3]により、従来通り「大阪府立体育会館」の呼称を使用していたが、2014年・2015年の3月場所では、番付のみボディメーカーコロシアムと表記された。

2015年6月17日、大阪市に本社を置く家電量販店大手のエディオンと命名権契約を結び、「エディオンアリーナ大阪」に変更すると発表した。契約期間は9月1日から3年間[4]

施設

大相撲やメジャー団体のプロレス興行、プロボクシング世界戦などが行われる第1競技場のほか、地下には第2競技場、その他柔剣道場などがある。

プロレスや格闘技イベントの中で、固定席だけで3000席を超える第1競技場で興行実績があるのは現存する団体では新日本プロレス全日本プロレスプロレスリング・ノアDRAGON GATE大阪プロレスIGFプロレスリングDDTプロレスリングで、その他の団体は、フロア面積は狭いが施設使用料の安い第2競技場を使用している。

プロボクシングの世界戦は前出の通り通常は第1競技場で開かれるが、2009年9月の名城信男 VS ウーゴ・カサレスのみ第2競技場で行われた。第2競技場では西日本新人王決勝戦も開かれている。

大相撲・三月場所(2010年)
  • 第1競技場 - フロア面積:3,010m2(70m×43m)、固定席:3,131席
  • 第2競技場 - フロア面積:912.6m2(33.8m×27m)
  • 柔道場 - フロア面積:450m2(29m×15.5m)
  • 剣道場 - フロア面積:450m2(29m×15.5m)
  • 多目的ホール - フロア面積:330m2(27.5m×12m)
  • 会議室
  • 特別室

交通アクセス

事故

  • 2013年5月1日、当時同体育館で開催されていた第62回黒鷲旗バレーボール大会で、試合の合間の練習中に、体育館の床板の木片が男子選手の腹部に刺さり、この選手は5針を縫う負傷を負った。当時、床板の一部が浮き上がっていた模様だが、原因は不明である[5]

脚注

外部リンク