難波駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 難波駅 | |
|---|---|
南海 難波駅
|
|
| なんば - Namba | |
| 所在地 | 大阪市中央区・浪速区 |
| 所属事業者 | 南海電気鉄道(駅詳細) 大阪市交通局(駅詳細) |
| 乗換 | 近鉄難波駅(近鉄難波線) JR難波駅(JR関西本線(大和路線)) |
難波駅(なんばえき)は、大阪府大阪市中央区・浪速区にある、南海電気鉄道(南海)・大阪市営地下鉄の駅。
目次 |
[編集] 概要
大阪のミナミに位置する、一大ターミナル駅。御堂筋の南端にあり、南海・大阪市営地下鉄の駅とも大阪市中央区にあるが、南海の駅は構内南部が同市浪速区に跨っている。
近畿日本鉄道(近鉄)や西日本旅客鉄道(JR西日本)にも「難波駅」と通称される駅がある。両駅とも社名を冠した「近鉄難波駅」、「JR難波駅」が正式名称であるが、当駅と地下道などで結ばれており、事実上同一の駅ともいえる。JR難波駅は中央区ではなく、浪速区にあり、やや離れている。
2007年5月14日、駅周辺再生計画が発表された。なんばCITY北側のロケット広場は高さ33mのロケットのレプリカは撤去。高さ30m、広さ1200平方メートルの室内吹き抜け空間を設け、関西空港と直結する大阪の玄関口にふさわしいウェルカムロビー(仮称)として整備。高島屋の増床計画に合わせて通路の整備、耐震補強工事などを進める。2007年8月着工、2009年秋完成予定。総投資額約150億円。
「難波」という漢字は「なにわ」とも読めるため、南海・大阪市営地下鉄の駅構内や車内の案内表示では「なんば」と平仮名表記で統一されている。
[編集] 利用可能な鉄道路線
備考
線路名称上では、当駅を通る南海の路線は南海本線(当駅が起点)である。詳細は各路線の記事および鉄道路線の名称等を参照されたい。
南海の難波駅は、南海の大阪側のターミナルである。現在も戸籍上南海本線単独の駅であるが、複々線化により高野線列車も発着するため、和歌山・関西国際空港・高野山・泉北ニュータウン方面の列車が発着する総合的なターミナル駅、大阪駅・梅田駅などと並ぶ大阪の主要駅の一つである。
以下の駅・路線とは地下道などを通って乗り換えが可能である。
- 近畿日本鉄道
- 阪神電気鉄道
- 近鉄難波駅 - 阪神なんば線(2009年3月20日開業予定。同時に「大阪難波駅」に改称予定)
- 西日本旅客鉄道
[編集] 南海電気鉄道
[編集] 駅構造
| 南海 難波駅 | |
|---|---|
ホーム外観
|
|
| なんば - NAMBA | |
| 所在地 | 大阪市中央区難波五丁目1-60 |
| 所属事業者 | 南海電気鉄道 |
| 電報略号 | ナン |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 櫛形 9面8線 |
| 乗降人員 -統計年度- |
266,178人/日 -2007年- |
| 開業年月日 | 1885年(明治18年)12月29日 |
| 乗入路線 2路線 | |
| 所属路線 | ■南海本線 |
| キロ程 | 0.0km (難波起点) |
|
◄- (-km)
(1.4km) 新今宮►
|
|
| 所属路線 | ■高野線*(りんかんサンライン) (線路名称上は南海本線) |
|
◄- (-km)
(0.9km) 今宮戎**►
|
|
|
* 高野線は汐見橋が正式な起点。
** 南海本線の列車は今宮戎通過。 |
|
櫛形9面8線のプラットホームがターミナルビルである南海ビルディングの3階に設置されている高架駅。駅正面に高島屋百貨店があり、駅の上にはスイスホテル南海大阪(以前の南海サウスタワーホテル)がそびえ立っている。
1F北出口方面から3F北口までの間は大階段で直通しており、その左右に5台のエスカレータ(上り2台、下り2台、残りの1台は時間帯により方向転換)が配置されている。他に、なんばCITY本館や高島屋東館2階などに直結する2F中央口、なんばCITY南館やなんばパークス2Fキャニオンストリートなどに直結する2F南口(改札口営業時間は朝7:00~夜23:30)がある。中央口と南口の改札内コンコースは、ホームを通ることなく連絡通路で行き来することも可能である。
1990年代半ばには、3F北口改札外西側(エレベータと立喰そば店の間)上部に、3色LED式の大型案内板「NANA」が設置され、沿線情報や新聞ニュース・占いなどが表示されていたことがあったが、「ドット抜け」等の故障が目立つようになり、数年で撤去された。
ホームは9番のりばまであり、1~4番のりばに高野線の列車が、5~8番のりばに南海本線の列車が、9番のりばに空港特急「ラピート」が発着する。8番のりばと9番のりばは同じ線路を共有しており、列車種別によって使用ホームを使い分けている。なお、9番のりばは8番線の降車ホームであり、関西空港開港以来現在の形となった。現在はフラップ・LED併用式となっているが、この9番のりばが整備されるまでは、行先案内表示機はテレビモニタ式が用いられていた。
また、9番のりばへの通路の途中には中間改札があり、「ラピート」への乗車には必ずここを通ることになる。ただし近年は車掌が常に発券状況をリアルタイムで把握しているため乗車前の改札を行っていない。発券されていない座席に着席している人がいれば車内で車掌が検札する。
案内表示・駅名標等は「なんば駅」と平仮名表示に統一されているが、正式表記は切符などに表記されている難波駅である。また、南海の駅で「○番線」ではなく「○番のりば」と表現しているのは、泉佐野駅以外にはこの駅のみである(なお、これらの2駅には、同一の線路が2つの乗車用ホームに挟まれる構造となっている部分が少なくとも1箇所存在するという共通点がある)。
なお、当駅には南海本線の起点を示す0キロポストが設置されている。普通、0キロポストは起点駅のホーム中央に設置されている。しかし南海の場合、1980年の駅改良工事完成の際に和歌山市方に約100m後退したが起点をずらさなかったため、0キロポストがホームの車止め付近にある。
南海線の自由席特急、自由席連結の「サザン」を除き、南海の特急は全車座席指定なので、これらへの乗車には特急券(座席指定券)が必要になる。改札外には特急券発行窓口がある。しかし、改札内には窓口がないため特急券発行機が設置されているが、それでは禁煙・喫煙の指定しかできず、列車発車20分前にならないと発売されない(その時点で満席のときは発売されない)ので注意する必要がある。
トイレは改札内に5か所(北口東西2か所・中央口コンコース内2か所・南口コンコース内1か所)、改札外に1か所(中央口)あり、いずれも男女別の水洗式(北口東の男性用無水式小便器を除く)。かつては北口改札外にもあったが、北口改札内の東トイレ開設に伴い2008年2月1日に閉鎖された。
2007年10月から2009年8月にかけて、約21億3,000万円を投入し、窓口・切符売り場の集約、施設の充実化、トイレのリニューアル、駅のリニューアルや周辺施設と連携し高島屋・なんばCITY・なんばパークスへの接続する通路の新設・移設などの工事を行う予定。
なお、コリント様式の駅ビルである南海ビルディングは、鉄道省初代建築課長でもあった建築家の久野節が設立した久野建築事務所の設計によるもので、1933年に竣工。同じく久野建築事務所が設計し、同時期に建築された東京の東武鉄道浅草駅の駅ビルなどと同様に、昭和初期を代表する大型近代建築の一つに数えられる。
第2回近畿の駅百選選定駅である。
[編集] のりば
| ■高野線 堺東・河内長野・橋本・極楽橋・(■泉北高速線)和泉中央方面 | |||
| 1 | 主に 各停 | ||
|---|---|---|---|
| 2 | 主に 泉北高速線直通準急 朝ラッシュ時 一部の急行、快速急行、区間急行 | ||
| 3 | 主に 特急・急行・区間急行・快速急行 | ||
| 4 | 主に 特急・急行・区間急行・快速急行 | ||
| ■南海本線 堺・泉佐野・和歌山市・(■空港線)関西空港方面 | |||
| 5 | 主に 特急・急行・区間急行・空港急行 | ||
| 6 | 主に 特急・急行・区間急行・空港急行 | ||
| 7 | 主に 普通 | ||
| 8 | 一部の普通が発着するが大半はラピート用(ただしラピートの乗車口は開かない) | ||
| 9 | ■空港特急ラピート/8番のりばに到着する列車の降車用 | ||
- 1番のりばは他のホームよりも車止めの位置が約80m南にずれている。
- 5番のりばの線路は、渡り線で高野線と繋がっており、南海本線や各支線(汐見橋線を含む)の列車が千代田工場へ検査のため入出場する場合や、南海線所属の列車を利用して高野線方面へ臨時列車を運行する場合などに用いられることがある。
- 今宮戎駅・萩ノ茶屋駅は高野線の各停のみ停車する(南海本線の線路には両駅のホームがない)。
[編集] 利用状況
1日平均乗降人員は以下の通りである。
- 2007年 - 266,178人 (これは南海電鉄全線において第1位である)
[編集] 歴史
- 1885年(明治18年)12月29日 阪堺鉄道の駅として開業。
- 1898年(明治31年)10月1日 会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1925年(大正14年)3月15日 岸ノ里駅(現・岸里玉出駅)の連絡線開通により、高野線への直通列車運転開始。
- 1932年(昭和7年)7月9日 南海ビルが完成。15日に高島屋大阪店が開業。
- 1932年(昭和7年)頃 拡張工事完成。櫛形9面8線の高架駅となり、改札口は1階に、ホームは2階にあり、エスカレーターを設け、出口は2階にあった。1、2番のりばは高野線の列車が、3、4番のりばは住吉公園ゆき各駅停車が、5、6番のりばは住ノ江以遠ゆき普通列車(「普通車」とも天下茶屋と住吉公園以遠各駅に停車)が、7、8番のりばは和歌山市方面ゆきの急行列車が発着した。
- 1938年(昭和13年)9月1日 天下茶屋までの高架複々線完成。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月27日 第1期改良工事完成。南海本線新ホーム使用開始。
- 1976年(昭和51年)11月21日 第2期改良工事完成。高野線新ホーム使用開始。
- 1980年(昭和55年)11月23日 第3期改良工事完成。
[編集] 隣の駅
- ■南海本線
- ■特急(ラピート・サザン含む)・■急行・■空港急行・■区間急行・■準急・■普通(準急は到着列車のみ)
- 難波駅 - 新今宮駅
- ■特急(ラピート・サザン含む)・■急行・■空港急行・■区間急行・■準急・■普通(準急は到着列車のみ)
- ■高野線(りんかんサンライン)
- ■特急(こうや・りんかん)・■快速急行・■急行・■区間急行・■準急
- 難波駅 - 新今宮駅
- ■各駅停車
- 難波駅 - 今宮戎駅
- ■特急(こうや・りんかん)・■快速急行・■急行・■区間急行・■準急
[編集] 大阪市営地下鉄
[編集] 駅構造
| 地下鉄 難波駅 | |
|---|---|
| なんば - Namba | |
| 所在地 | 大阪市中央区難波二丁目・難波三丁目 大阪市浪速区元町一丁目地内 |
| 所属事業者 | 大阪市交通局 |
| 駅構造 | 地下駅 |
| ホーム | 計4面6線 |
| 乗降人員 -統計年度- |
371,053人/日 -2007年- |
| 開業年月日 | 1935年(昭和10年)10月30日 |
| 乗入路線 3路線 | |
| 所属路線 | 御堂筋線 |
| 駅番号 | M20 |
| キロ程 | 10.5km (江坂起点) |
|
◄M19 心斎橋 (0.9km)
(1.2km) 大国町 M21►
|
|
| 所属路線 | 四つ橋線 |
| 駅番号 | Y15 |
| キロ程 | 4.1km (西梅田起点) |
|
◄Y14 四ツ橋 (0.9km)
(1.2km) 大国町 Y16►
|
|
| 所属路線 | 千日前線 |
| 駅番号 | S16 |
| キロ程 | 4.9km (野田阪神起点) |
|
◄S15 桜川 (1.1km)
(0.7km) 日本橋 S17►
|
|
御堂筋線のホームは、2面2線で北行き・南行きの乗り場が別となっている(下図)。島式ホーム(現在の南行き乗り場)は北行き列車へ乗降できないように壁を作っている。これは元々島式1面2線のホームであったのを、乗降客の増加により北行きの線路の外側に2番線ホームを新設し、既存のホームを南行きの1番線専用にしたためである。同様に島式ホームの外側にホームを新設した駅としては、谷町線の南森町駅やJR大阪環状線の天満駅、片町線の京橋駅、JR山手線の渋谷駅や京急本線の横浜駅などがある。
四つ橋線と千日前線のホームは、両方とも島式1面2線となっている。
南海と同様、案内表示・駅名標等は「なんば駅」と平仮名表示に統一されているが、正式表記は切符などに表記されている難波駅である。
[編集] のりば
| 御堂筋線ホーム | |||
| 1 | ■御堂筋線 | 天王寺・あびこ・なかもず方面 | |
|---|---|---|---|
| 2 | ■御堂筋線 | 梅田・新大阪・江坂・千里中央方面 | |
| 四つ橋線ホーム | |||
| 1 | ■四つ橋線 | 住之江公園方面 | |
| 2 | ■四つ橋線 | 肥後橋・西梅田方面 | |
| 千日前線ホーム | |||
| 1 | ■千日前線 | 鶴橋・南巽方面 | |
| 2 | ■千日前線 | 阿波座・野田阪神方面 | |
[編集] 利用状況
1998年の利用状況を以下に示す[1]。
- 御堂筋線 - 乗車人員143,042人、降車人員141,146人(1998年11月10日)
- 四つ橋線 - 乗車人員20,562人、降車人員23,010人(同上)
- 千日前線 - 乗車人員35,544人、降車人員33,585人(同上)
その後の統計では、1998年の3路線計396,889人から、2002年には284,188人へと減少が見られる。また、2007年11月13日に行われた交通調査では、3路線の乗車人員が183,031人、降車人員が188,022人で、乗降人員の合計は371,053人となっている[2]。
[編集] 歴史
- 1935年(昭和10年)10月30日 1号線(現在の御堂筋線)の心斎橋~難波間延伸時に開業。当時は島式1面2線の地下駅。
- 1965年(昭和40年)10月1日 3号線(現在の四つ橋線)の西梅田~大国町間延伸時に、難波元町駅が開業。
- 1970年(昭和45年)3月11日 千日前線の桜川~谷町九丁目間開通に伴い、四つ橋線の難波元町駅を難波駅に統合。
- 1987年(昭和62年)3月15日 御堂筋線難波駅の北行き専用ホームが完成。北行き・南行き乗り場を分離。
[編集] 隣の駅
- ■御堂筋線
- ■四つ橋線
- 四ツ橋駅 (Y14) - 難波駅 (Y15) - 大国町駅 (Y16)
- ■千日前線
- ()内は駅番号を示す。
[編集] 駅周辺
ミナミも参照
駅周辺はミナミの中心をなし、梅田と並ぶ、大阪有数の繁華街を形成している。
- 高島屋大阪店
- なんばCITY
- なんばウォーク
- 大阪シティエアターミナル (OCAT)
- なんばパークス(大阪球場跡地の商業施設)
- ウインズ難波
- 新歌舞伎座
- 大阪松竹座
- でんでんタウン
- NAMBAなんなん(旧「ナンバなんなんタウン」)
- 東宝南街ビル
- ビックカメラなんば店
- なんばグランド花月
- B1角座
- 大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)
- 法善寺
- 大阪府立体育会館
- 四谷学院なんば校
- スイスホテル南海大阪
- なんば高速バスターミナル
- ヤマダ電機LABI1 なんば
- 道具屋筋商店街
- 四海楼本店
|
難波マルイ |
[編集] バス
[編集] 路線バス
大阪市営バスのなんば停留所がある。バスのりばは大きくわけて2つあり、御堂筋南端の高島屋前のりばとなんばバスターミナル(阪神高速高架下の新歌舞伎座裏)の1~5番のりばがある。
- 高島屋前のりば
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
[編集] 高速バス
なんば高速バスターミナル・大阪シティエアターミナル(湊町バスターミナル・OCAT)を参照
[編集] 深夜急行バス
高島屋前のりばから発車する。停留所名は大阪市営バスと同様、なんばである。なお、土休日・ゴールデンウィーク・盆期間中・年末年始は運休となる。
- はんな号:生駒・学園前・奈良方面 白土町 行
[編集] 脚注
- ^ 大阪市営高速鉄道(地下鉄・ニュートラム)駅別乗降人員 1998年11月10日
- ^ 平成19年度 地下鉄・ニュートラム 交通調査の結果について 2007年11月13日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||||||||||||||||||||||

