大野市
おおのし 大野市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(北陸地方) | ||||
都道府県 | 福井県 | ||||
市町村コード | 18205-2 | ||||
法人番号 | 6000020182052 | ||||
面積 |
872.43km2 | ||||
総人口 |
29,099人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||||
人口密度 | 33.4人/km2 | ||||
隣接自治体 |
福井市、勝山市、今立郡池田町 石川県白山市 岐阜県:高山市、郡上市、関市、本巣市、揖斐郡揖斐川町 | ||||
市の木 | ブナ | ||||
市の花 | コブシ | ||||
他のシンボル |
鳥:ウグイス 魚:イトヨ | ||||
大野市役所 | |||||
市長 | 石山志保 | ||||
所在地 |
〒912-8666 福井県大野市天神町1番1号 北緯35度58分47秒 東経136度29分15秒 / 北緯35.97972度 東経136.48750度座標: 北緯35度58分47秒 東経136度29分15秒 / 北緯35.97972度 東経136.48750度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 |
人口は現市域分推計値の合計 大野市の旧境界 (2005年11月7日合併前) 1. 大野市 2. 旧:和泉村 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
福井県内の市町の中では最大の広さを持ち県面積のおよそ5分の1を占める。市街地はかつての城下町の面影を強く残し、越前の小京都として知られる。
春分の日から大晦日の間に七間通で開かれ400年の歴史を持つ七間朝市は、大野の観光名物である。冬季は市全域が特別豪雪地帯に指定されているほどの降雪量があり、九頭竜ダムなど大規模な人工湖も点在するが、その膨大な水量とは裏腹に名水と謳われる市街周辺の湧水や河川伏流水は道路などの消雪のためにも汲み上げられ、水不足が懸念されるといった皮肉な状況となるため、河川表流水を含めた総合的な水利用のあり方を模索している。
地理
東部から南部にかけ両白山地が控える。最高地点は、越前三ノ峰(標高2,095m)で、福井県の最高地点でもあり岐阜・石川3県境付近の尾根は2,000mを超える。
真名川の下流に沿って開ける北西部の大野盆地は海抜200m前後。東部の九頭竜川を含め、秋には深い渓谷が紅葉で色づく。
主な地形
隣接している自治体
以下の9市町に接している。
このうち高山市・関市・白山市とは一般車両が直接通行できる道路がない。また池田町・揖斐川町・本巣市と直接接続している道路は冬季通行止めとなっている。
歴史
天正3年(1575年)、織田信長より一向一揆討伐の命を受けて、金森長近が美濃から大野に進攻。一揆平定後、長近は大野盆地が見渡せる亀山に大野城を、その東麓に城下町を造り始めた。これが現在の大野市街地の起こりである。以後今日まで、大野市は奥越地方の中心地として栄えてきた。山頂にそびえる天守と短冊状に区切られた町並み、中世から近世にかけて築かれた寺院が甍を連ねる寺町通り、城下町誕生のころから続くとされる七間朝市など、400年を超える歴史を彷彿とさせる景観を今も色濃く残していることから、「北陸の小京都」と呼ばれている。
沿革
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 大野郡大野町・下庄町・上庄村・五箇村・阪谷村・富田村・乾側村・小山村が合併して発足。
- 1970年(昭和45年)7月1日 - 大野郡西谷村を編入。
- 2005年(平成17年)11月7日 - 大野郡和泉村を編入。現在の市域となる。同時に大野郡が消滅した。
災害史
- 1888年4月8日、大野市(当時は大野町)で1000棟以上を焼失する大野大火が発生[1]。以後、この日にあわせて消防訓練が毎年行われている。また、2008年には40年ぶりに消防隊のラッパ隊が復活した。
- 1965年9月、台風により活発化した秋雨前線の影響により四〇・九風水害が発生。真名川の堤防決壊、氾濫が多数の箇所で発生し、市内の多くの地域が冠水[2]。真名川の上流域の西谷村が廃村になる契機にもなった。
市町村合併
いわゆる平成の大合併では、2005年11月7日に大野郡和泉村が編入している。和泉地区は市役所本庁舎から南東へ20km以上離れた高地にあることから本庁舎のみでの行政サービスが困難となっているため、旧村役場に支所が設置されたほか、2015年3月31日まで地域審議会が設けられ、市建設計画の変更・執行など同地区に重大な影響のある事項が諮られることになっている。最初は勝山市との2市1村での合併構想が有った。
行政
市長
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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初 | 斉藤重雄 | 1954年8月10日 | 1958年8月9日 | |
2-3 | 森廣治兵衛 | 1958年8月10日 | 1966年8月9日 | |
4-6 | 寺島利鏡 | 1966年8月10日 | 1978年6月3日 | 任期中死去 |
7-8 | 川崎泰彦 | 1978年7月23日 | 1986年7月14日 | |
9-10 | 山内武士 | 1986年7月15日 | 1994年7月6日 | |
11-13 | 天谷光治 | 1994年7月7日 | 2006年7月6日 | |
14-16 | 岡田高大 | 2006年7月7日 | 2018年7月6日 | |
17 | 石山志保 | 2018年7月7日 | 現職 |
※歴代市長[3]
支所
- 大野市和泉支所(朝日16-3-4)
立法
市政
県政
大野市から選出される福井県議会議員の定数は2議席である。現任期の満了日は、2021年(令和3年)6月30日である。
国政
- 衆議院
大野市は、福井市、あわら市、坂井市、勝山市、吉田郡・永平寺町と構成される福井県第1区が選挙区となる。 なお、当選挙区の衆議院選挙比例代表区選出議員については、比例北陸信越ブロックを参照のこと。
- 参議院
大野市は、参議院・北陸信越ブロックに属する。福井県選挙区は参議院一人区の1つ。
司法
- 福井地方裁判所(管轄地:大野市、福井市、あわら市、坂井市、吉田郡・永平寺町、勝山市)
- 福井家庭裁判所(管轄地:大野市、福井市、あわら市、坂井市、吉田郡・永平寺町、勝山市)
- 福井簡易裁判所(管轄地:大野市、福井市、あわら市、坂井市、吉田郡・永平寺町、勝山市)
社会教育
スポーツ施設
- 奥越ふれあい公園
- 大野市エキサイト広場総合体育施設
博物館施設
- 大野市歴史博物館
- COCONOアートプレイス(明治後期建築の古民家を改修したギャラリー)
姉妹都市・提携都市
日本国内
- 提携都市
- 新ひだか町(北海道 日高管内 日高郡)
- 葛巻町(岩手県 岩手郡)
- 1983年6月3日 友好都市提携
- 糸魚川市(新潟県)
- 南あわじ市(兵庫県)
- 古河市(茨城県)
- 1990年 大野市 - 旧古河市間において姉妹都市・災害時における相互応援協定提携
- 2006年1月 大野市 - 現古河市間で改めて提携
- 岩倉市(愛知県)
- その他
海外
- 友好都市
統計
人口
大野市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
産業人口
2005年国勢調査、現市域分の合計
- 第1次産業: 2224人
- 第2次産業: 7096人
- 第3次産業: 1万1185人
平均年齢
- 平均年齢 47.1歳(2005年国勢調査、2005年合併前の市・旧村分を再計算した値)
地域
学校教育
高等学校
中学校
- 大野市立和泉中学校
- 大野市立開成中学校
- 大野市立上庄中学校
- 大野市立尚徳中学校
- 大野市立陽明中学校
小学校
- 大野市和泉小学校(いずみ 旧:朝日小学校)
- 大野市乾側小学校(いぬいかわ)
- 大野市小山小学校(おやま)
- 大野市上庄小学校(かみしょう)
- 大野市阪谷小学校(さかだに)
- 大野市下庄小学校(しもしょう)
- 大野市富田小学校(とみた)
- 大野市有終西小学校(ゆうしゅうにし)―六間通りから大野高校跡地に移転。大野公民館と共に「学びの里 めいりん」(旧称:シビックセンター)となる。
- 大野市有終東小学校(ゆうしゅうひがし)
- 大野市有終南小学校(ゆうしゅうみなみ)
市外局番
大野市の市外局番は全域0779(市内局番は60〜69、77〜89)。市内相互間及び北に隣接する勝山市への通話は市外局番不要。福井市美山地区への通話にも区域内通話料金が適用されていたが、2007年4月1日に07797から0776へ変更し隣接区域通話料金となった。
経済・産業
交通
鉄道路線
- 中心となる駅:越前大野駅
- 隣接市町村への連絡
京福電鉄時代の1974年までは、越前本線(現・えちぜん鉄道勝山永平寺線)が勝山市の勝山駅から京福大野駅まで延びていた。
- 都道府県庁への連絡
- 越前大野駅から越美北線にて約55分の福井駅(福井市)下車
- 広範囲な連絡
バス路線等
- 市内発着の乗合路線事業を行っている事業者
道路
- 市内を走る一般国道自動車専用道路
- 中部縦貫自動車道 - 大野IC、油坂峠出入口
- 市内を走る一般国道
- 国道157号、国道158号、国道476号
- 市内を走る一般国道に市内区間全域で重複する国道
- 国道364号、国道418号
- 市内を走る主要県道
- 福井県道26号大野勝山線
- 福井県道34号松ケ谷宝慶寺大野線
- 市内を走る一般県道
- 岐阜県道・福井県道127号白山中居神社朝日線
- 福井県道170号五条方下荒井線
- 福井県道171号五条方松原出勝山線
- 福井県道172号皿谷大野線
- 福井県道173号上小池勝原線
- 福井県道174号上大納下山線
- 福井県道221号奥越高原線
- 福井県道230号大谷秋生大野線
- 福井県道240号本郷大野線
高速道路はなし。福井市の北陸自動車道福井IC・福井北ICまたは隣県の岐阜県郡上市の東海北陸自動車道白鳥ICが最寄りとなる。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
スキー場
温泉
名水
- 水の郷百選:名水と朝市のまち 越前おおの
著名な出身者
大野藩の人物も参照。
- 竹内均(地球物理学者)
- 福田一(第62代衆議院議長)
- 伊藤之雄(政治学者・歴史学者)
- 田中清一(政治家、実業家、国土開発縦貫自動車道構想)
- 清水国明(タレント・あのねのね)
- 橋本真由美(ブックオフコーポレーション取締役会長、清水国明の実姉)
- 三嶋恒夫(ヤマダ電機代表取締役社長、大塚家具社長兼会長)
- 大徹忠晃(相撲、現年寄湊川)
- 正津英志(元プロ野球選手)
- 山崎朋子(ノンフィクション作家)
- 井ノ部康之(小説家)
- 齊藤一郎(指揮者)
- 斉藤隆史(声優)
- 林歌子(社会事業家)
- 森永大(元北海道歌志内市市長)
- 谷戸礼子(福井放送アナウンサー)
- 野村佳奈子(同上)
- 吉田信(作曲家・歌手)
- 羽生尚代(ファゴット奏者)
- 松谷由美(京都市交響楽団第一ヴァイオリニスト)
- 長谷川満(サッカー選手・奥越FC所属)
- 朝日一成(サッカー選手・サウルコス福井所属)
- 松原祐善(仏教学者)
- 中村悠平(プロ野球選手・東京ヤクルトスワローズ所属)
- 中村辰哉(打撃投手・中村悠平の実弟)
- 斎藤さと美(元重量挙げ選手):大野市生まれ京都府育ち
- 沢井耐三(国文学者)
- 滝波宏文(参議院議員)
- 諸口十九(俳優)
- 藤堂里香(ボートレーサー・藤堂高虎の末裔)
- 田辺容(ミュージカル俳優)
ゆかりのある人物
- 内山七郎右衛門(幕末の大野藩士)- 大野屋をつくり、財政を建て直した。
- 内山隆佐(幕末の大野藩士)- 弟とともに藩政改革につとめる。北海道・樺太を開拓した。
- 土井利忠(幕末の大野藩主)- 藩の改革に取り組んだ。
- 金森長近(戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名)- 織田信長の命により、原政茂とともに大野郡の一向一揆を収束させ、4年の歳月をかけて大野城を築城させた。
- 山崎朋子(ノンフィクション作家)- 13歳の頃、母親の郷里である下庄村に疎開し育つ。
- 江川卓(昭和時代のプロ野球選手)- 母の出生地が大野市(旧大野郡西谷村)[5]。
小説
- 『そろばん武士道』(大島昌宏作):実話を元に、幕末、大野藩を立て直す武士の話。
脚注
- ^ 大野の歴史年表(近代・現代)
- ^ 「福井・岐阜にも豪雨禍 真名川などはんらん」『日本経済新聞』昭和40年9月16日夕刊,7面
- ^ 2014年大野市市勢要覧
- ^ 福井県知事・市町長および議会議員の任期満了一覧. 福井県HP 最終更新日 2020年10月17日
- ^ 9月28日放送! NHK「ファミリーヒストリー」 福井県大野市