齊藤一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

齊藤 一郎(さいとう いちろう、1969年 - )は、日本クラシック音楽指揮者[1]

セントラル愛知交響楽団首席客演指揮者を務める(2014年4月から)[1]

来歴・人物[編集]

千葉県木更津市に生まれ、3歳の時に父の故郷である福井県大野市に移住してそこで育った[1][2]福井県立大野高等学校を経て東京学芸大学に進学し、1992年に卒業した[2]。その後東京芸術大学に進み、1998年に同大学音楽学部指揮科を卒業した[1][2]

伊藤栄一遠藤雅古岩城宏之若杉弘湯浅勇治佐渡裕パブレ・デシュパイクロアチア語版レオポルト・ハーガーエルヴィン・アチェルから指揮の指導を受けた[1]

東京芸術大学在学中に安宅賞を受賞した[1][2]。同じく在学中の1997年に大阪センチュリー交響楽団(現・日本センチュリー交響楽団)で指揮者としてデビューする[1][2]

東京芸大卒業後の1998年より文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーン大学などで学んだ[1][2]。帰国後、2000年より2004年までNHK交響楽団アシスタントコンダクターを務め、ヴォルフガング・サヴァリッシュヘルベルト・ブロムシュテットエフゲニー・スヴェトラーノフらとも接した[1]。この間、2002年に同交響楽団で初めて指揮を執っている[1]。2003年には関西フィルハーモニー管弦楽団定期公演に初参加した[1]

2005年にはスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の定期に客演[2]同楽団の来日公演を指揮する。2008年、ピアソラのオラトリオ《若き民衆》日本初演を指揮(主催:東京オペラシティ文化財団)した。[要出典]

2009年にセントラル愛知交響楽団常任指揮者となり、既述の通り2014年に首席客演指揮者に変わった[1]。一方、2014年から2019年まで京都フィルハーモニー室内合奏団音楽監督を務めた[1]

2023年2月より、スリーシェルズとマネジメント契約を結んでいる[3]

文筆活動として「NHK俳句」にゲスト出演し、月刊「なごや」にエッセイ「コンダクター齊藤の誌上の音楽会」を連載している[要出典]

また、2015年8月17日に、出身地である大野市から「越前おおのブランド大使」に委嘱された(委嘱者としては5人目[4][2]

賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 齊藤一郎 - スリーシェルズ(2023年6月9日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g h 齊藤一郎さん - 大野市(越前おおのブランド大使紹介)2023年6月9日閲覧。
  3. ^ 指揮者 齊藤一郎のマネジメント契約開始のお知らせ - スリーシェルズ(2023年2月8日)2023年6月9日閲覧。
  4. ^ 越前おおのブランド大使を紹介します - 大野市