いつかのメリークリスマス
「いつかのメリークリスマス」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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B'zの楽曲 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
収録アルバム | 『FRIENDS』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | 1992年12月9日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | J-POP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | 5分37秒 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | BMGルームス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | 稲葉浩志 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作曲者 | 松本孝弘 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | 松本孝弘 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他収録アルバム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後述を参照
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チャート順位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「いつかのメリークリスマス」は、日本の音楽ユニット・B'zの楽曲。
概要
最初にリリースされた音源は、1992年12月9日にリリースされたミニ・アルバム『FRIENDS』に収録されているものである。シングルカットはされておらず、悲恋の曲であるもののクリスマスソングの定番となり、B'zの中でも人気のある楽曲のひとつである。B'zのベスト・アルバムには高い頻度で収録されており、それに伴い後述のような多くのバージョンが製作されている。
この曲についてメンバーの松本は、「数あるB'zのバラードの中でもメロディと歌詞のバランスが良く、特に気に入っている1曲」[2]と語り、また稲葉は「『FRIENDS』というコンセプトアルバムの中の曲という事で、ストーリーにとても気を付けて作詞した」[2]「これほどまでに皆さんに愛される曲になるとは想像できなかった」とコメントしている。また、2021年のインタビューで稲葉はこの曲を歌いこなすことについてずっと苦手意識を持っており、現在はスッと歌えていると語っている[3]。
人気
B'zのベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日発売)の収録曲を決める際のファン投票では6位にランクインし収録されたほか[4]、TBS系『COUNT DOWN TV』の「クリスマスに聴きたい歌」アンケートでは、1997年から2006年まで9年連続1位を獲得(2007年は2位、2011年は2位)。テレビ朝日系『ミュージックステーション』のリクエストランキングでも頻繁に登場し、自身の好きな楽曲のひとつにこの曲を挙げるアーティストもいる。テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』の「クリスマスソング・セレクション」では、「発表以来長く愛されているクリスマス・ナンバー」「クリスマスの定番曲となった屈指のバラード」として選出された。
カラオケでも人気があり、第一興商調べによる「クリスマスソングの歴代カラオケリクエスト数ランキング」(集計対象期間:1994年1月〜2012年12月15日)では、本楽曲が1位となった[5]。番組内では、「幅広い世代の男女に人気がある」「クリスマスシーズンに限らず歌われている」と解説された。
2011年には後述のタイアップもあって、レコチョク調べによる「着うたフル総合ランキング」[6]11月29日付(89位)で初登場。その後、同12月6日付 (30位)、同12月13日付 (11位)[7]と順位を上げてゆき、同12月20日付 (8位)[8]において、楽曲の発表から20年目にして初のTOP10入りとなった。現在もクリスマスシーズンになると、iTunes StoreなどのPC配信で再浮上する現象をみせている。
日本レコード協会より2011年1月に着うたでゴールド認定[9]、2012年1月に着うたフルでプラチナ認定を受けた[10]。
フェイス・ワンダワークスが2015年に発表したGIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において15位にランクインされた[11]。
参加ミュージシャン
タイアップ
バージョン違い
- いつかのメリークリスマス
- 編曲:松本孝弘・明石昌夫
- 通常バージョン。
- いつかのメリークリスマス (Reprise)
- ピアノによるインストゥルメンタル。
- いつかのメリークリスマス (TV STYLE)
- 通常バージョンからボーカルを抜いた、いわゆるオフボーカルバージョン。
- いつかのメリークリスマス (『The Ballads 〜Love & B'z〜』のボーナス・トラック)
- 原曲より打ち込みの音が多く、ドラムも打ち込みドラムに変えられ、ポップなものに仕上がっている。イントロのオルゴールがカットされ、打ち込みとアコースティック・ギターが主体のイントロになっており、ボーカルが再録されている。打ち込み音はイントロからサビ、アウトロまで終始流れ続けている。正式タイトルは公表されていないため不明。
- いつかのメリークリスマス
- TBS系『恋するハニカミ!』にて2004年10月15日よりO.A.された、番組用にリミックスしたバージョン。アレンジは通常バージョンと大きく変更はないが、ボーカルの再録などがなされている。2004年11月6日から12月25日までBEING GIZA STUDIO内にて期間限定で配信されたが、未だCD化はされていない。
- いつかのメリークリスマス アンプラグド ver.
- TBS系『恋するハニカミ!』2004年12月3日よりO.A.された、番組用にリミックスしたバージョン。2004年12月4日よりBEING GIZA STUDIO内にて期間限定で配信された。後に再アレンジされ、いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜として音源化された。
- いつかのメリークリスマス 〜「恋するハニカミ!」バージョン〜
- 編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
- 「いつかのメリークリスマス アンプラグド ver.」を再アレンジして収録された楽曲。ドラムの音を排除し、鈴の音とバックコーラスを追加した。通常バージョンより大人しめのアレンジになっている。
- このバージョンの着うたフルで、日本レコード協会より2011年1月度にダブル・プラチナ認定を受けた[9]。
- いつかのメリークリスマス (『House Of Strings』)
- 松本によるギターを主旋律にし、ヴァイオリン(第一ヴァイオリン 6名、第二ヴァイオリン 4名)、フルート、ピッコロ、オーボエ、クラリネット、チェロ、ヴィオラ、ハープ、ピアノ、コントラバス、ティンパニー、ロールドラムという管弦楽団の編成によるインストゥルメンタル。
- 松本のアルバム『Strings Of My Soul』(初回限定盤)の特典DVDに同曲のミュージック・ビデオが収録されており、歌詞の内容を踏まえたとおぼしき古びた椅子が登場する。
- いつかのメリークリスマス 〜FRIENDS III edit〜
- ミニ・アルバム『FRIENDS III』の初回限定盤に付属しているDVDにミュージック・ビデオとして収録。収録に伴い新たにレコーディングされた[12]。
演奏披露
CM
2011年放送のペプシコーラのCMで、サビの一部分のみではあるがB'zメンバーが「いつかのメリークリスマス」を演奏しているシーンが採用されている。
CMの撮影の時はメンバーは本楽曲を実際に演奏したが、CMで使用されたものはオリジナルの音源である。
テレビ番組
音楽番組での演奏は以下の4回である。
- 1994年12月2日 - テレビ朝日系『ミュージックステーション』
- 2002年12月18日 - 日本テレビ系『1億3000万人が選ぶ!ベストアーティスト2002』
- 2005年12月23日 - テレビ朝日系『ミュージックステーションスーパーライブ』
- 2017年12月25日 - TBS系『CDTVスペシャル! クリスマス音楽祭2017』
- サポートメンバー ドラム:シェーン・ガラース ベース:バリー・スパークス
- この時のみイントロのオルゴールはカットされていなかったが、CD音源とは異なるオルゴール音が流されていた。
- 2002年の演奏時と同様に、アウトロはCD音源のフェードアウトの部分も演奏した。
- 「Still Alive」と共に演奏された[15]。
ライブ
B'zのライブツアーはクリスマスシーズンに行われることが少ないため、ライブではあまり演奏されない。過去に演奏された公演ではThe 9th Bluesツアー(1994年)、BIG MACHINEツアー(2003年)、C'monツアー(2011年)、LIVE DINOSAURツアー(2017年)のそれぞれクリスマスシーズンでのみ演奏されている。B'zの映像作品には『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』において初収録された[16]。
演奏披露された公演は以下の通りである。
- B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"
- 1994年12月24日 (月寒グリーンドーム)
- SECRET GIG "Merry Xmas メリーさんの羊が一匹・聖しこの夜"
- 1994年12月25日 (札幌ペニーレーン24)
- B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"
- B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-
- 2011年12月4日 (福岡Yahoo!JAPANドーム)
- 2011年12月10,11日 (ナゴヤドーム)
- 2011年12月15,17,18日 (京セラドーム大阪)
- 2011年12月22,24,25日 (東京ドーム)
- B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"
- 2017年12月14,16,17日 (北海道立総合体育センター 北海きたえーる)
- 2017年12月23,24日 (福岡ヤフオク!ドーム)
- B'z presents LIVE FRIENDS
- 2021年11月16,17日(東京ガーデンシアター)
収録アルバム
『FRIENDS』 (1992年12月9日)
- 2曲目に通常バージョン、8曲目にいつかのメリークリスマス (Reprise)を収録。
『B'z TV STYLE II Songless Version』 (1995年12月20日)
- 15曲目にいつかのメリークリスマス (TV STYLE)を収録。
『B'z The Best "Treasure"』(1998年9月20日)
- 13曲目にリマスタリングされた通常バージョンを収録。収録曲を決める際のファン投票で6位に選ばれ収録となった。
『The Ballads 〜Love & B'z〜』(2002年12月11日)
- 1曲目に通常バージョン、最終トラックの「SNOW」終了後、数秒間の間をおいて別アレンジバージョンを収録。
『House Of Strings』(2004年11月24日)
- 松本孝弘のソロ作品『House Of Strings』の2曲目に、松本と東京都交響楽団とのコラボレーションによるいつかのメリークリスマスのインストゥルメンタルを収録。
『B'z The Best "Pleasure II"』(2005年11月30日)
『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』(2008年6月18日)
- 7曲目にリマスタリングされた通常バージョンを収録。
他アーティストによるカバー
公式にリリースされている音源では、以下のアルバムに収録されている。
- LUVandSOUL - 『LUVandCHRISTMAS』(1998年11月1日)
- 扇谷研人 - 『エモーショナル・ピアノ~クリスマスの想い出』(2020年12月16日)
- INSPi - 『A Cappella X'mas』 (2008年11月28日)
- エリック・マーティン (MR. BIG) - 『MR.VOCALIST X'MAS』(2009年11月11日)『Mr.vocalist Best』(2011年4月6日)[17]
- 西脇睦宏 - 『BELL SOUND for X'mas Vol.1』(2012年11月14日)
- わたなべゆう - 『This cover』(2010年05月19日)
また、テレビやラジオ番組では、aiko、安室奈美恵、Gackt、浜崎あゆみ[18]、矢口真里、吉岡聖恵 (いきものがかり)、TAKAHIRO (EXILE)、伴都美子 (Do As Infinity)、鬼龍院翔 (ゴールデンボンバー)、寺崎裕香、川畑要、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE[19]など。
ライブでは、元第3期WANDSの松元治郎 (旧:和久二郎)[20]、平井堅[21]、奥華子、MAY'S[22]、Daisy×Daisy[23]、パク・ジョンミン[24]、UVERworld[25]などがこの曲をカバーしたことがある。
脚注
出典
- ^ “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2012年1月2日). 2020年7月13日閲覧。
- ^ a b 『be with!』第56巻、B'z Party、2002年12月。
- ^ 稲葉浩志 (13 December 2021). "「ロックごっこ」の延長を、まだずっとやってるだけーー走り続けて33年、稲葉浩志が語るB'z、そしてコロナ禍の葛藤" (Interview). Interviewed by Akimasa Munekata. ヤフー株式会社. 2021年12月17日閲覧。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、237頁。
- ^ “ヒルナンデス!公式サイト 2012年12月24日放送内容”. 日本テレビ 2012年12月24日閲覧。
- ^ “一般社団法人 日本レコード協会|各種情報 (レコ協チャート「着うたフル(R)」)”. 日本レコード協会. (2011年12月20日). オリジナルの2011年12月6日時点におけるアーカイブ。 2011年12月22日閲覧。
- ^ “12/13付「着うたフル」レコ協チャートを公表”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2011年12月16日) 2011年12月22日閲覧。
- ^ “12/20付「着うたフル」レコ協チャートを公表”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2011年12月22日) 2011年12月22日閲覧。
- ^ a b 「GOLD DISC 2011年1月度」『The Record』第616号、日本レコード協会、2011年3月、14頁。
- ^ 「GOLD DISC 2012年1月度」『The Record』第628号、日本レコード協会、2012年3月、14頁。
- ^ “スマホ時代に着信メロディ復活元年 GIGAエンタメロディ「着信メロディ15年間ランキング」発表 歴代No.1アーティストはEXILE”. PR TIMES (株式会社 PR TIMES). (2015年1月20日) 2021年10月28日閲覧。
- ^ “B'z新作「FRIENDS III」初回盤DVDに「いつかのメリークリスマス」撮り下ろしMV収録”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年10月22日) 2021年10月28日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “『CDTVスペシャル! クリスマス音楽祭2017』出演者&歌唱曲第1弾発表 B'z、平井堅ら6組”. リアルサウンド. (2017年12月11日) 2019年9月23日閲覧。
- ^ “B’z、「いつかのメリークリスマス」初収録「B’z LIVE-GYM 2011 -C’mon-」映像化”. モデルプレス (株式会社ネットネイティブ). (2012年4月23日) 2021年11月21日閲覧。
- ^ “エリック・マーティン、『MR. VOCALIST X'MAS』の聴きどころ”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年11月8日) 2019年9月23日閲覧。
- ^ “浜崎あゆみから「最高のクリスマスプレゼント」 無観客YouTube配信で見せた「復活の糸口」”. J-CAST ニュース (株式会社ジェイ・キャスト). (2020年12月25日) 2021年3月7日閲覧。
- ^ “「2019 FNS歌謡祭」東方神起は「Guilty」で22:00以降に出演!第2夜タイムテーブル発表”. K-PLAZA. (2019年12月11日) 2019年12月25日閲覧。
- ^ 安保一生 [@Issei_Ambo] (2012年12月4日). "セットリスト。見れるかな??". X(旧Twitter)より2019年9月23日閲覧。
- ^ “【ライヴレポート】平井堅、クリスマス・イヴに15周年ツアーのファイナル公演を開催「こんなに喜びを感じるものはありません」”
- ^ “MAY'S クリスマスライブでGLAYやB'zなどカバー、秘蔵楽曲も”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2012年12月26日) 2019年9月23日閲覧。
- ^ 集会のお話(・∀・)その1(2009年12月27日) - デイジーデイジーMiKAオフィシャルブログ Powered by Ameba . 2019年9月23日閲覧
- ^ “【公演レポ】パク・ジョンミン(SS501)、幻想的なチャペルでのクリスマスコンサートでクリスマスソングをファンと大合唱&未発表曲も初披露”. wowKorea (エイアイエスイー株式会社). (2018年1月9日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ “「今日は、俺のすべてぶつけていいんだよなあーっ!?」UVERworld、TAKUYA∞生誕祭ライヴをレポート!”. rockinon.com (株式会社ロッキング・オン・グループ). (2015年12月24日) 2021年8月23日閲覧。