1973年のNFL

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1973年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1973年9月16日 - 1973年12月16日
プレイオフ
開幕日 1973年12月22日
AFC優勝 マイアミ・ドルフィンズ
NFC優勝 ミネソタ・バイキングス
第8回スーパーボウル
開催日 1974年1月13日
開催都市 テキサス州ヒューストン
スタジアム ライス・スタジアム
チャンピオン マイアミ・ドルフィンズ
プロボウル
開催日 1974年1月20日
開催都市 ミズーリ州カンザスシティ
スタジアム アローヘッド・スタジアム
NFLシーズン
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1973年のNFL1973年9月16日NFL54 回目のレギュラーシーズンが開幕し、1974年1月13日テキサス州ヒューストンで開催された第8回スーパーボウルを経て、1月20日ミズーリ州カンザスシティでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。

ドラフト

1973年1月30-31日にドラフトが行われ、17巡442名が指名された。全体1位ジョン・マツザックヒューストン・オイラーズに指名された。

ルール変更

  • ポジションごとの背番号が制定された(1972年シーズンに付けていた番号は継続して付けることが認められた)。
    • 1–19: クォーターバック、スペシャリスト
    • 20–49: ランニングバック、ディフェンシブバック
    • 50–59: センター、ラインバッカー
    • 60–79: ディフェンシブライン、センターを除くオフェンシブライン
    • 80–89: ワイドレシーバー、タイトエンド
0番、00番、90番台の背番号は認められなくなった。[1]
  • キックをブロックする際に、守備選手が味方選手の上で立ったり、ジャンプしたりすることが禁止された。
  • 攻撃権が入れ替わる時に今までは主審の合図(レディ・フォー・プレイ)で計時が再開されていたが、スナップ時に再開されるように変更された。
  • ピリオド終了時のプレイで攻撃側チームが反則を犯し、同時に攻撃権が入れ替わった場合、ピリオドを延長し、もう一方のチームに1プレーだけ認められるようになった。
  • レシービングチームが反則を犯した場合、反則の発生がキック後である時は、攻撃権はレシービングチームに移ることになった。

日程

各チーム14試合の対戦相手は、以下のように組まれた。4チーム所属地区の各チームは5チーム所属地区のチームとの対戦を原則2試合行ったが、4チーム所属地区から見て、16試合(2試合×8チーム)が必要であるのに対して、5チーム所属地区から見ると、15試合(3試合×5チーム)しか組めないため、各カンファレンスで1試合足りなくなった。そのため、1試合足りないチーム同士の他カンファレンス対決を1試合増やした。。このシーズンでは、ベアーズとブロンコスがこのチームに該当する。

  • 西・中地区(ベアーズ、ブロンコス除く)
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区
  • 西地区 vs. 中地区(3試合)
  • vs. 東地区(2試合)
    • 他カンファレンス(3試合)
  • ベアーズ、ブロンコス
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区
  • 西地区 vs. 中地区(3試合)
  • vs. 東地区(1試合)
    • 他カンファレンス(3試合)
    • ベアーズ vs. ブロンコス(1試合)
  • 東地区
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(3試合)
    • 他カンファレンス(3試合)

レギュラーシーズン順位表

  • 背景色が緑のチームはプレイオフ進出チーム
  • yは地区優勝、xはワイルドカード。
AFC東地区
チーム 勝率 得点 失点
y-マイアミ・ドルフィンズ 12 2 0 .857 343 150
バッファロー・ビルズ 9 5 0 .643 259 230
ニューイングランド・ペイトリオッツ 5 9 0 .357 258 300
ニューヨーク・ジェッツ 4 10 0 .286 240 306
ボルチモア・コルツ 4 10 0 .286 226 341
AFC中地区
チーム 勝率 得点 失点
y-シンシナティ・ベンガルズ 10 4 0 .714 286 231
x-ピッツバーグ・スティーラーズ 10 4 0 .714 347 210
クリーブランド・ブラウンズ 7 5 2 .571 234 255
ヒューストン・オイラーズ 1 13 0 .071 199 447
AFC西地区
チーム 勝率 得点 失点
y-オークランド・レイダース 9 4 1 .679 292 175
カンザスシティ・チーフス 7 5 2 .571 231 192
デンバー・ブロンコス 7 5 2 .571 354 296
サンディエゴ・チャージャーズ 2 11 1 .179 188 386
NFC東地区
チーム 勝率 得点 失点
y-ダラス・カウボーイズ 10 4 0 .714 382 203
x-ワシントン・レッドスキンズ 10 4 0 .714 325 198
フィラデルフィア・イーグルス 5 8 1 .393 310 393
セントルイス・カージナルス 4 9 1 .321 286 365
ニューヨーク・ジャイアンツ 2 11 1 .179 226 362
NFC中地区
チーム 勝率 得点 失点
y-ミネソタ・バイキングス 12 2 0 .857 296 168
デトロイト・ライオンズ 6 7 1 .464 271 247
グリーンベイ・パッカーズ 5 7 2 .429 202 259
シカゴ・ベアーズ 3 11 0 .214 195 334
NFC西地区
チーム 勝率 得点 失点
y-ロサンゼルス・ラムズ 12 2 0 .857 388 178
アトランタ・ファルコンズ 9 5 0 .643 318 224
サンフランシスコ・49ers 5 9 0 .357 262 319
ニューオーリンズ・セインツ 5 9 0 .357 163 312

プレイオフ

トーナメント表

                       
ディヴィジョナルプレイオフ
    12月22日
メトロポリタン・スタジアム
       
NFCチャンピオンシップ
 レッドスキンズ  20
    12月30日
テキサス・スタジアム
 バイキングス  27  
 バイキングス  27
12月23日
テキサス・スタジアム
     カウボーイズ  10   第8回スーパーボウル
 ラムズ  16
    1月13日
ライス・スタジアム
 カウボーイズ  27  
 バイキングス  7
12月22日
オークランド・コロシアム
AFCチャンピオンシップ    ドルフィンズ  24
 スティーラーズ  14
    12月30日
マイアミ・オレンジボウル
 レイダース  33  
 レイダース  10
12月23日
マイアミ・オレンジボウル
     ドルフィンズ  27  
 ベンガルズ  16
   
 ドルフィンズ  34  
  • 同地区のチームが対戦しないように、ディヴィジョナルプレイオフの試合は組まれている。
  • いずれのホームで開催するかについては現行のシード順ではなく、毎年のローテーションで決定されていた。
  • 対戦カードといずれのホームで試合を行うかはレギュラーシーズンの成績によるものではなく、
    毎年のローテーションであらかじめ決められている。

受賞者

受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP ラリー・ゾンカ RB マイアミ・ドルフィンズ
MVP O・J・シンプソン RB バッファロー・ビルズ
最優秀攻撃選手 O・J・シンプソン RB バッファロー・ビルズ
最優秀守備選手 ディック・アンダーソン S マイアミ・ドルフィンズ
最優秀コーチ チャック・ノックス HC ロサンゼルス・ラムズ
最優秀新人攻撃選手 チャック・フォアマン RB ミネソタ・バイキングス
最優秀新人守備選手 ウォリー・チャンバース DT シカゴ・ベアーズ

脚注

  1. ^ 90番台については1984年にディフェンシブラインとラインバッカーに対して認められるようになった。