羽後町

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羽後町
うごまち
日章旗 日本
地方 東北地方
都道府県 秋田県
雄勝郡
団体コード 05463-1
面積 230.75km²
総人口 17,196
推計人口、2009年5月1日)
人口密度 74.5人/km²
隣接自治体 秋田県
湯沢市由利本荘市横手市
町の木
町の花 福寿草
町の鳥 うぐいす
羽後町役場
所在地 〒012-1131 秋田県
雄勝郡羽後町西馬音内字中野177
電話番号 0183-62-2111
外部リンク 羽後町の公式サイト

羽後町位置図(秋田県)

:市 / :町・村
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羽後町(うごまち)は秋田県の南部に位置するである。町長は大江尚征。キャッチフレーズは「緑と踊りと雪の町」。

目次

[編集] 町勢

  • 周囲を山に囲まれ、古くは小野寺氏の城下町として発展した。
  • 県内屈指の豪雪地帯であり、山間部の積雪量は2メートルを超えることもしばしばである。
  • 主要産業は農業で、あきたこまちの生産量が多い。黒毛和牛に代表される畜産も盛んである。
  • 県南でも最大の観客動員数を誇る「西馬音内の盆踊」は全国的に有名である。
  • 役場の2つの労働組合を中心とした「政争の町」としても知られる。町長選挙では大抵2人の候補が立ち、接戦となる。

[編集] 町のシンボル

  • 町の花は福寿草。1989年平成元年)制定。
  • 町の木は梅。1967年昭和42年)制定。
  • 町の鳥はうぐいす。1989年(平成元年)制定。

[編集] 地理

[編集] 歴史

  • 1955年昭和30年)4月1日 - 西馬音内町三輪村新成村明治村(大沢以外の地区)・元西馬音内村田代村仙道村の1町6村が合併して誕生。
  • 1957年(昭和32年) - 町広報誌「うご広報」第1号を刊行。
  • 1958年(昭和33年) - 秋田県立羽後高等学校を創設。羽後町立図書館の開設。
  • 1967年(昭和42年) - 町の木が「梅」に決まる。
  • 1968年(昭和43年) - 町内初の誘致企業である(株)秋田指月が操業を開始。
  • 1969年(昭和44年) - 五輪坂スキー場完成。羽後町民歌の制定。
  • 1970年(昭和45年) - 西馬音内「二万石橋」開通。
  • 1971年(昭和46年) - 西馬音内の盆踊が秋田県無形民俗文化財に指定される。
  • 1972年(昭和47年) - 羽後町立羽後中学校が発足。
  • 1973年(昭和48年) - 鈴木家住宅が重要文化財に指定される。唯一の鉄道路線だった羽後交通雄勝線が全面廃止され、バス転換。
  • 1979年(昭和54年) - 特別養護老人ホーム・松喬苑が完成。皇太子(現・今上天皇)夫妻が来町、視察。町民憲章を制定。羽後トンネルが開通。
  • 1981年(昭和56年) - 西馬音内の盆踊重要無形民俗文化財に指定される。羽後町コミュニティーセンター完成。
  • 1985年(昭和60年) - 第1回うご牛まつりを開催。
  • 1986年(昭和61年) - 羽後町活性化センター完成。第1回雪とぴあ七曲を開催。
  • 1988年(昭和63年) - 羽後町役場新庁舎落成。田代地区の青年部が都心で「嫁来いパレード」を行う。
  • 1989年(平成元年) - 町のキャッチフレーズを「緑と踊りと雪の町」に。町の花は「福寿草」(ふくじゅそう)、町の鳥は「うぐいす」に決まる。
  • 1991年(平成3年) - 町内に残る酒の唯一の醸造元であった「若返り」が廃業。
  • 1992年(平成4年) - 田代・仙道・軽井沢の3中学校が統合し、高瀬中学校が開校。
  • 1994年(平成6年) - 民話伝承館「むかしがたり館」が開館。鈴木家住宅の土蔵と敷地が重要文化財に追加指定。
  • 1996年(平成8年) - 羽後病院を改築、新築落成。
  • 1997年(平成9年) - 五輪坂スポーツガーデンが完成。テレビ朝日の『ニュースステーション』で西馬音内盆踊りが中継され、翌年から観光客が増加。
  • 1998年(平成10年) - 五輪坂温泉「としとらんど」オープン。
  • 2002年(平成14年) - 西馬音内小学校田沢分校閉校。
  • 2003年(平成15年) - 西馬音内盆踊保存会がサントリー地域文化賞を受賞。
  • 2004年(平成16年) - 平成の大合併において、県内でいち早く合併しないことを宣言。
  • 2005年(平成17年) - 「西馬音内盆踊り会館」開館。町立図書館を町中心部に移転。
  • 2006年(平成18年) - 町制施行50周年記念誌として「羽後町の地域誌」7冊が刊行される。防災行政無線スタート。特別養護老人ホーム「たかせ」完成。
  • 2007年(平成19年) - 秋田わか杉国体ホッケー競技の会場となる。第1回かがり火天国開催。本町通り商店街の電線地中化工事完了。
  • 2008年(平成20年) - 新成小学校・明治小学校が統合し、羽後明成小学校が開校。

[編集] 地域

[編集] 人口

羽後町と全国の年齢別人口分布図(比較) 羽後町の年齢・男女別人口分布図
紫色は羽後町
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 21,399人
1985年 21,248人
1990年 20,906人
1995年 20,307人
2000年 19,485人
2005年 18,267人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

[編集] 教育

[編集] 高等学校

[編集] 中学校

[編集] 小学校

[編集] 商業

マックスバリュ西馬音内店、ホーマック羽後店、パチンコ夢屋を中心にした郊外型ショッピングセンター。出店の際は地元商店街から反対運動が起こった。
お盆の時期3日間は西馬音内の盆踊の会場になる。地元資本のスーパー・バザールを中心に書店、雑貨店などが立ち並ぶ。昔ながらの古い町家が多い。
  • 北都銀行西馬音内支店(旧・羽後店。旧あけぼの店は西馬音内東支店という名称であったが、統合されて現存しない)
  • 秋田銀行西馬音内支店
  • 弥助そば

西馬音内本町通り商店街では江戸時代からの伝統があると言われる朝市が定期的に開かれ、賑わいを見せている。中心市街地空洞化が進んでいることは否定できないものの、不思議なことにシャッター通りと化してはいない。

町内の狭いエリアに飲食店、居酒屋、パブが点在する。なかでも蕎麦屋は多く、ガイドマップなどでも「西馬音内そば」として取り上げられている。「弥助そば」はその代表格である。

[編集] 郵便局

[編集] 市町村合併への対応

佐藤正一郎町長の時代に湯沢市雄勝町などとともに雄勝郡内を巻き込んだ合併の話があったが羽後町は県内でいち早く合併に加わらないことを決断し議会もそれを承認したことが注目された。による地方の切捨てに反発すると同時に、湯沢市が背負う莫大な負債を負担することに対する危惧と町内の伝統文化の衰退を懸念したことによるものだった。また、役場の労働組合の反発もあったと言われている。現在の大江尚征町長は佐藤の意思を受け継ぎ役場職員の採用を行わないなどの徹底的な財政再建策を打ち出しており、独立の道を歩むことを模索している。そのため、財政状態は県内の自治体のなかでも非常に良いことで知られている。

[編集] 企業

羽後町にはJAが2つある。農協合併での混乱と内輪もめによるもの。このことが、町の農業振興の上での障壁になっていることは否めない。

  • JAうご - 新成、明治、元西エリアを管轄。
  • JAこまち - 田代、仙道、西馬音内、三輪エリアを管轄。

[編集] 公共施設

  • 羽後町立羽後病院
  • 羽後町立図書館
  • 羽後町立体育館
  • 西馬音内盆踊り会館 - 中心街にある。盆踊りの衣装の展示のほか、小規模のイベントが行えるホールが併設されている。2008年(平成20年)3月6日発売の週刊文春道路特定財源の一部が使われている「まちづくり交付金事業」を利用し建設されたと報道された。
  • コミュニティーセンター
  • 活性化センター
  • 五輪坂温泉「としとらんど」
  • 町立歴史民俗資料館 - 竹下登内閣のふるさと創生事業の一環で建設された。

現存していないが羽後病院の旧病棟(1948年(昭和23年)完成)は建築家・白井晟一が初めて設計した公共建築であり、秋田で手がけた初めての仕事であった。現在の病院は3代目である。

[編集] 交通

[編集] 道路

[編集] 鉄道・バス路線

JR湯沢駅の3番ホームから雄勝線の線路が出ていた。西馬音内駅は羽後病院そば、現在のAコープ跡地にあった。現在は線路はすべて撤去されており往時を偲ぶことはできないが、梺駅跡にプラットホームと電車が1台保存されているほか客車3両が博物館明治村愛知県犬山市)に運ばれて現存している。村内を走る蒸気機関車客車として活躍中である。

現在は湯沢駅前から羽後交通のバス路線が走っているが、1~2時間に1本の間隔の運転と少々不便である。町内への訪問はタクシーかレンタカーの方が便利。

[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・文化財

羽後町には古くからの伝統行事が多いだけでなく近年になってからも数多くのイベントが企画されるなど、町民を中心にしたお祭りが盛んである。かがり美少女イラストコンテスト(かがり火天国)のような斬新なイベントも多い。また県内でも有数の文化財を残す町として知られ、文化財保存の実績は県内でも極めて高い。建築物伝統芸能が数多く残されているのが特徴である。

三輪神社は本殿(室町時代)境内社須賀神社本殿(桃山時代江戸時代初期)の他にも、鐘楼や境内社八幡神社が江戸時代の建造物である。

鈴木家住宅は県内で最も古い部類に属する中門造りの民家である。大正時代に建てられた土蔵重要文化財に追加指定された。また、周辺地域にも茅葺の古民家が多数現存する。いずれも、近世以前の古建築が少ない県内では希少な遺構である。

西馬音内の盆踊は毎年10万人以上の観光客が訪れることで知られる。開催時期にはJR湯沢駅まで臨時列車が運行されるほどである。この踊りを一躍有名にしたのが『ニュースステーション』の生中継で、全国的に知られるようになり観光客が急増した。そのため、観客と踊り手の場所の確保が困難になるなど新たな問題も浮上している。

[編集] 民俗芸能・イベント

[編集] 建造物

  • 三輪神社本殿・境内社須賀神社本殿 - 国の重要文化財
  • 三輪神社鐘楼・境内社八幡神社本殿 - 町指定有形文化財。
  • 鈴木家住宅 - 主屋と土蔵が国の重要文化財。
  • 黒澤家住宅 - 秋田県指定有形文化財。西馬音内の盆踊が催される本町通り商店街の一角にある。
  • 阿部家住宅 - 登録文化財
  • 旧長谷山邸 - 明治初期に竣工した豪農の屋敷で、母屋が3階建てである。
  • 地蔵院鐘楼門 - 町指定有形文化財。
  • 西蔵寺山門 - 町指定有形文化財。
  • 旧対川荘・庭園 - カフェレストランに改装、活用されている。
  • 御嶽神社
  • あぐりこ神社 - 商売繁盛の神様として著名。

[編集] 工芸品・歴史資料

  • 太刀 銘・正恒 - 個人所有の刀剣。国の重要文化財。
  • 信淵神社・信淵文庫 - 町を代表する偉人である佐藤信淵を祀った神社と著作物を収蔵する文庫がある。信淵の自筆本は秋田県指定有形文化財。

[編集] 茅葺き屋根の民家

羽後町は茅葺き屋根の古民家が秋田県内で最も多く残されている町として知られている。その数は100棟以上になり、鈴木家住宅のように重要文化財の指定を受けているものもある。現在も生活の場となっているものがほとんどで、グリーンツーリズムの広がりとともにその価値が見直されてきている。観光地として整備されるまでにはいたっていないがテレビ番組『田舎に泊まろう!』で榎木孝明が町内の阿部家に宿泊するなど、メディアで取り上げられることも増えてきている。

[編集] 美少女イラストと羽後町

羽後町では美少女イラストを用いたイベントや商品が次々に生まれ、話題となっている。地元出身の男性が中学時代より地元の学習塾でイラストを描いており、近年になって真木ちとせなどのイラストレーターを起用したチラシの作成を行っていたことで一連の企画に結びついたという。町が事業として取り組んでいるものではないが、地域興しの観点からも注目を集めている。

  • 書店ミケーネの2階にある学習塾ガロアでは、数年前から小鳥遊つばさや真木がイラストを手がけたチラシが発行され、密かな話題になっていた。これが一連の企画の出発点である。
  • 2007年(平成19年)7月7日、商店街の祭りである第1回「うご夏の夢市 かがり火天国」が行われた。これは2006年(平成18年)まで同時期に20年以上続いた「よ市」という祭りをリニューアルしたものであり、その祭りのイベントの一つとして行われた「かがり美少女イラストコンテスト」は原画家・山本和枝の来町が大きな話題となって2008年(平成20年)6月28日には西又葵を招待して2回目が開催された。
  • 西又、樋上いたる兎塚エイジらを迎えた「スティックポスターin羽後町」が発売された。
  • イラストレーター・POPが、商工会のマスコットと観光マップを作成した。
  • 西又はスティックポスターを手がけたことを皮切りに、町内の数多くの企画に関わっている。特にJAうごあきたこまち萌え米と菅原酒店の焼酎「花嫁道中」は発売と同時に話題になり[1]、あきたこまちは1週間足らずで販売休止に追い込まれたほどであった[2]。他にも町内産イチゴのパッケージをデザインし、発売された。
  • 樋上と西又が町内のカフェレストランのロールケーキのパッケージを手掛けた。
  • 重要文化財・鈴木家住宅の看板を江草天仁竜騎士07が手掛ける。
  • 書店ミケーネのレジ袋をKEIが手掛ける。

[編集] その他

  • 漫画家・矢口高雄が羽後銀行(現・北都銀行)の社員として初めて赴任したのが西馬音内支店であった。

[編集] 名物・特産品

かつては地酒若返り」があったが、1994年(平成6年)に廃業。現在、隣の湯沢市の両関酒造で西馬音内の盆踊がラベルの銘柄酒としての名を残している。

[編集] 出身有名人

[編集] 町に縁のある人物

[編集] 脚注

  1. ^ 「あきたこまち」に萌え系イラスト JA、若者獲得狙い朝日新聞2008年平成20年)9月18日付)
  2. ^ 「萌え米」高齢化の町救う、ひと月で2年分販売 秋田(朝日新聞、2008年(平成20年)12月18日付)

[編集] 外部リンク