仙北市

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せんぼくし
仙北市
Kakunodate bukeyashiki sakura.jpg
Flag of Senboku, Akita.svg
仙北市旗
Symbol of Senboku, Akita.svg
仙北市章
市旗・市章、共に2005年平成17年)9月20日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 秋田県
団体コード 05215-9
面積 1,093.64km²
総人口 27,727
推計人口、2014年10月1日)
人口密度 25.4人/km²
隣接自治体 秋田市鹿角市北秋田市大仙市
岩手県八幡平市岩手郡雫石町
和賀郡西和賀町
仙北市役所
所在地 014-1201
秋田県仙北市田沢湖生保内字宮ノ後30
北緯39度42分0.3秒東経140度43分50.1秒
仙北市役所
外部リンク 仙北市

仙北市位置図

― 市 / ― 町・村

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仙北市(せんぼくし)は秋田県である。2005年平成17年)9月20日仙北郡角館町田沢湖町西木村合併して発足した。

地理[編集]

カタクリ(仙北市で撮影)

秋田県の東部中央に位置し、岩手県と接する。市のほぼ中央に田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開ける。

市内には日本で最も深い湖・田沢湖がある。林業と観光業が盛んで、小規模な縄文遺跡が点在し、北部に位置する玉川温泉北投石は国指定の特別天然記念物である。角館地区は武家屋敷を中心とした重要伝統的建造物群保存地区があり、「みちのくの小京都」と呼ばれる歴史の町であるとともに、桜の名所である桧木内川堤を擁し、年間約200万人が訪れる東北有数の観光地である。西木町(にしきちょう)地区は、大きい西明寺栗や八津地区のカタクリの群生があり、自然と歴史の町となっている。

気候[編集]

盆地特有の気候を持ち、明確な四季を持っているのが特徴的で秋田県内では最も1日の寒暖の差が大きいほか冬季の降雪量もかなり多い。特に降雪に関しては国内有数の豪雪地帯に数えられ、特別豪雪地帯に指定されており、場合によっては平野部でも積雪は多い所で1mを超えることもある。

人口[編集]

Demography05215.svg
仙北市と全国の年齢別人口分布(2005年) 仙北市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 仙北市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
仙北市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 39,216人
1975年 38,830人
1980年 39,098人
1985年 38,348人
1990年 36,297人
1995年 34,945人
2000年 33,565人
2005年 31,868人
2010年 29,572人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

名称決定までの経緯[編集]

合併協議会設置の際、中仙町(現:大仙市中仙地区)にも協議会への参加を打診したものの、最終的には今の旧3町村で開いた。

合併協議は、当初から旧田沢湖町と旧角館町が合併後の主導権を争う構図となり両町が対立。市の名称は両町の名前を併記する折衷案が提案されたが、「田沢湖角館市」「角館田沢湖市」という、どちらが冠を持つかで両町が対立し決定に至らなかった。

その後、協議会は名称の選定に住民アンケートを提案。その結果、最終段階で「みちのく」・「角館」・「田沢湖」・「北の都」が候補となったが、「角館」「田沢湖」では両町の対立が解消できず、「みちのく」は周辺の東北各県(特に太平洋側)の自治体の反対(「みちのく」は陸奥国のことであり、旧出羽国にあたるこの地区は入っていない)によって、協議会議長が採決に持ち込めない事態に陥った。再度協議会の協議による名称決定により、3次選考でいったん候補から外されていた「仙北市」へと落ち着いた。

しかしその後、旧田沢湖町と旧角館町の対立は深刻化し、旧角館町町長が協議会脱退を宣言、旧田沢湖町と旧西木村が「西木田沢湖合併協議会」を立ち上げる事態になった。「西木田沢湖合併協議会」では町の名称を「田沢湖町」、役場の位置を旧西木村役場とすることで合意していた。

旧角館町では、合併協議途中で「合併推進」から「単独立町やむを得ず」に方針を変更した町長が辞職、出直し選挙を実施した結果、「あくまでも合併推進」をかかげた石黒直次(初代市長)が当選。旧田沢湖町と旧西木村は、再度旧角館町を受け入れ「西木田沢湖角館合併協議会」は再開した(合併までの間「西木田沢湖角館合併協議会」「西木田沢湖合併協」が並存した)。

なお、名称が決定した当初、秋田県内には仙北郡仙北町が存在したが、すでに大仙市への合併によって、仙北町の名称が消えることが決定しており、反発や県民からの疑問の声はそれほど多くは上がらなかった。

合併後の地名[編集]

角館庁舎(旧角館町役場)

一部の地域によっては、地区名がはずされたり、小字がついたり離れたりしている。但し、旧田沢湖町だけ合併後は「仙北市田沢湖町」ではなく「仙北市田沢湖」と表記されている。

  • 仙北市田沢湖(旧田沢湖町)
  • 仙北市角館町(旧角館町)
  • 仙北市西木町(旧西木村)

市長[編集]

市議会[編集]

  • (初代議長)2005年(平成17年)12月 佐藤峯夫(旧・田沢湖町議会議長、元田沢湖町長)

合併当初の議員報酬は議長が月額408,000円、副議長が月額357,000円、議員は月額340,000円と定められた。旧町村時から比較すると、報酬額が大幅に増えて、2倍近くになっている。合併による議員報酬の増加率がここまで高くなったケースは平成の大合併で誕生した市町村の中でも極めて異例の増加幅である。この件については現在[いつ?]でも多くの住民から批判が寄せられているが、議会内でもこの増額の率は妥当であるとする意見が多数派となっており、今のところ[いつ?]見直しの目処は立っていない。

議員報酬増額は、田口勝次八柳良太郎両議員が中心となって図り、決定に至ったと言われる。[要出典]その他に年間12万円の政務調査費がある。

市章[編集]

一般公募1003点から福岡県在住(当時)者の作品が採用された。

  • 「Senboku」の頭文字である「S」をデザイン化したもので、黄緑色・橙色・藍色の三色を用いて、3町村の集結と新市への発展、広がりなどを表したものである。

産業[編集]

日本3大劇団の1つ、わらび座の本拠地である。

  • 安藤醸造元 角館地区にある醤油味噌の醸造元

本社を置く主な企業[編集]

郵便[編集]

  • 角館郵便局(集配局)
  • 西明寺郵便局(集配局)
  • 田沢湖郵便局(集配局)
  • 羽後白岩郵便局
  • 雲沢郵便局
  • 中川郵便局
  • 神代郵便局
  • 上桧木内郵便局
  • 桧木内郵便局
  • 田沢郵便局
  • 田沢湖高原簡易郵便局


教育[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

  • 仙北市立
    • 角館中学校
    • 神代中学校
    • 生保内中学校
    • 西明寺中学校(校訓は大志・友愛・探究である。)
    • 桧木内中学校

小学校[編集]

  • 仙北市立
    • 角館小学校
    • 白岩小学校
    • 中川小学校
    • 神代小学校
    • 生保内小学校
    • 西明寺小学校
    • 桧木内小学校

特別支援学校[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

道路[編集]

一般国道[編集]

秋田県道[編集]

主要地方道[編集]
一般県道[編集]
市道[編集]

名所・旧跡・観光地[編集]

温泉[編集]

秋田駒ヶ岳

名所[編集]

観光地[編集]

角館町の武家屋敷通り

スポーツ施設[編集]

祭事・催事[編集]

角館の桜まつりには年間150万人が訪れるが、東北地方太平洋沖地震後の2011年(平成23年)は花見開幕に際し「まつり」の言葉を自粛して「がんばろう東北 角館の桜」と名称を変え、夜間照明を控えて6日間の期間短縮と各日2時間の時間短縮をした上での開催を決め、またチャリティーイベントも計画した[4]

出身有名人[編集]

その他[編集]

  • 市外局番は0187で、大仙市(協和をのぞく)と同じ局番である(ただし、中仙地域を除いてMA(単位料金区域)が異なるため、市外局番からかける必要がある)。

指定金融機関[編集]

現在[いつ?]は、秋田銀行である。しかし、合併3年後をめどに、北都銀行に交代などの見直しを検討することになっている。これは、旧角館町・西木村が秋田銀行、旧田沢湖町が北都銀行を指定していたためで、法律の規定上、一方にしなければならないためやむを得ない事情であった。

ただし、公営企業のうち、病院事業(市立角館総合病院市立田沢湖病院)・水道事業における出納取扱金融機関は秋田銀行、温泉事業における出納取扱金融機関は北都銀行とし、こちらも指定金融機関同様、合併3年後をめどに金融機関の交代や指定金融機関との一本化を含めた見直しを図る方針としていた。

収納代理金融機関は、北都銀行全本支店のほか、羽後信用金庫東北労働金庫秋田おばこ農業協同組合の市内各支店・有人出張所になっている。

2012年より、各庁舎および市内の秋田銀行支店において、キャッシュカードによるPay-easyの取り扱いを開始している。

脚注[編集]

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p41
  2. ^ 秋田・仙北で土石流 岩手・花巻では91歳女性が死亡 - MSN産経ニュース 2013年8月18日閲覧
  3. ^ a b 県道のうち、八幡平頂上付近の管理は鹿角地域振興局が行う。
  4. ^ “被災地を元気づけたい 東北・桜の名所、イベント開催へ知恵絞る”. 河北新報. (2011年4月6日). http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110406t73018.htm 2011年4月6日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]