稲盛和夫
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いなもり かずお
稲盛 和夫 |
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稲盛和夫(中央の人物)
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| 生誕 | 1932年1月21日(81歳) |
| 出身校 | 鹿児島大学工学部 |
| 職業 | 実業家 |
稲盛 和夫(いなもり かずお、1932年1月21日[1] - )は、日本の実業家。京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者。公益財団法人 稲盛財団理事長。日本航空取締役名誉会長。
目次 |
来歴・人物 [編集]
鹿児島県出身。家業は印刷工場。阪大医学部志望であったが、鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校卒業。1955年鹿児島大学工学部を卒業後、がいしメーカーの松風(しょうふう)工業を経て、1959年、社員8人で京都セラミツク(現京セラ)を設立し、10年後、株式上場。ファインセラミックスの技術で成長する。1984年には第二電電(DDI)を設立(後にケイディディと合併し、今日のKDDIとなる)。
- グループ全体の売上高は1兆2,000億円。
- 1984年、財団法人稲盛財団を設立し、京都賞を創設した。
- 若手経営者向けの経営塾「盛和塾」を主宰し、若手経営者を育成する。
- 独特な経営管理手法は「アメーバ経営」と呼ばれる。
- 1997年には、臨済宗妙心寺派円福寺で得度を受けた。
- 2005年、立命館小学校こども顧問委員に就任。母校の鹿児島大学に寄附し、稲盛会館を寄贈したほか、稲盛アカデミーへの援助を行なう。関西鹿児島県人会総連合会会長も務める。
- 民主党を支持し、同党元幹事長小沢一郎とは新進党時代からの仲であり、前原誠司の後援者である[2]。
- 2010年1月に日本航空の代表取締役会長として日航再建に取り組むよう、鳩山由紀夫首相(当時)から要請され、2月1日から、日航の会長を無給で務めた。
- 2010年2月末、鳩山首相から、非常勤の内閣特別顧問に任命された[3]。
- 2011年2月8日、日本記者クラブで会見し、政権交代後の民主党の体たらくに落胆した、政権交代も民主主義の結果であるが、色んなことが起きて新たな政治体制もできあがるだろう、歳もとったので今後は党への支援には距離を置き静観すると述べた[4]。
妻の朝子は、禹長春の四女である。
役職 [編集]
- 株式会社京都パープルサンガ代表取締役名誉会長
- 京都工芸繊維大学経営協議会委員
- 財団法人稲盛財団理事長
- 財団法人日独文化研究所理事
- 財団法人京都大学教育研究振興財団理事
- 財団法人日本経済研究奨励財団評議員
- 社団法人日本躾の会副会長
- 財団法人松下政経塾相談役
- 財団法人大河内記念会顧問
- 社団法人京都モデルフォレスト協会特別顧問
- 財団法人花と緑の農芸財団評議員
- 財団法人鹿児島県文化振興財団理事長
- 上賀茂神社崇敬会顧問
- 八坂神社崇敬会会長
- 京都福祉法人盛和福祉会理事長
- 京都鹿児島県人会会長
- 鹿児島大学学長諮問会議委員・稲盛アカデミー名誉アカデミー長
- 株式会社京都放送取締役相談役
- 日本航空株式会社名誉会長(取締役)
- 内閣特別顧問(鳩山内閣、菅内閣、野田内閣)
- 財団法人国立京都国際会館理事長
- 盛和塾塾長
言葉 [編集]
- 人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力
- 「能力」とは、才能や知能といった「先天的な資質」を表し、「熱意」とは、情熱や努力する心といった「後天的な努力」を表す。「考え方」とは、哲学や思想、倫理観といった生きる姿勢、それらをすべて包含した「人格」を表す。最も大事なものが考え方であり、能力と熱意は0点から100点までの点数があるのに対し、考え方は-100点から100点までが存在する。
- 動機善なりや、私心なかりしか
- DDI(第二電電)を設立し、電気通信事業へ参入するにあたって、自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問したときの言葉。動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功するという信念を表す[5]。
- 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
- 物事を行うときに取るべき態度を表した言葉。構想を練る段階では、そのアイデアの可能性を引き出せるように楽観的になるのがよい。具体的な計画を立てる段階では、あらゆるリスクを想定し、慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練るのがよい。実行する段階では、思い切って行動するのがよい。
- 自燃性の人間
- この「燃性」は、物事に対する熱意や情熱を表す。自分から率先して物事に取り組み、エネルギーを周囲に分け与える人を指す。
- 可燃性の人間
- 自燃性の人や、既に燃え上がっている可燃性の人の影響を受けて燃え上がる人を指す。
- 不燃性の人間
- 周囲からエネルギーを与えられても燃え上がらず、むしろ周りの人から熱意や情熱を奪う人を指す。
- 稲盛経営12ヶ条
- 事業の目的・意義を明確にする
- 具体的な目標を立てる
- 強烈な願望を心に抱く
- 誰にも負けない努力をする
- 売り上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
- 値決めは経営
- 経営は強い意志で決まる
- 燃える闘魂
- 勇気をもって事にあたる
- 常に創造的な仕事をする
- 思いやりの心で誠実に
- 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で経営する
- 経営に権謀術数は一切不要
- 企業経営には、権謀術数が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、そういうものはいっさい必要ない。今日一日を一生懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。また、正々堂々と人間として正しいやり方を貫けば運命は開けてくると考えている。実際に京セラやDDIの経営に携わり、日々懸命に働いているうちに、次に打つべき手は自ずから見えてきたし、そうすることが素晴らしい成果をもたらせてもくれた。(著書『人生と経営』より)
著書 [編集]
- 『人生と経営』致知出版社、1998年9月、ISBN 978-4884745509
- 『稲盛和夫の実学 経営と会計』日本経済新聞社、2000年、ISBN 978-4532190064
- 『生き方 人間として一番大切なこと』サンマーク出版、2004年、ISBN 978-4763195432
- 『アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役』日本経済新聞社、2006年、ISBN 978-4532312954
- 『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』日経BP社、2007年、ISBN 978-4822244996
- 『二十一世紀の子供たちへ 君の思いは必ず実現する』財界研究所、2004年、ISBN 978-4879320407
- 『「成功」と「失敗」の法則』致知出版社、2008年、ISBN 978-4-88474-822-7
- 『働き方』三笠書房、2009年、ISBN 978-4-8379-2310-7
- 『ど真剣に生きる』日本放送出版協会、2010年、ISBN 978-4-14-088327-3
受賞 [編集]
- 第2回孔子文化賞(世界孔子協会)
脚注 [編集]
- ^ 戸籍上は1月30日
- ^ 前原は、京セラ本社所在地の京都市を地盤とするが、前原は京都2区の選出で、京セラ本社は伏見区にあり、伏見区は前原の選挙区ではない。小沢一郎が2008年9月21日に民主党代表として再選された際には来賓として挨拶する。
- ^ 鳩山内閣になっての内閣顧問の任命は初めて。
- ^ 読売新聞2011年2月9日13S版4面JAL稲盛会長「政権の体たらく、大変落胆」
- ^ 動機善なりや、私心なかりしか - 京セラホームページ