生命の實相
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生命の實相(生命の実相、せいめいのじっそう)は、昭和初期~中期の谷口雅春の代表的著書。宗教法人「生長の家」の聖典の一つ。頭注版・携帯版は全40巻。愛蔵版は全20巻。初版(復刻版)、点字版もある。初期には豪華版と言うものも刊行されていた。日本教文社刊。生長の家では是を神が谷口雅春に書かせたものとする。平沼赳夫の愛読書でもある。
もともとは著者谷口雅春が修身雑誌として自費出版した「生長の家」を再度纏め直したものである。現在では聖典でもあるが宗教的哲学書である面も持つ。人間の「實相」(本当の姿)は神の子であり、無限の愛、無限の知恵、無限の自由、その他あらゆる善に満ちた永遠不滅の生命であると説く。また、この世界は心に思い描いたものが現れた現象界なのであるから、人間の実相は神の子であるという真理を悟れば、現象界においても幸福が現れると説く。第9巻はよく引用されている。
1900万部以上を売り上げたロングセラーである。昭和初期にはこの本を読むことで周囲の人と調和したり病気が治癒したりするなどの「奇跡」が起きたことが生長の家の拡大に寄与したとされる。
生長の家には本書の他に聖典として『甘露の法雨』、『新版真理』(全11巻)などがある。
[編集] シリーズ全40巻(頭注版)
- 第1巻 總説篇・實相篇<上> 全9章
- 『七つの光明宣言の解説』、光明の真理<上>、近代科学の空即是色的展開、「生長の家」の健康学、あらゆる人生苦の解決と実例、心の世界における運命の形成、生きた実例を語る、愛と真理によって更生せよ、「生長の家の超生理学」
- 第2巻 實相篇<下> 全7章
- 光明の真理<下>、「生長の家の」超薬物学、無礙自在の「生命の本性」を発揮せよ、「生長の家」の神人論、読んで魂の歓ぶ話、神への道しるべ、経済問題の解決
- 第3巻 光明篇・生命篇<上> 全11章
- 生命に到る道、一切の宗教を生かす「生長の家」、「生長の家」は大和精神の源泉、「生長の家」とはなんであるか、生長の家は何を信ずるか、生命の円相の真理<上>、はたして物質的治療は病気を征服しえたか、生きる力の神秘、心の平和に到達する真理、「生命」は愛と知恵とによって生く、思念の力
- 第4巻 生命篇<下> 全9章
- 生命円相の真理<下>、人間は「肉体」でない話、真理はなんじを自由ならしめん、祖国愛は神の道、愛の神による運命の修正、生命磁気を語る、現代医学を語る、死線を超えた実話、「無」の経済と「無」の医学
- 第5巻 聖靈篇<上> 全5章
- 天使の言葉、燃えさかる聖霊の火<上>、烈しき聖霊の炎、「ねばならぬ」を解放する宗教、宗教を生活に生きる生長の家
- 第6巻 聖靈篇<下>・實證篇 全5章
- 燃えさかる聖霊の火<下>、宗教上の「罪の赦し」について、心に従って展開する地上天国、無限能力をひらく道、生長の家の奇跡について
- 第7巻 生活篇 全19章
- 「生長の家」の生き方、朝の時間を生かせ、朗らかに笑って生きよ、日時計主義の生活、ひとの生命の実相を礼拝せよ、神の子の自覚に超入せよ、「今」を全力を出して戦いとれ、背水の陣を布け、深切の生活を生きよ、常に心に善念を把持せよ、わが心の王国を支配せよ、取り越し苦労をするなかれ、生長と平和と幸福は愛より生ずる、思いきりよく、押し強く、勇敢に断行せよ、断じて失敗を予想せざる者はついに勝つ、共通的生命の歓喜のために働け、艱難を光明化せよ、天地の開ける音を聞け、家庭生活を光明化せよ
- 第8巻 觀行篇 全7章
- 神想観実修本義、心の根本的調律法、「神想観」実修の形式ならびに注意、無限知恵を感受する道、無限生命に汲む道、神想観の助行としての感謝行
- 第9巻 靈界篇<上> 全2章
- 生命の行方<上>、差別心より観たる霊界の消息
- 第10巻 靈界篇<下> 全5章
- 生命の行方<下>、平等心より観たる霊界の消息、個性生命の存続とその物質化、悟らぬ霊魂を救う道、幽明境を超える念の感応
- 第11巻 萬教歸一篇<上> 全4章
- 真理の扉を開く<上>、「生長の家」より観たる『創世記』、「生長の家」より観たる『法華経』、万教一つに包容す
- 第12巻 萬教歸一篇<下> 全7章
- 真理の扉を開く<下>、万教一つに包容す<承前>、われらを浄土に救うものは何か、南無阿弥陀仏の実生活化、古典に現われたる宇宙構造の中心理念、礼拝三昧禅、入竜宮不可思議境界録
- 第13巻 倫理篇<上>全7章
- 永遠価値の生活学<上>、永遠価値の生活学序説、第一の神性隠蔽、第二の神性隠蔽とそれ以後、自心の展開としての客観世界、実相を隠蔽する傲慢と自卑、価値の本質
- 第14巻 倫理篇<下>・教育篇 全10章
- 永遠価値の生活学<下>、悔い改めの倫理、偽我と真理の甄別、自他一体と個性生命、和解の倫理、ロダンの鼻欠け像の倫理、恋愛・結婚・夫婦生活の倫理、家庭の宗教生活化、無軌道の倫理、「生長の家」の児童教育法
- 第15巻 人生問答篇<上> 全8章
- 新生活への出発―幸福なる生活への序曲―、人生の悩みを解く<上>、家庭争議の解決を語る、生活に顕われた神通妙用、生きる道の座談会、キリストの偉さとナポレオンの偉さ、恋愛・相性・方位・家相、念の集積・業の流転・念の憑依
- 第16巻 人生問答篇<下> 全7章
- 人生の悩みを説を解く<下>、念の病気に及ぼす力、治す念波の話、「みんな一体」の信仰を語る、酒・煙草・異性、国と家庭を良くする話、人生に出発する人達への講話
- 第17巻 宗教生活篇 全4章
- 生活に生きる宗教、天国浄土を実現する道、「無」もない世界に入る話、真理に救われ行く人々
- 第18巻 宗教問答篇 全5章
- 肉体と境遇をよくする道、南泉猫を斬る生活、神の無限供給を語る、天地一切と和合する生活、種々の宗教問題に答う
- 第19巻 自傳篇<上> 全7章
- 神示を受くる迄<上>、幼少時代、少年および青年初期、芸術至上主義時代、憐憫愛への転向、工場生活時代、転身
- 第20巻 自傳篇<下>・聖詩篇 全5章
- 神示を受くる迄<下>、転身<承前>、関東大震災に逢う、肉体及び物質の否定、生長の家の歌
- 第21巻 經典篇 全5章
- 『甘露の法雨』講義、神と仏と霊、物質と実在と、智慧と無明と罪、人間の実相および仮相
- 第22巻 聖語篇・精神分析篇 全2章
- 智慧の言葉、精神分析による心の研究
- 第23巻 常樂篇・經典篇II・宗教問答續篇 全10章
- 久遠常楽の生活、常楽生活への道しるべ、無限能力を汲む道、不壊の生命を説く、生きとおしの生命、全面的自由としての宗教的の救い、聖経『天使の言葉』講義―特に「近眼は治る」原理に及ぶ―、人生の悩みに答う、絵を画くのを使命と感じながら境遇に苦しむ人に、未婚青年の性欲の解決
- 第24巻 參考篇・質疑篇 全30章
- 心が肉体に及ぼす力、想像の作る病気と想像の治す病気、健康を左右する暗示の力、愛は癒す力、人間はなぜ老衰するか、長く若さを保ちし人々、精神力にて老衰を防ぐ法、真理の応用および拾遺、実生活に応用する自己暗示法、現象なしの自覚について、殉死殉道の意義と価値、神に三義ありとはいかなる意味なりや問う、金光教を生かしつつ生長の家を信じたい、人間神の子の完全さについて、時間、空間の観念はどこから起こるか、物質に知性なきか、周囲を生かすために働かないのはよいか、個人の念は全人類の信念を超克しうるか、偏食は不可であるか、生命と霊魂と肉体との関係、神仏一体なりやまた別異なりやを問う、個性はどこから来るか、完全円満と無限生長との観念は両立しうるや、「実相の心」と「偽存在の心」―「実相生命」と「現象生命」、病気を起こす潜在意識はいかにすれば除きうるか、念の感応・人生空無・久遠本仏、方便法と真実法、仏教は霊魂の存在を否定す―生長の家は霊魂あるごとく説くは如何、大生命に帰入すれば個性生命は消滅するか
- 第25巻 教育實踐篇<上> 全9章
- 人間を作る法<上>、人間教育の根本的人生観、無軌道の教育法、解放と引出しの教育、唯物教育の問題、左翼思想を転向する道、入学難と就職難に勝つ法、優良児の創造、人類無罪宣言
- 第26巻 教育實踐篇<下> 全6章
- 人間を作る法<下>、常不軽菩薩の教育、実相の開顕に伴う霊験、芸術教育の神髄を語る、宗教教育をいかに施すか、生命の教育の成果を語る
- 第27巻 久遠佛性篇<上> 全9章
- 常楽宗教の提唱<上>、常楽宗教の提唱、宗教の奇跡的功徳はどこから来るか、生きて歩む宗教、あなたはすでに救われている、神の子の自覚に点睛す、『維摩経』および『涅槃経』に現われたる「肉体無」、久遠を流るるいのち、われらの祈願および修養
- 第28巻 久遠佛性篇<下>・眞理體驗篇 全4章
- 常楽宗教の提唱<下>、久遠仏性・実相荘厳世界、近眼・色盲は治るか、体験者みずから記す
- 第29巻 女性教育篇 全13章
- 母・妻・娘の聖書、女性の観点を一新せよ、「女だから」という言葉、妻を「養う」という言葉、無限供給の経済の立て方、家庭幸福への道、結婚前の娘および母への注意、ダリアの花に題して、本来一つのもの、深切行について、空想的人類愛より実際的人類愛へ、レビューの精神分析、家族全体を健康にする方法
- 第30巻 兒童教育篇・聖典講義篇 全6章
- 子供への光、革新的な児童教育の仕方、芽生えを培う教育法、人間の模倣性と教育、革新的教育法の効果を語る、山上の垂訓の示す真理
- 第31巻 宗教戯曲篇<上> 全1章
- 耶蘇伝
- 第32巻 宗教戯曲篇<下> 全3章
- 自然と生命と芸術、釈迦と維摩詰、月愛三昧
- 第33巻 随喜篇 全8章
- 把住と放行、生命を礼拝する、放つもののみ生きる、真如を生きる、人間観の革命、善と幸福との一致、幸福のための対話、肉体の否定・無限力の肯定
- 第34巻 道場篇 全33章
- 弁道聴き書き、救いは念仏によらず、道を説き道を聞く場合の態度、いっさいの生命は本来調和している、実相は実相を招び出す、生命を生かす道、生命の真を生きるとは、苦しみは縛ることから起こる、ただ他のために働け、相手の心は自分の影、真の宗教とは、因縁も罪も仮存在、心は無い、自分の尺度を捨てよ、罪の自覚について、神の子の標準を出せ、他のために生くる歓び、いっさいの生物相侵すことなし、神の供給を拒むな、仏教と生長の家の一致を知る、盲いていて見える眼、実相は汝の中にあり、言葉は癒す、痛みはありがたいと思え、いっさいを受け容れる心が大切、父母未生前の本来の面目悟る、空即是色の意味は?、無限供給と無限の治験例、治る人と治らぬ人の体験、痛くない所に礼を言え、罪業本来なし、光明の断片語集、神の言葉は理屈でない
- 第35巻 下化衆生篇・功德篇<上> 全17章
- 哲学の実践、生きて生活する哲学、生命の特殊性と科学精神批判、世に勝つ原理、実在・理念・国家・人間、粟粒結核も親の心で治る、宝樹華果多し<上>、無限力の発現、道を求めて、死の宣告を受けて、家庭光明化す、言葉の力、ありがたい心、わが光明信条、感謝は癒す、歓びの日々、光を招ぶ教育
- 第36巻 幸福生活篇・功德篇<下> 全21章
- 幸福生活への根本真理、幸福の扉の開き方、ありのままの生活、無礙の大道、回心の原理、腹の立たなくなる法、宝樹華果多し<下>、豊作受賞のわが家、姪の無痛分娩、『生命の実相』に救わる、教育上にこの効果、感謝から希望へ、一時的治療は駄目、子供の昇天、花咲き実を結ぶ教育、『実相』拝読十万ページ・業病消ゆ、脊椎カリエス去る、無限供給のありがたさ、迷夢より醒めて、無痛分娩の体験、妻の無痛分娩
- 第37巻 幸福篇<上> 全7章
- 毎日の修養<上>、一月 新たに生まる、二月 衣を更えて、三月 弥々生うるいのち、四月 若葉寄り繁る、五月 陽めぐりいず、六月 紅白むすぶ
- 第38巻 幸福篇<下> 全7章
- 毎日の修養<下>、七月 真諦成就、八月 八方礼拝、九月 苦難すでに無し、十月 円満具足、十一月 さらに新芽を含む、十二月 陳きものおのずから謝る
- 第39巻 佛教篇 全8章
- いのちの解説、「いのち」の自由、釈迦の成道、寂光をさらに超えて、仏教とキリスト教とはかくして融合す、『華厳経』序講、即身成仏の真理
- 第40巻 家庭教育篇 全11章
- 家庭と教育の基礎、愛児の能力と夫婦陰陽の調和、拝み合いの生活、無痛分娩の方法と心がけ、蝦児を無痛分娩した話、胎児および胎児以前よりの教養、配偶の観相学的選び方、そのまま素直にありがたい、ある結婚式場での話、愛児の健康への近道、この教育法で成績をよくした体験