妖蛆の王
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『妖蛆の王』(ようそのおう、原題:英: Lord of the Worms)は、イギリスのホラー小説家ブライアン・ラムレイによる小説。クトゥルフ神話の1つで、1983年の『ウィアードブック17号』に掲載された。若き日のタイタス・クロウを主人公としている。ラムレイが他の中短編の合間に書いたものであり、編集者の要求に応じて急いで完成させたもの。[1]
あらすじ[編集]
陸軍省でオカルト軍務についていたタイタス・クロウは、戦争が終わったことで職を失い、オカルティストのジュリアン・カーステアズの秘書になる。妖蛆の王とあだ名される怪人カーステアズは、若いクロウの肉体を乗っ取ろうと狙っていた。
登場人物[編集]
- タイタス・クロウ - 主人公。
- ジュリアン・カーステアズ - 館を構える老オカルティスト。体内に宿した虫たちの術で生きながらえている妖術師。若いタイタスの肉体に転生を企てる。
- テイラー・エインズワース - クロウの友人。化学者。錬金術に詳しい異端者。
- ハリー・タウンリー - クロウの主治医。医師。この頃のイギリスでまだ有効性が確立されていない治療法を信じる異端者。
- セジウィック - クロウの友人。大英博物館の学芸員で、戦争時代からの付き合い。
収録[編集]
- 創元推理文庫『タイタス・クロウの事件簿』夏来健次訳
脚注[編集]
- ^ 創元推理文庫『タイタス・クロウの事件簿』妖蛆の王38ページ。
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