ラーン=テゴス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

ラーン=テゴス(RHAN-TEGOTH)は、クトゥルフ神話と呼ばれる一連の創作群において、言及される架空の神性。

ヘイゼル・ヒールドのためにラヴクラフトが書いたとされる「博物館の恐怖」に登場し、以後、他の作家の作品でも言及されるようになる。

概要[編集]

ラヴクラフトの創造した異生物の中でも特に複雑怪奇な姿をしていて、先がハサミ状の六本の足に丸い胴体、その上に丸い頭部があり三つの魚のような目、長い鼻がある。鰓を備え全身を覆う毛と思しきものは実は触手で先端に吸盤があり、そこから血を吸う。

伝説の邪神像たちを展示している博物館に置かれた異様な姿の邪神像として登場する。三万年前、ユゴスから連れて来られた存在で、ラーン=テゴスがいなくなれば旧支配者の復活もあり得ないとされる……が、全て作中で狂人とされる人物の主張である。主人公は全て妄想と考えて聞き流していたが、その狂人が殺され、それで少なくともラーン=テゴスが本物であることだけは判ったと言うのが話の骨子であるので、結局、旧支配者に分類されるラーン=テゴスに関しては、その姿形と吸血の性質以外は不明である[1]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 「ラヴクラフト全集 別巻(下)」(東京創元社)