アフーム=ザー

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アフーム=ザー(Aphoom-Zhah)は、クトゥルフ神話と呼ばれる一連の創作群中、主にリン・カーターの作品において言及される架空の神性。旧支配者

アフーム=ザーは燐光に似た不浄な青白い光を放つ灰色の炎の存在であり、その炎は極地の極寒の冷気を伴うとされる。

クトゥグア旧神によってフォーマルハウトに封印された後、クトゥグアによって産み落とされた。アフーム=ザーは旧支配者たちを目覚めさせて、彼らを封印した旧神に立ち向かうという役目を負っており、星間宇宙をわたって太陽系に飛来して惑星ヤクシュを経由した後に地球に到来する。しかし、旧神が地球に来訪してボレアの極地にあるヤーラク山の地下にアフーム=ザーを封印したという。[1]

しかし、封印されたアフーム=ザーからあふれ出る冷気によって、極地一帯からハイパーボリア大陸の北部までが氷河で覆われた。この寒波に土地を追われたヴーアミ族は長い一族の流浪の末、野蛮化したとされる。また、この当時のヴーアミ族の祈祷師が、灰色の炎のような徴が胸にある「解放者」がいつか現れることを予言した。[1]

ルリム・シャイコースを長とする冷たきもの(イーリディーム)の主であるとされる。[2]

初出はクラーク・アシュトン・スミス、リン・カーター合作の「極地からの光」(The Light from the Pole)。

脚注:出典[編集]

  1. ^ a b リン・カーター「炎の待祭」(The Acolyte if the Flame)
  2. ^ リン・カーター「極地からの光」(The Light from the Pole)

ロバート・M.プライス編「エイボンの書 : クトゥルフ神話カルトブック」(新紀元社)ISBN 4775306324

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