吉田類の酒場放浪記

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吉田類の酒場放浪記
ジャンル 旅番組 / バラエティ番組
放送時間 月曜日 21:00 - 22:00(60分)
放送期間 2003年9月1日 - 現在
放送国 日本の旗 日本
制作局 BS-TBSTBS VISION
出演者 吉田類イラストレーター俳人
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
オープニング Epyptian Fantasy(The Klezmorim
エンディング エイモス・ミルバーン
外部リンク 公式サイト

特記事項:
ナレーター:河本邦弘
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吉田類の酒場放浪記』(よしだるいのさかばほうろうき)は、日本バラエティ番組

BS-TBS(旧・BS-i)とTBSビジョンの共同制作。2003年9月1日に放送を開始し、2013年現在は毎週月曜日 21:00 - 22:00(JST)に放送。ステレオ放送文字多重放送を実施している。

概要[編集]

イラストレーター俳人でありに造詣の深い吉田類冠番組であり、東京近郊を中心に日本各地の酒場をめぐる旅番組。吉田独特の人柄を持ち味とし、河本邦弘ナレーションを交えつつ、店主店員や常連の客(番組では「ご常連」と表現する)との交流を楽しみながら酒場を紹介する番組である。

番組の流れ[編集]

番組は1本15分(CM込み、後述)。

  • 冒頭、酒場から近いの入口付近に吉田が現れ、その街の酒場事情などについてコメントする。
  • その後、昼間は紹介する酒場付近の名所・施設などを散策(番組ウェブサイトでは「立ち寄り」としている)。
  • 散策の後、酒場に入り店舗の様子を紹介。店自慢の酒や肴を味わいつつ、来店している「ご常連」達と乾杯・交流し、ご常連にお薦めの肴を訪ね、時にはおすそ分けして貰ったりもしている。
  • ラストは酒と肴を存分に楽しんだ吉田が店先に出て感想を語り、夜の街へと消えていく吉田をバックに、吉田が詠んだ句と河本の一言で締め括られる。

番組の歴史[編集]

メイン出演者の吉田、及びナレーターの河本とBS-TBSとの関わりは「BS-i」という局名であった開局時に遡る。BS-iは開局当初、新宿高島屋にサテライトスタジオを設けており、そこから平日夕方に生放送の情報ワイド番組LIVE! LOVE! EVE!』を放送していた。この番組の「立ち呑み特集」で当時 立ち呑み本を出版していた吉田は案内役としてゲスト出演した。この特集が好評のため複数回出演。 河本も番組ナレーターとして参加。また、この番組のプロデューサー、ディレクターが「居酒屋をゆく」「酒場放浪記」の初代制作スタッフである。現プロデューサー牛久保剣、撮影スタッフ、選曲スタッフもこの情報番組制作に携わっていた。しかし、当時はBSデジタルの普及率も低く、番組は終了し、スタジオも閉鎖となった。

その後、BS-iでは15分を1セルと呼ぶ番組フォーマットを設定、多様な大人のためのライフスタイル番組『グッドライフ』を制作。「Live!Love!Eve!」の立ち呑み特集で案内人として好評だった吉田類を <居酒屋を訪ね・呑み歩くキャラクター>として起用し『東京下町 居酒屋をゆく』というタイトルで10本、さらに大阪編として『なにわ大阪 居酒屋をゆく』が5本制作された(但し、ナレーターは河本ではない別の人物が務めている)。番組が現在も1本15分で制作されているのはこの為である。

2008年3月に『グッドライフ』は終了。翌月4月からは単独番組となり、2009年4月から現在の月曜21時枠での放送となった。

2012年4月7日からは当番組のスピンオフとして『おんな酒場放浪記』が開始。元々女性からの人気が高かった事に加え、「女性が一人で酒場に行く時代になった」事から企画された。こちらは「酒場おんな」としてファッションモデル倉本康子写真家古賀絵里子料理研究家栗原友のうちのいずれか2名が出演する。

出演者[編集]

番組では「酒場ライター」と紹介。(デジタルテレビ電子番組ガイド等では「酒場詩人」と表記されている)
第1回放送から全ての回でナレーターを務める。街や酒・肴の紹介はもとより、いわゆる「天然ボケ」の気がある吉田に突っ込む役割もこなす。

テーマソング[編集]

オープニングテーマ曲
  • Egyptian Fantasy「エジプトの幻想」(演奏:The Klezmorim)
オープニングテーマは第1回放送から数回は複数の曲を試しながら使用していたが[1]、ジャズに詳しい音効スタッフが選定した『Egyptian Fantasy』が番組と吉田の雰囲気に合っていたというを理由で、そのまま定着する事となった。
エンディングテーマ曲

エイモス・ミルバーンの以下の3曲のうちいずれかが使用される。

放送時間[編集]

現在の放送時間[編集]

BS-TBS[編集]

  • 月曜日 21:00 - 22:00(2009年4月 - 現在)
15分番組の4本立てで放送(基本的に1本目が新作、2本目 - 4本目は再放送(閉店した店は再放送されない場合あり)だが、4本目は「特別編」が放送される場合がある)
2本目…6年前、3本目…2年前、4本目…前年(2012年4月30日 - 2013年3月25日)
2本目…3年前(2013年4月1日 - )
特別番組放送時は放送時間が変更されるほか、定時以外でも特別編成で放送される場合がある(後述)。
原則として年末・年始を含み年間を通して通常通り放送されるが、ゴルフマスターズ・トーナメントの中継がある日に限り放送休止となる。

TBSチャンネル1(旧:TBSチャンネル)[編集]

  • 平日 16:40 - 17:00(2010年1月 - 現在)
2003年放送分から順次再放送。当初は閉店した店を含んで放送していたが、現在は欠番エピソードを飛ばしながら放送している。また、『侍プロ野球』終了後に最大で10本前後まとめて放送される事もある。

地上波[編集]

過去の放送時間[編集]

すべてBS-TBS(旧 BS-i)での放送時間

『グッドライフ』枠内での放送[編集]

  • 平日 8:00 - 8:15、19:30 - 19:45(2004年4月-2005年9月)
  • 平日 9:30 - 9:45、19:30 - 19:45(2005年10月-2006年9月)
  • 平日 9:30 - 9:45、18:30 - 18:45(2006年10月-2007年3月)
  • 平日 9:30 - 9:45、19:30 - 19:45(2007年4月-2008年3月)

単独番組化以降[編集]

  • 土曜 22:30-23:00(2008年4月-2008年9月)
  • 土曜 19:30-20:00(2008年10月-2009年3月7日)
  • 土曜 23:30-24:00(2009年3月11日-2009年4月4日)

もういちど酒場放浪記[編集]

2004年10月から2011年3月まで行われていた過去の回の再放送。

  • 日曜 24:00 - 24:30(2004年10月-2006年3月)
  • 月曜 - 火曜 23:00 - 23:30(2006年4月-2006年9月)
  • 火曜 23:00 - 23:30(2006年10月-2007年9月)
  • 土曜 22:30 - 23:00(2010年10月-2011年3月)

地上波[編集]

特別番組・特別編[編集]

番組の人気・知名度上昇が顕著となった2010年以降、長時間のスペシャルや通常放送枠の4本目で放送される「特別編」が度々制作されている。放送日・時間はいずれも初回放送時のもの。

  • 『吉田類の今日は始球式』(#390 2010年11月1日放送、通常枠の4本目)
2010年10月5日開催のプロ野球公式戦「横浜巨人」(横浜スタジアム)で、番組宣伝の一環として吉田が始球式を務め、BS-TBSで放送された同日の中継に出演した模様を纏めた企画。
この放送をもって、番組で紹介された酒場が400件を超えた。
  • 『酒場放浪記スペシャル〜海の男 吉田類とほろ酔い3人娘〜』(2012年6月6日放送)
新規放送では番外編として『吉田類の今日は釣り日和』を放送。城ヶ島の「中村屋」(#488、神奈川県三浦市)が紹介された。
  • 『祝!10周年!吉田類の酒場放浪記スペシャル〜10年の奇跡をふりかえろう〜』(2013年9月8日放送)
550回を超える放送エピソードより、主に地方ロケの回を中心にセレクトして放送。
  • 『吉田類の赤坂サカスで10周年!!』(2013年9月30日放送、通常枠の4本目)
同年9月1日に赤坂サカスで行われた番組10周年を祝うトークライブの模様を放送。『おんな酒場放浪記』の倉本、古賀、栗原の3人が駆けつけ、吉田とビールを飲みながらトークを展開した。
  • 『吉田類の酒場放浪記 忘年会スペシャル』(2013年12月2日放送、20:00 - 22:00、途中20:54 - 21:00は『ハイボール万歳!』を放送)
550回を超える放送エピソードより5作品が再放送された他、前述のパイロット版『東京下町 居酒屋をゆく』から#1( 森下「山利喜」)を放送。各話の間には梅島の「こんちゃん」(#312、2009年8月3日放送分で紹介)で吉田が酒と肴をいただきながら2013年を振り返り、10周年記念関連の番組本とDVD紹介[2]、終盤には吉田による『BAD BAD WHISKEY』の生歌が披露された。

年またぎ酒場放浪記[編集]

2010年12月31日から2011年1月1日にかけて、BS-TBSの年越し特番として『年またぎ酒場放浪記〜吉田類とカウントダウン〜』が放送され、以降、BS-TBSの年越し番組は酒場放浪記が務めている。特に2012年12月31日には番組史上初の6時間の放送を行った[3]

関連作品[編集]

書籍[編集]

いずれも、出版元はTBSサービス

DVD[編集]

いずれも、販売元はよしもとアール・アンド・シー

  • 吉田類の酒場放浪記 其の壱(2008年6月25日発売、YRBN-90028)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の弐(2008年6月25日発売、YRBN-90029)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の参(2009年11月25日発売、YRBN-90078)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の四(2009年11月25日発売、YRBN-90079)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の伍(2011年10月26日発売、YRBN-90278)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の六(2011年10月26日発売、YRBN-90279)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の七(2012年12月19日発売、YRBN-90526)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の八(2013年1月30日発売、YRBN-90527)
  • 吉田類の酒場放浪記 其の零 祝10周年 2003 東京下町 居酒屋をゆく/なにわ大阪 居酒屋をゆく(2013年10月23日発売、YRBN-90635)

サウンドトラック[編集]

  • 吉田類の酒場放浪記 サウンド・トラック(2013年11月13日発売、ポリスター、XQJX-1038)

その他[編集]

  • 当初は事前取材はせずにそのまま吉田が行き当たりばったり店を巡ることで、1回で2 - 3軒分収録し、予算を抑えていたという。現在の収録は1軒2時間以上で2本撮りを基本に、飲む量は多い時は2升ぐらい飲むことがあると吉田自身がラジオで発言している。
  • オープニングで使用されている映像は第1回に放送されたいせや総本店吉祥寺)であり、その当時の店内の様子が映されている(後に老朽化のため同店は2006年9月25日で閉店)。姉妹番組の『おんな酒場放浪記』では同店の新装後の映像が使用されており、初回もその店が紹介された。
  • 2011年4月からは番組特製のマイ箸を持ち込んでいる。
  • 2010年6月14日から当番組とのコラボレーションCMとして、吉田が出演し河本がナレーションをするロート製薬パンシロンAZ」のCMが放映[4]2013年5月6日からは日本蒸留酒酒造組合甲類焼酎」キャンペーンCMに吉田が出演し、約3か月に亘り番組内で放送された。[5]
  • 同じくBS-TBSで放送されていた『ぼいすた!』(2011年5月21日放送分)で、当番組が番組ランキング1位であることを発表(『ぼいすた!』は2位)。
  • 2012年4月2日から9月24日放送分までは番組の最後に次回の放送内容が予告されていたたが、10月1日放送分からは一旦廃止され、2013年1月7日放送分から再び予告画面がエンディングの提供スポンサーに挿入されるようになった。2013年4月1日からはスポンサーが増えて分割制になり、3本目の放送前に提供読みされている。さらに7月1日からはスポンサーバックの背景が暖色系に右隅にお猪口と徳利が置かれている一枚絵に変更された。
  • 2013年7月1日放送分でナレーターの河本の出身地である山口県屋代島が紹介され、両親が大畠「居酒屋 政」(#550)の店内で登場。河本は収録まで内容を知らされておらず、番組スタッフのドッキリだったという。近年河本自身は故郷にはほとんど帰省していなかったため、最後に「たまには故郷へ帰ろう」と締めていた。[6]

脚注[編集]

  1. ^ このうちの1曲が『広東オペラ・序曲・小竹売り』(演奏:野戦の月楽団)であり、サントラにも収録された。
  2. ^ 番組本は「吉田類の酒場放浪記 7杯目」(河本の両親が写っている写真も公開)、DVDは「吉田類の酒場放浪記/其の零 祝10周年 2003 東京下町 居酒屋をゆく」が紹介
  3. ^ 実際には同日の17:00 - 19:00と21:00 - 翌1:00の2部構成で、前者は2010年12月25日のスペシャル番組の再編集したものを放送。後者は新規放送。またこの日は奇しくも通常放送日と同じ月曜日であった。更に例年特番を組んだ際、正月特番等で休止になる事が多かったが、2013年は1月7日より通常通りの放送を開始した。
  4. ^ 2012年時点でロート製薬の提供スポンサー契約が終了したためCMも放映されなくなった。
  5. ^ 2014年4月5日からは「おんな酒場放浪記」内でも放送されている。
  6. ^ 「お疲れ様です☆」 「河本邦弘の日常のつぶやき」(2013年7月2日)より。本編では河本の両親であることには触れられなかったものの、金婚式を迎えたことと、実兄は仙台在住であることと、「下の子(邦弘)は(東京から)なかなか帰ってこない」ことを話していた。

参考文献・ウェブサイト[編集]

外部リンク[編集]

BS-i 土曜22:30枠
前番組 番組名 次番組
サタシネ
(21:00-22:54)
吉田類の酒場放浪記
いつか旅して
BS-i 土曜19:30枠
世界史の扉をあけて
吉田類の酒場放浪記
サタシネ
(19:30-21:54)
BS-i 土曜23:30枠
古寺をゆく
吉田類の酒場放浪記
music tide
BS-TBS 月曜21:00枠
(単発番組枠)
吉田類の酒場放浪記
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