ぼくたちの疾走

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ぼくたちの疾走
漫画
作者 山本おさむ
出版社 双葉社
掲載誌 週刊漫画アクション
レーベル アクションコミックス
発表号 1981年6月4日号 - 1985年7月3日号
発表期間 1981年5月 - 1986年6月
巻数 全15巻
話数 全178話
テンプレート - ノート
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ポータル 漫画

ぼくたちの疾走』(ぼくたちのしっそう)は、山本おさむによる日本漫画作品。『週刊漫画アクション』(双葉社)にて、1981年6月4日号から1985年7月3日号まで連載された[1]1984年5月9日から9月26日TBSテレビ東京放送テレビ局)と、大映テレビの共同制作でテレビドラマ化され、TBS系列(一部除く)で水曜日19時30分 - 20時00分に放送された。

概要[編集]

同作品は、高校生の2人のカップルを中心に、当時の高校生の性への関心、友情、いじめ、社会、未来への不安などの課題や悩みを感情性を重視して描いたもので、テレビドラマ化されるにあたっては、前年に同じくTBSテレビと大映テレビが共同制作して放送された『高校聖夫婦』の成功を受け、「新しい形の青春ドラマ」として企画された[2]

当初、全26話を予定していた[2]が、プロ野球の中継やロサンゼルスオリンピックの中継などによる放送休止が多かったため、全16話を以って放送終了した。なおTBS水曜19:30のドラマは、本作が事実上最後となった。

書誌情報[編集]

  • 山本おさむ『ぼくたちの疾走』双葉社〈アクションコミックス〉、全15巻
    1. 1982年1月24日初版発行[3]
    2. 1982年3月24日初版発行[4]ISBN 4-575-48435-0
    3. 1982年6月19日初版発行[5]ISBN 4-575-48436-9
    4. 1982年10月14日初版発行[6]ISBN 4-575-48555-1
    5. 1983年1月9日初版発行[7]ISBN 4-575-48556-X
    6. 1983年3月9日初版発行[8]ISBN 4-575-48557-8
    7. 1983年6月19日初版発行[9]ISBN 4-575-48558-6
    8. 1983年10月24日初版発行[10]ISBN 4-575-48559-4
    9. 1983年12月24日初版発行[11]ISBN 4-575-48560-8
    10. 1984年5月19日初版発行[12]ISBN 4-575-48561-6
    11. 1984年7月14日初版発行[13]ISBN 4-575-48562-4
    12. 1984年9月9日初版発行[14]ISBN 4-575-48563-2
    13. 1984年12月29日初版発行[15]ISBN 4-575-48564-0
    14. 1985年4月19日初版発行[16]ISBN 4-575-48565-9
    15. 1985年10月9日初版発行[17]ISBN 4-575-48566-7

テレビドラマ版[編集]

ぼくたちの疾走
ジャンル テレビドラマ
原作 山本おさむ
脚本 長野洋
今井詔二
監督 井上芳夫
合月勇
土屋統吾郎
出演者 宮川一朗太
大沢逸美
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
製作
プロデューサー 春日千春
千原博司
野村清
製作 TBS
大映テレビ
放送
放送チャンネルTBS系列
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1984年5月9日 - 同年9月26日
放送時間水曜19:30 - 20:00
放送枠TBS水曜7時30分枠の連続ドラマ
放送分30分
回数16回
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  • 1984年5月9日 - 1984年9月26日 水曜日19:30-20:00に放送。
  • 1話30分×16話(6月6日・7月11日・9月5日・9月19日はプロ野球中継による休止、8月1日はロサンゼルスオリンピック中継による休止)
  • 原作の漫画の世界観をそのまま表現するように制作された[18]。なお、妙子役の大沢逸美は本作に出演する際に、原作版の漫画の妙子にそっくりと言われた[18]

出演[編集]

スタッフ[編集]

放映リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
1 1984年5月9日 UFOを見た日 長野洋 井上芳夫
2 1984年5月16日 夜桜とパンティ
3 1984年5月23日 KISS キス きす 今井詔二 合月勇
4 1984年5月30日 大相撲ライター 長野洋 井上芳夫
5 1984年6月13日 大脱走ワルツ 今井詔二 合月勇
6 1984年6月20日 突然ラブレター 井上芳夫
7 1984年6月27日 真夜中のウォークマン 長野洋 合月勇
8 1984年7月4日 NAGOYAよりの使者 井上芳夫
9 1984年7月18日 泣くなオートバイ 今井詔二
10 1984年7月25日 セブンティーン 長野洋 土屋統吾郎
11 1984年8月8日 なやましサマー 合月勇
12 1984年8月15日 ひと夏の体験
13 1984年8月22日 夏!アダルト感覚
14 1984年8月29日 10人の聖徳太子 長野洋 土屋統吾郎
15 1984年9月12日 二人の愛の方程式 今井詔二
16 1984年9月26日 恋人宣言なのだ! 長野洋 合月勇

ネット局[編集]

特筆の無い限り全て同時ネット

出典[編集]

  1. ^ 山本 おさむ(漫画家)”. マンガペディア. 2021年12月19日閲覧。
  2. ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1984年5月11日号 p.40
  3. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1982-01-24”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  4. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1982-03-24”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  5. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1982-06-19”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  6. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1982-10-14”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  7. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1983-01-09”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  8. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1983-03-09”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  9. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1983-06-19”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  10. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1983-10-24”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  11. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1983-12-24”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  12. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1984-05-19”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  13. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1984-07-14”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  14. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1984-09-09”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  15. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1984-12-29”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  16. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1985-04-19”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  17. ^ ぼくたちの疾走(双葉社)1985-10-09”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2021年12月19日閲覧。
  18. ^ a b 『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE学研パブリッシング)編集部編)p.199「ぼくたちの疾走」の項目
  19. ^ a b 『北日本新聞』1984年5月9日付朝刊、テレビ欄。

参考文献[編集]

TBS系列 水曜19:30 - 19:58枠(1984年5月 - 9月)
前番組 番組名 次番組
パソコントラベル君ならどうする
※19:30 - 20:00
【これまでクイズ・ゲームバラエティー番組】
ぼくたちの疾走
【本作のみドラマ枠
ザ・チャンス!
※19:20 - 19:58
【火曜19:00より移動、8分拡大】
【再びクイズ・ゲームバラエティー番組】
TBS 水曜19:58 - 20:00枠(1984年5月 - 9月)
パソコントラベル君ならどうする
※19:30 - 20:00
ぼくたちの疾走
【ここまでネットワークセールス枠】
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※平日帯
【ここから関東ローカル枠】