鹿角市

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かづのし ウィキデータを編集
鹿角市
鹿角市旗
鹿角市章
1972年昭和47年)12月18日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 秋田県
市町村コード 05209-4
法人番号 1000020052094 ウィキデータを編集
面積 707.52km2
総人口 26,571[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 37.6人/km2
隣接自治体 大館市北秋田市仙北市
鹿角郡小坂町
岩手県八幡平市
青森県十和田市
三戸郡田子町三戸町新郷村
市の木 ナナカマド
市の花 ベニヤマザクラ
市の鳥 声良鶏
鹿角市役所
市長 関厚
所在地 018-5292
秋田県鹿角市花輪字荒田4番地1
北緯40度12分56.8秒 東経140度47分18.6秒 / 北緯40.215778度 東経140.788500度 / 40.215778; 140.788500座標: 北緯40度12分56.8秒 東経140度47分18.6秒 / 北緯40.215778度 東経140.788500度 / 40.215778; 140.788500
鹿角市役所
外部リンク 鹿角市

鹿角市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
大湯環状列石
八幡平大沼

鹿角市(かづのし)は、秋田県北東部に位置する青森県岩手県秋田県三県の県境に位置する。古くは「上津野」と表記していた。古墳も多く遺され、大湯環状列石は全国でも著名な縄文遺跡の1つである。

市勢

昭和40年代後半では少なかった3町1村の大型合併により発足し面積は県内最大だったが、平成の大合併の際は、合併が相次ぐ県内の市の中で唯一合併を行わなかったため、面積の広さは県内の市町村で8番目になった。

市のシンボル

地理

市の中部にある花輪盆地に、花輪、十和田の市街地がある。南部は、八幡平や焼山がある山岳地帯となっており、北部は十和田湖付近の分水嶺までの丘陵地を市域とする[1]。八幡平頂上周辺および十和田湖自体は市域に含まれていないが、周辺の景勝地として市民に親しまれている。十和田湖と八幡平は、十和田八幡平国立公園に指定されている。

気候

秋田地方気象台 鹿角観測地点[3](1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 0.6
(33.1)
1.7
(35.1)
5.6
(42.1)
13.9
(57)
19.6
(67.3)
23.7
(74.7)
26.6
(79.9)
28.4
(83.1)
23.7
(74.7)
17.3
(63.1)
10.0
(50)
3.5
(38.3)
14.5
(58.1)
日平均気温 °C°F −3.0
(26.6)
−2.4
(27.7)
0.9
(33.6)
7.6
(45.7)
13.4
(56.1)
18.1
(64.6)
21.5
(70.7)
22.9
(73.2)
18.0
(64.4)
11.1
(52)
4.9
(40.8)
−0.2
(31.6)
9.4
(48.9)
平均最低気温 °C°F −7.3
(18.9)
−6.9
(19.6)
−3.8
(25.2)
1.7
(35.1)
7.6
(45.7)
13.1
(55.6)
17.3
(63.1)
18.5
(65.3)
13.2
(55.8)
5.9
(42.6)
0.4
(32.7)
−3.9
(25)
4.7
(40.5)
最低気温記録 °C°F −22.4
(−8.3)
−19.6
(−3.3)
−16.8
(1.8)
−9.9
(14.2)
−1.8
(28.8)
3.2
(37.8)
8.1
(46.6)
8.6
(47.5)
1.4
(34.5)
−2.3
(27.9)
−11.4
(11.5)
−16.6
(2.1)
−22.4
(−8.3)
出典:気象庁[4]

ケッペンの気候区分では、本州内では珍しく北海道の大部分と同じ亜寒帯湿潤気候 (Dfa) に属する。年間最高気温と年間最低気温の差が非常に大きく、真夏日になる日もあれば、-20°Cにまで冷え込む日もある。冬は寒さが厳しく、県内では早い段階で降雪積雪真冬日が観測される。

歴史

鹿角一帯は戦国時代鹿角四頭の支配下だったが、江戸時代は南部藩に属した。その後、松代藩九戸県八戸県などに編入されたが、1871年、秋田県にようやく落ち着いた。現在も一部の鉄道駅名等に旧陸中国時代の名残を残す。

姉妹都市・提携都市

1995年平成7年)に友好交流都市提携を締結する。2002年(平成14年)5月23日姉妹都市提携を締結する。
2000年(平成12年)11月6日に友好都市提携を締結する。

行政

市長

施設

地域

人口


鹿角市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


医療

教育

鹿角市には、市立の中学校が5校、市立の小学校が10校(うち分校1校)、市立の幼稚園が3園(あけぼの幼稚園、はせがわ幼稚園、みやふもと幼稚園)あったが、秋田県内2例目の構造改革特区である幼保一体特区により、平成17年4月に認可保育所の大里保育園と幼稚園3園を統合して八幡平なかよしセンターとなった。また、県立の高等学校が2校ある。

各学校については、鹿角市のホームページを参照

高等学校

中学校

小学校

  • 鹿角市立十和田小学校
  • 鹿角市立末広小学校
  • 鹿角市立大湯小学校
    • 田代分校(冬期分校・東北では唯一)
  • 鹿角市立草木小学校
  • 鹿角市立花輪小学校
  • 鹿角市立花輪北小学校
  • 鹿角市立平元小学校
  • 鹿角市立尾去沢小学校
  • 鹿角市立八幡平小学校

幼稚園・保育園

  • はちまんたい幼稚園・保育園(八幡平なかよしセンター)
  • 花輪幼稚園
  • 鹿角カトリック幼稚園
  • 花輪さくら保育園
  • 尾去沢保育園
  • 毛馬内保育園
  • 合ノ野保育園
  • 大湯保育園
  • 杉の下保育園
  • わかば保育園
  • わんぱくはうす

特別支援学校

その他の施設

  • 第二北部自動車学校

廃校になった学校

  • 鹿角市立大湯小学校 田代分校中滝校舎(平成20年3月に中滝小学校から分校になり平成21年3月閉校)
  • 鹿角市立十和田小学校 山根分校(2011年3月閉校)

郵便

  • 花輪郵便局(集配局)
  • 毛馬内郵便局(集配局)
  • 八幡平郵便局(集配局)
  • 曙郵便局
  • 長谷川郵便局
  • 湯瀬郵便局
  • 柴平郵便局
  • 尾去沢郵便局
  • 末広郵便局
  • 大湯郵便局
  • 長井田簡易郵便局
  • 水沢簡易郵便局
  • 上花輪簡易郵便局

経済

産業

金融機関

統一金融機関コード・支店コード順)

交通

鹿角花輪駅

鉄道路線

中心となる駅は鹿角花輪駅

花輪線の区間は、盛岡方面は岩手県の好摩駅までであるが、すべての列車がいわて銀河鉄道線に乗り入れ、好摩駅から盛岡駅まで直通運転を行う。大館方面については、かつて大館駅より奥羽本線に乗り入れ、秋田駅まで直通する快速列車が1日1往復設定されていた時期があったが、のちに廃止された。

新幹線は、秋田県内にある秋田新幹線の駅はどの駅も鹿角市中心部からは遠く離れた場所に位置し、利便性が低い。そのため、多くの市民は直通の鉄道網や高速バスなどが充実し、市内からの利便性がよい岩手県のいわて沼宮内駅盛岡駅より東北新幹線を利用する。

バス

路線バス

高速バス

道路

高速自動車国道

鹿角郡小坂町小坂ICと併せ、鹿角地域は秋田県内では唯一東北自動車道のインターチェンジが設置されている地域である。

一般国道

県道

主要地方道
一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・特産物

後生掛温泉

名所・旧跡・観光スポット

特産物

農作物

畜産物

  • かづの牛
  • 八幡平ポーク

郷土料理

菓子等

催事・祭事

花輪ばやし

メディア

市内を本拠とする放送局

市内を本拠とするインターネットプロバイダー

・インターネット鹿角(通称:インコックINKOC)NPO法人

中継局を設置する県域局

テレビ局

ラジオ局

  • AM
    • ABSラジオ(秋田放送) 801kHz
    • NHKラジオ秋田第1 1341kHz
    • NHKラジオ秋田第2 1521kHz
  • FM

出身有名人

関連人物

  • 北原白秋作詞家 尾去沢小学校の校歌を作詞)
  • やくみつる(漫画家:両親が鹿角市出身)
  • 小林範仁(スキー複合、ユニバーシアード・タルビジオ大会3冠:花輪高校出)
  • 畠山陽輔(スキー複合、トリノオリンピック日本代表:花輪高校出)
  • 立花兄弟(キャプテン翼に登場する架空のサッカー選手:立花政夫、立花和夫)

脚注

  1. ^ この周辺に市境界未確定部あり
  2. ^ 八幡平の頂上は仙北市にある。
  3. ^ 鹿角観測地点は1991年7月18日までは毛馬内観測地点のデータ
  4. ^ 鹿角 1981-2010年”. 気象庁. 2011年10月18日閲覧。
  5. ^ 気象庁(鹿角の観測史上1 - 10位の値)
  6. ^ 図典 日本の市町村章 p40
  7. ^ 花輪ばやしホームページ

外部リンク