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乙部ヘリポート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
乙部ヘリポート
Otobe Heliport
ヘリポート入口付近(2019年7月撮影)
乙部ヘリポートの航空写真(1993年) 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
乙部ヘリポートの航空写真(1993年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
IATA: ? - ICAO: ?
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 北海道爾志郡乙部町姫川60番[1]
種類 場外離着陸場
所有者 乙部町[1]
運営者 乙部町[1]
運用時間 午前7時から午後5時
(但し日出前・日没後は離着陸不可)
開港 1993年(平成5年)4月20日[2]
敷地面積 1.38[2] ha
標高 12.5[1] m
座標 北緯41度58分12秒 東経140度09分42秒 / 北緯41.97000度 東経140.16167度 / 41.97000; 140.16167座標: 北緯41度58分12秒 東経140度09分42秒 / 北緯41.97000度 東経140.16167度 / 41.97000; 140.16167
地図
ヘリポートの位置
ヘリポートの位置
乙部ヘリポート
ヘリポートの位置
ヘリポートの位置
乙部ヘリポート
ヘリポートの位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
- 25[2]×20[2] アスファルト
ヘリパッド
番号 長さ (m) 表面
2パース - コンクリート
統計
発着回数 年間約44便
(1998年度から2004年度平均)
リスト
空港の一覧
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乙部ヘリポート(おとべヘリポート)は、北海道爾志郡乙部町姫川に所在する場外離着陸場ヘリポート)である。元公共用ヘリポート。

概要

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1991年(平成3年)8月に増毛ヘリポートとともに運輸省から設置許可を受け[3]ふるさと創生資金などを用いて総工費2億3700万円を投じて建設し1993年(平成5年)4月20日に開場[2]

2015年(平成27年)2月5日、国土交通省が関与する公共用ヘリポートとしての役目を終え、翌日より「乙部町ヘリコプター離着陸場」となった。

利用状況

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開設当初は年間100回以上の発着を見込み[2]、その後開港した1993年の7月に発生した北海道南西沖地震の際には奥尻島への救助・救援に向かうヘリコプターの中継基地となり[4][5]、東京消防庁や北海道電力・道庁・警察・報道機関のヘリが利用し[5]、地震後の1週間で延べ約260機が本ヘリポートを利用[4]、7月の1ヶ月間で285回の発着を実施、また乙部町公民館隣の町民グラウンドも自衛隊ヘリの基地として用いられた[5]

2004年度の発着回数は31回(出典:北海道庁HP新幹線・交通企画局交通企画課掲載資料より)。

脚注

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  1. ^ a b c d ヘリポート一覧 乙部ヘリポート - Helicopter Japan別冊ヘリコプター・ハンドブック 1999(タクト・ワン)
  2. ^ a b c d e f 乙部ヘリポートが開港 - コミューター・ビジネス研究No.27(地域航空総合研究所)
  3. ^ 増毛、乙部ヘリポートの設置を認可 - コミューター・ビジネス研究No.22(地域航空総合研究所)
  4. ^ a b 地域航空報道インデックス 乙部ヘリポート、震災救援で活用(北海道新聞94.4.27) - コミューター・ビジネス研究No.32(地域航空総合研究所
  5. ^ a b c 私のなかの歴史 元乙部町長寺島光一郎さん 地域のために13 - 北海道新聞2023年8月18日夕刊

関連項目

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