シカゴ・オヘア国際空港

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シカゴ・オヘア国際空港
Chicago O'Hare International Airport
連邦航空局・空港図
航空写真
IATA: ORDICAO: KORDFAA LID: ORD
概要
空港種別公共
所有者シカゴ市
運営者シカゴ市航空局
供給都市イリノイ州シカゴ
ハブ空港とする
航空会社
標高668 ft / 204 m
座標北緯41度58分43秒 西経087度54分17秒 / 北緯41.97861度 西経87.90472度 / 41.97861; -87.90472座標: 北緯41度58分43秒 西経087度54分17秒 / 北緯41.97861度 西経87.90472度 / 41.97861; -87.90472
ウェブサイト
滑走路
方向 全長 表面
ft m
04L/22R 7,500 2,286×46 舗装
04R/22L 8,075 2,461×46 舗装
09L/27R 7,500 2,286×46 舗装
09R/27L 7,967 2,428×46 舗装
10/28 13,001 3,962×46 舗装
14L/32R 10,005 3,050×46 舗装
14R/32L 13,000 3,962×61 舗装
ヘリパッド
番号 全長 表面
ft m
H1 200 61 舗装
統計 (2009年)
利用者数64,397,782
出典:連邦航空局[1]と空港公式サイト[2]より

シカゴ・オヘア国際空港: Chicago O'Hare International Airport)はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市にある国際空港

概要

シカゴ郊外にある3組の平行滑走路を含む計7本の滑走路を持つ巨大空港で、ユナイテッド航空の本部(ハブ空港)、アメリカン航空ハブ空港である。2005年までは離着陸回数が世界一の空港であった。

歴史

空港の建設は第二次世界大戦中の1942年に行われた。これは、ダグラスC-54輸送機の製造工場用の飛行場であった。工場の位置の選定にあたっては、シカゴから適当な距離があり、広い敷地が得られることが条件となった。ダクラス社は、1945年に西海岸へ移動し、当地の名称はオーチャード(Orchard)飛行場となった。1949年に第二次世界大戦のエースであるエドワード・ブッチ・オヘアを記念し、オヘア空港に名称が変更された。

施設

オヘア国際空港は現在4つの旅客ターミナルを持っている。さらにターミナル・ビルが2つ以上追加される予定もある。各旅客ターミナルの間は無人鉄道(ATS)で結ばれている。

国際線到着は、入国管理施設がターミナル5にしかない関係で、たとえアメリカの航空会社と云えどもターミナル5に全て到着する。アメリカにはもともと出国管理制度がなかった関係で、国際線出発はアメリカ系航空会社の場合ターミナル1・2・3出発となることが多く、また、航空会社連合(アライアンス)を組んでいる海外航空会社の一部の、アメリカ系航空会社とコードシェアを行っているものに関してもそのような出発形態をとる便があるため、国際線利用の場合は注意が必要である。国際線到着→国内線のりつぎはATSを利用して行う。(出国管理制度は現在、US-VISITシステムが試験運用中であり、この本運用によって当空港の国際線出発の形態の変化もありうる)

なお、滑走路の再配置工事が終われば、その敷地の西に州間高速道路I-90 ないしは Elgin-O'Hare 高速道路 からアクセスできる大きなターミナル集合体を作る事もできるようになる。

敷地の南西側にある大きな航空貨物建屋はターミナル5の位置に建っていた、古い貨物地区の大部分を移設することにより1984年にオープンした。

ターミナル 1(ユナイテッド航空ターミナル:コンコース B 及び C)

就航都市
ターミナル 1
ターミナル 1のコンコース B & C 間をつなぐ連絡地下通路

現在のターミナル1は、1955年建設の国際線用発着ターミナルに代わるものとして、1987年に建設された。

ターミナル 2(コンコース E 及び F)

ターミナル2は1962年の大規模な空港拡張の際に建設された。

ターミナル 3(コンコース G、 H、 K、 及び L)

アメリカンイーグル及びアメリカン航空
  • アラスカ航空(アンカレッジ、シアトル/タコマ)
  • アメリカン航空・国際線出発便、国内線出発便及び到着便(アカプルコ、アルバカーキ、アトランタ、オースティン、ボルチモア/ワシントン、ボストン、ブリュッセル、カルガリー、カンクン、コロンバス、ダラス/フォートワース、デリー、デンバー、デトロイト、ダブリン、エルパソ、フェイエットビル (AR)、フラッグスタッフ、フォートローダーデール、フォートマイヤーズ、フランクフルト、グラスゴー、ハートフォード、ホノルル、ヒューストン/インターコンチネンタル、インディアナポリス、ジャクソンホール、カンザスシティ、ラスベガス、ロンドン/ヒースロー、ロサンゼルス、マンチェスター (UK)、マウイ、メキシコシティ、マイアミ、ミネアポリス/セントポール、モントリオール、ナッシュビル、ニューオーリンズ、ニューアーク、ニューヨーク/ラガーディア、オレンジ郡、オーランド、パームスプリングス、パリ/シャルルドゴール、フィラデルフィア、フェニックス、ポートランド (OR)、プロビデンス、プエルトバラータ、ローリー/ダーハム、リノ/タホ、ローマ/Fiumicino、セントルイス、ソルトレイクシティ、サンアントニオ、サンディエゴ、サンフランシスコ、サンフアン、サンノゼ (CA)、San Jose del Cabo、シアトル/タコマ、上海/浦東、タンパ、東京/成田、トロント、ツーソン、ベイル、バンクーバー、ワシントン/レーガン、ウエストパームビーチ、ホワイトプレインズ)
    • アメリカン・イーグル航空(オールバニー、アトランタ、ブルーミントン、バッファロー、シーダー・ラピッズ、シャンペーン/アーバナ、シャーロット、チャタヌーガ、シンシナティ/ノーザンケンタッキー、クリーブランド、コロラドスプリングス、コロンバス、デイトン、デモイン、デュバク、エバンズビル、ファイエットビル (AR)、フリント、フォートウェイン、グランドラピッツ、グリーンベイ、グリーンビル (SC)、ハリスバーグ、ハンツビル、インディアナポリス、ジャクソンビル、カラマズー、ノックスビル、ラクロス、リトルロック、ルイビル、マディソン、マーケット、メンフィス、ミルウォーキー、ミネアポリス/セントポール、モーリン、ナッシュビル、ナッソー、ニューヨーク/JFK、ノーフォーク、オクラホマシティ、オマハ、オタワ、ペンサコーラ、ピオリア、ピッツバーグ、リッチモンド、ロチェスター (MN)、ロチェスター (NY)、スーフォールズ、サバンナ、スプリングフィールド (MO)、シラキュース、トレド、トラバースシティー、タルサ、ワシントン/ダレス、ホワイトプレインズ、ウィチタ)
  • デルタ航空(アトランタ、シンシナティ/ノーザンケンタッキー、ニューヨーク/JFK、ソルトレイクシティ)
  • イベリア航空出発便(マドリッド)
  • スピリット航空(フォートローダーデール、フォートメイヤーズ、ラスベガス、ロサンゼルス、オーランド、タンパ)

ターミナル3は1962年の計画の中心として建設された。さらに1983年、コンコース Lの建設という、より有意義な拡張が行われた。

ターミナル 5(コンコース M)

貨物航空会社

アクセス

脚注

  1. ^ FAA Airport Form 5010 for ORD (PDF) , effective March 15, 2007.
  2. ^ Monthly Operations, Passengers, Cargo Summary By Class, For December 2008 (published January 21, 2009)

関連項目

外部リンク