AOR

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AORとは、Album-Oriented Rock(アルバム・オリエンテッド・ロック)、もしくはAdult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)の略語であり、音楽のジャンルの一つである。

概要

Album-Oriented Rock:アルバム・オリエンテッド・ロック

アルバム全体としての完成度を重視する、Album-Oriented Rock
米国では、「シングルチャートを意識したものではなく、アルバム全体としての完成度を重視したスタイル」の意味で「Album-Oriented Rock」の語も使用[1]された。ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」、ピンク・フロイドの「狂気」やイエスの「こわれもの」、ザ・フーの「トミー」、キンクスの「ヴィレッジ・グリーン・プリザベーション・ソサエティ」などが該当する。

Adult-oriented Rock:アダルト・オリエンテッド・ロック

アダルト現代音楽、Adult-Oriented Rock
「AOR」は1980年代の日本で音楽用語として用いられた。ボビー・コールドウェルの「Heart of Mine」が1988年に紹介された際には、「Adult-oriented Rock」=「大人向けのロック」として解釈された。ボズ・スキャッグス[2]ボビー・コールドウェルルパート・ホルムズスティーリー・ダンクリストファー・クロス1974年以降のシカゴなどが該当する。音楽性が近い音楽用語としては、クワイエット・ストーム(Quiet Storm)[3]、ソフト&メロウ(Soft & Mellow)、アダルト・コンテンポラリー(Adult Contemporary/AC)、アーバン(Urban)、ヨット・ロック(Yacht Rock)などがある。ボズ・スキャッグスはかつてルーツ・ミュージック志向のロックを扱っていたが、後年にTOTOを結成するスタジオミュージシャンらを起用した1976年発表のアルバム『シルク・ディグリーズ』がヒットしたことで、ACシンガーとして知られるようになった。

AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の代表曲の例

世界のソロ・ミュージシャン

世界の主なグループ

日本の主なミュージシャン

関連項目

脚注

  1. ^ http://rateyourmusic.com/genre/AOR/
  2. ^ http://musicbird.jp > ... > 126ch SUPER LEGEND 名盤チャンネル
  3. ^ スモーキー・ロビンソンの曲名に由来する。アニタ・ベイカーらが代表的なシンガー
  4. ^ https://www.allmusic.com/artist/al-stewart-mn0000933883
  5. ^ 81年に「ウイ・アー・イン・ジス・ラブ・トゥゲザー」がヒットした
  6. ^ 77年に「ロンリー・ボーイ」がヒット
  7. ^ もともとはフェアポート・コンベンション」に在籍した。その後マシューズ・サザン・コンフォートを経て79年にソロとして「シェイク・イット」をヒットさせた
  8. ^ かつてはベイカー・ガービッツ・アーミーで”ハードロック”を演奏していた
  9. ^ 82年に「パーソナリィ」をヒットさせた
  10. ^ 「レッツ・ラウンド・アゲイン」がAORにあたる
  11. ^ 小林克也の「ベストヒットUSA」のテーマ曲に採用された
  12. ^ http://lightmellow.livedoor.biz/archives/52076673.html