膣
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女性器の断面図
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ヒトの女性器の写真。図中の4
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| ラテン語 | Vagina |
| 器官 | 女性器 |
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腸腰動脈
膣動脈 中直腸動脈 |
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膣(腟、ちつ、ドイツ語: Vagina (ヴァギナ)、英語: Vagina (ヴァジャイナ))は動物の雌性生殖器のうち、体内にあって体外開口部に連なる末端部。
目次 |
概説 [編集]
哺乳類ではメスの子宮から体外に通じる管状の器官であり、交接器と産道を兼ねる。また、膣の開口部(膣口)は、外陰部に位置する。鳥類やいくつかの爬虫類および単孔類など一部の哺乳類における膣は、総排出腔(=総排泄腔)であり、昆虫、無脊椎動物においては、卵管(=輸卵管)の末端部である。ヒトにおいては女性器の一部である。酸性成分に満たされており、膣内に射精された精子も約99%が死滅するほどである。膣径は白人の場合思春期前は8cm以下であるが、初経発来時には11cmに拡大する[1]。
語源 [編集]
一般的には「膣」と表記されるが、「腟(しつ)」が使われる場合もある。いずれも常用漢字外である。小川鼎三の「医学用語の起こり」によると、「腟」は『重訂解体新書』(『解体新書』の改訂版)を訳出する際に作成した新字であり「しつ」と読ませようとしたが、既存の似た文字である「膣」に取って代わられ、読みも「ちつ」になったとされている[2][3][4]。しかし、いずれの字も『康熙字典』に存在するため、この説には疑問が残る。ちなみに、中国語における「膣」は「肉が出来る」といった意味を表し、この字が女性器を表すのは日本語の用法である[疑問点 ]。Vagina のことを中国語では「陰道」と言う。
Vaginaはラテン語に由来し、解剖学でいう鞘(さや)(包膜、包被としての役目を担っている構造)を意味する。膣粘膜は、vagina mucosaと呼ぶ。
役割 [編集]
膣の役割は以下のものがある。
- 卵巣や子宮、膣自体などの内性器からの分泌物や、月経による血液などを、体外に排出する道を提供する。
- 交尾(性交)で雄(男性)の陰茎を受け入れ(この時陰茎は勃起していることが必要。勃起していなければ軟らか過ぎて曲がってしまい、進入出来ない)、締め付けて性的快感を与え射精を促し、その生殖細胞(精子)を卵細胞(卵子)へと導き、受精を実現させる。
- 出産時、胎児を子宮から母体外へ運んでいく経路、すなわち産道を提供する。
処女膜 [編集]
陰門より奥側、ヒトでは尿道口の下側に処女膜 (Hymen) がある。哺乳動物ではモルモット、ゾウ、鼠、ハクジラ、アザラシ、ジュゴン、キツネザルなどにある。処女膜の役目は、「未成熟な内性器を細菌などから守るものだ」など諸説あるがはっきりしていない。
詳細は「処女膜」を参照
女性の外性器の解剖学 [編集]
女性の外性器は、よく「膣」であるといわれるが、厳密には、外陰部(=Vulva または、Pudenda(ラテン語で「恥」))のことである。膣の内部とは区別される。
なお、一部医師によって膣内壁の皺襞、疣贅の形状が、尖圭コンジローマによるものと誤診されることがある[5]。
参考文献 [編集]
- 笠井寛司 『日本女性の外性器 ― 統計学的形態論』 (フリープレス、増補改訂版 2004年) ISBN 4-434-04575-X
- イェルト・ドレント , 塩崎香織(訳) 『ヴァギナの文化史』 (作品社、2005年) ISBN 4-87893-689-4
- キャサリン・ブラックリッジ , 藤田真利子(訳) 『ヴァギナ 女性器の文化史』 (河出書房新社、2005年) ISBN 4-309-20453-8
脚注 [編集]
- ^ 思春期の発現・大山建司
- ^ 小川鼎三『医学用語の起こり』(東京書籍、1990年)ISBN 978-4487722181
- ^ 徳島大学吉田秀夫のホームページ
- ^ 96「腟と膣」を参照
- ^ http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/std/2005/09/post_d765.html
関連項目 [編集]
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