緊急進入路
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緊急進入路(きんきゅうしんにゅうろ)は、高速道路をはじめとする自動車専用道路において、非常時に管理車両や緊急自動車等が沿線の一般道路からアクセスが可能な様に設けられた道路である。
概要
[編集]災害発生時における非常時の交通の確保のため、あるいは医療施設への患者の搬送時間を短縮するために高速道路等を利用しようとする際、近隣にインターチェンジがないことにより高速道路等が有効に活用されない沿道地域が多く存在する。このため、すぐそばまで一般道路が迫っている地域について、管理車両や緊急車両等に限って一般道路とのアクセスを確保し、高速道路等を有効活用するために設けられたものである。
いずれも通常の料金所などにみられる様な発券装置・ETCゲートなどは設けられておらず、通常は施錠された門扉・フェンスなどにより閉鎖されている。一般の自動車は使用できない。 敷地などの関係で、通常のランプウェイでなくエレベーターを使用している場合もある[3]。
設置されている箇所
[編集]北海道地区
[編集]東北地区
[編集]関東地区
[編集]なし
中部地区
[編集]近畿地区
[編集]中国地区
[編集]四国地区
[編集]- E55 阿南安芸自動車道(日和佐道路)
- 由岐IC~日和佐出入口間。木岐地区。徳島県道289号赤松由岐線から接続。
- 由岐IC~日和佐出入口間。北白浜地区1。
- 由岐IC~日和佐出入口間。北白浜地区2。美波ゆめトンネルから少し由岐寄りにある。[8]
- E76 西瀬戸自動車道
- E56 松山自動車道
九州地区
[編集]なし
沖縄地区
[編集]- E58 沖縄自動車道・屋嘉インターチェンジ(許田インターチェンジ方面入口)
出典
[編集]- ^ “リニューアル(入替工事)”. ダイコー株式会社. 2023年5月30日閲覧。
- ^ 阪神高速 [@hex_info] (2019年7月4日). "神戸長田トンネルの緊急車両用エレベーターについての説明". X(旧Twitter)より2023年5月30日閲覧。
- ^ 特に都市高速道路での採用例が多い。例として阪神高速環状線北行[1]や神戸山手線の神戸長田トンネル[2]が挙げられる 。
- ^ a b c “道央自動車道 虻田洞爺湖ICを移設します ~ 国道230号新ルートに直結し洞爺湖へのアクセスが便利に ~”. 東日本高速道路 (2007年11月22日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ a b 中田, 諒; 下タ村, 光弘; 飯田, 啓也 (2011), “救急搬送活動における緊急入退出路の利用実態ー苫小牧市周辺地域を例としてー”, 第44回土木計画学研究発表会講演集 (土木学会)
- ^ “札樽自動車道 金山PAに「緊急開口部」を設置します ~ 「道立子ども総合医療・療育センター」への救急搬送を支援 ~”. 東日本高速道路 (2007年8月23日). 2019年6月1日閲覧。
- ^ 『一般国道317号生口島道路の緊急進入路使用開始について』(プレスリリース)国土交通省 中国地方整備局 福山河川国道事務所、2006年12月6日。オリジナルの2013年1月22日時点におけるアーカイブ 。2012年10月8日閲覧。
- ^ 『一般国道55号日和佐道路(由岐IC~美波町北河内間)一般県道由岐港線(田井工区)5月12日より開通』(プレスリリース)国土交通省徳島河川国道事務所 徳島県、2007年4月23日 。2012年10月6日閲覧。
- ^ “西予・歯長トンネル付近に緊急車両進入路完成”. 愛媛新聞社. (2012年9月28日). オリジナルの2012年11月15日時点におけるアーカイブ。 2012年10月6日閲覧。