「日産・クリッパーバン」の版間の差分

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== その他 ==
== その他 ==
ミニキャブ同様、バンのボディを後ろから4分の1程カットしてトラックと4名乗車できるスペースを兼ね備えたダブルキャブがあるが、元祖と言える[[ダイハツ・ハイゼットデッキバン]]とはミニキャブと合わせても販売台数にかなり差がある。ちなみに、「ダブルキャブ」は[[日産・ダットサントラック|ダットサントラック]]のクルーキャブにつけられていた名前である。
ミニキャブ同様、バンのボディを後ろから4分の1程カットしてトラックと4名乗車できるスペースを兼ね備えたダブルキャブがあるが、元祖と言える[[ダイハツ・ハイゼットデッキバン]]とはミニキャブと合わせても販売台数にかなり差がある。ちなみに、「ダブルキャブ」は[[日産・ダットサントラック|ダットサントラック]]のクルーキャブにつけられていた名前である。{{要出典|date=2021年10月21日 (木) 08:43 (UTC)}}


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2021年10月21日 (木) 08:43時点における版

日産・NV100クリッパー
3代目
概要
別名 三菱・ミニキャブ
マツダ・スクラム
スズキ・エブリイ(2代目 - )
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2003年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーライトバン
駆動方式 後輪駆動
四輪駆動
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NV100クリッパー (エヌブイイチマルマルクリッパー、NV100 CLIPPER) は、日産自動車販売しているセミキャブオーバー型軽ライトバン。初代は三菱自動車工業から、2代目以降はスズキからそれぞれOEM供給を受ける車種である。

セミキャブオーバー型軽トラックのクリッパートラック(現在のNT100クリッパー)と同時発表・発売され、日産の販売する軽自動車では、実験的な少数生産に留まった軽規格の電気自動車ハイパーミニ」を除けば、第一号の「モコ」(スズキ・MRワゴンのOEM品)に次ぐ第二弾目となる。

なお、本稿では、初代モデルの前期型から中期型にかけて用いられていたクリッパーバンCLIPPER VAN)も扱う。

初代 U71V/U72V型(2003年-2013年)

日産・クリッパーバン
日産・NV100クリッパー(初代)
U71V/U72V型
クリッパーバン 後期型
初代 NV100クリッパー GXターボ 4WD
概要
販売期間 クリッパーバン:2003年10月 - 2012年1月
NV100クリッパー:2012年1月 - 2013年12月
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバーライトバン
駆動方式 FR/4WD
パワートレイン
エンジン 3G83型 657cc 直3 SOHC
3G83型 657cc 直3 SOHC インタークーラーターボ
最高出力 35kW(48PS)/6,000rpm(NA車)
47kW(64PS)/6,000rpm(ターボ車)
最大トルク 62N・m(6.3kgf・m)/4,000rpm(NA車)
86N・m(8.8kgf・m)/3,000rpm(ターボ車)
変速機 5速MT/3速AT/4速AT
前:マクファーソンストラット式
後:3リンク式
前:マクファーソンストラット式
後:3リンク式
車両寸法
ホイールベース 2,390mm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,785 - 1,890mm
車両重量 860 - 1,030kg
その他
姉妹車 三菱・ミニキャブバン(6代目)
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  • 2003年8月29日 - 三菱自動車と日産自動車の共同プレスリリースでミニキャブのOEM供給に合意した事を発表し[1]、新型軽商用車の名称を「クリッパー」に決定したと発表した[2]
  • 2003年9月16日 - クリッパートラックと共に公式発表(同年10月6日販売開始)[3]
グレード体系は「SD(ミニキャブバン「CS」相当)」・「DX(同「CD」相当)」・「GL(同「CL」相当)」の3グレードを設定するが、ミニキャブバンに設定されている「CS 2シーター」の設定はない。社内型式はVMA0型だが、正式な車両型式は三菱流のU71V型である。なお、グリルエンブレム類の変更程度でミニキャブバンと大きな変更はない。
  • 2004年10月20日 - クリッパートラックと共に一部改良[4]
全車「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得し、「SD」・「DX」の4WD・3AT車を除く全グレードが「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。併せて、助手席SRSエアバッグシステムと頭部衝撃緩衝材付アシストグリップ(運転席側)を標準装備し、フロント周りの車体補強などを行ったことで衝突安全性を高めた。
  • 2005年12月21日 - クリッパートラックと共にマイナーチェンジ[5]
フロントグリルを日産流の「ウインググリル」に変更してミニキャブバンと差別化したほか、液晶式トリップメーターを追加。さらに、ヘッドランプレベライザーを標準装備し、2006年1月から実施される灯火器(改正)技術基準に適合した。そのほか、最上位グレードの「GL」にはプライバシーガラスとカセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカーを標準装備した。
  • 2006年12月21日 - クリッパートラックと共に一部改良[6]
助手席側にサイドアンダーミラーを標準装備したほか、速度計表示の精度向上を図ったことで保安基準に適合した。また、CDプレーヤーやカラードサイドミラーを装備した「エクストラパック」を追加した。
  • 2007年6月14日 - クリッパーリオを発売[7]
クリッパーバンをベースとした5ナンバーのワンボックスワゴン。バン、トラックと同様、三菱自動車工業からのOEM供給モデルであり、ベース車両は三菱・タウンボックスである。専用ダークスモークメッキフロントグリルの採用により、ベース車両との差別化を図っていた。
  • 2007年12月21日 - クリッパートラック・クリッパーリオと共に一部改良[8]
内装色をダークグレー/グレーの2トーンカラーに変更し、キーシリンダー取り付け部の強度を向上。液晶トリップメーターはA・Bの2区間対応式となった。また、全車にリアシートベルトを標準装備し、「GL」はリアシート地をファブリックに変更した。
道路運送車両の保安基準及び協定規則への対応のため、スライドドアセンターレールの端末エッジ部、フロントフェンダー、リアアンダーミラーの形状を変更し、ドリップチャンネル前後端開口部の縮小を行った。
  • 2010年1月8日 - クリッパートラック・クリッパーリオと共に一部改良し、特別仕様車「DX Black-Limited(ミニキャブバン「黒バン」相当)」を発表(1月14日販売開始)[10]
インストパネル、メーター、ステアリング周りのデザインを変更し、同時に、半ドア警告灯やAM/FMラジオを標準装備した。
特別仕様車「DX Black-Limited」は、「DX」のハイルーフ3AT車をベースに、ボディカラーを専用塗装の「ブラック」に変更したほか、フロントグリルとヘッドランプインナーパネルをメッキ化した。
  • 2010年8月17日 - クリッパートラック・クリッパーリオと共に一部改良[11]
エンジンのフリクションを低減し、燃費を向上。これにより、2WD車は「平成22年度燃費基準+10%」を達成した。また、一部グレードでシート生地を変更して質感を向上し、「DX」のハイルーフ車と「GL」には、「ナイトバイオレット・パール(オプションカラー)」を追加した。
  • 2012年1月25日 - トラックと共にマイナーチェンジを行い、車名を「NV100クリッパー」に改名[12]
フロントデザインやシート地が変更され、カップホルダー付フロアコンソールボックスの容積を大型化し、ヘッドレストは強度を高めて高さを変更し、シートベルト・シートベルトバックルの取り付け位置を変更した。また、リアデザインも一新し、ハイマウントストップランプをLED化。新色としてチタニウムグレーメタリックを追加した。また、グレード体系の見直しにより、手ごろな価格設定とした「DX」、マイナーチェンジに伴って廃止された「クリッパーリオ」の「E」に代わり、プライバシーガラス・フルホイールカバー・リモートコントロールエントリーシステム・CD一体AM/FMラジオなどを装備した充実グレード「GX」、「クリッパーリオ」のターボ車「G」に代わるターボ車「GXターボ」の3グレードに整理した。なお、新デザインのリヤコンビランプはダイハツ・ハイゼットカーゴ/トヨタ・ピクシスバン/スバル・サンバーバンと共用の部品となった為、ダイハツのロゴが入っている。尚、乗用モデルのクリッパーリオはベース車のタウンボックスの生産終了により、廃止された。
  • 2012年12月13日 - ミニキャブバンの一部改良に合わせて一部改良(仕様変更扱い)。シート生地の変更により質感を向上。JC08モード燃費に対応した。

2代目 DR64V型(2013年 - 2015年)

日産・NV100クリッパー(2代目)
DR64V型
DX GLパッケージ 4WD
概要
販売期間 2013年12月 - 2015年3月
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバー型ライトバン
駆動方式 FR/4WD
パワートレイン
エンジン K6A型 658cc 直3 DOHC
K6A型 658cc 直3 DOHC インタークーラーターボ
最高出力 36kW(49PS)/5,800rpm(NA車)
47kW(64PS)/6,000rpm(ターボ車)
最大トルク 62N・m(6.3kgf・m)/4,000rpm(NA車)
95N・m(9.7kgf・m)/3,000rpm(ターボ車)
変速機 5速MT/3速AT/4速AT
前:マクファーソンストラット式
後:I.T.L式
前:マクファーソンストラット式
後:I.T.L式
車両寸法
ホイールベース 2,400mm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,790 - 1,875mm
車両重量 880 - 980kg
その他
姉妹車 スズキ・エブリイ(5代目)
マツダ・スクラムバン(4代目)
三菱・ミニキャブバン(7代目)
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  • 2013年8月29日 - OEM元である三菱自動車の軽商用車(ただし電気軽商用車の「ミニキャブMiEV」は除く)市場の撤退表明に伴い、同年末からスズキより、エブリイのOEMを受け、次期型を販売することが発表された[14]
  • 2013年12月3日 - NT100クリッパーと共に初のフルモデルチェンジ[15]。なお、社内型式はVZA0型だが、車両型式はスズキ式のDR64V型となった。
グレード体系は初代・後期型のグレード体系を踏襲し、「DX」・「GX(エブリイ「JOIN」相当)」・「GXターボ(同「JOINターボ」相当)」の3グレードが用意される。「DX」はエブリイでの「PA」に相当するハイルーフ仕様に加え、エブリイでの「GA」に相当する標準ルーフ仕様も設定されるが、標準ルーフ仕様に関しては2WD・3AT車のみの設定である(エブリイ「GA」では5MT車(2WD/4WD)の設定がある)。また、ハイルーフ仕様には、プライバシーガラス、リモートコントロールエントリーシステム、パワーウィンドウ、ファブリックシート地、カーアラームをひとまとめにした「GLパッケージ(エブリイ「PC」相当)」が新たに設定された。「GXターボ」は4AT車のみの設定である(エブリイ「JOINターボ」では5MT車の設定もある)。
最小回転半径を4.1mとしたことで扱いやすさや小回りの良さを実現し、ステップ高を前席は355mm、後席は375mmとし、運転席・助手席に乗降グリップを備えたことで乗降がしやすくなり、インストシフトノブを採用したことで前席間のウォークスルーが可能となった。積載能力に関してもなら9枚積載可能な積載量を確保するほか、助手席を前に倒すことで長尺物も積載できる助手席前倒し機構を採用。「GX」系には分割可倒式リアシートも採用し、長尺物積載時でもリアシートに1名乗車できる。また、カーアラームが新たに装備され、「GX」系にはリアヒーターとシートアームレストも装備された。エンジンは全車DOHC化され、NAエンジンの3AT車は排気ガスのクリーン化により「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、併せて、燃費向上により「平成27年度燃費基準」を達成。ターボエンジンは最大トルクを9N・m(0.9kgf・m)向上した。なお、外観はエンブレム類を変更した程度で大きな変更はなく、カラーバリエーションもエブリイと同一である(「ブルーイッシュブラックパール」は「DX GLパッケージ」及び「GX」系に設定)。
なお、スズキはすでにマツダ向けにスクラムバンの車種名でOEM供給を行っているため、同車の販売時点で3兄弟車種となったが2014年2月27日にミニキャブバンもエブリイのOEMに切り替わったことから4兄弟車種となった。
2015年2月[16]に生産終了。在庫対応分のみの販売となる。OEM元のエブリイがフルモデルチェンジし、同月にNV100クリッパーもフルモデルチェンジが発表されたため、2代目NV100クリッパーの販売期間は1年3ヶ月間であった。
2015年3月 - 3代目と入れ替わって販売終了。

3代目 DR17V型(2015年- )

日産・NV100クリッパー(3代目)
DR17V型
DX GLパッケージ
概要
販売期間 2015年-
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアセミキャブオーバー型ライトバン
駆動方式 FR/4WD
パワートレイン
エンジン R06A型 658cc 直3 DOHC 吸気VVT
R06A型 658cc 直3 DOHC 吸気VVT インタークーラーターボ
最高出力 36kW(49PS)/5,700rpm(NA車)
47kW(64PS)/6,000rpm(ターボ車)
最大トルク 62N・m(6.3kgf・m)/3,500rpm(NA車)
95N・m(9.7kgf・m)/3,000rpm(ターボ車)
変速機 5速MT/5速AGS/4速AT
前:マクファーソンストラット式
後:I.T.L
前:マクファーソンストラット式
後:I.T.L
車両寸法
ホイールベース 2,400mm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,800 - 1,895mm
車両重量 840 - 950kg
最大積載量 250 - 350kg
その他
姉妹車 スズキ・エブリイ(6代目)
マツダ・スクラムバン(5代目)
三菱・ミニキャブバン(8代目)
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  • 2015年2月24日 - NV100クリッパーリオと共にフルモデルチェンジを発表(3月3日販売開始)[17]
エンジンを3代目モコと2代目NT100クリッパーに搭載されているR06A型(「GXターボ」は同エンジンのインタークーラーターボ仕様)に置換し、低中速トルクを増したことで加速性能や登坂性能を高め、ボディの要所に高張力鋼板や超高張力鋼板を効果的に使用することで、衝突安全性や耐久性を高めながら車両全体を軽量化した。NA車には2代目の3速ATに替わり、5速MTをベースにクラッチ操作とシフト操作を自動化したAMT「AGS」を採用した(OEM車にAGSを採用したのは初)。これらにより燃費を向上し、NA・AGS車は「平成27年度燃費基準+20%[18]」を、NA・5MT車は「平成27年度燃費基準[19]」をそれぞれ達成し、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」はNA・AGS車に加え、NA・5MT車にも拡大適応した。
荷室長(2名乗車時)・荷室高・荷室幅(4名乗車時)がそれぞれ拡大し、スライドドアやバックドアの開口部も拡大したほか、ユーザー自身で荷室のアレンジができるラゲッジユーティリティナットを採用し、「DX GLパッケージ」・「GX」・「GXターボ」には手元に置く書籍や箱を収納できるオーバーヘッドシェルフを標準装備した。
また、日産が販売する商用車で初めてとなる赤外線レーザーレーダー方式の「エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ、エブリイでの「レーダーブレーキサポート」相当)」[20]をはじめ、踏み間違い衝突防止アシスト(エブリイでの誤発進抑制機能に相当)、VDC(エブリイでのESPに相当)、エマージェンシーストップシグナル、ヒルスタートアシストを「GX」のAGS車と「GXターボ」に標準装備(ヒルスタートアシストは「GX」のみ標準装備)、「DX(ハイルーフ車)」と「DX GLパッケージ」のAGS車にメーカーセットオプション設定した(本セットオプションを装備した場合、ABS+EBDもセットで装備される)。
  • 2016年2月12日 - 一部仕様向上並びに特別仕様車「DX エマージェンシーブレーキパッケージ(エブリイ「PAリミテッド レーダーブレーキサポート装着車」相当)」、「DX GLエマージェンシーブレーキパッケージ(同「PCリミテッド レーダーブレーキサポート装着車」相当)」を発表(「DX エマージェンシーブレーキパッケージ」は同日より販売開始、「DX GLエマージェンシーブレーキパッケージ」は3月10日販売開始)[21]
「DX」及び「DX GLパッケージ」の5AGS車において、前述の安全装備関連のセットオプションの設定を廃止する替わりに、セットオプションに含まれていたABS+EBDを標準装備化し、従来は「GX」の5AGS車のみ装備されていたヒルスタートアシストを新たに標準装備した。
特別仕様車は「DX(ハイルーフ)」及び「DX GLパッケージ」の各5AGS車をベースに、共通でエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、VDC、エマージェンシーストップシグナルを特別装備したほか、「DX エマージェンシーブレーキパッケージ」には「DX GLパッケージ」に標準装備されているプライバシーガラス(UVカット・断熱機能付、スライドドア・ラゲッジサイド・バックドア)、リモートコントロールエントリーシステム(キーレスエントリー1個、スペアキー1個)、カーアラームを、「DX GLエマージェンシーブレーキパッケージ」には「GX」に標準装備されている電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドアンダーミラー付)、ヒーター付ドアミラー(4WD車のみ)、CD一体AM/FMラジオ、フロント2スピーカーをそれぞれ特別装備した。
「DX」系グレードに設定の5AGS車において2速発進モードを標準装備。また、「GX」は従来設定されていた5AGSを「GXターボ」と同じ4ATに変更した(NAエンジン仕様のAT車の設定は3代目へのフルモデルチェンジに伴う廃止以来、2年3ヶ月ぶりとなる。なお、OEM元のエブリイ「JOIN」は5AGS車が引き続き設定されている)。
「DX エマージェンシーブレーキパッケージ」に装備されているリモートコントロールエントリーシステム、カーアラーム、プライバシーガラスを「DX(ハイルーフ)」にも標準装備されたほか、ABS+EBDを「DX(ハイルーフ)」と「DX GLパッケージ」の5MT車にも標準装備されたことで、全車標準装備となった。
併せて、オーテックジャパンが扱う福祉車両「ライフケアビークル」の新ラインナップとして、乗用モデルのNV100クリッパー リオに先行設定されていた「チェアキャブ」を6月に発売することも発表された[24](「チェアキャブ」はエブリイ「車いす移動車」に相当、4ATのみの設定となる)。
一部グレードに装備の衝突被害軽減ブレーキが夜間を含む歩行者にも検知可能なステレオカメラ方式となって「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(エブリイでの「デュアルカメラブレーキサポート」に相当)」に強化され、「踏み間違い衝突防止アシスト」はエンジン出力を抑制する前進時に加え、ブレーキ制御(エブリイでの「後退時ブレーキサポート」に相当)により後退時にも対応した。併せて、LDW(車線逸脱警報)、インテリジェント DA(ふらつき警報)、先行車発進お知らせ、ハイビームアシスト、オートライトシステムなどが装備された。
また、「DX エマージェンシーブレーキパッケージ」と「DX GL エマージェンシーブレーキパッケージ」はグレード名称を「DX セーフティパッケージ」と「DX GL セーフティパッケージ」に変更するとともに、「DX(標準ルーフ)」・「DX GLパッケージ」・「DX GL セーフティパッケージ」はトランスミッションを5AGSから4ATに変更された(「DX GLパッケージ」に設定の5MTは継続設定)。「DX(ハイルーフ)」と「DX セーフティパッケージ」にはオーバーヘッドシェルフが新たに装備された。
なお、2018年6月にエブリイの一部グレードに追加設定された「ノクターンブルーパール」、「クールカーキパールメタリック[26]」、「ムーンライトバイオレットパール」の3色はNV100クリッパーには設定されず、従来通り3色展開となる。
  • 2021年9月22日 - NV100クリッパーリオと共に一部仕様向上(同日発売は4AT車のみで、5MT車・5AGS車は9月27日発売)[27]
「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、LDW、インテリジェント DA、先行車発進お知らせ、ハイビームアシストを「GX」の5MT車に、VDCとオートライトシステムを「DX」と「DX GLパッケージ」にそれぞれ拡大して標準装備(VDCとオートライトシステムは全車標準装備化)された。
USB電源ソケット(2個)を全車に、パワーウインドウを「DX」と「DX セーフティパッケージ」に、電動格納式リモコンカラードドアミラーを「DX GLパッケージ」にそれぞれ標準装備されたほか、「GX」と「GXターボ」はNV100クリッパーリオと同じデザインのメッキフロントフード加飾も施された。
グレード体系が一部変更され、「DX」は標準ルーフを廃止してハイルーフのみに、「DX GLパッケージ」は5MT車が廃止されて4AT専用グレードとなった。WLTCモード試験による燃料消費率・排出ガスに対応(燃料消費率はJC08モードも併記)し、NA・5MT車と「GXターボ」を除く全車が「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。JC08モードにおける燃料消費率が「GX」の5MT車と「DX」の4WD・5MT車は向上されたものの、それ以外のグレード・仕様では低下ししたため、平成27年度燃費基準は「DX」と「DX セーフティパッケージ」の5AGS車のみ+15%達成となった。

車名の由来

その他

ミニキャブ同様、バンのボディを後ろから4分の1程カットしてトラックと4名乗車できるスペースを兼ね備えたダブルキャブがあるが、元祖と言えるダイハツ・ハイゼットデッキバンとはミニキャブと合わせても販売台数にかなり差がある。ちなみに、「ダブルキャブ」はダットサントラックのクルーキャブにつけられていた名前である。[要出典]

脚注

  1. ^ 日産自動車 NEWS PRESS RELEASE 2003年8月29日付
  2. ^ 日産自動車 NEWS PRESS RELEASE 2003年8月29日付
  3. ^ 新型軽商用車「クリッパー」を発売 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2013年9月16日(2015年2月25日閲覧)
  4. ^ 「クリッパー」を一部改良 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2004年10月20日(2015年2月25日閲覧)
  5. ^ 「エキスパート」「クリッパー」「ADバン」「シビリアン」を一部改良 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2005年12月21日(2015年2月25日閲覧)
  6. ^ クリッパーを一部改良および「DX 農繁仕様」を追加 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2006年12月21日(2015年2月25日閲覧)
  7. ^ 新型軽ワンボックス「クリッパー リオ」を発売 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2007年6月14日(2018年5月15日閲覧)
  8. ^ 「クリッパー」「クリッパー リオ」を一部改良 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2007年12月21日(2015年2月25日閲覧)
  9. ^ 「クリッパー」「クリッパー リオ」を一部改良 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2008年12月22日(2015年2月25日閲覧)
  10. ^ 「クリッパー」を一部改良 あわせて特別仕様車「Black-Limited(ブラックリミテッド)」を発売 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2010年1月8日(2015年2月25日閲覧)
  11. ^ 「クリッパー」を一部改良 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2010年8月17日
  12. ^ 「NV100クリッパー」「NT100クリッパー」を新発売 - 日産自動車株式会社 ニュースリリース 2012年1月25日
  13. ^ NV100クリッパー(日産)2012年1月~2013年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
  14. ^ 日産自動車 NEWS PRESS RELEASE 2013年8月29日付
  15. ^ 日産自動車 NEWS PRESS RELEASE 2013年12月3日付
  16. ^ NV100クリッパー(日産)2013年12月~2015年2月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
  17. ^ "新型「NV100クリッパー」「NV100クリッパー リオ」を発表" (Press release). 日産自動車株式会社. 24 February 2015. 2015年2月24日閲覧
  18. ^ 2WD車は同年4月の燃費基準の区分変更に対応し、平成27年度燃費基準+25%を達成
  19. ^ 2WD車は同年4月の燃費基準の区分変更に対応し、平成27年度燃費基準+5%を達成
  20. ^ デイズ及びデイズルークス同様、歩行者への検知機能はなかった(なお、デイズ・デイズルークス共に2018年5月の一部改良により歩行者への検知機能を備えた「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」へ強化されている)
  21. ^ "「NV100クリッパー」を一部仕様向上~あわせて自動ブレーキを搭載した特別仕様車を設定~" (Press release). 日産自動車株式会社. 12 February 2016. 2016年2月12日閲覧
  22. ^ "「NV100クリッパー」を一部改良" (Press release). 日産自動車株式会社. 24 May 2017. 2017年5月24日閲覧
  23. ^ "「NV100クリッパー」の仕様を一部変更" (Press release). 日産自動車株式会社. 9 April 2018. 2018年4月9日閲覧
  24. ^ "NV100クリッパー 「チェアキャブ」を発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 24 May 2017. 2017年5月24日閲覧
  25. ^ "「NV100クリッパー」、「NV100クリッパー リオ」の一部仕様向上を発表" (Press release). 日産自動車株式会社. 24 June 2019. 2021年9月22日閲覧
  26. ^ 乗用モデルのNV100クリッパーリオには設定
  27. ^ "「NV100クリッパー」、「NV100クリッパー リオ」を一部仕様向上" (Press release). 日産自動車株式会社. 22 September 2021. 2021年9月22日閲覧

関連項目

外部リンク