プリンス・クリッパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

クリッパーCLIPPER )はプリンス自動車工業が製造・販売していた小型/中型トラックである。1966年のプリンス自動車工業と日産自動車の合併後も引続き製造され、日産・プリンス店で販売された。

2003年三菱自動車工業よりOEM供給を受ける日産初の軽商用車の車名として復活した。2014年スズキからのOEM供給に変更された(日産・NV100クリッパーを参照)。

歴史[編集]

初代(1958年-1966年)[編集]

初代クリッパー T631
  • 1958年10月 - 富士精密工業(後のプリンス自動車工業)より、「プリンスキャブオーバー(AKTG-1型 1955年4月発表)」の後継車種としてAQTI-1型クリッパー発売。ラジエータグリルがなく、楕円形の穴が2列上下に3つずつ並んだデザインが特徴的であった。3人乗り、2t積で直列4気筒OHV 1,484cc GA30型エンジン(60PS/4,400rpm、10.75kgm/3,200rpm)を搭載した。ボディ製作は昭和飛行機に委託していた。トラックのほかにパネルバン、マイクロバスがラインナップされた。
  • 1959年10月 - AQTI-2型クリッパー発売。直列4気筒OHV GA4型(70PS/4,800rpm、11.5kgm/3,600rpm)を搭載する。
  • 1960年4月 - マイナーチェンジ。AQTI-2改1型発売。ハイポイドギア(7.167:1)に変更。
  • 1961年2月 - 「スーパークリッパー(BQTI-1型)」発売。クリッパーとの外観の違いはエンブレム程度であった。直列4気筒OHV 1,862cc GB30型(80PS/4,800rpm、14.9kgm/3,200rpm)を搭載する。
  • 1961年6月 - マイナーチェンジ。AQTI-2改2型発売。ヒゲ付きグリル。BQTI-2型は91馬力
  • 1962年5月 - スーパークリッパーにロングボディーを追加。BQTI-2改(OH)型、通称BQTI-OH型。
  • 1963年3月 - マイナーチェンジ。T631-3型。ロングボディーはT631N改型OH。国産中型キャブオーバートラック初となる4灯式ヘッドランプを採用。
  • 1964年1月 - マイナーチェンジ。T631-4型。ダッシュボードデザイン変更


2代目(1966年-1976年)[編集]

2代目クリッパー
  • 1966年4月 - 2代目T65型発売。ヘッドライト、ラジエーターグリルあわせて4個の楕円を持つ造形になる。またグリル内には十字型のモールを組み入れ、これがクリッパーのアイデンティティーとなる。登場直後にプリンスが日産に合併された後も、前期型はフロントに「PRINCE」の社名ロゴを付けていた。
  • 1968年、マイナーチェンジ。エンジンをプリンス設計のG1型、G2型から日産設計のH20型SD22型に変更。
  • 1973年、マイナーチェンジ。エンブレムなどを変更。


3代目(1976年-1981年)[編集]

3代目クリッパー


名前の由来[編集]

「クリッパー」とは「駿馬、俊足を誇る馬」を表す英語。

出典[編集]

関連項目[編集]