横浜アンパンマンこどもミュージアム
横浜アンパンマンこどもミュージアム Yokohama Anpanman Children's Museum | |
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施設情報 | |
管理運営 | 株式会社ACM |
延床面積 | 約13,948m[1] |
開館 | 2007年4月 |
所在地 |
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-9 |
位置 | 北緯35度27分47.0秒 東経139度37分43.4秒 / 北緯35.463056度 東経139.628722度座標: 北緯35度27分47.0秒 東経139度37分43.4秒 / 北緯35.463056度 東経139.628722度 |
アクセス |
新高島駅(みなとみらい線) 3番出口より徒歩3分 |
外部リンク |
www |
プロジェクト:GLAM |
横浜アンパンマンこどもミュージアム | |
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店舗概要 | |
開業日 |
<旧施設> 2007年(平成19年)4月20日開業 <現施設> 2019年(令和元年)7月7日に移転リニューアルオープン |
施設管理者 | 株式会社ACM[注 1] |
施工者 | 大成建設[1] |
延床面積 | 約13,948 m2[1] |
営業時間 |
ミュージアム:10:00 - 17:00 (ミュージアムの最終入館は16:00まで) ショップ&フード・レストラン:10:00 - 18:00 ※営業時間は時期により異なる場合がある 〈定休日:元日・メンテナンス日など〉 |
前身 | 横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール |
横浜アンパンマンこどもミュージアム(よこはまアンパンマンこどもミュージアム)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいに所在する、『アンパンマン』をテーマとした参加型ミュージアムとショッピングモールの複合施設である。
事業主体は日本テレビ音楽株式会社、運営主体は株式会社ACM[2]。
概要
2007年4月20日、みなとみらい地区の48街区に開館。その後、2019年7月7日に同地区の61街区に移転リニューアルオープンした。
- 48街区の暫定施設として開館
- 旧施設はみなとみらい地区の48街区における暫定利用施設(10年間の定期借地)[注 2]として、2007年4月20日に開館。開館当初の名称は「横浜アンパンマンこどもミュージアム」であった[5][6]が、有料のミュージアムと入場無料のショッピングモールで構成されるため、後に「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」に改称した。国内で展開する「アンパンマンこどもミュージアム」の第一号施設である。
- 前述の通り暫定利用施設として運営されており、2017年4月にも当初の借用期限を迎える(借用期間終了後には同地の所有者である独立行政法人都市再生機構〈UR都市機構〉に土地を返還する必要がある)ことから、運営会社ではその後も新しい場所に移転した上で営業を継続する方針としていた[7][8][注 3]。
- 61街区への移転計画と新施設開業
- 2016年3月にはみなとみらい地区の60-62街区(マリノスタウン跡地など)を対象とする開発提案の公募で、「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールの移転プロジェクト」(61街区の一部区画〈南西区画〉における提案)が選ばれた[11]。
- その後、同区画において「横浜アンパンマンこどもミュージアム」(当施設〈=旧施設〉の開業当初の名称に再改称、全国5施設の旗艦施設となる)[13][14]として2019年7月7日に移転開業することが決定[15][16][17]。移転計画により新設された建物は地上3階・地下1階建てで延床面積は旧施設の約2倍(約14,000m2)となり[13][18]、また1階に入場無料のショップ&フード・レストラン、2階にミュージアムのチケットカウンター・ショップ・入口、3階にミュージアム(有料エリア)を配置する全天候型の屋内施設となった[15][16][17][19]。新施設の運営は引き続きACMが行い、さらに今回は30年間の定期借地として長期の運営も視野に入れている[11][20][21]。
- 施設の移転を前に48街区の旧施設は2019年5月26日に閉館し[13][14]、新施設は61街区に場所を移して予定通り同年7月7日に開館(リニューアルオープン)を迎えた[22]。なお、初年度の入場者数は約100万人を目標としている[23]。
フロア構成
当施設のミュージアムエリアは入館料が必要であるが、ショップ&フード・レストランエリアは無料で入場できる。各フロアの詳細は公式サイト内「フロアマップ」も参照。
- 1階:ショップ&フード・レストラン(入場無料)
- 2-3階:ミュージアム(有料フロア)
ショップ&フード・レストラン
飲食店や売店など14店舗が出店しており、“ひろば”でアンパンマンごうとだだんだんが登場するショーなども行われる。
- 利用案内
- 営業時間:10時〜18時(※営業時間は時期により異なる場合がある)
- 入場料無料(※ミュージアム入館者以外も利用可)
- 詳細は公式サイトの「チケット・営業時間」を参照。
おもな店舗
- フード・レストラン
- ジャムおじさんのパン工場
- アンパンマンレストラン
- フードコート
- ハンバーガーやさん
- うどんやさん
- ごはんやさん
- ポップコーンやさん
- ソフトクリームやさん
- グッズ・ショップ
- アンパンマンテラス/アンパンマンフレンズ
- バタコさんの手づくりハウス
- ドキンちゃんのドキドキおしゃれショップ
- もりのほんやさん
- アンパンマンキッズコレクション
- メロンパンナのTシャツショップ
- メロンパンナなりきりTシャツ
緑の服に胸に黄緑のmやベルトが大きくプリントされている。後ろには表は黄緑、裏はオレンジがマントが描かれている
- クリームパンダなりきりTシャツ
薄い黄色の服に胸にCをかたどった赤いマークが大きくプリントされている。後ろには表は赤、裏はピンクの破れたマントが描かれている
- コキンちゃんイニシャルTシャツ
青い服に胸に大きく水色のKマークがプリントされている。
- メロンパンナサングラスTシャツ
腰に手を当てハートのサングラスをかけたメロンパンナがプリントされた緑のTシャツ。後ろには「I love this green and yellow-green m outfit.」と書いてある。
- クリームパンダサングラスTシャツ
胸に手を触りサングラスをかけたクリームパンダがプリントされた黄色いTシャツ。後ろには「I'm a cream panda! No no! Not a panda!Cream panda!」と書いてある
- コキンちゃんサングラスTシャツ
ハートのサングラスをかけたコキンちゃんが仁王立ちしたポーズがプリントされた青いTシャツ。後ろには「I'm Kokin-chan! This outfit is cute」と書いてある
- その他・サービス
- アンパンマンにこにこ写真館
- アンパンマンカーニバル王国
ミュージアム
- 利用案内
- 営業時間:10時〜17時(最終入館は16時/※営業時間は時期により異なる場合がある)
- 入館料:2,200円
- 前日までに購入できる前売WEBチケットもあり。
- 詳細は公式サイトの「チケット・営業時間」を参照。
- 施設案内
3階のミュージアムは以下の8つのエリアで構成され、メインステージ会場となっている“ひろば”ではアンパンマンのショーが毎日開催されている[19]。なお、ミュージアムショップ(ミュージアム入館者のみ利用可)はチケットカウンターのある2階に設置されている。
- パンこうじょう
- みんなのまち
- わんぱくアイランド
- ひろば(メインステージ会場)
- がっこう(ベビーエリア併設)
- わいわいパーク
- ボールパーク
- アンパンマンごう
所在地
- 横浜市西区みなとみらい6-2-9(みなとみらい中央地区61街区)
交通アクセス
詳細は公式サイト内「アクセス」を参照。
- 公共交通機関(鉄道・バス)
- みなとみらい線「新高島駅」(3番出口)より徒歩約3分
- JR・京急電鉄・相模鉄道「横浜駅」(東口)より徒歩約10分
- JR根岸線「桜木町駅」より横浜市営バス“あかいくつ”で「とちのき通り」停留所下車(徒歩約1分)
- 車
- 首都高横羽線「みなとみらい出口」より約1km
- 近隣駐車場(サービス券の発行等による割引なし)
- 第一駐車場(当施設B1):128台
- 第二駐車場(富士ゼロックスR&Dスクエア1F):188台
ギャラリー
-
横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール(旧施設)の外観
〈2015年4月2日〉 -
横浜アンパンマンこどもミュージアム(現施設)の外観
〈2019年7月17日〉 -
現施設を開館時間前に撮影
〈2019年7月17日〉 -
現施設を別の角度より撮影
〈2019年7月17日〉 -
同角度で近づいて撮影
〈2019年7月17日〉 -
さらに近づいて撮影
〈2019年7月17日〉 -
有料ミュージアムエリア(2階チケットカウンター)へ続く階段
〈2019年7月17日〉
その他
- 2007年1月に明るみに出た期限切れ原材料使用問題により開館時における不二家の出店は見送られたが、その後に「横浜アンパンマン&ペコズキッチン」として旧施設に出店しており、アンパンマンとペコちゃんのコラボレーションが実現した。
- 2019年5月に閉館した48街区の旧施設跡地は「プロット48 (PLOT 48)」と呼称され、2020年に開催されるアートイベント「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場の一つとなった[24][25]。なお、会場については旧施設で使用していた「ブルーマリーナMM21」などの建物[注 2](旧施設閉館後の2019年7月時点の様子はコモンズ参照)がそのまま活用されている(2019年11月には同会場でプレイベント「エピソード00 ソースの共有」も開催された[26])。
また、同地(建物含む)は引き続きUR都市機構が所有しており、イベント閉幕後も「プロット48 (PLOT 48)」の名称のまま、2021年より共に長期休館となる横浜みなとみらいホール(2022年10月まで休館)および横浜美術館(2023年12月まで休館予定)の仮事務所として使用されている[27][28][注 4]。
さらに、2023年12月より開催予定の「ヨコハマトリエンナーレ2023」でも前回に引き続き会場の一つとして使用される予定である[29][30]。
脚注
注釈
- ^ 48街区旧施設開業当初の運営者:アンパンマンミュージアム&モール有限責任事業組合(日本テレビ音楽など22者)、その他旧施設の管理・運営:横浜都市みらい(土地所有者の独立行政法人都市再生機構〈UR都市機構〉より委託)
- ^ a b 旧施設のミュージアムエリアの建物は、UR都市機構の横浜中央都市整備事務所として使用されていた「ブルーマリーナMM21」(1996年6月竣工、建築設計:中川巌・建築綜合研究所/構造設計:梅沢建築構造研究所)[3][4]を改装利用していた[5]。
- ^ みなとみらい地区の48街区を含むエリア(ビジネスゾーンB)[9]は高さ制限上、当施設のような低層建築物を長期間配置することは想定されておらず(期間限定の暫定施設はこういった制限が免除されていた)、今後を見据えると場所を移転する必要があった[10]。なお、移転した61街区南西区画[11]は60-62街区の街づくり方針の中で「中低層エリア」に該当するため[12]、低層建築物の建設(長期的な配置)も可能となっている[10]。
- ^ 今後については2022年時点で未定だが、前述の仮事務所や後述のイベント使用終了後などにURが改めて新たな事業者の公募(土地譲渡または土地賃借〈暫定土地利用〉の入札)を実施する可能性がある。
出典
- ^ a b c 横浜アンパンマンこどもミュージアム 完成(日刊建設工業新聞 2019年7月5日)
- ^ 横浜アンパンマンこどもミュージアム(みなとみらいエリアマネジメント公式サイト:施設データベース)
- ^ ブルーマリーナMM21(USE : 梅沢建築構造研究所/Wayback Machine (2019年3月29日時点のアーカイブ))
- ^ ブルーマリーナMM21(東京建物図鑑/Wayback Machine (2004年6月4日時点のアーカイブ))
- ^ a b みなとみらいに「横浜アンパンマンこどもミュージアム」が開業(ヨコハマ経済新聞 2007年1月8日)
- ^ 「横浜アンパンマンこどもミュージアム」オープンのご案内について〈アーカイブ〉 (PDF) (横浜市記者発表資料〈同市こども青少年局〉 平成19年(2007年)4月12日)
- ^ 暫定利用のアンパンマンミュージアム 恒久施設で開業検討(神奈川新聞〈カナロコ〉 2014年9月3日)
- ^ みなとみらいのアンパンマンミュージアムが閉鎖するって本当?(はまれぽ.com 2014年9月9日)
- ^ みなとみらい21中央地区地区計画/計画図(横浜市都市整備局)
- ^ a b みなとみらいレポート第3回・アンパンマンこどもミュージアムはなぜ移転する?(はまれぽ.com 2018年1月11日)
- ^ a b c みなとみらい21地区54街区、56-1街区及び61街区(一部)の事業予定者を決定しました〈アーカイブ〉 (PDF) (横浜市記者発表資料〈同市財政局ほか〉 平成28年(2016年)3月28日/参照)
- ^ 『みなとみらい21中央地区60・61・62街区の街づくり方針』を策定しました(平成27年2月)〈アーカイブ〉/詳細資料〈アーカイブ〉 (PDF) (横浜市都市整備局みなとみらい21推進課 平成27年(2015年)2月25日)
- ^ a b c 2019年夏 横浜アンパンマンこどもミュージアムは新しく生まれ変わります!(PR TIMES:株式会社ACM 2018年8月27日)
- ^ a b アンパンマンミュージアムの閉館日、5月26日に(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年2月8日)
- ^ a b 横浜アンパンマンこどもミュージアムは新しく生まれ変わります!(公式サイト)
- ^ a b 「横浜アンパンマンこどもミュージアム」、7月7日に移転オープン(トラベル Watch 2019年4月16日)
- ^ a b みなとみらいに新しい「横浜アンパンマンこどもミュージアム」が2019年7月7日にオープン!(はまれぽ.com 2019年4月16日)
- ^ アンパンマンミュージアム、横浜駅近くに19年夏移転(日本経済新聞 2018年8月30日)
- ^ a b 横浜アンパンマンこどもミュージアム、移転後の施設徹底レポ!有料と無料のフロア(はまこれ横浜 2019年7月4日)
- ^ MM21に3事業者 清水建設、京急、アンパンマン(神奈川新聞〈カナロコ〉 2016年3月29日)
- ^ 横浜アンパンマンこどもミュージアムが9周年 2019年に移転方針決定(ヨコハマ経済新聞 2016年4月20日)
- ^ 「横浜アンパンマンこどもミュージアム」がリニューアルオープン! 当日の様子をレポート(はまれぽ.com 2019年7月7日)
- ^ アンパンマン 新ミュージアムは7月7日オープン(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年4月16日)
- ^ ヨコハマトリエンナーレ2020 会期・会場が決定 2020年7月3日から、横浜美術館とプロット48(横浜トリエンナーレ:お知らせ 2019年7月2日)
- ^ 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜美術館とみなとみらい21中央地区ほかで開催(ファッションプレス 2019年7月2日)
- ^ ヨコハマトリエンナーレ2020 エピソード00 ソースの共有(横浜観光情報)
- ^ 大規模改修工事に伴う長期休館と事務所移転のお知らせ 2021年1月1日~2022年10月まで(横浜みなとみらいホール 2020年12月22日)
- ^ 横浜美術館の大規模改修工事に伴う長期休館について(横浜市文化観光局 2021年2月18日、2022年6月30日更新)
- ^ ヨコハマトリエンナーレ、初の冬季開催 横浜美術館もリニューアル(朝日新聞デジタル 2022年6月30日)
- ^ 「ヨコハマトリエンナーレ2023」開催決定! アーティスティック・ディレクター、会期、会場の情報を公開しました(横浜トリエンナーレ:お知らせ 2022年6月30日)
関連項目
- やなせたかし
- 香美市立やなせたかし記念館
- みなとみらい号 - 行楽期に横浜高速鉄道みなとみらい線に乗り入れる臨時列車。最寄りの新高島駅は当初通過駅だったが、本館の開設により停車駅となった。
- Kアリーナ横浜 - ケン・コーポレーションにより60・61街区の北側一部区画で建設されている2万人規模の音楽アリーナ。この他にホテル、オフィスビルなどからなる複合開発として2020年8月に着工し、2023年秋開業予定。
外部リンク
- 横浜アンパンマンこどもミュージアム
- 横浜アンパンマンこどもミュージアム (@yokohama_anpanman) - Instagram
- 横浜アンパンマンこどもミュージアム - YouTubeチャンネル