踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

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踊る大捜査線 THE FINAL
新たなる希望
監督 本広克行
脚本 君塚良一
製作 亀山千広
永田芳男
出演者 織田裕二
深津絵里
ユースケ・サンタマリア
柳葉敏郎
伊藤淳史
内田有紀
小泉孝太郎
北村総一朗
小野武彦
斉藤暁
佐戸井けん太
真矢みき
筧利夫
小栗旬
香取慎吾
音楽 菅野祐悟
松本晃彦(シリーズ音楽)
主題歌 織田裕二「Love Somebody-CINEMA Version IV-」
撮影 川越一成
編集 田口拓也
制作会社 ROBOT
製作会社 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
配給 東宝
公開 日本の旗 2012年9月7日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 59.7億円[1]
前作 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(おどるだいそうさせん・ザ・ファイナル・あらたなるきぼう)は、2012年9月7日公開の日本映画である。

概要[編集]

フジテレビ製作の連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版第4作であり、15年に渡るシリーズ最終作。スタッフでの呼称はODF[2]。前作から2年ぶりの作品にあたる。これまでのシリーズに警察官役で登場した人物が再集結し、元SMAPの香取慎吾も出演。

撮影は2012年1月18日[3]から4月20日[4]まで行われた。真下雪乃役を演じる水野美紀のシリーズ復帰作でもある(『交渉人 真下正義』以来、実に7年ぶりの出演となる)。本作は撮影終了後の同年5月16日に逝去した小林すすむの遺作であり[5]、エンドロールでは「小林すすむさんの思い出とともに」というメッセージが表示された。

全国452スクリーンで公開され、2012年9月7日から9日の3日間で興収10億4,699万7,550円、動員79万8,382人(8、9日の土日2日間で興収8億427万350円、動員60万4,090人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となっている[6]。続く公開第2週も累計で28億111万7,100円、219万4,200人[7]、公開第3週には累計36億6,442万4,400円、287万4,718人[8]、公開第4週には累計43億1,661万9,350円、338万8,340人になり4週連続首位となった[9]が、動員は公開83日間で460万人[10]、最終興行収入は59.7億円で最終作にしてシリーズ最低記録に終わった。[1]

ストーリー[編集]

2012年12月、湾岸署が管轄内で行われている国際環境エネルギーサミットの警護で慌ただしい中、その会場内で誘拐事件が発生、数時間後に被害者は射殺体で発見された。捜査会議が開かれるが、使用された拳銃が警察が押収した物の一つだと発覚したことから、その隠蔽のため、全ての捜査情報を鳥飼に文書として報告し、所轄には極秘状態という異例の捜査体制となる。

やがて捜査本部はある一人の男性に注目。本庁に累が及ばないよう、現場を知る所轄を信頼しているからと言葉巧みに湾岸署刑事課強行犯係を誘導して、この男を任意同行させ、捜査本部による自白強要によって被疑者に仕立てて事態収束を図るが、青島はそんな上層部達の不審な動きに気付いていく。そんな中、第二の殺人事件が発生、被害者が当時交渉課課長時代の真下も関わった6年前の誘拐殺人事件の被告で無罪判決を受けていたことが判明する。一方、独自に動いていた青島は鳥飼の策により、先だって捜査本部が逮捕した被疑者に対する「誤認逮捕」「自白強要」という冤罪を着せられて辞職勧告にまで追いやられ上層部に警察手帳を奪われる。一方で室井も事件の捜査本部長の任に就いた後に青島の責任を取る形での辞職が決定されてしまう。

そして真下の息子が誘拐される第三の事件が発生。警察手帳を取り上げられてしまった青島だったが、誘拐事件の発生を知り室井に報告し共闘を進言。室井はこれを受け入れて青島に捜査への参加を命令する。青島は室井からの命令を受けて人質救出・犯人逮捕に奔走。一方、捜査本部を率いる室井は本庁・所轄問わずに集められた情報から事件の真相へと近づいていく。

登場人物[編集]

スタッフ[編集]


キャッチコピー[編集]

「新たなる希望。」 「ついにFINAL―。」 「さらば、青島。」 「最後の、青島刑事。」 「大切なものは、いつも胸(ここ)に。」

備考[編集]

  • フジテレビは本作公開の2日前に、ハリウッド大手アニメーション制作会社のイルミネーション・エンターテインメント社と戦略的提携することを発表した。提携の第一歩として、本作のオープニングロゴに、イルミネーションの代表作である『怪盗グルーの月泥棒 3D』の人気キャラクターであるミニオンが登場している。
  • 本作公開中の10月20日に、土曜プレミアムにて劇場版第一作と本作のオープニング映像が放送された。また、DVD/Blu-rayに収録されているオープニングは、『「Rhythm And Police」が流れ出した時のドラマ版のサブタイトルの表示方法』が劇場上映版から変更されている。
  • 事件解決後、湾岸署玄関で鳥飼とすれ違う際に青島がつぶやく「正義なんてのは胸に秘めとくぐらいがいいんだ」は、TVシリーズで和久が青島に対して諭したセリフ
  • 前作に続きラストで室井が「大事なもんだ、持ってろ」と取り上げられていた警察手帳を渡そうとすると、「大事なもんはここに持っていますから!」と胸をたたく青島に対して「おじまげな」=「かっこつけるな」と秋田弁で答えている。

関連作品[編集]

踊る大捜査線 THE LAST TV[編集]

2012年9月1日放送のテレビスペシャル。映画の1か月前のエピソード。

係長 青島俊作2[編集]

係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』(かかりちょう あおしましゅんさくツー じけんはまたまたとりしらべしつでおきている!)は、映画公開前からNTTドコモNOTTVで配信されたフジテレビ制作の映画宣伝のための携帯動画。物語は、全10話[13]に分割されて配信された。商店街の会長が殴打される事件を調査する青島達の前に、自分が犯人だと名乗る人物が続々現れるというストーリー。2013年4月3日DVD発売。

出演(係長)

メインキャスト

  • 青島俊作 - 織田裕二
  • 和久伸次郎 - 伊藤淳史
  • 神田総一朗 - 北村総一朗
  • 秋山春海 - 斉藤暁
  • 魚住二郎 - 佐戸井けん太
  • 緒方薫 - 甲本雅裕

ゲストキャスト

スタッフ(係長)


関連商品[編集]

Blu-ray / DVD[編集]

  • スタンダード・エディション(1枚組)
    • 映像特典:特報・劇場予告編・TVスポット集、音声特典:オーディオコメンタリー(製作・亀山千広×脚本:君塚良一×監督:本広克行)
  • プレミアム・エディション(3枚組)
    • ディスク1・本編、映像・音声特典(スタンダード・エディションと同様)、ディスク2・特典DVD1:FINAL & LAST TVメイキング、オフィシャルインタビュー、隠し映像、ディスク3・特典DVD2:完成披露舞台挨拶、初日舞台挨拶〜公開記念5大都市舞台挨拶、中野友加里現場リポート、特製アウターケース付き
  • FINAL SET(7枚組)
    • セット内容:プレミアム・エディション、『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』(初回生産分はアウターケース付き)、『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』 DVD、『深夜も踊る大捜査線 THE FINAL』 DVD、FINAL SET専用特典DVD(語る踊る大捜査線 THE FINAL MAKING、踊る大捜査線 THE FINAL INTERVIEW、タイトルバックの作り方!、めざまし presents 踊る15years)、先着予約・購入特典:プレスパンフレット ミニチュアエディットver.、特製BOX付き

その他Blu-ray[編集]

主題歌CD[編集]

本作の主題歌である『Love Somebody(CINEMA Version IV)』をはじめ、今まで制作された様々なバージョンの全てを収録している。

サウンドトラック(BGM)[編集]

書籍[編集]

  • 『踊る大捜査線 THE FINAL COMPLETE BOOK』(ぴあ 2012年8月28日発売)ISBN 978-4835621319
  • 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(扶桑社、2012年9月6日発売) ISBN 978-4594066703
  • 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 シナリオ・ガイドブック』(キネマ旬報社キネ旬ムック 2012年9月22日発売) ISBN 4-8737-6710-5

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 『OD2』で最初の噛付き被害にあった女子高生。

出典[編集]

  1. ^ a b 2013年記者発表資料(2012年度統計) (PDF)”. 日本映画製作者連盟. p. 2 (2013年1月). 2013年2月1日閲覧。
  2. ^ 中野友加里AP(フジテレビ) (2012年1月17日). “「踊る大捜査線 THE FINAL」大潜入捜査日記”. 踊る大捜査線 THE FINAL制作ブログ. フジテレビジョン/アイ・エヌ・ピー. 2012年5月13日閲覧。
  3. ^ 上原寿一P(フジテレビ) (2012年1月18日). “本日よりクランクイン!”. 踊る大捜査線 THE FINAL制作ブログ. フジテレビジョン/アイ・エヌ・ピー. 2012年5月13日閲覧。
  4. ^ 中野友加里AP(フジテレビ) (2012年4月20日). “そして!”. 踊る大捜査線 THE FINAL制作ブログ. フジテレビジョン/アイ・エヌ・ピー. 2012年5月13日閲覧。
  5. ^ 毎日.jp (2012年5月17日). “訃報:小林すすむさん58歳=俳優”. 2012年5月17日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ 『踊る大捜査線』初登場ナンバーワン!3日だけで10億超え!『海猿』目指し大ヒットスタート!シネマトゥデイ 2012年9月11日
  7. ^ 『踊る大捜査線』が早くも動員200万人突破でV2!『バイオハザード』はシリーズ最高興収に向け好スタート!シネマトゥデイ 2012年9月19日
  8. ^ 『踊る大捜査線』35億円突破でV3!『TIGER & BUNNY』『最強のふたり』が小規模公開ながら大健闘!シネマトゥデイ 2012年9月25日
  9. ^ 『踊る大捜査線』動員300万人突破でV4!『ボーン』『ハンガー』上位入りも牙城崩せず!シネマトゥデイ 2012年10月2日
  10. ^ 2012年11月度社長会見要旨(2012.11.29)”. こちらフジテレビ. フジテレビジョン (2012年12月3日). 2012年12月10日閲覧。
  11. ^ シネマランキング2012<リスナー部門・ワースト作品>]TBSラジオライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 2012年12月16日
  12. ^ 警視監 階級章
  13. ^ 新作「踊る大捜査線シリーズ」オリジナルストーリー 『係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!』 8/27(月) START! 全10話独占放送!”. CNET Japan (2012年8月3日). 2017年9月22日閲覧。

外部リンク[編集]