サマータイムマシン・ブルース
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| サマータイムマシン・ブルース | |
|---|---|
| 作者 | 上田誠 |
| 国 |
|
| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | 戯曲 |
| 幕数 | 1 |
| 収録 | 『曲がれ!スプーン』 2009年、早川書房 |
| 初演 | 2001年 アートコンプレックス1928 |
『サマータイムマシン・ブルース』は、上田誠の戯曲。劇団ヨーロッパ企画により2001年8月に初演、2009年10月23日に早川書房より刊行の戯曲集『曲がれ!スプーン』に収録された。大学を舞台とするSF青春コメディである。
及びそれを元に製作された映画である。
目次
あらすじ[編集]
とある大学、「SF研究会」のだらしない部員達に起こるドミノ倒しコメディ。前日にクーラーのリモコンが壊れてしまい猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に突然タイムマシンが出現する。昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。しかし、タイムトラベルしたことが面白くなった面々は、過去の世界でふざけたことばかりする。そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘する。「昨日」と「今日」だけのタイムトラベル物語。
登場人物[編集]
この節には内容がありません。 加筆して下さる協力者を求めています。 (2018年8月) |
上演日程[編集]
2001年8月に第8回公演で上演。2003年8月の第13回公演では『サマータイムマシン・ブルース2003』として再演。2005年には映画公開を記念し、『サマータイムマシン・ブルース2005』としてさらに再演。
2018年8月から11月のヨーロッパ企画20周年ツアーでは第37回公演として『サマータイムマシン・ブルース』を13年ぶりに再演、また第38回公演として『サマータイムマシン・ブルース』の15年後を描いた続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を初演する[1][2]。
- ヨーロッパ企画第8回公演 青春空想科学グラフティ『サマータイムマシン・ブルース』
- ヨーロッパ企画第13回公演 『サマータイムマシン・ブルース2003』
- ヨーロッパ企画夏の陣(サマーフォーメーション) 第18回公演 『サマータイムマシン・ブルース2005』
-
- 2005年8月6日 - 8月11日、京都・アートコンプレックス1928
- 2005年8月17日 - 29日、東京・下北沢駅前劇場
- 9月2日 - 9月5日、大阪・インディペンデントシアター2nd
- 9月10日 - 11日、北海道・ターミナルプラザことにPATOS
- 9月28日 - 29日、福岡・イムズホール
- 作・演出:上田誠
- 出演:石田剛太、酒井善史、清水智子、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力
- ヨーロッパ企画20周年ツアー 第37回公演『サマータイムマシン・ブルース』
書誌情報[編集]
- 上田誠 『曲がれ!スプーン』 早川書房〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉、2009年10月23日、ISBN 978-4-15-209077-5。 - 表題作に『サマータイムマシン・ブルース』、短篇小説『犬も歩けば』を収録
関連商品[編集]
- DVD
-
- EUROPE DVD #1 サマータイムマシン・ブルース2003(ヨーロッパSHOP)
- サマータイムマシン・ブルース2005(2006年2月24日、ポニーキャニオン、PCBE-51943)
映画[編集]
| サマータイムマシン・ブルース | |
|---|---|
| 監督 | 本広克行 |
| 脚本 | 上田誠 |
| 製作 |
堀部徹 泉英次 藤巻直哉 高野力 |
| 製作総指揮 | 阿部秀司 |
| 出演者 |
瑛太 上野樹里 与座嘉秋 川岡大次郎 ムロツヨシ 永野宗典 本多力 真木よう子 佐々木蔵之介 |
| 音楽 | HALFBY |
| 主題歌 | Tommy heavenly6「LCDD」 |
| 撮影 | 川越一成 |
| 編集 | 田口拓也 |
| 制作会社 | ROBOT |
| 製作会社 |
ROBOT 東芝エンタテインメント 博報堂DYメディアパートナーズ IMAGICA |
| 配給 | 東芝エンタテインメント |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 107分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
本広克行監督により映画化され、2005年9月3日に公開された。
キャスト[編集]
- 甲本拓馬 - 瑛太
- SF研の世話役。柴田に密かに想いを寄せている。B級映画ばかり上映する映画館の常連でもある。全ての事の成り行きを見届け、理解した人物であるが、過去に行った際に昨日に置き去りにされてしまい、ある意味本作で最も過酷な運命を送った人物である。
- 柴田春華 - 上野樹里
- カメラクラブの部員。彼女の発言によっては、場の空気が一瞬凍りつき、セミが飛んでいく音がする。甲本のことはまんざらでもない様子である。終盤に本人の知らないところで衝撃的な事実が明らかとなる。
- 新美優 - 与座嘉秋
- 小泉俊介 - 川岡大次郎
- SF研のムードメーカー。口癖は「ミッションコンプリート」。悪ノリをする性格。とはいえ、タイムマシンにより戻った過去においてこれといったことはしなかった。『UDON』『曲がれ!スプーン』にも登場している。
- 石松大悟 - ムロツヨシ
- SF研のお笑い担当。ボケ発言の際には、犬(ケチャという名前)の鳴き声が入る。街中からガラクタを拾ってきたり、時には無断で集めてはSF研の部室に飾っている。「必要なものはどこかから調達すればいい」という彼ならではの発想で「昨日から壊れる前のリモコンを盗ってくる」という提案をした張本人。さらに、「すぐ戻ってくる」という約束を破って、面白半分で過去の世界を探索することを提案している。『UDON』『曲がれ!スプーン』にも登場している。
- 曽我淳 - 永野宗典
- SF研唯一の後輩部員。タイムマシンが現れた際に着ていたシャツと昨日のリモコン事件の発端を作ったことを理由に、無理やりタイムマシンに乗せられる。また、本作で最も(一瞬だけだが)壮大な時間の旅を行った人物でもある。永野は、『UDON』『曲がれ!スプーン』にも出演しているが、曽我役ではない。『UDON』に登場したSTMBメンバーが一瞬だが、曽我と見間違うシーンが存在している。ヨーロッパ企画のメンバーであり、舞台にも同じ役柄で出演している。
- 田村明 - 本多力
- どうみても未来人には見えない25年後のSF研部員。2030年に突如現れたタイムマシンに乗って2005年の現代へとやって来た。『UDON』にも出演しているが、田村役ではなく、本屋に「タウン情報さぬき」を買いに来た客として出演している。首から提げているカメラは母親からもらったもの。ヨーロッパ企画のメンバーであり、舞台にも同じ役柄で出演している。『曲がれ!スプーン』にも登場しているが、田村役かは不明。
- 伊藤唯 - 真木よう子
- カメラクラブの部員。行動派かつ芸術肌であるが、肝心の芸術の才能に関してはSF研の評価はイマイチ。『UDON』にも登場している。
- 保積光太郎 - 佐々木蔵之介
- 通称「ホセ」。SF研の顧問で万年助手。実は専門は相対性理論。エアコンのリモコン修理の依頼を受けるも、蓋が開けられずキレてへし折ってしまう。
- 結局誰が置いたかわからないタイムマシンは彼が作ったかもしれないが、真意は不明。
- 『UDON』『曲がれ!スプーン』にも登場している。
- 用務員 - 川下大洋
- 『昨日』、タイムマシンでやってきた『今日』のSF研部員&田村と話し込む。その後、『昨日』のうちに、タイムマシンの存在を知る前の『昨日』のSF研部員と通りすがりに立ち話をする。さらに、『今日』、未来から現れた直後の田村に出会う。ある意味、最も複雑な体験をしている。リモコンが壊れる原因となったパピコは彼が曽我にあげたものである。劇中のカッパ様伝説に詳しく、カッパ様を畏れてもいる。
- 映画館の受付 - 三上市朗
- 銭湯の番台 - 楠見薫
- SF研部員たちが利用する銭湯「オアシス湯」の番台に座る。
- エキストラ - 升毅
- 一人何役ものエキストラとして作中の至る場面に登場する。実は神様。『曲がれ!スプーン』にも登場しており、本作の登場シーンをオーバーラップさせるような演出がなされている。
スタッフ[編集]
- 総合プロデュース・監督 - 本広克行(ROBOT)
- 原作・脚本 - 上田誠
- VFXディレクター:山本雅之
- VFXプロデューサー:石井教雄
- 助監督 - 波多野貴文、大橋祥正、三橋利行
- ロケ協力 - 社団法人香川県観光協会、香川フィルムコミッション、善通寺市観光協会、丸亀市観光協会 ほか
- スタジオ - 日活撮影所
- プロデュース - 安藤親広
- 製作プロダクション - ROBOT
- 配給 - 東芝エンタテインメント
- 製作委員会メンバー - ROBOT、東芝エンタテインメント、博報堂DYメディアパートナーズ、IMAGICA
製作[編集]
この映画は本広監督の出身地である香川県でロケハンが行われた。
- ロケ協力(主なロケ地)
-
- 構内にあるホワイトハウスと呼ばれる建物が、SF研部室(正面より1F左端)のある建物である。建物正面の外観と共に登場する。
- 香川大学工学部
エピソード[編集]
- ずっこけ3人組(Z3:ゼッスリ)
- 新見・小泉・石松の3人は、初めてタイムスリップをした後、タイムマシンのみ『今日』に送り戻した際に残した伝言から、3人一緒のときは「ずっこけ3人組」と呼ばれる。さらに、この3人を演じた与座・川岡・ムロツヨシは、本作以外の場でも、略して「Z3」として、本作の宣伝活動を行い、他の本広監督の映画作品に出演している。他にも3人でトークライブも行っている。
- うどん屋
- リモコン
- この映画は「昨日にエアコンのリモコンを取りにいく」という話であるため、上映当時に劇場では「自宅からクーラーリモコン持参したら千円」という割引キャンペーンが行われていた。これは一人につき一個持参なので、複数人でいく場合は複数のリモコンを所持する必要があった。
- 地上波放送
脚注[編集]
- ^ “ヨーロッパ企画20周年「サマータイムマシン・ブルース」&新作を2作同時上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2018年1月2日) 2018年8月13日閲覧。
- ^ “「サマタイ」再演&新作に上田誠「2001年当時の自分と対戦している気分」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2018年8月1日) 2018年8月13日閲覧。
関連項目[編集]
- ハリキリスタジアム
- 映画版に頻繁に登場する「ハリキリスタジアム」は『究極ハリキリスタジアム』という名前で実際に発売されていたファミコンソフトである。作中では序盤に曽我がオセロの石を投げつけられた時の拍子に頭に当たったり、保積が甲本と伊藤に二回このソフトをぶつけられている。
- バック・トゥ・ザ・フューチャー
- この作品のコンセプトは「バック・トゥ・ザ・『昨日』」ということで製作されたことから、劇中には頻繁にパロディが登場している。たとえば、学校の時計台はパート1のクライマックスでドクがワイヤーを張っていた裁判所の時計台をモデルにしている。また、劇中のB級映画館にはデロリアンのフィギュアやBTTFのポスターが貼られている。
- ところで、君はUFOを見たか?
- 映画版のB級映画館で上映していた映画。ヨーロッパ企画の1998年に行われた第1回演劇公演の演目である。
- ドラえもん
- 舞台版のタイムマシンの形は、『ドラえもん』の中に登場するタイムマシンそのもの。また、結果的にタイムマシンを使った出来事が正史だったというエピソードは、『ドラえもん』の中にも登場する(のび太の両親が結婚した理由を探る話やのび太の父親の初恋の話など)。ただし、『ドラえもん』には、『のび太のパラレル西遊記』など歴史が変わってしまうエピソードも存在し、その設定は一貫していない。
- うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
- 監督の本広が撮影にあたってはこの作品に大きく影響されたとし、献辞を送っている(ABCアシッド映画館2005年9月)。
世界観を共有している作品[編集]
- UDON
- 同じく香川県を舞台にした本広克行監督の映画作品。登場人物なども一部同名の人物が登場している。
- 踊る大捜査線
- 同じく本広克行監督の映画作品。上記の『UDON』に登場人物の一人が登場している。
- 曲がれ!スプーン
- 同じく香川県を舞台にした本広克行監督の映画作品であり、ヨーロッパ企画の代表作の一つである舞台作品(『冬のユリゲラー』)が原作である。UFO通りが登場したり、ズッコケ三人組などが登場したり、序盤にタイムマシン(失敗作だが)が一瞬登場したり、一部世界観を共有している。
外部リンク[編集]
- 舞台
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- 「サマータイムマシン・ブルース」 - ウェイバックマシン(2013年9月17日アーカイブ分) - ヨーロッパ企画
- 「サマータイムマシン・ブルース2003」 - ウェイバックマシン(2009年3月8日アーカイブ分) - ヨーロッパ企画
- 第37回公演「サマータイムマシン・ブルース」/ 第38回公演「サマータイムマシン・ワンスモア」 - ヨーロッパ企画
- 映画
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