生きていてもいいですか

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生きていてもいいですか
中島みゆきスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル AARD-VARK
キャニオン・レコード
プロデュース 吉野金次・中島みゆき
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1980年度年間17位(オリコン)
中島みゆき 年表
おかえりなさい
1979年
生きていてもいいですか
1980年
臨月
1981年
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生きていてもいいですか』(いきていてもいいですか)は、1980年4月5日に発表された、中島みゆきの7作目のオリジナルアルバム

解説[編集]

中島みゆきのアルバムとしては2作目のオリコン首位獲得作品となり、このアルバムから7作連続(1985年miss M.』まで)で首位を獲得している。

中島曰く“真っ暗けの極致”のアルバムで、「うらみ・ます」、「エレーン」など暗い内容の曲が多くを占めている。

1983年ポニーキャニオン(当時はキャニオンレコード)よりCD化されており、現行盤のCDは2001年ヤマハミュージックコミュニケーションズから再発売されたものである(デジタルリマスタリングは施されていない)。

2012年、Tom Baker at Precision Mastering (Los Angeles) により新たにデジタルリマスタリングされたCDがクリスタルディスクにて発売された(規格品番:YMPCD-10016)。

また、デジタルリマスタリングされたCDは2012年10月25日より8枚組のBOXセット『中島みゆきBOX 私の声が聞こえますか〜臨月』にて通信販売限定にて発売された。

収録曲[編集]

  • 全作詞/作曲: 中島みゆき(特記以外)、編曲は各曲の()内を参照。
  1. うらみ・ます(編曲:後藤次利
    嗚咽を伴った歌唱が話題となった作品。そのことを聞かれた際に彼女は「あれはスタジオライブ」と語った。
  2. 泣きたい夜に(編曲:後藤次利)
  3. キツネ狩りの歌(編曲:後藤次利)
  4. 蕎麦屋(編曲:後藤次利・中島みゆき)
    歌詞の中で主人公を誘う人物は、デビュー当時からの付き合いである写真家田村仁であるとされる。またラジオ番組内で所ジョージから「ゲームに負けたら『寿司屋』にちなんだ『蕎麦屋』という曲を作って歌え」と言われた中島が、罰ゲームとして所の命令で書かされたとも言われている。
    2012年には、斉藤和義が自身のアルバム内でカバーしている。
  5. 船を出すのなら九月(編曲:後藤次利)
  6.      (作曲・編曲:後藤次利)
    タイトル無表記のインストゥルメンタル。作曲も中島はしておらず、前の曲と次の曲をつなげるインタールードである。ISRC:JPI808000006
  7. エレーン(編曲:後藤次利)
    同じアパート(定宿にしているホテル)に住んでいた外国人娼婦の思い出が基になっていることが、1987年のコンサートツアーの中で、本人から語られた。ある朝、無惨に殺害された彼女は全裸でゴミ捨て場に遺棄されており、新聞はわずか数行の扱いで、捜査も結局迷宮入りになったとのことである。後に出版された中島執筆の小説『女歌』にもそのことが書かれている。小説内での名前は「ヘレン」である。
  8. 異国(編曲:後藤次利・中島みゆき)
    ドラマ『北の国から』において、主人公の五郎に対して幼馴染のみどりが「中島みゆきの『異国』って知ってる?なんともたまんない歌なんだよね。『忘れたふりを装いながらも靴を脱ぐ場所があけてあるふるさと』ってさ」と語りかけている。

演奏者[編集]

うらみ・ます

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:西本明
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

泣きたい夜に

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:西本明
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

キツネ狩りの歌

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:西本明
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

蕎麦屋

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

船を出すのなら九月

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:田代真紀子・西本明
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

(インストゥルメンタル)

  • Keyboards:西本明

エレーン

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:角田ヒロ
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:田代真紀子
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

異国

  • E.Bass:後藤次利
  • Drums:滝本孝雄
  • E.Guitar:鈴木茂
  • A.Guitar, F.Mandolin:石川鷹彦
  • Keyboards:田代真紀子・西本明
  • Lutin Percussion:佐藤康和
  • P.Trumpet:数原晋
  • Flute, A.Flute, B.Flute:衛藤幸雄
  • Strings:ジョー・アンサンブル
  • Violin:玉野嘉久
  • Harmonica:八木伸郎
  • 尺八:村岡実
  • M.Acco:風間文彦

備考[編集]

本アルバムはiTunes Storeにおいても全収録曲が配信されているが、第6曲目は便宜上「無題」というタイトル(ファイル名)が付与されている。JASRACのデータベースでも「(無題)」(管理番号085-2181-6)となっている。

1982年6月19日に日本テレビ系列で放送された木曜ゴールデンドラマ私が殺した女』(よみうりテレビ制作)では、作中で使われた音楽がすべて本アルバムからとられていた。ドラマの内容は『四谷怪談』の舞台を現代(1982年当時)に移して翻案したホラーである。