ララバイSINGER

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ララバイSINGER
中島みゆきスタジオ・アルバム
リリース
録音 2006年
オーシャン・ウェイ・レコーディング
ジャンル J-POP
時間
レーベル ヤマハミュージックコミュニケーションズ
プロデュース 瀬尾一三、中島みゆき
チャート最高順位
中島みゆき 年表
元気ですか
2006年
ララバイSINGER
2006年
I Love You, 答えてくれ
2007年
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ララバイSINGER』(ララバイシンガー)は、2006年11月22日に発表された中島みゆきの34作目のオリジナルアルバムである。

解説[編集]

オリジナルアルバムとしては、『転生 TEN-SEI』以来約1年ぶりとなるアルバム。しかし、前作『転生 TEN-SEI』は夜会で使用された楽曲を中心に構成されたものであり、前々作『いまのきもち』もオリジナルアルバムではあるが、全て過去の楽曲の再レコーディングで構成されているため完全な新曲のオリジナルアルバムとしては『恋文』以来約3年ぶりである。

2005年岩崎宏美へ、2006年華原朋美TOKIO工藤静香へ立て続けに提供した楽曲のセルフカバーを中心に、新曲を含めた作品になっている。

編曲に中村哲小林信吾ら、瀬尾一三以外の音楽家が関わるのも久々のことである(中村は前作『転生』にも、「フォーチュン・クッキー」、「闇夜のテーブル」の2曲でサックスを担当している)。

なお、12月15日放送の『中島みゆきのオールナイトニッポン』への投稿はがきが封入されていた。

収録曲[編集]

  1. 桜らららら/Sakura La La La La <2:24>
    (編曲:中島みゆき・瀬尾一三)
    元々この楽曲は、中島みゆきの1stアルバム『私の声が聞こえますか』の収録候補曲で、曲が1番しか出来ていないという理由で1stアルバムへの収録は見送られることになったが、ある画家のインタビュー番組のタイトルソングとして起用され、たった一回だけ番組中にギター一本弾き語りの生演奏で披露された。そして本作の制作中にテレビ局の社長から当時の映像が送られてきて、それまで中島自身も曲の存在を忘れていたのだが、ようやく収録される運びとなった。ちなみにこの曲のアコースティックギターとドラムの音が次曲の「ただ・愛のためにだけ」に繋がるようになっているのは、中島曰く「30年の間に何をしてきたのか」という問いかけらしい。
  2. ただ・愛のためにだけ/Only For The Sake Of Love <5:19>
    岩崎宏美に提供した曲のセルフカバー
  3. 宙船(そらふね)/Ship In The Air <4:19>
    (編曲:瀬尾一三・中村哲
    TOKIOに提供しロングヒットとなった曲のセルフカバー。自身初のジャニーズ事務所所属アイドルへの楽曲提供で、元々このアルバム用の曲であったとみゆき本人がインタビューで話している。
    TOKIOのものと違い、こちらはラストがフェードアウトになっており、力強さがより一層強調され豪快なハードロックナンバーとして歌われている。なお、2007年の春の選抜高校野球大会の入場行進曲に使われた。
  4. あのさよならにさよならを/Say Goodbye To That Goodbye <4:56>
    華原朋美に提供した曲のセルフカバー。アレンジはだいぶ異なり、叱咤激励するように張り上げるような華原の歌い方に対し、こちらは中島が優しく諭すように歌っている。
    華原版はNHK木曜時代劇次郎長 背負い富士」の主題歌だった。
  5. Clāvis -鍵-/A Key <5:37>
    工藤静香に約8年ぶりに提供した曲のセルフカバー。最後の部分が次の曲「水」のイントロにつながっている。
  6. /Water <4:56>
    大切なもの、物体の核心となるものを水に喩えて歌ったものである。中島いわく「もっと哲学的な表現はないか」と思ったらしいが、妥当な言葉が見つからず、ストレートに「水」というタイトルにしたとのこと。
  7. あなたでなければ/It Has To Be You <4:56>
    (編曲:瀬尾一三・中村哲)
    千葉ロッテマリーンズチェイス・ランビン内野手の応援歌の原曲である。
  8. 五月の陽ざし/In The May Sunshine <5:58>
    (編曲:中島みゆき・瀬尾一三・弦一徹
  9. とろ/Too Slow! <4:11>
    非常にコミカルな歌い方をしているナンバー。そのため、レコーディングで歌いだした瞬間にキーボード担当のジョン・ギルティンはとても驚き(中島曰く「顎が落ちそうな顔でこっちを見た」とか)、一回歌い終わった後で「新しい声をゲットしたんだね」と小声で言ったらしい。タイトルの「とろ」とは、マグロの「トロ」ではなく、「とろい」という形容詞の「とろ」である(ちなみにこの曲の英語のタイトルは「too slow」となっている)。なお、実際に中島みゆきの幼少時代におけるあだ名でもある。
  10. お月さまほしい/Wishing For The Moon <4:54>
    (編曲:中島みゆき・瀬尾一三)
  11. 重き荷を負いて/Shouldering A Heavy Load <7:02>
    (編曲:瀬尾一三・中村哲)
    中島のかつての曲「ファイト!」「ローリング」に通じるテーマを内包した曲。壁にぶつかりながらも必死に生きようとしている者にエールを贈る。
  12. ララバイSINGER/A Lullaby Singer <5:22>
    (編曲:中島みゆき・瀬尾一三・小林信吾
    デビュー曲、「アザミ嬢のララバイ」のオマージュの要素も兼ねている。そのため、両曲のサビの「ララバイ」の部分のメロディがまったく同じ作りになっており、2007年のコンサートツアーでは、実際に中島により両曲がつなげて歌われた。

演奏者[編集]