ハイ・クオリティCD
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ハイ・クオリティCD(ハイ・クオリティシーディー、英語: High Quality CD)は、メモリーテックが開発した高音質音楽CDの名称である。「High Quality CD」の略称で「HQCD」と呼ばれる。規格的には従来の音楽CDと変わらないため、既存のCDプレーヤーでもそのまま再生することができる。
概要
[編集]→「スーパー・ハイ・マテリアルCD」および「ブルースペックCD」も参照
HQCDは、ユニバーサルミュージックと日本ビクター(現:JVCケンウッド)が共同開発したスーパー・ハイ・マテリアルCD (SHM-CD) への対抗策として開発された。通常のCDとは異なり、基盤材料に液晶パネルに使用されるポリカーボネートを使用し、反射膜素材に特殊合金を使用する。SHM-CDとの相違点はこの特殊合金の使用である。
メモリーテックは2015年4月、ハイ・クオリティCDをグレードアップした新商品として、アルティメット・ハイ・クオリティCD (Ultimate High Quality CD, UHQCD[1]) を発表した。「アルティメット・ハイ・クオリティCD」はメモリーテック社の商標である。
レコード会社との関係
[編集]- メモリーテックはCDの製造発注主として、また主要株主としてつながりがあるポニーキャニオンの所有音源を、HQCDとして発売している。
- 他に、日本コロムビア(参入当時はコロムビアミュージックエンタテインメント)やエイベックス等もHQCDに参入しているが、日本コロムビアはブルースペックCDにも参入している。
- かつてはEMIミュージック・ジャパン(当時)もHQCDに参入していたが、ユニバーサルミュージック傘下(EMIレコーズ・ジャパン)となってからは、SHM-CDを中心にリリースするようになった。
脚注
[編集]- ^ “通常のCDはインジェクション (射出成形) 方式によって製造されています。”. 日本コロムビア. 2023年2月25日閲覧。
関連項目
[編集]- メモリーテック
- ポニーキャニオン
- 高音質CDの規格
- スーパー・ハイ・マテリアルCD (SHM-CD)
- ブルースペックCD (Blu-spec CD、BSCD)
公式サイト
[編集]- HQCD - メモリーテック株式会社