おかえりなさい (中島みゆきのアルバム)

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おかえりなさい
中島みゆきスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ニューミュージック
ポップ[1]
時間
レーベル キャニオン・レコード
AARD-VARK
プロデュース 中島みゆき
チャート最高順位
中島みゆき アルバム 年表
親愛なる者へ1979年おかえりなさい
1979年
生きていてもいいですか
1980年
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おかえりなさい』は、1979年11月21日に発表された、中島みゆきの6作目のオリジナルアルバムであり、初めてのセルフカバーアルバムである。

概要[編集]

タイトルの「おかえりなさい」とは他アーティストに提供された楽曲が、中島自身の歌唱によって戻ってくると言う意味で名付けられた(後に2作目のセルフカバーアルバム御色なおしも出している)。

ジャケット写真は、神奈川県横浜市にある氷川丸で撮影された。

発売当時のLPには、『あばよ』と『追いかけてヨコハマ』のマイナスワンレコード(7インチシングル盤)が付属していた。カセットテープにはAB面それぞれの面にマイナスワン・ヴァージョンが追加されていた(未CD化)。

このアルバムのポニーキャニオン盤は既に廃盤となっているが、2021年現在でも、このアルバムを含んだ通販限定CDボックスは、ポニーキャニオンショッピングクラブにて販売中である[2]

1983年キャニオン・レコードよりCD化されており、現行盤のCD2018年ヤマハミュージックコミュニケーションズから再発売されたもの(デジタルリマスタリングされた)。

2011年、Tom Baker at Precision Mastering (Los Angeles) により新たにデジタルリマスタリングされたCDがクリスタルディスクにて発売された(規格品番:YMPCD-10015)。

また、デジタルリマスタリングされたCDは2012年10月25日より8枚組のBOXセット『中島みゆきBOX 私の声が聞こえますか〜臨月』にて通信販売限定にて発売された。

収録曲[編集]

  1. あばよ
    編曲:後藤次利
  2. 編曲:福井峻
  3. サヨナラを伝えて
    編曲:鈴木茂
  4. しあわせ芝居
    編曲:鈴木茂
  5. 雨…
    編曲:後藤次利
  6. この空を飛べたら
    編曲:鈴木茂
  7. 世迷い言
    作詞:阿久悠、編曲:戸塚修
    • 1978年、日吉ミミに提供された楽曲で、中島としては珍しく作曲のみの提供である。日吉ミミ版はTBSドラマ『ムー一族』内で毎回歌われた。
    • 本作の出版者日音ヤマハ音楽振興会であるため、著作権表記は“©1978 by NICHION, INC. / YAMAHA MUSIC FOUNDATION. All Right Reserved. International Copyright Secured”である[注 1][3]
  8. ルージュ
    編曲:戸塚修
    • 1977年、ちあきなおみに提供された楽曲。後に中国香港の歌手フェイ・ウォンがカバーし、アジアで大ヒットとなった。ちなみにB面の「帰っておいで」も中島の作詞・作曲。
  9. 追いかけてヨコハマ
    編曲:後藤次利
  10. 強がりはよせヨ
    編曲:福井峻
    • 1976年、研ナオコのアルバム『泣き笑い』に提供された楽曲。その後すぐに「あばよ」のB面としてシングルカットされた。ちなみに研版のタイトルは最後の「よ」が平仮名になっている。

演奏者[編集]

  • Vocal,A.Guitar:中島みゆき

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 他の作品の出版者ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスであるため、著作権表記は“©19XX(20XX) by Yamaha Music Entertainment Holdings,Inc. All Right Reserved. International Copyright Secured”となる。

出典[編集]

  1. ^ 中島みゆき* - おかえりなさい”. Discogs. 2019年10月23日閲覧。
  2. ^ 中島みゆき 1976~1983”. ポニーキャニオンリリース情報. 2021年3月23日閲覧。
  3. ^ 作品データベース検索サービス J-WID

外部リンク[編集]