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コナミデジタルエンタテインメント

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株式会社コナミデジタルエンタテインメント
Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 KDE-J、KONAMI(ブランド)
本社所在地 107-8324
東京都港区赤坂9丁目7番2号
ミッドタウン・イースト
設立 2006年3月31日
業種 情報・通信業
法人番号 6010401061171 ウィキデータを編集
事業内容 コンシューマーゲームアーケードゲーム、携帯電話コンテンツ、玩具の企画・開発・製造・販売、関連書籍の出版 など
代表者 田中 富美明(代表取締役 執行役員社長)
資本金 260億円(2006年3月31日現在)
売上高 1,227億7,400万円(2007年3月期)
総資産 595億1,900万円(2007年3月期)
決算期 3月31日
主要株主 コナミ(株) 100%
主要子会社 (株)インターネットレボリューション 70%
関係する人物 小島秀夫(執行役員クリエイティブオフィサー)
外部リンク www.konami.jp(商品・サービス)
www.konami-digital-entertainment.co.jp (企業情報)
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株式会社コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment Co., Ltd.)はコンピュータゲームキャラクターグッズの開発・販売や書籍の出版などを行う日本の企業である。

コナミグループの再編に伴い誕生した新設子会社で、純粋持株会社となったコナミの、ゲームメーカー・おもちゃメーカー・出版社としての事業をそのまま引き継ぐ形で設立された。営業活動を行う際のブランドはアルファベット表記の「KONAMI」を使用している。

略称は英文社名の頭文字からKDE、もしくは同名会社が日本国外に存在することから日本(Japan)を示す“J”を加えたKDE-J。以下、本項目ではKDE-Jと表記する。

沿革

所在地

事業領域

旧KCE3社合併時に社内カンパニー制を導入し、分社後も継承されている。

ゲームソフトカンパニー
家庭用ゲームソフト・パソコンソフトの開発・販売
トイ&ホビーカンパニー
フィギュアトレーディングカード・キャラクターグッズなどの開発・販売、グッズショップ「こなみるく」の運営
アミューズメントカンパニー
アーケードゲームの開発・生産・販売、e-AMUSEMENTシステムの運営
オンラインカンパニー
オンラインゲーム・携帯電話など、ネットワークコンテンツの開発・運営
マルチメディアカンパニー
CD・DVDなど映像・音楽コンテンツの制作・販売、書籍・雑誌など出版物の刊行

主な商品・サービス

ここではKDE-J設立以前に、コナミ(持株会社化以前)及びその子会社・関連会社(現存しない会社を含む)によって開発、または、販売された商品・サービスも合わせて記載する。なおこれら全てに関する諸権利は、全てKDE-Jが過去に遡って承継している。

ゲーム作品については、商品パッケージ(アーケードゲームでは筐体看板)にプロデューサー名が記されている。

最古のゲーム作品としてはメダルゲームピカデリーサーカス』がデビュー作で、テレビゲームとしては『ブロックくずし』のコピーゲーム『ブロックヤード』を振り出しに、『スペースインベーダー』のコピーゲーム『スペースキング』などを出していた(なお意外にも『サーカス』のコピーゲームは出していない)。オリジナルテレビゲームは『スペースウォー』から。

コンピュータゲーム

コミュニケーションゲーム

オムニバス作品

漫画・アニメ・特撮のゲーム化作品

おもちゃ・ホビー商品

トレーディングカード

その他

アニメ・映像作品

ソニー・ミュージックディストリビューションに販売を委託
ジェネオンエンタテインメント(現「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」)に販売を委託
  • Saint October(エンディング収録の福井裕佳梨・小林ゆう両名のアルバムのみソニー・ミュージックディストリビューションが販売委託)
キングレコードに販売を委託
ジェネオンエンタテインメント(現「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」)及びソニー・ミュージックディストリビューションに販売を委託
ジェネオンエンタテインメント(現「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」)及びキングレコードに販売を委託
キングレコード及びビクターエンタテインメントに販売を委託
ポニーキャニオンに販売を委託

音楽事業

所属者

UNIVERSAL MUSICに販売を委託
ジェネオンエンタテインメント(現「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」)に販売を委託
ソニー・ミュージックディストリビューションに販売を委託
キングレコードに販売を委託
過去の所属者

インターネット関連事業

社内プロダクション

KDE-Jの前身にあたるコナミ(持株会社化以前)にはかつてゲーム開発専業の子会社が存在した。それら子会社の中の、特定の作品・シリーズを開発するチームは「社内プロダクション」として独立した権限を与えられ、独自のブランドを構築していた。

子会社がコナミに統合され、更にKDE-Jへゲーム事業が移行された後も、それら社内プロダクションのいくつかは存続し、現在に至っている。

KDE-J設立後も存続している社内プロダクション

かつて存在した社内プロダクション

KDE-J設立後に設立された社内プロダクション

アーケードゲームの稼働店舗について

アーケードゲームの稼働店舗情報をウェブサイトで公開しているが、ライバル社系列の店舗(ナムコタイトーカプコンなど)を意図的に排除していると指摘されている。また、ライバル社系列店に対しては、新製品の納入を遅らせたり、納入自体をしないケースもあるという。

製品の稼働末期には、排除した店舗のみが稼働を続けていたため、その製品の稼働情報サイトは残っているのに、稼働店は1店も掲載されないという事態が起こったこともある(「クイズマジックアカデミー4」の例)。

セガ系列の店舗には、基本的に製品の納入を行っていない(以前セガ以外の店舗としてコナミ製品を納入し、その後セガ系列となった店舗はこの限りではない。また、完全直営店以外では、オーナー経由で入荷することはある。しかしいずれのケースも、通常より入荷は遅れる)。

ナムコ系列の店舗には、一時期セガ同様製品の納入を行っていなかったが、現在は納入が行われている。しかしバージョンアップなど一部製品の納入やe-AMUSEMENT契約はしているが、主力製品(一部の音楽ゲームやGRAND CROSSなど)は一切納入していない(セガと同様、コナミ製品納入後ナムコ系列となった店舗はこの限りではない)。

こうした方針を取るようになったのは、音楽ゲーム特許を巡るジャレコ、(旧)ナムコとの対立(現在は双方ともに和解済)がきっかけではないかと言われている。

外部リンク