武藤貴也

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武藤 貴也
生年月日 (1979-05-25) 1979年5月25日(38歳)
出生地 日本の旗北海道白糠郡音別町
(現・釧路市
出身校 東京外国語大学外国語学部ペルシア語学科
京都大学大学院公共政策教育部
前職 政治家事務所職員
所属政党 自由民主党麻生派[1]〉→)
無所属[2]

選挙区 滋賀4区
当選回数 2回
在任期間 2012年12月16日 - 2017年9月28日
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武藤 貴也(むとう たかや、1979年昭和54年〉5月25日[1] - )は、日本政治家、元衆議院議員(2期)[1][2]

経歴[編集]

北海道白糠郡音別町生まれ(現・釧路市。2005年10月に合併)[1][3]北海道釧路江南高等学校を卒業[4]、多浪の末に東京外国語大学外国語学部ペルシア語学科に入学し卒業[1][5]後、京都大学大学院公共政策教育部修了[3]。大学院在学中の2007年滋賀県議会対話でつなごう滋賀の会の政策スタッフになった[3][6][7]

2009年第45回衆議院議員総選挙滋賀4区の自民党公認候補だった岩永裕貴が父・岩永峯一の政治資金問題の影響により立候補を辞退したことを受けて行なわれた自民党の全国公募に応募し、選考の結果、滋賀4区の自民党公認候補となった[3][6]。選挙では民主党奥村展三に敗れ、落選した。

2012年第46回衆議院議員総選挙に再び出馬し初当選した[1]

2014年第47回衆議院議員総選挙で再選。

2015年8月18日、武藤が知人に「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」などと持ちかけたとして、金銭トラブルとなっていたことが「週刊文春」に報じられた[8]。これを受け、武藤は8月19日に自由民主党を離党した[2][9][10]。しかし、2017年3月には、この取材に応じた知人より名誉を毀損したとの謝罪がされている[11]。武藤は辞職を求めた自民党県連について、報道を鵜呑みにした事が残念という旨を述べている[12]。併せて26日には未成年の男性を買春していたことも報じられた[13][14]。また、8月7日以降閉会まで第189回国会を欠席した[15]

2017年10月5日、第48回衆議院議員総選挙には出馬しない旨表明。理由について「復党が叶わなかった」と述べている(党県連は県会副議長の小寺裕雄を公認候補と決めた)[16]

2017年9月28日衆議院解散に伴い失職。

政策・主張[編集]

憲法改正[編集]

憲法改正に賛成しており[17]日本国憲法を支える三原則(国民主権基本的人権の尊重・平和主義)は、戦後もたらされた「欧米の思想」であり、「日本精神」を破壊するものとして問題だと考えている[18][19]

安全保障[編集]

憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使を認める事については「私から見れば遅過ぎると感じる」と述べており、「そもそも集団的自衛権は国際法上広く認められた国家固有の権利」としている[20]。また、日本は核武装の検討を始めるべきとしている[17][21]

人権擁護法案[編集]

民主党が推進した人権擁護法案は国を左右する重要政策であるとしており、マニフェストに記されていなかった等として批判していた[22]。また、「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまったとしており、「基本的人権の尊重」という言葉の根底には、身勝手な「個人主義」が存在しているとしている[18]

その他[編集]

騒動[編集]

選挙報酬未払い問題[編集]

2012年の衆議院選挙で武藤の選挙スタッフとして雇用した男性から、未払いの報酬を請求する訴訟を起こされ、2014年、武藤が約30万円を支払うことで和解した[26]。武藤の事務所は産経新聞の取材に対し「当時を知るスタッフがおらず、確認できない」としている[26]

未公開株問題[編集]

2015年8月18日、武藤が知人に「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」などと持ちかけたと報道され、金銭トラブルになっていた[8]。これを受け、武藤は8月19日に自民党を離党した[2][9][10]

2017年3月21日、武藤が貸していた1億円の返金を求めた訴訟で、被告側が返金に応じ、また原告の名誉を損なった事を謝罪し和解が成立した[11]。武藤は、秘書の知人からの新規公開株が優先的に買える話をしたが、国会議員枠などとは言っていないと述べている[11]

未成年男性買春問題[編集]

2015年8月26日には未成年の男性を買春していたことを報じられた[13][14]。また、8月7日以降閉会まで第189回国会を欠席した[15]

追突事故[編集]

2016年5月18日、武藤議員の乗ったワゴン車が前方を走行していた車に追突した。警察によると、前方車は車線変更してきたタクシーを避けるため、急停止したという。武藤議員も急ブレーキをかけたが、間に合わなかった。[27][28]

発言[編集]

2015年7月31日、平和安全法制に反対する学生団体、自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)の国会前抗議について自身のTwitter上で「戦争に行きたくないのは、自分中心で極端な利己的考え」などと批判した[29]。これに対し、民主党枝野幸男は「自分が戦争に行きたくない、みたいなレベルでしか受け止めておらず、法案の問題や本質を理解していない」と、維新の党柿沢未途は「権力を持っている政党の所属議員として、もってのほかの発言だ」と、それぞれ武藤を批判した[30]。しんぶん赤旗では、武藤は日本国憲法を敵視しているとも報じた[31]。8月4日、武藤は「日本も他国が侵略してきた時は、嫌でも自国を守るために戦わなければならない」と主張した[32]ものの、同日、官房長官菅義偉は「政府としてコメントしない」と述べ、首相自由民主党総裁)の安倍晋三は「幹事長に任せている」とした[33]自民党幹事長谷垣禎一は「自民党を支える人々の中にも『戦争はこりごりだ』という感覚があることを謙虚に学ぶ必要がある」と苦言を呈した[34]

主な所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f オフィシャルホームページ プロフィール
  2. ^ a b c d “自民の武藤衆院議員が離党 未公開株トラブル報道”. 朝日新聞. (2015年8月19日). http://www.asahi.com/articles/ASH8M5GFHH8MUTFK02Z.html 2015年8月19日閲覧。 
  3. ^ a b c d “衆院選 武藤・自民4区候補が会見”. 滋賀報知新聞. (2009年4月28日). http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0001311 2013年2月8日閲覧。 
  4. ^ “国会議員情報”. 時事ドットコム. http://www.jiji.com/jc/giin?c=syu&d=b56150c580777caddd3b912e25f3fa3e&r=y 
  5. ^ 釧路新聞(2012年12月18日)
  6. ^ a b 《地殻変動:3》自民も風頼み 若さだけが頼り
  7. ^ TPPで日本は崩壊します
  8. ^ a b “学生デモ批判 武藤議員が“議員枠未公開株”で4100万円集金していた”. 週刊文春WEB. (2015年8月18日). http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5352 
  9. ^ a b “武藤氏、自民を離党=未公開株で金銭トラブル”. (2015年8月19日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201508/2015081900649&g=pol 
  10. ^ a b “武藤氏、自民を離党=金銭トラブルで引責”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2015年8月19日). http://jp.wsj.com/articles/JJ10915593424639053852818954294070497012418 
  11. ^ a b c 武藤議員、金銭問題巡る訴訟和解 株優先購入言及は認める 京都新聞
  12. ^ 「身の潔白、証明された」自民離党の武藤衆院議員が会見 金銭トラブルの訴訟終結 産経新聞
  13. ^ a b 1回2万円“未成年買春”相手が告白「武藤貴也議員は議員宿舎で僕19歳を奴隷にした」2000万円“議員専用投資”トラブルも! 週刊文春2015年9月3日号
  14. ^ a b 金銭トラブルの武藤氏 ピリピリ会見のウラに文春が報じた「未成年買春」疑惑 産経新聞 2015年8月28日
  15. ^ a b “武藤貴也氏が衆院本会議出席 金銭トラブル報道「気持ち新たに」”. 北海道新聞. (2015年1月4日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0219344.html 
  16. ^ 武藤貴也氏、衆院選を断念 金銭トラブル報道で自民離党 朝日新聞2017年10月5日
  17. ^ a b c d e “2012衆院選 滋賀4区 武藤貴也”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A25004003003 2014年3月2日閲覧。 
  18. ^ a b 公式ブログ「日本国憲法によって破壊された日本人的価値観」2012-07-23
  19. ^ 「自民議員発言 異論排除は全体主義への道」、琉球新報、2015年8月9日
  20. ^ 「集団的自衛権」は自衛権
  21. ^ 月刊日本、2014年4月22日
  22. ^ a b c 民主党は国民を騙し、国を売る政党
  23. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  24. ^ 「法の賢慮、平等主義に敗れたり」
  25. ^ 靖国参拝をした安倍総理を支持する米国有力国会議員たち
  26. ^ a b 「武藤貴也衆院議員 選挙でも金銭トラブル スタッフ報酬めぐり、昨年和解」産経新聞、2015年9月7日
  27. ^ “衆院議員の武藤貴也氏が追突事故 70代夫婦が軽傷”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年5月20日). オリジナル2016年5月20日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20160520035634/http://www.asahi.com/articles/ASJ5N3R1JJ5NUTIL010.html 
  28. ^ 平日早朝に追突事故 “買春疑惑”武藤議員は今何をしている|政治|ニュース|”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2016年5月21日). 2017年9月5日閲覧。
  29. ^ 武藤貴也・衆院議員、SEALDsを「自分中心、極端な利己的考え」と批判”. ハフィントン・ポスト (2015年8月1日). 2015年8月3日閲覧。
  30. ^ “自民党:武藤貴也議員、安保反対学生をツイッターで非難”. 毎日新聞. (2015年8月3日). http://mainichi.jp/select/news/20150804k0000m010048000c.html 
  31. ^ 自民・武藤議員に批判の声 「戦争行きたくない」を「利己的」と非難 しんぶん赤旗 2015年8月4日
  32. ^ 国民に課せられる正義の要請 武藤貴也オフィシャルブログ2015年8月4日
  33. ^ “自民・武藤氏、投稿撤回を否定「学生はだまされている」”. 朝日新聞. (2015年8月4日). http://www.asahi.com/articles/ASH8461S4H84UTFK019.html 2015年8月4日閲覧。 
  34. ^ “武藤氏、ツイッター撤回せず 谷垣幹事長が苦言”. 東京新聞. (2015年8月4日). http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015080401002271.html 2015年8月4日閲覧。 
  35. ^ 「自民勉強会発言――安保国会新たな火種」『毎日新聞』50135号、14新版、毎日新聞東京本社2015年6月27日、3面。

外部リンク[編集]