大畑大介
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第67回朝日杯フューチュリティS表彰式にて (2015年12月20日) | ||||||
基本情報 | ||||||
生年月日 | 1975年11月11日(43歳) | |||||
出身地 |
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身長 | 1.76 m (5 ft 9 1⁄2 in)(選手時代)[1] | |||||
体重 | 82 kg (12 st 13 lb)(選手時代)[1] | |||||
大学 | 京都産業大学 | |||||
愛称 | 世界の翼[2] | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | スリークォーターバック | |||||
アマチュア | ||||||
年 | チーム | |||||
東海大学付属仰星高等学校 京都産業大学 | ||||||
アマチュア更新日 | 2015年3月27日 | |||||
クラブ | ||||||
年 | チーム | 出場 | 得点 | |||
1998-2003 2003 2003-2011 |
神戸製鋼 モンフェラン 神戸製鋼 | |||||
国代表 | ||||||
年 | チーム | 出場 | 得点 | |||
1996-2007 |
![]() | 58[3] | (345) | |||
更新日 | 2015年3月27日 | |||||
国セブンズ代表 | ||||||
年 | チーム | 出場 | 得点 | |||
– |
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■テンプレート |
大畑 大介(おおはた だいすけ、1975年11月11日 - )は、日本の元・ラグビー選手。大阪府大阪市城東区の出身(実家は2011年までパン屋を経営)[3]。ポジションはウィング(WTB)とセンター(CTB)で、走力を活かしてトライを量産[3]。高校(東海大仰星)の頃はフルバック(FB)。現役時代にはトップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属。2008年のラグビーシーズンに発足したトップリーグキャプテン会議では2009年シーズンまで初代代表を務めた。
2010年シーズンを最後に現役を引退した。引退後は神戸製鋼コベルコスティーラーズのアンバサダー(大使)やSPORTS JAPAN アンバサダーとして、全国各地や各種メディアなどでラグビーの振興・普及活動につとめる[3]。
経歴[編集]
- 1984年、大阪ラグビースクールに入ってラグビーを始める。
- 1991年、東海大学付属仰星高等学校へ入学。
- 1994年、京都産業大学へ入学。京都産業大学ラグビー部入部。
- 1998年、神戸製鋼へ入社。
- 2001年〜2002年、神戸製鋼に在籍したまま、日本のオフシーズンを利用して、シドニー(オーストラリア)の ノーザンサバーブス・クラブでプレー。
- 2002年、神戸製鋼を退社し、フランスのモンフェラン・クラブ(ASモンフェランデーズ。現・ASMクレルモン・オーベルニュ)へ移籍。ただし外国人枠に阻まれ、正式契約を結ぶことはできなかった。
- 2003年、神戸製鋼コベルコスティーラーズに復帰。
- 日本代表58キャップ保有。
- 2011年、引退。
来歴[編集]
1996年、アジア選手権に出場する日本代表(ジャパン)に選ばれて全試合に出場し、韓国との最終戦で初キャップを獲得[3]。
1997年、京都産業大学ラグビー部の主将として関西大学ラグビーリーグ戦を制し、大学選手権2回戦にて早稲田大学相手に69 - 18 と歴史的大勝。FWの威力と共に大畑が縦横無尽に走り回り完勝した。準決勝は関東学院大学に完敗。
1999年の香港セブンズで、日本代表は下位チームによるトーナメントグループ(プレートトーナメント)に回ったが、その決勝のスコットランド戦の終了間際、大畑は自陣ゴール前から、「大会史上最高」とも評された独走トライで日本を逆転勝利に導き、プレートトーナメント出場国の選手としては史上初のMVPを獲得した。
2002年7月6日、国立競技場でのワールドカップアジア最終予選台湾戦で、テストマッチにおける日本新記録となる8トライを記録。そして2006年5月14日、花園ラグビー場でのジョージア戦で3トライを挙げてテストマッチ通算65トライとし、オーストラリアのデイヴィッド・キャンピージが保持していた64トライの世界記録を更新した。
ワールドカップでは、1999年と2003年の2大会[3]で日本代表の全試合(計7試合)にフル出場し、計3トライを記録している。
2006年アジア選手権(兼ワールドカップアジア最終予選)では主将を務める。2004年にも1度務めたが、当時の主将だった箕内拓郎の代役としてだった。
2006年のトップリーグ最終節ヤマハ戦で右アキレス腱を断裂し、2007年上半期をリハビリに費やす。2007年8月10日、「リポビタンDチャレンジ2007 日本代表 vs アジア・バーバリアンズ ラグビーワールドカップ2007 日本代表壮行試合」にて、見事復帰、アジア混合チームにトライを上げ快勝した。2007年ワールドカップにおいても、副将に選ばれている。2007年8月25日、イタリアで行われたポルトガルとの本大会に向けた調整試合で左アキレス腱を断裂。
2008-2009シーズン・トップリーグ第1節NEC戦で復活。元南アフリカ代表ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼンのパスをカット。一気に50mを走りきり、復活トライをあげた。その後チームは、トップリーグプレーオフに進出するが、2009年2月1日の準決勝東芝戦で左肩を亜脱臼。そのまま退場した。
2010-11トップリーグ開幕を前に同シーズンを最後に引退することを表明。2011年1月9日、リーグ最終戦の豊田自動織機戦で右ひざ膝蓋腱を断裂。これを最後に選手生活にピリオドを打つこととなった[3]。なお、この右ひざの手術の翌日、外泊許可を取って「さんまのまんま」の収録に参加している(放映日は関西テレビ 2011年1月29日、フジテレビ 2011年2月6日)。高校の同級生であるテキサス・レンジャーズ(当時)の建山義紀投手とボストン・レッドソックスの上原浩治投手が出演すると云うことで、3人揃うのは滅多にないから、とのことであった。
ラグビーワールドカップ2019のアンバサダーを務める[4]。
2016年、ワールドラグビーからワールドラグビー殿堂として表彰される[5]。坂田好弘が2012年に選ばれて以来で、2人目[3]。
人物[編集]
上記の通り建山義紀と上原浩治は、東海大学付属仰星高等学校時代の同級生。1年生の時には、3人とも同じクラスに所属していた。大畑が現役を引退した2011年以降は、前述の『さんまのまんま』や、大畑が準レギュラーで出演中の『亀山つとむのかめ友 Sports Man Day』(MBSラジオ)などで3人による対談の模様が放送されている。
また、他のテレビ・ラジオ番組では、たびたび明るいキャラクターを発揮。地元・関西地方では、現役時代にも、ラグビーシーズン中にラジオパーソナリティやスポーツキャスターを務めていた(後述)。
スポーツマンNo.1決定戦[編集]
TBSの『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』に4度出演し、2度優勝を果たしている。同番組の競技では「ショットガンタッチ」13m50cm(歴代2位)、「ワークアウトガイズ」50秒01(歴代3位)、「モンスターボックス」16段などを記録している。「ワークアウトガイズ」の丸太切りが特に得意で、3度出場中3度とも最高タイムを記録。
- プロスポーツマン大会
大会 | 放送日 | 総合順位 |
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第7回大会 | 2001年1月1日 | No.1 |
第8回大会 | 2002年1月1日 | 3位 |
第9回大会 | 2003年1月1日 | No.1 |
第10回大会 | 2004年1月1日 | 15位 |
主な記録[編集]
- 通算テストマッチトライ記録(69トライ)
- テストマッチ年間トライ数世界タイ記録(2002年17トライ)
- テストマッチ1試合トライ数日本記録(2002年7月6日、中華台北戦)
受賞歴[編集]
- 2003-04トップリーグベスト15・ファンサービス賞
- 2005-06トップリーグベスト15
- 2010-11功労賞
著書[編集]
- 大畑大介著『信じる力』(ベストセラーズ,2011年2月)ISBN 9784584132913
- 大畑大介著『不屈の「心体」──なぜ闘い続けるのか』(文春新書,2009年12月)ISBN 9784166607327
- 大畑大介著『トライ』(PHP研究所,2003年10月)ISBN 9784569631035
出演番組[編集]
現在[編集]
以下の番組には、2011年の現役引退後から出演。
- スッキリ(日本テレビ)コメンテーターとして出演
- スポーツドミンゴ(NHK BS1)2011年4月からキャスターを担当
- ちちんぷいぷい(MBSテレビ、関西ローカル)2011年10月から月曜日にレギュラーで出演。2014年4月からは、出演日を火曜日に変更するとともに、「女子力の花園」というVTR取材コーナーのリポーターも兼務。
- Mr.サンデー(フジテレビ・関西テレビ共同制作、フジテレビ系全国ネット)不定期でコメンテーターとして出演
- サタ☆スポ(FM OSAKA、JFN系列一部地域ネット)珠久美穂子とともにパーソナリティを担当
- ラグビー中継(日本テレビ、JSPORTS)解説者
- 産直ダイスケ(MBSテレビ、関西ローカル)(2017年4月8日 - 毎週土曜日18:56 - 19:00)
- 大畑自らが全国の野菜や水産品の産地や生産者を訪ねてレポートする。(KOHYO)
以下の番組には、現役時代から出演。
- 全国高等学校ラグビーフットボール大会(MBSテレビ)
- 神戸製鋼が大会への協賛を始めた2005年度から、関西ローカルで放送するハイライト番組にゲスト解説者として出演。
- 亀山つとむのかめ友 Sports Man Day(MBSラジオ)
- 「かめ友」(週替わりレギュラー)の1人として出演。2011年10月から2014年3月までの出演週には、当時10分前まで放送されていた『ちちんぷいぷい』との掛け持ちで登場していた。また、亀山の代わりにパーソナリティを務めることもある。
他にも、プロ野球のオフシーズンに放送される「ムキムキ!ノーサイド劇場」(ABCラジオ、『元気イチバン!!ぶっちぎりプレイボール』→『スポーツにぴたっと。』金曜日に内包されるラグビー情報コーナー)にも定期的に出演。同局の看板番組『おはようパーソナリティ道上洋三です』にも、実父が熱心なリスナーであることなどが縁で、現役時代から折に触れてゲストで登場している。
- JOYのASOBU-TV JOYnt! (群馬テレビ、ゲスト出演。)
過去[編集]
いずれも現役時代に出演
- いのちの響(TBSテレビ)
- 大畑大介のLet's Try スポーツ!(MBSラジオ)ラグビーシーズン中にもパーソナリティとして出演
出典[編集]
- ^ a b 日本ラグビーフットボール協会 - 日本代表 2014年11月18日閲覧。
- ^ “大畑大介氏が振り返る高校時代 「自分の土台を作ることができた」前編”. RUGBY jAPAN 365. 2015年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 東京新聞 2016年11月10日 夕刊
- ^ “大畑大介、ラグビーW杯開催予定地の熊本・大分にエール「応援していきたい」”. ORICON STYLE. (2016年4月20日) 2016年4月20日閲覧。
- ^ “大畑大介氏ら、殿堂入り選手を表彰”. スポニチアネックス. (2016年11月18日) 2016年11月18日閲覧。
外部リンク[編集]
- 神戸製鋼コベルコスティーラーズ アンバサダー 大畑大介
- 日本ラグビーフットボール協会メンバーズクラブサイト「日本代表選手紹介」
- 所属事務所 (株)ディンゴ公式サイト
- 大畑大介 (@dingo014) - Twitter
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