ふうちょう座
Apus | |
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属格形 | Apodis |
略符 | Aps |
発音 | [ˈeɪpəs]、属格:/ˈæpədɨs/ |
象徴 | the bird of paradise |
概略位置:赤経 | 16 |
概略位置:赤緯 | -75 |
正中 | 7月10日21時 |
広さ | 206平方度[1] (67位) |
主要恒星数 | 4 |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 12 |
系外惑星が確認されている恒星数 | 0 |
3.0等より明るい恒星数 | 0 |
10パーセク以内にある恒星数 | 0 |
最輝星 | α Aps(3.825等) |
最も近い星 | HD 122862;(93.5光年) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
みなみのさんかく座 コンパス座 はえ座 カメレオン座 はちぶんぎ座 くじゃく座 さいだん座 |
ふうちょう座(ふうちょうざ、風鳥座、Apus)は、南天の星座の1つ。
概要[編集]
天の南極近くに位置し、人が常在する日本国内の島全てからその一部さえも見ることができないため、「日本から全く見えない星座」の1つとされる[2]が、沖ノ鳥島では ζ星 (4.8等) など星座の一部が水平線上にのぼる。
主な天体[編集]
恒星[編集]
「ふうちょう座の恒星の一覧」も参照
以下の恒星には、国際天文学連合によって正式に固有名が定められている。
- HD 137388:国際天文学連合の100周年記念行事「IAU100 NameExoworlds」でニュージーランドに命名権が与えられ、主星はKaraka、太陽系外惑星はKererūと命名された[3]。
その他、以下の恒星が知られている。
星団・星雲・銀河[編集]
- NGC 6101:球状星団。
由来と歴史[編集]

『ウラノメトリア』(1661年版)に描かれたふうちょう座(左。「APIS INDICA」と記されている)
「ふうちょう」は極楽鳥(ごくらくちょう)の通称でも知られるニューギニア島の固有科・フウチョウ科のことである。
ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが残した観測記録を元にペトルス・プランシウスが1597年に作成した地球儀に残したものが最初である。ヨハン・バイエルが1603年に発刊したウラノメトリアでそれを引用したことにより世に知られるようになった。なおウラノメトリアにおいては、本星座はインドのみつばち座(PARADYSVOGEL APIS INDICA)と記されている。これはフウチョウを意味する「Apus」がミツバチを意味する「Apis」と誤植されたものであり、本来は「インドの鳥」だったのではないかとされる[4]。
出典[編集]
- ^ “星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
- ^ 沼澤茂美、脇屋奈々代 『星座の事典』ナツメ社、2007年、263頁。ISBN 978-4-8163-4364-3。
- ^ “Approved names” (英語). Name Exoworlds. 国際天文学連合 (2019年12月17日). 2020年1月4日閲覧。
- ^ Ridpath, Ian. “Apus”. Star Tales. 2013年5月5日閲覧。