つる座

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つる座
Grus
Grus
属格 Gruis
略符 Gru
発音 英語発音: [ˈɡrʌs]、口語的に/ˈɡruːs/; 属格:/ˈɡruːɨs/
象徴 the Crane
概略位置:赤経 22
概略位置:赤緯 −47
広さ 366平方度 (45位
主要恒星数 7
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
28
系外惑星が確認されている恒星数 4
3.0等より明るい恒星数 2
10パーセク以内にある恒星数 1
最輝星 α Gru(1.71
最も近い星 グリーゼ832;(16.1光年)
メシエ天体 0
隣接する星座 みなみのうお座
けんびきょう座
インディアン座
きょしちょう座
ほうおう座
ちょうこくしつ座

つる座(つるざ、鶴座、Grus)は、南天の星座の1つ。新しく設けられた星座の中では明るい星が多い方だが、日本では南に低くしか上らないので目立たない。

主な天体[編集]

恒星[編集]

α星[1]、β星[2]の2つの2等星がある。

由来と歴史[編集]

つる座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。

現在のつる座の領域の一部は、クラウディオス・プトレマイオス(トレミー)が定めたみなみのうお座の一部で、γ星は魚の尾の部分であった[3]。α星の「アルナイル」は「魚の尾の中での明るい星」というアラビア語の一部から付けられた名称である[4]が、これは16世紀にアラビアの天文学者が、みなみのうお座の領域をプトレマイオスが定めた境界を超えてさらに南へと拡張したことから生じた名称である[3]

1598年に、ペトルス・プランシウスヨドクス・ホンディウス英語版が、ペーテル・ケイセルフレデリック・デ・ハウトマンが残した観測記録を元に作成した地球儀Krane(オランダ語で鶴)、Grus(ラテン語で鶴)として現したものに始まる。それを、ヨハン・バイエル1603年に発刊したウラノメトリアで引用したことにより世に知られるようになった[3]。デ・ハウトマンは1603年に出版した星表で Den Reygherさぎ座」として、プランシウスは、後の1625年に作成した地球儀では Phoenicopterusフラミンゴ座」として名付けていたが、最終的にはオリジナルの「つる座」が世に広まった[3]

出典[編集]

  1. ^ a b Results for * alf Gru”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月23日閲覧。
  2. ^ a b Results for V* bet Gru”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2013年1月23日閲覧。
  3. ^ a b c d Ridpath, Ian. “Star Tales - Grus”. Star Tales. 2020年4月21日閲覧。
  4. ^ 近藤二郎『星の名前のはじまり アラビアで生まれた星の名称と歴史』誠文堂新光社、2012年8月、初版、172頁。ISBN 978-4-416-21283-7