へび座

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へび座
Serpens
Serpens
属格 Serpentis
略符 Ser
発音 [ˈsɜrpɨnz]、属格:/sərˈpɛntɨs/
象徴 the Snake
概略位置:赤経 頭部(Caput): 16 h
尾部(Cauda): 18
概略位置:赤緯 頭部(Caput): +10°
尾部(Cauda): −5
正中 6月30日午後9時
8月5日午後9時
広さ 637平方度 (23位
主要恒星数 9
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
57
系外惑星が確認されている恒星数 5
3.0等より明るい恒星数 1
10パーセク以内にある恒星数 3
最輝星 α Ser(2.630
最も近い星 γ Ser;(36.3光年)
メシエ天体 2
隣接する星座 頭部(Caput):
かんむり座
うしかい座
おとめ座
てんびん座
へびつかい座
ヘルクレス座

尾部 (Cauda):
わし座
へびつかい座
いて座
たて座

へび座(蛇座、Serpens)は、トレミーの48星座の1つ。

この星座は、へびつかい座の胴体によって頭部 (Serpens Caput)と尾部(Serpens Cauda) の2つに分断されている。西側が頭部、東側が尾部である。

へび座で最も明るい星は3等星であり、星座はあまり見やすくはない。

主な天体[ソースを編集]

恒星[ソースを編集]

  • α星:ウヌクアルハイ (Unukalhai) は、へび座で最も明るい恒星で、へび座頭部にある。
  • δ星:頭部にあり、地球から27光年にある二重星である。
  • θ星:アリア (Alya) という固有名を持つ、尾部にある三重星

頭部にはα、βγ、δ、ε、ι、κ、λ、μ、π、ρ、σ、τ1、τ2、τ3、τ4、τ5、τ6、τ7、τ8、υ、φ、χ、ψ、ω星がある。

尾部にはζ、η、θ、ν、ξ、ο星がある。

星団・星雲・銀河[ソースを編集]

  • M5球状星団。頭部、α星の南西約8度に位置する美しい球状星団。
  • M16(わし星雲):散開星団散光星雲の複合した天体。この天体は小型望遠鏡では散開星団に見えるが、実際には散光星雲の中に星団がある。この散光星雲は新しい恒星ができつつある部分と考えられている。星団の恒星の光によって星雲部分が輝き、独特の画像が見られるが観測には若干大きな望遠鏡が必要である。
  • IC 1101:既知で最も巨大な銀河。直径が600万光年ある。

へび座尾部は、天の川と重なっている。

その他[ソースを編集]

由来と歴史[ソースを編集]

かつてはへびつかい座の一部だったが、トレミーが独立した星座とした[1]。しかし、ヒュギーヌス偽エラトステネスは変わらずへびつかい座と一体として取り扱った[2]。後のヨハン・ボーデジョン・フラムスティードヨハネス・ヘヴェリウスといった星図製作者たちも同じく一つの星座として描いており、わずかにヨハン・バイエルが「ウラノメトリア」の中で控えめながら別の星座として扱う程度であった[2]。1922年に国際天文学連合が現在の88星座を定めた際にそれぞれ別の星座として確立され、ウジェーヌ・デルポルトによって現在の形に分割された[2]

神話[ソースを編集]

脚注[ソースを編集]

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  1. ^ 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版第4刷、149-150頁。ISBN 978-4-7699-0825-8
  2. ^ a b c Ian Ridpath. “Star Tales - Serpens”. 2016年10月8日閲覧。

外部リンク[ソースを編集]

座標: 星図 17h 00m 00s, +03° 00′ 00″