セールスフォース・ドットコム

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salesforce.com, Inc.
種類 株式会社
市場情報
NYSE CRM
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
San Francisco, California
設立 1999年
業種 情報・通信業
事業内容
  • Software as a Service(SaaS
  • Platform as a Service(PaaS
代表者 Marc Benioff
従業員数 7,785(2012年1月31日時点)
外部リンク http://www.salesforce.com/
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株式会社セールスフォース・ドットコム
salesforce.com Co.,Ltd.
Moritower.JPG
日本法人が入居する六本木ヒルズ森タワー
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
106-6139
東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー39F
設立 2000年4月
業種 情報・通信業
事業内容
  • Software as a Service(SaaS
クラウド型CRM アプリケーション「 Salesforce CRM 」の提供
  • Platform as a Service(PaaS
アプリケーションの基盤となるクラウド型プラットフォーム「 Force.com 」の提供
  • 導入支援コンサルティング/トレーニングサービスの提供
代表者 代表取締役社長 宇陀 栄次(米国セールスフォース・ドットコム 上席副社長 兼任)
資本金 4億円
外部リンク http://www.salesforce.com/jp/
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セールスフォース・ドットコム(salesforce.com)は、米国カリフォルニア州に本社を置く、CRMソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業である。ビジネスアプリケーションおよびアプリケーション・プラットフォームをインターネット経由で提供している。1999年3月に、マーク・ベニオフにより設立された。

2000年4月には日本法人である株式会社セールスフォース・ドットコムが設立された。

目次

概要 [編集]

設立 [編集]

セールスフォース・ドットコムは、前オラクル幹部のマーク・ベニオフ(Marc Benioff)により、 業務アプリケーションをWebサービスとして提供するというコンセプトのもと、1999年3月8日に設立された。SaaSタイプの本格的なクラウドコンピューティング・サービスの提供企業としては最初とされる。

近況 [編集]

セールスフォース・ドットコムはカリフォルニアサンフランシスコに本社を構え、ダブリン、シンガポール、東京に複数地域をカバーする地域拠点を設けている。その他の主なオフィスは、トロント、ニューヨーク、ロンドン、シドニーとサンマテオなどにある。2008年9月、フレディー・マックとファニー・メイに替わり、ファステナルとともにS&P500を構成する銘柄となった。

セールスフォース・ドットコムのサービスは16言語で利用可能であり、2012年1月31日時点で世界10万社以上に導入されている。 また、2012年1月に東京データセンターを開設した。[1]

これまで営業支援(SFA)、顧客管理(CRM)ソフトのSaaSベンダーとして実績を伸ばしてきたが、最近は郵便局会社や株式会社ファーストリテイリングをはじめとしたForce.com(PaaS)によるカスタムアプリケーションの構築事例が増加しており、サービスを適用する業務の幅が拡がっている。 加えて、プラットフォームの強化を目的としたHeroku(RubyJavaClojurePythonNode.jsScalaなどの複数言語に対応したPaaS)社の買収[2]、「Database.com」(世界初となるエンタープライズ向けマルチテナントクラウドデータベースサービス)の発表など、プラットフォーム企業を目指すとともにサービスのオープン化を推進する姿勢を明確にしている。[3]さらに近年は「Social Enterprise」というビジョンを発表し、ソーシャルメディアのモニタリングツールであるRadian6社の買収[4]やモバイルアプリケーションの開発実績のあるModel Metrics社を買収[5]するなど積極的にソーシャル関連ソリューションの強化を進めている。

買収企業 [編集]

  • Sendia(2006年4月)-現在のForce.com Mobile。
  • Kieden(2006年8月)-現在のSalesforce CRM for Google AdWords。
  • Kenlet(2007年1月)-CrispyNewsを開発。同技術をもとセールスフォース・ドットコムのIdeaExchangeが開発された。現在ではSalesforce CRM Ideasとしてユーザー企業向けのアプリケーションも提供されている。他の企業に先駆けて利用しているデルIdeaStormスターバックスMy Starbucks Ideasが有名。最近ではオバマ大統領の”Citizen’s Briefing Book”および、電子経済産業省のアイディアボックスにて採用された(経済産業省アイディアボックス参照)。
  • Koral(2007年3月)-現在のSalesforce CRM Content。
  • InStranet(2008年8月)-同社のナレッジベース・テクノロジーをもとに、Salesforce CRM Customer Service & Supportの機能を拡張。
  • GroupSwim(2009年12月)-現在のSalesforce Chatter。
  • Informavores(2009年12月)-現在のVisual Workflow。
  • Jigsaw(2010年4月)-ビジネス・コンタクト・データ・サービスであるData.com。Salesforce CRM上でJigsawが収集してきた連絡先等の情報を検索/購入することが可能となっている。日本では提供されていない。
  • Sitemasher(2010年6月)-現在のSite.com。
  • Activa Live Chat(2010年9月)-Service Cloudに実装されたLiveエージェント機能。
  • Heroku(2011年1月)-スクリプト言語RubyによるWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」のクラウドプラットフォーム。買収後もブランドは維持され、サービスも継続して利用できる。[6]
  • Etacts(2010年12月)-電子メールコンタクトマネジメントのスタートアップ企業。
  • Dimdim(2011年1月)-オープンソースのWeb会議ソフトウェアベンダー。セールスフォース・ドットコムが提供するコラボレーションプラットフォーム「Chatter」の機能強化に活用される計画としている。
  • Manymoon(2011年2月)-現在のDo.com。
  • Radian6(2011年3月)-ソーシャルメディアモニタリングツール。現在のSalesforce Radian6。
  • Navajo Security(2011年8月)-Database.comで提供されるDRO(Data Residency Option)サービス。
  • Assistly(2011年9月)-現在のDesk.com。
  • Model Metrics(2011年11月)-モバイル/ソーシャルクラウドのコンサルティングサービス企業。
  • Rypple(2011年12月)-ソーシャル人材業績管理サービス。


1/1/1モデルの社会貢献活動 [編集]

セールスフォース・ドットコムは、創業当初より1/1/1モデル(就業時間の1%、 株式の1%、 製品の1%)によりコミュニティや非営利活動の支援に取り組んでいる。活動はセールスフォース・ドットコム ファンデーションによりマネージメントされている。そのビジョンとミッションは下記の通り。

ビジョン
セールスフォース・ドットコムの従業員と製品力により、地域社会をより良くし、青少年の教育を支援し、緊急事態の発生時には国境を越えて支援を行い、思いやりのある世界を作っていくこと。
ミッション
1/1/1モデルの草分けとして社会貢献活動を広く行うことで、コミュニティや非営利団体の活動を支援すること。同活動は、世界各地で行われており、日本のほかにもサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、ダブリン、シンガポールを中心に活動している。
世界を変えるビジネス
セールスフォース・ドットコムの会長 兼 CEOのマーク・ベニオフとカーリー・アドラーの共著『世界を変えるビジネス』が2008年9月、ダイヤモンド社から出版された。世界のビジネスリーダー20名が、 自社のリソースを活用することでコミュニティ支援を成功させている例を紹介している。

日本法人 [編集]

日本法人である株式会社セールスフォース・ドットコムは、2000年4月に設立。オフィスは、東京本社と大阪および名古屋オフィスの3箇所。代表取締役社長を務める宇陀栄次は、米国セールスフォース・ドットコムの上席副社長(Executive Vice President)も兼任している。企業向けクラウドコンピューティング・サービスの提供事業者として、日本国内でも多くの企業への導入実績を持つ。特に2007年の郵便局会社(当時は日本郵政公社)での導入は話題を呼んだ。日本国内における導入企業数などは原則公開していないが、2009年10月時点で2,200社67万ユーザー、2012年1月には約5,000社に利用されていると幹部が語っている。[7][8]。その後2012年12月に開催されたプライベートイベントで、「国内5,400社が採用」「世界全体に占める売上げの割合が8%」と発表している。[9]他にも、みずほフィナンシャルグループ三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社損害保険ジャパン日立グループジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、株式会社ファーストリテイリング、株式会社ローソン株式会社日本総合研究所小田急電鉄株式会社など、規模・業種を問わず多数。2009年には環境省経済産業省総務省が所管するエコポイントのインターネット申請システムとして採用された。[10]経済危機対策として実施された本件では、経済産業省から打診を受けてからわずか3週間でシステム開発を完了・稼働させ、同社サービスの信頼性や開発生産性の高さを示す事例となった。[11] また、山梨県甲府市定額給付金支給に当たって事務負担の軽減を図って導入している[12]

製品とサービス [編集]

セールスフォース・ドットコムのサービスは、すべてインターネット経由で提供されるクラウドコンピューティングモデルである。そのサービスは、大きく分けてSaaS型アプリケーションの「Salesforce CRM」と、PaaSと呼ばれる「Force.com」プラットフォームの2つに分けられる。

Salesforce CRM(SaaS型CRM) [編集]

クラウドコンピューティングモデルの統合CRM(顧客関係管理)アプリケーション。SFA(営業支援システム)、マーケティング、サービス&サポート、代理店管理、モバイル、アイデアス、コンテンツ管理の各アプリケーションに加え、GoogleGoogle AppsやGoogle AdWordsとの連携アプリケーションも提供。利用機能などによって、5つEditionが用意されており、それぞれの価格は以下の通り。

  • Unlimited Edition(月額30,000円/1ユーザー)
  • Enterprise Edition(月額15,000円/1ユーザー)
  • Professional Edition(月額7,500円/1ユーザー)
  • Group Edition(月額3,000円/1ユーザー、上限5ユーザー)
  • Contact Manager Edition(月額600円/1ユーザー、上限2ユーザー)

Force.comプラットフォーム(PaaS) [編集]

Force.comは、クラウドコンピューティングモデルのアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。インフラ、データベース、インテグレーション、ロジック、ユーザーインターフェースといった、クラウドコンピューティングモデルのアプリケーション開発に必要とされる要素を備えている。

Salesforce CRMもForce.com上に構築されたアプリケーションで、このForce.comの各機能を利用することで、カスタマイズや他のアプリケーションとの統合も可能。高度なアプリケーション開発には、Javaに良く似たForce.com Apex Code(エイペックス コード)という独自のプログラミング言語を利用する。ユーザーインターフェース開発に用いられるVisualforceは、Java Server Facesに似た構文で、HTMLAjaxAdobe Flexに対応している。

Google App EngineAmazon Web Service、Facebookなど、クラウドコンピューティングモデルで提供されるプラットフォームとの連携もサポートしている。利用機能などによって、3つEditionが用意されており、それぞれの価格は以下の通り。

  • Force.com Unlimited Edition(月額9,000円/1ユーザー)
  • Force.com Enterprise Edition(月額6,000円/1ユーザー)

AppExchange [編集]

AppExchangeは、SaaS型アプリケーションのマーケットプレイス。2005年に発表された。外部開発者などによって開発された有償および無償のアプリケーションが公開されており、既存の環境にインストールして利用できる。2008年9月現在、450以上のISV(独立系ソフトウェアベンダー)などにより800以上のアプリケーションが搭載されており、インストール実績は65,000以上。2013年2月現在、1,700以上のアプリケーション、インストール実績は166万回以上となっている。

対応言語 [編集]

セールスフォース・ドットコムのサービスは、以下の16言語に対応している。

日本語、英語、オランダ語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、韓国語、ロシア語、タイ語、デンマーク語、簡体および繁体中国語、スウェーデン語、フィンランド語

Trust.salesforce.com [編集]

セキュリティに関する情報やサービス稼動状況を公開しているサイト。現状および過去30日間にわたるシステムの稼動状況が閲覧できる。

受賞歴 [編集]

日本国内の受賞 [編集]

  • ASP・ITアウトソーシングアワード2006 グランプリ(ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン)
  • MM総研大賞2007企業向けソフトウェア(SaaS)部門 最優秀賞
  • 平成18年度IT賞IT特別賞(フロンティア賞)(社団法人企業情報化協会 通称:IT協会)
  • 2008年度グッドデザイン賞(財団法人日本産業デザイン振興会)

米国本社の受賞 [編集]

  • Technology of the Year(InfoWorld, 2004, 2005, 2006)
  • Editors' Choice Award(PC Magazine, 2002, 2003, 2004)
  • Visionary Award(SDForum, 2004)
  • Best of the Web(Forbes, 2003)
  • CRM Excellence Award(Customer Interaction Solutions, 2003, 2004, 2005, 2006)
  • Top 100 Innovators Award(BusinessWeek, 2006)
  • Innovation Award(AMR Research, 2005)
  • CODIE Award for Best CRM(2002, 2003, 2004, 2005, 2006)

脚注 [編集]

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]