オリエントコーポレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オリコカード から転送)
株式会社オリエントコーポレーション
Orient Corporation
オリコロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証2部 8585
大証2部 8585
略称 オリコ
本社所在地 〒102-8503
東京都千代田区麹町5丁目2番地1
設立 1951年3月15日
(創業は1954年)
業種 その他金融業
事業内容 総合あっせん、個品あっせん、信用保証融資
代表者 沖本隆史(代表取締役会長兼会長執行役員
西田宜正(代表取締役社長兼社長執行役員)
塚本雅巳(代表取締役副社長兼副社長執行役員)
資本金 1500億円
売上高 (営業収益)単体2578億円、連結2725億円(2008年3月期)
総資産 単体4兆4181億67百万円、連結4兆4619億46百万円(2008年3月31日現在)
従業員数 単体3067名、連結4292名(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 伊藤忠商事 32.00%
みずほコーポレート銀行 3.28%
みずほ銀行 1.93%
東京リース 1.90%
新菱冷熱工業 1.68%
富士通 1.54%
(2008年3月31日現在)
主要子会社 下記参照
外部リンク www.orico.co.jp
  

株式会社オリエントコーポレーションOrient Corporation)は、日本の大手信販(ショッピングクレジット・オートローンクレジットカード会社である。略称は「オリコ」。

目次

[編集] 概説

信販業界大手6社の一角を成し、ショッピングクレジット・オートローンは業界トップである。特にオートローンでは他社に一歩抜きんでたシェアを有する。クレジットカードの有効会員数は、2006年3月末時点で1062万人である。

2005年から、伊藤忠商事が筆頭株主(当初21%、2008年に32%)になった。また、第一勧業銀行時代からみずほフィナンシャルグループとの結びつきが強い。 オリックスの前身・オリエントリース株式会社(1989年4月の社名変更まで使用)と関連性があるように誤解されることがあったが、オリックスとは一切関連がない。

[編集] 経営改革

2006年度は同業他社が早期に改革に乗り出す中、ギリギリまで黒字を計上する見通しであったが、グレーゾーン金利廃止などの要因から2007年3月期決算で4579億円の赤字に陥る見通しとなっている。これにより大幅な改革に乗り出す構えであり、債務超過回避と経営改革の資金調達の為、みずほグループにグループ会社化を前提として同グループを中心に総額2900億円の資本増強の実施を要請している。また、経営体質を強化する為に今後5年間で営業拠点を半減させると共に社員を1300人削減し、本社ビルも売却する。

経営改革は同業の三菱UFJニコスアプラスも乗り出すことを発表しており、みずほグループ入りを踏まえた今後の改革に期待されるが発表された経営改革が割賦販売中心で新味に欠けているとの批判も多い。

2007年3月期に債務超過状態になったことから、上場について東証1部から2部に指定替えとなった。そして、資本欠損の填補のために、2007年5月2日に、資本金の減少を行なった上で、債務の株式化とみずほグループ・伊藤忠商事等を割当先とする第三者割当増資を実施した。それに伴い、株式併合単元株式数の変更を行なった。同年6月28日に、減資と増資によって生じた資本準備金剰余金を欠損填補に充当する措置を実施した。

[編集] クレジットカード

[編集] 国際ブランド

MasterCardのプリンシパルメンバーであり、MasterCardブランドを主力にすると共にMasterCard Worldwideの国際理事として重要な役割を担っている。また、株式会社クレディセゾン(UCカードブランド)と提携したVISA及び株式会社ジェーシービーと提携したJCBの各ブランドのクレジットカードも発行している。また、シティカードジャパン株式会社と提携し同社が発行する提携カードであるオリコダイナースカードもある。

[編集] 非接触ICカード通信機能

オリコクワトロカード[1] 
非接触ICカード通信技術を内蔵しており、一部のマンスリーマンションやビジネスホテルの電子鍵として使用できる。
イクスピアリカード[2] 
浦安市にあるショッピングモールイクスピアリとの提携カード。MasterCardが推進する非接触電子決済方式PayPass機能が搭載されている。

[編集] 主な提携カード

エンターテイメント系 
Gackt Card(ガクトカード)・「高見沢俊彦のロックばんカード」・「Koda Kumi MasterCard(倖田來未カード)」・「turbo MAXIMUM Card(西川貴教)」・「animate(アニメイト) クレジットカード」・「Kinokuniya BOOK/WEB カード(紀伊國屋書店)」・「フタバファーストカード」・「ベルばらカード」・「ヤッターマンカード」・「RAG FAIRカードMasterCard」・「らき☆すたMasterCard UPty」など
自動車系 
イエローハットカード」・「ブリヂストン カーライフサポートカード」など
旅行系 
「スカイウォーカーカード(H.I.S)」・「SRS PLUS カード(ニッポンレンタカー)」など
ショッピング系 
マツモトキヨシカード」・「スーパードラッグアサヒメンバーズカード」・「天満屋T`sカード」・「ペットのコジマカード」・「サンコーファミリーカード」・「JRタワースクエアカード(JR北海道)」など
家電量販店系 
コジマカード(ジャックスCFも発行)」など
住宅系 
「グッドライフカード」など
プロバイダー系 
@niftyPOWERカード・@nifty常時安全カード」など
スポーツ系 
「Orico Manchester United MasterCard(マンチェスター・ユナイテッド提携)」・「BARCLAYS English Premier LeagueOrico MasterCard(FAプレミアリーグ提携)」・「PRIDEsupporterカード」・「M Card」(千葉ロッテマリーンズ提携)・「FC岐阜OFFICIALCARD(FC岐阜提携)」など
社会貢献系 
日本野鳥の会カード」日本初の社会貢献系カード・「日本動物愛護協会カード」・「MOTTAINAIカード(伊藤忠商事提携)」・「ピンクリボンカード」など
その他 
「モンテカード(モンテローザ)」・「ワタミふれあいカード」・「タミヤカード」・「公立共済メンバーズカード」・「学研ファミリーカード」など

[編集] 取扱高構成・収益構成

取扱高構成 
クレジットカード業務:26%、クレジット業務:約17%、信用業務:34%、融資業務:20%、その他:3%
営業収益構成 
クレジットカード業務:6%、クレジット業務:13%、保証業務:24%、融資業務:49%、その他事業など:8%

[編集] 沿革

  • 1951年3月 - 現在の法人格である会社(オリエントファイナンス)の設立。
  • 1954年12月 - 協同組合広島クーポン設立。
  • 1961年8月 - 広島信用販売株式会社設立。協同組合広島クーポンと業務提携し、融資事業を開始。
  • 1967年5月 - 広島信用販売株式会社が広島信販株式会社に改称。
  • 1974年4月 - 株券額面変更目的で、株式会社オリエントファイナンスが広島信販株式会社を吸収合併(実質上の存続会社である広島信販の事業を承継)。
  • 1974年10月 - 広島証券取引所上場。
  • 1976年10月 - 大阪証券取引所市場第二部上場。
  • 1977年 - 国内初の全国で利用可能な広域型クレジットカードを発行
  • 1977年7月 - 本社を広島から東京都新宿区へ移転。
  • 1977年10月 - 東京証券取引所市場第二部上場。
  • 1978年4月 - 東京都豊島区東池袋のサンシャイン60へ移転。
  • 1979年9月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部指定。
  • 1981年 - MasterCard Internationalと提携。
  • 1985年 - 信販会社系初のシンクタンク オリエント総合研究所設立。遅延損害金累積請求開始。
  • 1988年 - JCBDiners ClubUC VISA/Masterの各ブランド提携カード発行。
  • 1989年10月 - オリエントコーポレーションに改称。当初、一般向けのCMでは「オリエントと呼んでください」とうたっていたが、株式市場での略称オリコが次第に浸透したことから、そのうち一般向けにもオリコで通すようになった。
  • 1993年11月 - 特定債権法に基づき業界初の債権の流動化を実施。
  • 1999年 - 国内初のサービサーである、日本債権回収株式会社を設立し債権回収業に参入。
  • 2000年4月 - 本社を現住所(千代田区麹町5丁目2番地1)へ移転。
  • 2001年 - カード会員数が1000万人を突破。
  • 2003年3月 - 暴力団構成員が元社員に顧客リストを持ち出させ、オリコ側に金銭要求した恐喝未遂事件が発覚。
  • 2003年6月 - リボルビング払い専用型カード「Orico MasterCard UPty(アプティ)」発行。
  • 2004年6月 - リボルビング払い専用カード型初のゴールドカード「Orico Gold MasterCard UPty」の発行開始。
  • 2004年7月 - みずほ銀行と個人向け無担保ローン系統に対する包括業務提携を発表。
  • 2005年2月 - 伊藤忠商事が発行済み株式取得及び第三者割当増資の引受で21%の株式を取得、筆頭株主となる。
  • 2006年9月 - プライバシーマークの認証取得。
  • 2006年10月 - 富士商問題おきる(リフォーム架空請求事件)。
  • 2006年11月 - 楽天KC株式会社が分割したクレジット事業部門を承継。
  • 2007年3月 - 約4500億円の最終赤字に陥る為、抜本的改革を発表。
  • 2007年4月 - セントラルファイナンス青森が分割した銀行保証事業部門を承継。
  • 2007年8月1日 - 東京証券取引所、大阪証券取引所市場第二部へ指定替え。

[編集] 加盟する信用情報機関

クレジットカードなどの信用審査を行う為に以下の信用情報機関に加盟している。

[編集] 主なグループ会社

  • 株式会社オートリ大阪証券取引所2部上場)
  • 株式会社オリコカードサービス
  • 株式会社オリコ商事
  • 株式会社オリコエステート
  • 株式会社オリエント総合研究所
  • 日本債権回収株式会社
  • オリファサービス債権回収株式会社

[編集] 主な役員

2008年6月27日現在の取締役兼専務執行役員までの役員は以下の通り。

役名 職名 氏名 前職など
代表取締役会長兼
会長執行役員
経営企画グループ担当 沖本隆史 第一勧銀出身
みずほコーポレート銀行取締役副頭取
代表取締役社長兼
社長執行役員
事業本部長 西田宜正 第一勧銀出身
元みずほ銀行常務執行役員
代表取締役副社長兼
副社長執行役員
社長補佐 コンプライアンスグループ担当兼
業務監査部担当兼
コンプライアンス委員長
塩見崇夫 元伊藤忠商事㈱常務取締役
取締役兼専務執行役員 信用管理グループ担当 佐々木清志 元伊藤忠商事㈱常務執行役員
取締役兼専務執行役員 事業本部管理グループ担当 塩見美照

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 参照リンク

  1. ^ クワトロカード
  2. ^ イクスピアリカード