メルパルク
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 本社所在地 | 〒105-0013 東京都港区浜松町一丁目10番地14号 住友東新橋ビル3号館7階 |
| 設立 | 2008年8月(運営開始日は10月1日) |
| 業種 | サービス業 |
| 事業内容 | ホテル事業等 |
| 代表者 | 代表取締役 渡部 秀敏 |
| 資本金 | 3億5,000万円 |
| 売上高 | 25,918百万円(2008年3月期における経営成績※ゆうちょ財団特別会計表示額) |
| 総資産 | 1,420百万円(2008年3月31時点) |
| 主要株主 | ワタベウェディング 100% |
| 外部リンク | http://www.mielparque.jp/ |
メルパルク (Mielparque) は、日本郵政が土地・施設を保有し、運営はメルパルク株式会社へ委託されているホテル等の総称である。
元々は「郵便貯金会館」(ゆうびんちょきんかいかん)の名称で、国営事業であった郵便貯金に関連した施設として建設されたものである。郵政民営化を機にメルパルクが正式名称となり、2008年9月末まで財団法人ゆうちょ財団(旧・郵便貯金振興会)が運営を行っていた。
この項目では同じ趣旨で建設された「郵便貯金地域文化活動支援施設」および「郵便貯金総合保養施設」についても記す。
目次 |
[編集] 概要
宿泊施設、会議室、宴会場、結婚式場、レストランなどを併設した複合施設となっており、いわゆるシティホテルと同等の設備を備える。コンサートなどに使用される多目的ホール(メルパルクホール)を併設している施設もある。
[編集] 歴史
旧・郵便貯金法第4条に基づき設置された郵便貯金の普及・宣伝活動を行うことを目的とした福利厚生施設で、日本郵政公社が設置し関連団体の財団法人郵便貯金振興会が運営していた。郵便貯金利用者の福利厚生増進が目的の宿とされた一方で、かんぽの宿やその他の官庁の「公共の宿」などと同様に、旧郵政省貯金局幹部の天下り先確保の目的もあったことは、旧郵政省時代の人事から明らかであった。
郵政民営化に際しては根拠法令の廃止に伴い、ゆうちょ銀行ではなく日本郵政株式会社が運営する民営ホテルとなった。かんぽの宿と同様に旅館業法に基づいて、都道府県知事の許可を受けた上で運営していた。「メルパルク」は郵政民営化以前は愛称であり、正式には「○○郵便貯金会館」が正式名称であったが、民営化時に「メルパルク○○」が正式名称になった。同時に、京都に1ヶ所だけ残っていた郵便貯金地域文化活動支援施設(ぱ・る・るプラザ)も「メルパルク京都」となった。
全国15都市に設置されていたが、郵政民営化を控えた2007年3月末に、5施設と1ホールが閉鎖となった。その後名称変更したメルパルク京都が加わり、現在「メルパルク」を名乗る施設は11都市にある。
民営化後5年をめどに施設の廃止・売却を検討することになっていたが、日本郵政は2008年9月末に満了となるゆうちょ財団への運営委託契約を更新しないことを通告、新たな運営者を捜していたが、2008年7月23日に目黒雅叙園などを傘下に持ち、ブライダル事業等を運営するワタベウェディングとの間で事業譲渡契約を締結、10月1日をもって施設運営権がワタベウェディング100%出資のメルパルク(株)に譲渡され(施設保有権は日本郵政のまま)、従業員もメルパルク(株)に移籍となった。事業譲渡後は親会社の強みを生かした結婚式事業に力を入れている。
[編集] 施設一覧
☆は多目的ホールを併設している施設。
- メルパルク仙台(宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目)※郵便局(メルパルク仙台郵便局)併設。東北学院学生寮跡地。
- メルパルク東京(東京都港区芝公園2丁目)☆
- メルパルク横浜(神奈川県横浜市中区山下町)
- メルパルク長野(長野県長野市鶴賀高畑)☆※郵便局(メルパルク長野郵便局)併設
- メルパルク名古屋(愛知県名古屋市東区葵3丁目)かつては東海テレビ放送の近くにあった
- メルパルク京都(京都府京都市下京区東洞院通)(旧ぱ・る・るプラザ京都。宿泊施設なし。)
- メルパルク大阪(大阪府大阪市淀川区宮原4丁目)☆※郵便局(メルパルク大阪郵便局)併設
- メルパルク岡山(岡山県岡山市北区桑田町)
- メルパルク広島(広島県広島市中区基町)※郵便局(広島中郵便局)・ゆうちょ銀行広島支店併設、かつては広島ホームテレビの裏にあり、広島郵便貯金ホールと併設していた。
- メルパルク松山(愛媛県松山市道後姫塚)
- メルパルク熊本(熊本県熊本市水道町)かつては多目的ホールもあった
2007年3月末をもって閉鎖された施設
- 札幌郵便貯金会館(北海道札幌市中央区南1条西27丁目)建物は解体され、跡地には商業施設「マルヤマクラス」が建設・オープンしている。
- 新潟郵便貯金会館(新潟県新潟市中央区川岸町2丁目)
- 金沢郵便貯金会館(石川県金沢市玉川町)東京の不動産会社に売却→石川県南加賀地区でセレモニーホール斎苑を運営するサイエンが取得し、同社が運営するセレモニーホテル サイエンとして建物は改装の上、2011年12月10日にオープンしている。
- 福岡郵便貯金会館(福岡県福岡市中央区薬院4丁目)☆
- 沖縄郵便貯金会館(沖縄県那覇市字松川)
- 広島郵便貯金ホール(広島郵便貯金会館多目的ホール・広島県広島市中区白島北町)→広島県が取得、ALSOKホールとして存続運営。
[編集] 郵便貯金地域文化活動支援施設
旧・郵便貯金会館と同じ目的で設置された地域活動支援施設。国営時代の通常郵便貯金の新総合通帳(送金機能付総合通帳)の愛称にちなみ「ぱ・る・るプラザ」の愛称があった。
旧・郵便貯金会館と異なり宿泊施設はなく、多目的ホールやスタジオ、映画館、会議室、レストランなど、地域の文化交流の促進を支援する目的で設置されていた。このため各設備の使用料金はかなり格安に設定されていた。
全国に下記の6施設が設置されたが、郵政民営化を前にして2006年度中に京都以外の5施設が営業終了となった。施設は地元自治体などに売却された。
2007年10月の郵政民営化後は根拠法令の廃止に伴い、その所有と運営は日本郵政に引き継がれると同時に、旧・郵便貯金会館と共に「メルパルク」の名称で統一されることとなり、唯一残っていた「ぱ・る・るプラザ京都」は「メルパルク京都」に改称された。これは通常郵便貯金の新総合通帳(送金機能付総合通帳)の国営時代までの愛称「ぱ・る・る」が、民営化に伴い使われなくなったためである。ただし、メルパルク京都には現在も宿泊施設が設けられていない。
現在営業している施設
- ぱ・る・るプラザ青森(青森県青森市柳川1丁目)※郵便局併設 →青森市が取得→青森市民ホール
- ぱ・る・るプラザ町田(東京都町田市原町田4丁目)※郵便局併設 →町田市が取得。
- ぱ・る・るプラザ岐阜(岐阜県岐阜市橋本町1丁目) →岐阜市が取得→岐阜市文化産業交流センター
- ぱ・る・るプラザ山口(山口県山口市惣太夫町) →不動産事業者の原弘産が落札
[編集] 郵便貯金総合保養施設
旧・郵便貯金会館と同じ目的で、国立公園内に設置された、宿泊施設、温泉、プールなどを備えた複合型保養施設。以下の2箇所があったが、いずれも2007年3月末をもって営業終了した。
- メルモンテ日光霧降(栃木県日光市霧降) - 大江戸温泉物語が取得し、「大江戸温泉物語 湯屋日光霧降」に改装。
- メルパール伊勢志摩(三重県志摩市大王町) - 近畿日本鉄道が取得し、「ホテル近鉄 アクアヴィラ伊勢志摩」に改装。