東京スプリント
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東京スプリント Tokyo Sprint[1] | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 特別区競馬組合(南関東公営) |
競馬場 | 大井競馬場 |
第1回施行日 | 1991年1月4日 |
2024年の情報 | |
距離 | ダート1200m |
格付け | JpnIII / 国際LR |
賞金 |
1着賞金3000万円 |
出走条件 |
サラブレッド系4歳以上(指定交流)、中央・地方選定馬 出走資格も参照 |
負担重量 | グレード別定(本文に記載) |
出典 | [2] |
東京スプリント(とうきょうスプリント)は、特別区競馬組合が大井競馬場で施行する地方競馬(南関東公営競馬)の重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnIII。
概要
[編集]旧称は大井競馬場の愛称である「東京シティ競馬(TCK)」に由来した東京シティ盃(とうきょうシティはい)であった。大井競馬の競走体系の整備に伴い[3]、2009年度にダートグレード競走に格上げされ「東京スプリント」に改称[3]。回数は東京シティ盃から引き継ぎ、第20回からとなる。
条件・賞金等(2024年)
[編集]- 負担重量
- 56kg、牝馬2kg減(南半球産4歳馬1kg減)を基本に、さらに本年4月5日以前のGI・JpnI優勝馬は2kg、GII・JpnII優勝馬は1kgの負担増となる(ただし、2歳時の成績は対象外。)[2]。
- 賞金額
- 1着3000万円、2着1050万円、3着600万円、4着300万円、5着150万円[2]、着外手当18万円[4]。
- 副賞
- 特別区競馬組合管理者賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、東京都馬主会理事長賞[5]
- 優先出走権付与[2]
- 本競走で上位2着までに入った地方競馬所属馬には、かしわ記念の優先出走権が付与される。
過去の賞金額
[編集]回数 | 総額賞金 (万円) |
1着賞金 (万円) |
2着賞金 (万円) |
3着賞金 (万円) |
4着賞金 (万円) |
5着賞金 (万円) |
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第20回(2009年) | 5,100 | 3,000 | 1,050 | 600 | 300 | 150 |
第21回(2010年) | ||||||
第22回(2011年) | 4,590 | 2,700 | 945 | 540 | 270 | 135 |
第23回(2012年) |
上記の表中の「総額賞金」は1着から5着までの着内賞金の和であり(着外手当を含まない)、国際セリ名簿基準書ではこれを「purse(賞金総額)」と紹介している[1]。
歴史
[編集]- 1991年 - 大井競馬場ダート1400メートルの重賞東京シティ盃として創設。大井競馬では創設から距離短縮時まで唯一の1400メートル重賞であった。当初は1月に施行されていた。
- 1995年 - 早田秀治が騎手として史上初の連覇。
- 1997年 - 南関東G3に格付けされる。
- 2001年 - 馬齢表記の変更に伴い、出走条件を旧5歳以上から4歳以上に変更。
- 2002年 - スタンド改修工事に伴いダート1390メートルで施行(翌年まで)。
- 2003年 - 高橋三郎が調教師として史上初の連覇。
- 2004年 - 施行時期が3月に移行し、マイルグランプリからかしわ記念へと向かう春の南関東マイル路線の開幕戦と位置づけられた。
- 2005年 - 東京メトロポリタンテレビジョンから優勝杯「東京MXテレビ賞」の提供を受ける。2008年に「TOKYO MX賞」と改称し、2009年の第19回まで提供。
- 2007年
- 施行距離が1200メートルに短縮。これにより大井競馬場の1400メートル重賞はいったん消滅する。
- 御神本訓史が騎手として史上2人目の連覇。
- 高橋三郎が調教師として自身2度目、史上2人目の連覇。
- 2008年 - 格付けが南関東SIIIに変更。
- 2009年 - この年は会計年度をまたいで2回行われた。2回目(第20回)から東京スプリントに改称し、ダートグレード競走となる。施行時期が4月に移行しナイター開催(トゥインクルレース)となる。
- 2011年 - 節電のため、昼間開催で施行。
- 2020年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行及び改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法32条に基づいて日本国政府から発令された新型コロナウイルス緊急事態宣言により、客を入れない「無観客競馬」として開催。
歴代優勝馬
[編集]回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 1991年1月 4日 | ダイコウガルダン | 牡7 | 大井 | 1:27.7 | 早田秀治 | 高岩隆 | 熊久保勅夫 |
第2回 | 1992年1月 9日 | テツノヒリユウ | 牡10 | 大井 | 1:25.7 | 鷹見浩 | 大山末治 | (株)勝俣工務店 |
第3回 | 1993年1月14日 | ウエルテンシヨン | 牡6 | 大井 | 1:25.6 | 久保田信之 | 大塚三郎 | 水落廣志 |
第4回 | 1994年1月17日 | ハナセール | 牡7 | 大井 | 1:25.5 | 高橋三郎 | 物井榮 | (有)兼正商事 |
第5回 | 1995年1月 4日 | ブルーファミリー | 牡6 | 大井 | 1:25.3 | 早田秀治 | 栗田繁 | 森杉茂 |
第6回 | 1996年1月18日 | ヒカリルーファス | 牡5 | 大井 | 1:25.9 | 早田秀治 | 高岩隆 | 野口光雄 |
第7回 | 1997年1月16日 | アマゾンオペラ | 牡7 | 船橋 | 1:25.8 | 石崎隆之 | 出川己代造 | 柳澤瀀 |
第8回 | 1998年1月21日 | セントリック | 牡6 | 大井 | 1:25.9 | 宮浦正行 | 岡部盛雄 | 吉岡善吾 |
第9回 | 1999年1月 2日 | カガヤキローマン | 牡7 | 大井 | 1:25.9 | 森下博 | 高柳恒男 | 加藤武久 |
第10回 | 2000年1月10日 | アローセプテンバー | 牡6 | 船橋 | 1:25.5 | 左海誠二 | 北川亮 | 柳谷泰蔵 |
第11回 | 2001年1月17日 | サプライズパワー | 牡7 | 船橋 | 1:24.4 | 石崎隆之 | 川島正行 | 大迫忍 |
第12回 | 2002年2月11日 | フレアリングマズル | 牡4 | 大井 | 1:24.4 | 的場文男 | 高橋三郎 | 山口明彦 |
第13回 | 2003年1月15日 | ハタノアドニス | 牡7 | 大井 | 1:25.2 | 内田博幸 | 高橋三郎 | 畑末廣郎 |
第14回 | 2004年3月17日 | ブラウンシャトレー | 牡7 | 船橋 | 1:24.6 | 張田京 | 岡林光浩 | 小島史代 |
第15回 | 2005年3月 9日 | ブルーローレンス | 牡4 | 川崎 | 1:25.4 | 的場文男 | 足立勝久 | 黛大介 |
第16回 | 2006年3月 1日 | ベルモントファラオ | 牡7 | 大井 | 1:25.0 | 御神本訓史 | 高橋三郎 | (有)ベルモントファーム |
第17回 | 2007年3月14日 | フジノウェーブ | 牡5 | 大井 | 1:11.8 | 御神本訓史 | 高橋三郎 | 大志総合企画(株) |
第18回 | 2008年3月12日 | ベルモントストーム | 牡7 | 船橋 | 1:12.8 | 石崎隆之 | 出川克己 | (有)ベルモントファーム |
第19回 | 2009年3月 4日 | フジノウェーブ | 牡7 | 大井 | 1:12.4 | 御神本訓史 | 高橋三郎 | 大志総合企画(株) |
第20回 | 2009年4月 8日 | ゼンノパルテノン | 牡7 | JRA | 1:11.6 | 内田博幸 | 松永昌博 | 大迫久美子 |
第21回 | 2010年4月 7日 | スーニ | 牡4 | JRA | 1:12.2 | 川田将雅 | 吉田直弘 | 吉田和美 |
第22回 | 2011年4月20日 | セレスハント | 牡6 | JRA | 1:10.8 | 福永祐一 | 松永幹夫 | 岡浩二 |
第23回 | 2012年4月18日 | セイクリムズン | 牡6 | JRA | 1:10.5 | 岩田康誠 | 服部利之 | 金田成基 |
第24回 | 2013年4月10日 | ラブミーチャン | 牝6 | 笠松 | 1:11.7 | 戸崎圭太 | 柳江仁 | 小林祥晃 |
第25回 | 2014年4月 2日 | ノーザンリバー | 牡6 | JRA | 1:10.7 | 蛯名正義 | 浅見秀一 | 林正道 |
第26回 | 2015年4月 8日 | ダノンレジェンド | 牡5 | JRA | 1:10.6 | 丸田恭介 | 村山明 | (株)ダノックス |
第27回 | 2016年4月 6日 | コーリンベリー | 牝5 | JRA | 1:11.4 | 松山弘平 | 小野次郎 | 伊藤恵子 |
第28回 | 2017年4月19日 | キタサンサジン | 牡5 | JRA | 1:12.7 | 内田博幸 | 梅田智之 | (有)大野商事 |
第29回 | 2018年4月18日 | グレイスフルリープ | 牡8 | JRA | 1:11.8 | 武豊 | 橋口慎介 | 前田晋二 |
第30回 | 2019年4月10日 | キタサンミカヅキ | 牡9 | 船橋 | 1:11.6 | 森泰斗 | 佐藤賢二 | (有)大野商事 |
第31回 | 2020年4月 8日 | ジャスティン | 牡4 | JRA | 1:10.9 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 小田吉男 |
第32回 | 2021年4月14日 | リュウノユキナ | 牡6 | JRA | 1:11.5 | 柴田善臣 | 小野次郎 | 蓑島竜一 |
第33回 | 2022年4月20日 | シャマル | 牡4 | JRA | 1:10.5 | 川須栄彦 | 松下武士 | 金山敏也 |
第34回 | 2023年4月19日 | リュウノユキナ | 牡8 | JRA | 1:10.3 | 横山武史 | 岩戸孝樹 | 蓑島竜一 |
第35回 | 2024年4月10日 | ジャスティン | 牡8 | 大井 | 1:12.3 | 西啓太 | 坂井英光 | 小田吉男 |
2000年以前は旧馬齢表記。
出典:南関東4競馬場公式「東京スプリント競走優勝馬」https://www.nankankeiba.com/win_uma/42.do
脚注
[編集]参考文献
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b International Cataloguing Standards Book 2014 (Japan)2014年11月15日閲覧。
- ^ a b c d e “令和6年度 第1回大井競馬競走番組表(決定)” (PDF). 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2024年4月8日閲覧。
- ^ a b “平成20年度 重賞競走の変更について”. TCK NEWS. 特別区競馬組合 (2008年11月25日). 2011年4月16日閲覧。
- ^ “令和6年度大井競馬番組” (PDF). 特別区競馬組合. p. 29. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “大井競馬出走馬一覧表 令和6年度特別区競馬組合営第1回大井競馬第3日4月10日(水)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年4月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- TCK公式サイト「レースと日程」より(2024年版)
- 東京スプリント|ダートグレード競走特設サイト - 地方競馬全国協会