天白区
てんぱくく 天白区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
市町村コード | 23116-9 |
面積 |
21.58km2 |
総人口 |
162,264人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) |
人口密度 | 7,519人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 |
名古屋市(千種区、南区、昭和区、名東区、瑞穂区、緑区) 日進市 |
区の木 | キンモクセイ |
区の花 | マーガレット |
天白区役所 | |
所在地 |
〒468-8510 愛知県名古屋市天白区島田二丁目201番地 北緯35度7分21.9秒 東経136度58分30.4秒 / 北緯35.122750度 東経136.975111度座標: 北緯35度7分21.9秒 東経136度58分30.4秒 / 北緯35.122750度 東経136.975111度 |
外部リンク | 名古屋市天白区 |
ウィキプロジェクト |
天白区(てんぱくく)は、名古屋市を構成する16行政区のひとつ。名古屋市の東部に位置し、住宅地の性格が強い。
概要
[編集]1975年(昭和50年)2月に昭和区から分区独立して誕生した名古屋市の中で一番新しい区 。
地名の由来
[編集]天白の名は、1906年(明治39年)に愛知郡天白村が成立したときに区域を流れる川(天白川)から名前を採ったことに始まる。
天白川の名前は、河口付近(緑区鳴海町天白橋)に天白神が祀られていたことに由来し、そこからやや上流の天白区野並から下流は、江戸時代に埋め立てが進むまでは、年魚市潟[注 1]と呼ばれた干潟であった。 天白橋付近に渡し場があり、船で笠寺・熱田方面に向かい、陸路の場合は、野並より上流で渡っていた。
そこで祭られていた天白神は緑区鳴海町の成海神社から、現在の緑区白土の熊野日白社として祀られている。 天白神とは、洪水から田畑を守る神といわれたり、養蚕との関連、瀬織津姫との関連性を指摘する学説もある。
地理
[編集]地形
[編集]天白川および植田川周辺の平坦な地形と区北部の植田山、西部の音聞山、南部の相生山に見られるような丘陵地を合わせ持つ。また、平針の森にはトウカイモウセンゴケが生えている。森は子ども達の遊び場や、豪雨時に水を蓄える役割などを持つが、その一部の「平針の里山」はCOP10開催中の2010年から開発が始まり、河村たかし市長が買い取りを計画したり「平針の里山保全協議会」が保全に向けての取り組みをしたものの、2012年には住宅地として分譲を始めた。また、かつては天白渓などの景勝地も存在した。
山岳
[編集]- 主な山
河川
[編集]- 主な川
-
天白川
(2021年(令和3年)3月) -
郷下川
(2013年(平成25年)3月) -
植田川
(2021年(令和3年)7月) -
繁盛川。右岸は日進市赤池町。
(2021年(令和3年)7月) -
地蔵川
(2023年(令和5年)11月) -
天白川にかかる寄鷺橋
(2020年(令和2年)5月)
湖沼
[編集]- 主な池
-
荒池
(2021年(令和3年)7月) -
大堤池
(2021年(令和3年)3月) -
細口池
(2021年(令和3年)3月) -
本地池
(2021年(令和3年)4月) -
大根池
(2021年(令和3年)4月) -
天白渓下池
(2021年(令和3年)7月) -
新池
(2021年(令和3年)4月) -
双子池
(2021年(令和3年)4月) -
戸笠池
(2015年(平成27年)7月)
地域
[編集]区内の町名
[編集]人口
[編集]天白区の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より[1] |
隣接自治体・行政区
[編集]- 名古屋市の行政区
- 他の市町村
歴史
[編集]中世
[編集]室町時代
[編集]天白川流域に鳴海荘の一部として水田が広がる。
戦国時代
[編集]鳴海荘の横地氏が植田城を天白川沿いに造り、今川氏の側について川ぞいの領主となる。一方丘陵地帯ぞいでは織田信長の妹の婿である牧長義が、島田城を修理し出城に構え、牧虎蔵を城主とし、織田方につき、ため池による新田開発を始めていた。 牧氏は、桶狭間の戦いで丹下砦に配備され功績をあげている。織田信長は桶狭間の合戦以前から、今川方と、現在の名東区・天白区から西三河に至るまでの丘陵地帯の領地紛争にからんだ戦闘をしており、平針の秋葉山慈眼寺で、戦勝祈願をしていた。
近世
[編集]江戸時代
[編集]植田村は伝馬除地(免租地)、野並村は熱田神宮領、平針村は桶狭間の戦いの元今川方浪人の村瀬氏が飯田街道と岡崎姫街道が交差する平針の宿を開き、島田村とともに、尾張藩の領地となった。
近代
[編集]明治時代
[編集]現代
[編集]昭和時代
[編集]平成時代
[編集]出先機関・施設
[編集]国家機関
[編集]厚生労働省
[編集]- 愛知労働局名古屋東労働基準監督署
施設
[編集]警察
[編集]- 警察署
- 交番
- 植田交番(植田本町二丁目)
- 植田南交番(植田三丁目)
- 原交番(原四丁目)
- 平針交番(平針三丁目)
- 平針南交番(平針南一丁目)
- 島田交番(高宮町)
- 野並交番(野並二丁目)
- 音聞山交番(音聞山)
消防
[編集]- 消防署
- 名古屋市天白消防署
- 出張所
- 植田出張所(天白区焼山1-807)
- 島田出張所(天白区島田3-301)
医療・福祉
[編集]- 主な病院
郵便局
[編集]- 主な郵便局
図書館
[編集]- 主な図書館
文化施設
[編集]- 荒木集成館
- 正村パチンコ博物館
- 名古屋市天白生涯学習センター
- 名古屋市天白文化小劇場
運動施設
[編集]対外関係
[編集]姉妹都市・提携都市
[編集]政令指定都市の行政区では珍しく、長野県中川村と「ふれあい協定」を結んでおり、友好都市を持っている。
国内
[編集]- 友好都市
経済
[編集]第三次産業
[編集]天白区内の野並、瑞穂区・昭和区・天白区に跨る八事と言った商業地がある。
商業
[編集]- 主な繁華街
- 主な商業施設
区内に本社・本店を置く企業
[編集]- あさくま
- めいらくグループ
- 京楽産業(登記上の本店は中区)
- ヴィレッジヴァンガード本店
交通
[編集]鉄道
[編集]区役所最寄駅は塩釜口駅だが、どの駅からも距離がある。植田駅・鳴子北駅などのバスターミナルから市バスに乗り換え、「島田」バス停下車が便利。この他に区域から徒歩圏内にある駅として、八事駅(昭和区)、赤池駅(日進市)、相生山駅(緑区)がある。
- 区役所の最寄駅:塩釜口駅
鉄道路線
[編集]- 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)
- 鶴舞線:(名古屋市昭和区)- (T16)塩釜口駅 - (T17)植田駅 - (T18)原駅 - (T19)平針駅 -(日進市)
- 桜通線:(名古屋市南区)- (S17)野並駅 - (S18)鳴子北駅 -(名古屋市緑区)
その他、 名城線が八事駅(昭和区)の西側(総合リハビリセンター駅方)で僅かながら当区を通過している。
バス
[編集]路線バス
[編集]バスターミナル
[編集]道路
[編集]高速道路
[編集]- 自動車専用道路
- 名古屋第二環状自動車道:(名古屋市緑区)-(3)植田IC -(名古屋市名東区)
- 出入口はないが区北部に名古屋高速2号東山線が通っている。最寄りは高針出入口(名東区)。
国道
[編集]- 一般国道
県道
[編集]- 主要地方道
- 愛知県道56号名古屋岡崎線(飯田街道)
- 愛知県道58号名古屋豊田線(飯田街道)
- 愛知県道59号名古屋中環状線
- 一般県道
市道
[編集]- 主要地方道
- 名古屋市道東海橋線(東海通)
幹線道路の道路通称名
[編集]- <南北の道路>
- <東西の道路>
教育
[編集]大学
[編集]- 私立
専修学校
[編集]高等学校
[編集]- 県立
- 市立
- 私立
中学校
[編集]- 市立
小学校
[編集]- 市立
特別支援学校
[編集]- 市立
その他
[編集]- 自動車学校
- 愛知県運転免許試験場(平針)
- 名古屋自動車学校 天白校
観光
[編集]名所・旧跡
[編集]- 主な城郭
- 主な神社
- 主な寺院
- 観音寺
観光スポット
[編集]- 文化施設
- 主な緑地
- 主な公園
- 山
- その他
文化・名物
[編集]祭事・催事
[編集]- 主な催事
名産・特産
[編集]出身・関連著名人
[編集]スポーツ選手
[編集]- 杉浦貴 - プロレスラー
- 工藤公康 - プロ野球選手(投手)・監督。同区高坂町出身で[4]、出身小中学校は市立高坂小学校・久方中学校[4][5]。家族も高坂町の市営住宅「高坂荘」に住んでいたが、公康のプロ入り後の1984年に豊明市二村台へ引っ越した[6]。本人はプロ入り当時の選手名鑑(1982年版)では当区出身とされていたが[7]、2020年版の選手名鑑では本人の出身地も「愛知県豊明市」とされている[8]。
- 紀藤真琴 - プロ野球選手(投手)。市立高坂小学校・久方中学校出身[9]。
- 田島慎二 - プロ野球選手(投手)。市立八事東小学校・市立御幸山中学校出身[10]。
- 石田健人マルク - プロ野球選手(投手)。ベルギー人の父親と日本人の母親との間に生まれたハーフで、スペインで出生してから3か月後に日本に移住[11]。市立しまだ小学校・久方中学校出身[12]。
- 中村健人- プロ野球選手(外野手)。市立久方中学校出身
- 渡部葉月 - 体操選手。平針小学校・平針中学校・東海学園高校出身。
ミュージシャン
[編集]アナウンサー
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「毎月1日現在の世帯数と人口(全市・区別)」
- ^ “名古屋情報分析データシステム”. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “ともに生きること”. NHK (2021年5月23日). 2021年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
- ^ a b 『中日新聞』1981年8月14日朝刊県内版・名古屋市民版15頁「名電 1万応援団燃える 息子よくやった 工藤の父」(中日新聞社)
- ^ 「1983年開幕ワイド特集 開幕直前 この男たちの夢と現実と不安 工藤公康(西武) 不安見せない強心臓男の現代的開幕の迎え方」『週刊ベースボール』第38巻第17号、ベースボール・マガジン社、1983年4月18日、33-34頁。(※1983年4月18日号・通巻第1398号)
- ^ 「工藤公康 不敵なマウンド度胸で日本シリーズMVP」『ベースボールアルバム』第9巻第1号、ベースボール・マガジン社、1987年12月15日、38頁。 - 通算第84号。1987年(昭和62年)1月1日発行。
- ^ 「'82プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』1982年3月増刊号、日本スポーツ出版社、1982年3月31日、19頁。
- ^ 『完全保存版 プロ野球 セ・パ両リーグ 12球団全選手カラー百科名鑑2020』433号、廣済堂出版〈廣済堂ベストムック〉、2020年2月21日、40頁。ISBN 978-4331802939。 - 『ホームラン』特別編集
- ^ 『中日ドラゴンズ 2001ファンブック』中日ドラゴンズ(発行)・中日新聞本社(発売)〈中日ドラゴンズファンブック〉、2001年3月9日、24頁。ISBN 978-4806204251。
- ^ “選手名鑑 田島 慎二(投手)”. 中日ドラゴンズ 公式サイト. 中日ドラゴンズ. 2020年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月16日閲覧。
- ^ 「育成2位石田健人マルク」『月刊ドラゴンズ』2017年12月号、中日新聞社、p.17
- ^ “選手名鑑 石田 健人マルク(投手)”. 中日ドラゴンズ 公式サイト. 中日ドラゴンズ. 2020年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月16日閲覧。
- ^ “佐藤啓の「ご歓談ください」:中京テレビ アナウンスルーム » 「スポーツスタジアム」で偉大なる後輩にインタビュー!!”. 中京テレビ放送 (2011年8月9日). 2019年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月4日閲覧。
外部リンク
[編集]昭和区 | 千種区 | 名東区 | ||
瑞穂区 | 日進市 | |||
天白区 | ||||
南区 | 緑区 | 東郷町 |