片参り
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片参り(かたまいり)は、、日本の民間信仰で、関係が深い2つ以上の神社や寺のうち、一方だけを参拝すること。伊勢神宮では、内宮と外宮のどちらか一方だけを参拝することを「片参り」と呼び、避けるべきとされている。片参宮(かたさんぐう)ともいう。
概要
[編集]片参りの組み合わせは様々であるが、特に三重県を中心とした東海地方や近畿地方では、「○○参らば、片参り」といって、お伊勢参りとほかの神社仏閣を組み合わせている事例が多い。
例
[編集]- 伊勢神宮
- 内宮と外宮(伊勢神宮)
- 伊勢神宮と多度大社 - 「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」[1]
- 伊勢神宮と金剛證寺 - 「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」[2]
- 伊勢神宮と香良洲神社 - 「お伊勢詣りをして加良須に詣らぬは片参宮」[3]
- 伊勢神宮と津観音 - 「津観音に参らねば片参り」[4]
- 伊勢神宮と多賀大社 - 「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」[5]
- 伊勢神宮と津島神社 - 「お伊勢参らば津島へ参れ、津島参らば片参り」[6]
- 伊勢神宮と熊野三山 - 「伊勢に七度熊野に三度、どちらが欠けても片参り」[7]
- 伊勢神宮と出羽三山 - 「西の伊勢参り、東の奥参り」[8]
- 近畿地方
- 関東地方
- 中部地方
- 中国・四国地方
- 九州地方
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “北伊勢地方の総氏神様 多度大社で幸せ祈願!「うまくいく守」とは?詳しくご紹介します。 | 取材レポート | 観光三重(かんこうみえ)” (英語). www.kankomie.or.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “朝熊岳金剛證寺”. 伊勢志摩観光ナビ. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “香良洲町◆こまつなぎの松”. www.bunka.pref.mie.lg.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “津観音の初詣| 津観音(三重県津市)”. tsukannon.com (2022年12月5日). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “40 伊勢神宮と多賀神社”. www.bunka.pref.mie.lg.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “「お伊勢参らば津島へ参れ、津島参らば片参り」と歌われた 天王信仰の総本社 津島神社:愛知県 | マイアットタウン - 情報コミュニティサイト”. town-page.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “世界遺産・熊野古道ヘルスツーリズム健康と癒しの旅オフィシャルサイト”. www.umihikari.com. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “西の伊勢参り、東の奥参り - おかげ横丁”. 株式会社 伊勢福. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “村屋坐彌冨都比賣神社(奈良) 三輪さんだけでは片参り 大神神社夫婦神を祀る縁結びの神様【御朱印】 | 関西の寺社めぐり” (2023年1月28日). 2023年9月17日閲覧。
- ^ 旅人間. “大阪の初詣&十日戎は大国主神社の「種銭」で金運UP! | 大阪府”. トラベルjp 旅行ガイド. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “隠れ里の稲荷 佐助稲荷神社 - 鎌倉ブログ「時雨日記」 鎌倉の四季と観光情報”. 鎌倉ブログ「時雨日記」 鎌倉の四季と観光情報. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “穴守稲荷神社 | 東京とりっぷ”. tokyo-trip.org (2022年8月13日). 2023年9月17日閲覧。
- ^ “善光寺だけでは片参り!もう一つは元善光寺?北向観音?どちら”. zenkozi.com (2022年5月12日). 2023年9月17日閲覧。
- ^ “元善光寺について – 元善光寺”. motozenkoji.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “松江観光協会 - 松江めぐり|松江で縁結び|美保神社”. www.kankou-matsue.jp. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “【吉備津神社】岡山桃太郎伝説が伝わる山陽道屈指の大社に参拝|アクセスは吉備線が便利!”. solo-traveler.jp (2019年12月14日). 2023年9月22日閲覧。
- ^ “ゆがさんこんぴらさん両参りプラン”. www.ryokan-kurashiki.jp. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “参拝の作法 | 八幡総本宮 宇佐神宮”. www.usajinguu.com. 2023年9月17日閲覧。