濱田尚里

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本来の表記は「濵田尚里」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。
濵田 尚里
基本情報
ラテン文字 Shohri Hamada
原語表記 はまだ しょうり
日本の旗 日本
生年月日 (1990-09-25) 1990年9月25日(28歳)
身長 167cm
選手情報
階級 女子78㎏級
所属 自衛隊体育学校[1]
世界ランキング 5位 4902ポイント(19/4/22)[2]
 
獲得メダル
女子 柔道
世界柔道選手権
2018 バクー 78㎏級
ワールドマスターズ
2018 広州 78㎏級
グランドスラム
2017 東京 78kg級
2014 東京 78kg級
2015 チュメニ 78kg級
2018 パリ 78kg級
2018 大阪 78㎏級
2019 バクー 78kg級
アジア柔道選手権
2017 香港 78kg級
2019年4月現在
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濵田 尚里(はまだ しょうり、1990年9月25日 - )は、鹿児島県霧島市出身の、日本の女子柔道家である。バスト104cm。リーチ169cm。握力は右59kg、左64kg。組み手は右組み。得意技は内股寝技。趣味は箱根駅伝を応援すること。自衛隊体育学校所属の自衛官(2019年4月現在、2等陸尉[1][3][4]。血液型はB型[1]

経歴[編集]

柔道国分西小学校に在籍していた10歳の時に国分西柔道スポーツ少年団で始めた[1][3]国分南中学から鹿児島南高校へ進むと、寝技をみっちりと仕込まれて得意技にしていった[3]。3年の時にはインターハイ78kg級決勝で阿蘇高校3年の緒方亜香里と対戦するが、開始早々の内股で敗れた。また、団体戦では準決勝で阿蘇高校と対戦すると、やはり緒方に大内刈で敗れて3位にとどまった[1]

山梨学院大学に進むと、1年の時には全日本ジュニアで3位になった[1]。4年の時には全日本学生柔道優勝大会体重別団体で2位になった[1]。また、柔道の強化の一環としてサンボにも取り組み始めた[3]

2013年には自衛隊体育学校へ入校した[1]。7月にロシアのカザニで開催されたユニバーシアードのサンボ競技に出場して80kg級で優勝を飾った[5]

2014年8月の実業個人選手権決勝では、ケガから1年ぶりに復帰してきた元世界2位である了徳寺学園職員の緒方を横四方固で破って優勝した[1]。さらに10月には、全日本実業柔道連盟によって派遣されたヨーロッパオープン・グラスゴーでも優勝を飾った[1]。11月の講道館杯では準決勝で環太平洋大学2年の梅木真美に横四方固で敗れるが3位に入った[1]。続いて、千葉県成田市で開催されたサンボの世界選手権では80kg級に出場すると、決勝では同じ柔道選手であるブルガリアのマリア・オリャシュコワを2-1で破って優勝を成し遂げた[6][7]。なお、サンボでは柔道の寝技を生かせたのが良かったという。また、サンボでは立ち技からの攻めを学ぶことができたと語っている[3]。12月のグランドスラム・東京では準決勝でオリンピックチャンピオンのケイラ・ハリソン袈裟固で敗れるも3位に入った[8]

2015年4月の選抜体重別では、決勝で高校の4年後輩となる三井住友海上高山莉加を合技で破って優勝したものの、世界選手権代表には選ばれなかった[9]。7月のグランドスラム・チュメニでは準決勝でオランダのフーシェ・ステーンハイスに指導2で敗れるも、3位決定戦で元世界チャンピオンであるオランダのマリンド・フェルケルク を横四方固で破った[1]。実業個人選手権では決勝で三井住友海上の吉村静織を内股で破って2連覇を飾った[1]国体成年女子の部では埼玉県の一員として出場したが、決勝で岩手県の菅原歩巴に上四方固で敗れて2位にとどまった[10]。11月の講道館杯では決勝で高山を縦四方固で破るなど得意の寝技でオール一本勝ちして優勝を飾った[11]。続くグランプリ・青島では準々決勝でハリソンを腕緘で仕留めるなどして決勝へ進むと、元世界チャンピオンであるフランスのオドレー・チュメオ片手絞で破ってIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[12][13]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝でオランダのステーンハイスに開始早々の出足払で敗れると、敗者復活戦でもスロベニアのアナマリ・ベレンシェク肩固で敗れて7位に終わった[14]

2016年4月の選抜体重別では準決勝でコマツ佐藤瑠香に敗れて3位に終わった[15]。8月の実業個人選手権では前年に続いて決勝で吉村を横四方固めで破って3連覇を飾った[1]。11月の講道館杯では2回戦で吉村に有効で敗れた[16]

2017年2月のヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは決勝で韓国のパク・ユジンを横四方固で破ったのをはじめ、全試合を寝技で一本勝ちして優勝した[17]。この際に、ヨーロッパ柔道連盟からもその寝技技術を高く評価された[18]。4月の体重別では決勝で梅木に払腰で技ありを取られると後袈裟固で敗れて2位だった[19]。5月のアジア選手権では決勝で中国の マ・ジェンジャオを片手絞で破ったのを始め、寝技でオール一本勝ちして優勝を飾った。団体戦は初戦のみの出場となったが腕緘で勝利すると、その後チームも優勝を飾った[20][21][22]。6月の実業団体では三井住友海上戦で78㎏超級の稲森奈見大外刈で破るが、コマツ戦で佐藤に大外刈で敗れるなど2勝1敗でチームは2位になった[1]。8月の実業個人選手権では決勝で吉村を横四方固めで破って4連覇を飾った[23]。10月のグランプリ・ザグレブでは決勝でフランスのサマ=アワ・カマラを開始早々、相手の腕を伸ばす形の腕緘で破った[24][25]のをはじめ、得意の寝技でオール一本勝ちして優勝を飾った[26][27]。11月の講道館杯では決勝で大成高校3年の和田梨乃子と対戦すると、技ありを先取されるも十字固で逆転勝ちして、今大会オール一本勝ちで2度目の優勝を果たした[28]。12月のグランドスラム・東京では2回戦で世界ランキング1位であるイギリスのナタリー・パウエルを横四方固、準決勝でチュメオを崩上四方固でそれぞれ破った。決勝ではステーンハイスと対戦すると、燕返で技ありを取った直後に送襟絞で破るなど得意の寝技でオール一本勝ちしてグランドスラム大会初優勝を飾った。これにより、2017年に出場した国際大会では15戦全てを寝技で一本勝ちすることになった[29][30]

2018年2月のグランドスラム・パリでは準決勝で地元のチュメオに大外刈で敗れるも、3位決定戦では梅木を片羽絞で破って3位となった[31][32]。4月の体重別では最初の2戦を一本勝ちするも決勝で高山に合技で敗れて2位だったが、国際大会の実績などで世界選手権代表に選出された[33][34]。6月の実業団体では三井住友海上戦で高山を横四方固で破るも、コマツ戦では78㎏超級の冨田若春に合技で敗れるなど1勝1敗1分だった[35]。7月のグランプリ・ザグレブでは準々決勝でフランスのマドレーヌ・マロンガ大内刈で敗れるも、敗者復活戦で世界チャンピオンであるブラジルのマイラ・アギアルを片手絞で破るが、3位決定戦でチュメオに小内刈で敗れて5位に終わった。しかし、今回アギアルを破ったことで、対戦経験のある新旧世界チャンピオン5名全員(フェルケルク、ハリソン、チュメオ、アギアル、梅木)を得意の寝技で仕留めることになった[36][37]。9月の世界選手権では準決勝で元世界チャンピオンのフェルケルクを大内刈で破ると、決勝では世界ランキング1位のステーンハイスを9分23秒もの戦いの末に反則勝ちで破るなどオール一本勝ちして、自身28回目の誕生日に世界チャンピオンとなった。試合後には次のようにコメントした。「決勝は競った中でしっかりと勝ち切れた。今まで以上に立ち技を練習してきたので、見せることができて良かった。いい誕生日になった。(サンボと)二つの競技での世界一を狙っていたので、うれしい」[38][39][40]。11月のグランドスラム・大阪では準決勝で梅木に小外刈で敗れるが、3位決定戦でドイツのルイーゼ・マルツァンを横四方固で破った。今大会で3位にとどまったことで、世界選手権代表内定はならなかった[41]。12月のワールドマスターズでは準決勝で佐藤に反則負けするも、3位決定戦でステーンハイスを横四方固で破って3位になった[42][43]

2019年2月のグランドスラム・デュッセルドルフでは初戦でロシアのアントニナ・シュメレワに開始僅か10秒の大外刈で敗れた[44]。4月の体重別では準決勝でコマツ泉真生を横四方固、決勝で佐藤を大内刈の技ありで破って今大会4年ぶり2度目の優勝を飾って、世界選手権代表に選出された[45][46]。5月のグランドスラム・バクーでは準々決勝でマロンガに大内刈で敗れるも、敗者復活戦でアギアルを片手絞めで破ると、3位決定戦でもステーンハイスに反則勝ちした[47][48]。7月のグランプリ・モントリオールでは準決勝まで寝技で勝利すると、決勝ではロシアのアレクサンドラ・バビンツェワを内股で破るなど全て一本勝ちして優勝した[49][50]

世界ランキング変遷[編集]

  • 世界ランキングの年度別変遷
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
順位 41 21 42 11 5

(出典[1]JudoInside.com)。

最近のランキングは『選手情報』や"World ranking list"を参照。

戦績[編集]

(出典[1]JudoInside.com)。

サンボ(80kg級)

  • 2013年 - ユニバーシアード 優勝
  • 2014年 - 世界選手権 優勝

(出典[3])。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「柔道全日本強化選手名鑑 2019」近代柔道 ベースボールマガジン社、2019年4月号
  2. ^ World ranking list
  3. ^ a b c d e f 「解体新書 濱田尚里」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年3月号 26-29頁
  4. ^ 平成31年全日本選抜柔道体重別選手権大会 濵田尚里2等陸尉が4年ぶり2度目の優勝!”. 自衛隊体育学校 (2019年4月11日). 2019年5月1日閲覧。
  5. ^ 【大会結果】ユニバ・サンボ競技大会二日目結果 濱田選手金、江藤選手銀、生田選手銅メダル獲得!
  6. ^ 2日目、男女で表彰台!! 濱田が金、黒木&荒木が銅メダル獲得
  7. ^ Победители и призеры второго дня Чемпионата мира по самбо 2014 в Японии 64 80
  8. ^ Judo Grand Slam, Tokyo 2014 DAY 3
  9. ^ 海老沼、田知本姉妹がV 柔道の全日本選抜体重別選手権  日本経済新聞 2015年4月5日
  10. ^ <柔道>成年女子、集中力高め接戦制す 岩手日報 2015年10月4日
  11. ^ 柔道:朝比奈沙羅が3連覇 浜田尚里は初V 講道館杯
  12. ^ 長沢、浜田が優勝=柔道グランプリ 時事通信 2015年11月22日
  13. ^ Qingdao Grand Prix 2015, China - DAY3
  14. ^ グランドスラム東京2015
  15. ^ 平成28年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  16. ^ 平成28年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  17. ^ 78キロ級の浜田、70キロ級の大野が優勝 欧州OP/柔道 サンケイスポーツ 2017年2月20日
  18. ^ HIGH POWERED ASIANS TAKE TOP SPOTS ON FINAL DAY OF EUROPEAN OPEN IN OBERWART
  19. ^ 平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  20. ^ 稲森、藤原らが優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2017年5月27日
  21. ^ 日本女子が優勝=柔道アジア選手権 時事通信 2017年5月28日
  22. ^ 2017年アジア選手権大会(香港)大会結果
  23. ^ 全日本実業柔道個人選手権大会結果
  24. ^ グランプリ・ザグレブ(クロアチア) 日本選手団名簿(9.29-10.1)”. 全日本柔道連盟 (2017年10月3日). 2019年4月7日閲覧。
  25. ^ HAWA CAMARA (FRA) - SHORI HAMADA (JPN) @ U78 FINAL - GRAND PRIX ZAGREB 2017”. JudoInside (2017年10月1日). 2019-閲覧。accessdateの記入に不備があります。
  26. ^ 浜田が優勝=柔道グランプリ 時事通信 2017年10月2日
  27. ^ Zagreb Grand Prix 2017
  28. ^ 平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  29. ^ 浜田、女子78キロ級制す「寝技は外国人に決まりやすい」/柔道 サンケイスポーツ 2017年12月3日
  30. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  31. ^ 浦、向、藤原がV 新井2位 柔道グランドスラム - 柔道 日刊スポーツ 2018年2月12日
  32. ^ Gold Medals, Good Judo and Fairplay
  33. ^ 平成30年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  34. ^ 柔道世界代表12人発表…全日本後に全員を決定 読売新聞 2018年4月8日
  35. ^ 第68回全日本実業団体対抗大会
  36. ^ 飯田と朝比奈が3位 柔道GP大会 日本経済新聞 2018年7月30日
  37. ^ Grand-Prix Zagreb 2018
  38. ^ 浜田が金メダル=ウルフは連覇逃す-世界柔道 時事通信 2018年9月25日
  39. ^ 自ら祝ったバースデー=28歳浜田が金-世界柔道・女子78キロ級 時事通信 2018年9月26日
  40. ^ 初出場の浜田が金! ウルフはメダル逃す、世界柔道 サンケイスポーツ 2018年9月26日
  41. ^ 浜田尚里、悔しい銅メダル 来年の世界柔道代表切符はお預け スポーツ報知 2018年11月25日
  42. ^ 素根、梅木らV 柔道マスターズ大会 産経新聞 2018年12月16日
  43. ^ World Masters Guangzhou 2018
  44. ^ 世界女王の浜田、約10秒で初戦敗退「負けるときはいつもああいう形」/柔道 サンケイスポーツ 2019年2月24日
  45. ^ 原沢久喜が2度目の優勝 柔道体重別、18歳素根輝V3 産経新聞 2019年4月6日
  46. ^ 世界選手権の代表に大野将、阿部一ら/柔道 サンケイスポーツ 2019年4月7日
  47. ^ 浜田は3位=柔道グランドスラム 時事通信 2019年5月13日
  48. ^ Grand-Slam Baku 2019
  49. ^ 原沢、決勝でリネールに屈す=ベイカーら優勝-柔道グランプリ大会 時事通信 2019年7月8日
  50. ^ Technical Analysis Day 3 by Udo Quellmalz

外部リンク[編集]