田中志歩

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獲得メダル
日本の旗 日本
女子 柔道
グランドスラム
2017 東京 70kg級
アジア大会団体戦
2018 ジャカルタ 70kg級

田中 志歩(たなか しほ、1998年6月29日 - )は、日本女子柔道及びレスリング選手である。山口県光市出身。階級は70kg級。身長171cm。血液型はO型。段位は初段。組み手は右組み。得意技は大内刈[1]。兄は100kg超級で活躍している田中源大[2]

経歴[編集]

国体相撲競技で入賞したことがあり、柔道経験もある父及び兄の影響を受けて、柔道は5歳の時に田布施スポーツ少年団で始めた。その後に2歳年下の妹も始めた。なお、母親はバレーボールの実業団で活躍していた[1][3][4]。小学校5年からはレスリングも始めて、徳山大学内のヤマグチジュニアアスリートアカデミー「ファイブスター」の1期生となって練習を積むことになった[5]高川学園中学1年の時には近代柔道杯で2位となった[1]。2年の時にはレスリングのジュニアクイーンズカップ中学の部52kg級で3位となった[6]。3年の時には全国中学校柔道大会の団体戦で5位だった[1]

聖光高校に進むと、柔道は部活の練習で週6度、レスリングは「ファイブスター」で週3度取り組むことになった。1年の時にはレスリングのジュニアオリンピックカデットの部65kg級で優勝を飾った[6]。柔道の全国高校選手権63kg級では準決勝で桐蔭学園高校2年の嶺井美穂横四方固で敗れて3位だった[1]。 2年の時にはレスリングのジュニアクイーンズカップカデットの部65kg級で優勝すると、世界カデット選手権では3位になった[2][6][7]。 その後は柔道一本に絞ることに決めた。全国高校選手権では決勝で創志学園高校2年の三浦裕香理と対戦すると、GSに入ってから指導を取られて敗れた[1]。その後、減量がきついために階級を70kg級に上げると、3年の時にはインターハイ決勝で淑徳高校3年の西願寺里保を小内刈の有効で破って優勝を飾った[8]全日本ジュニアでは3位だった[1]。なお、高校時代はおちゃめで不思議な雰囲気を持ったクラスのアイドル的存在だった。加えて、が好きなので制服に虫が張り付いても全く動じないという[3]

2017年にはバルセロナオリンピック71kg級金メダリストの古賀稔彦が総監督を務める環太平洋大学へ進学した。古賀は田中のことを東京オリンピックでの活躍が期待できると高く評価している[3]。1年の時には優勝大会準決勝の筑波大学戦で63kg級の津金恵内股で敗れて3位だった[9]学生体重別では決勝で山梨学院大学3年の新添左季に内股で敗れた[10]体重別団体では決勝の山梨学院大学戦で新添と引き分けるとチームも2位に終わった[11]講道館杯では決勝で新添にGSに入ってから指導2で敗れて2位にとどまったが、グランドスラム・東京の出場権を得た[12][13]グランドスラム・東京では準決勝でコマツ大野陽子に反則負けするが、3位決定戦でフランスのマリー・イブ・ガイエに一本勝ちして3位になった[14]グランドスラム・エカテリンブルグでは準決勝で地元ロシアのタイシア・キレエワに腕挫十字固で敗れると、3位決定戦でもブラジルのバルバラ・ティモに技ありで敗れて5位にとどまった[15][16]

2年の時には4月の体重別準決勝で、世界チャンピオンである三井住友海上新井千鶴縦四方固で敗れて3位だった[17]。なお、アジア大会の団体戦代表には選ばれた[18]。6月の優勝大会では初戦で桐蔭横浜大学と対戦すると、63kg級の嶺井美穂と引き分けるもチームは敗れた[19]。9月のアジア大会男女混合団体戦では準決勝の中国戦と決勝のカザフスタン戦に出場して、ともに一本勝ちを収めてチームの優勝に貢献した。この際に、「自分の仕事をやってこられた。優勝してうれしかった。寝技も立ち技も、最後まで決められて良かった」と語った[20][21]。11月の講道館杯では決勝で桐蔭横浜大学1年の朝飛七海をGS含めて10分近い戦いの末に大内返で破って優勝した[22][23]。続くグランドスラム・大阪では2回戦でスウェーデンのアンナ・ベルンホルムに敗れた[24]

IJF世界ランキングは376ポイント獲得で59位(18/12/10現在)[25]

戦績[編集]

柔道

(出典[1]JudoInside.com)。

レスリング

(出典[6])。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2018」近代柔道 ベースボールマガジン社、2018年4月号
  2. ^ a b 柔道3位に続きレスリング全国V 田中さん(聖光高)活躍  山口新聞 2015年4月9日
  3. ^ a b c 「田中志歩」に関連する情報
  4. ^ 田中さん姉妹、全国で活躍 山口新聞 2015年4月10日
  5. ^ 県高校総体優勝 聖光の田中主将 柔道一本に日本一目標 山口新聞 2016年6月6日
  6. ^ a b c d JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース 田中志歩
  7. ^ レスリング:世界カデット選手権 聖光高2年・田中志歩さん、銅メダル栄冠 柔道部でも活躍 /山口 毎日新聞 2015年9月10日
  8. ^ 高校総体:柔道女子70キロ級で優勝 光市聖光高3年・田中志歩選手、市長に報告 目指すは東京五輪 毎日新聞 2016年8月24日
  9. ^ 全日本学生柔道優勝大会
  10. ^ 全日本学生柔道体重別選手権大会
  11. ^ 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
  12. ^ 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  13. ^ 田中 志歩
  14. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  15. ^ 藤原、太田、高山が優勝 GSエカテリンブルク大会/柔道 サンケイスポーツ 2018年3月19日
  16. ^ Grand Slam Ekaterinburg 2018
  17. ^ 平成30年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  18. ^ アジア大会の女子代表に素根、近藤ら 全日本柔道連盟が発表/柔道 サンケイスポーツ 2018年4月22日
  19. ^ 全日本学生優勝大会
  20. ^ 柔道混合団体、日本が優勝 アジア大会 日本経済新聞 2018年9月1日
  21. ^ 日本、柔道混合団体で優勝/アジア大会 サンケイスポーツ 2018年9月1日
  22. ^ 男子73キロ級、立川がV3 柔道講道館杯 日本経済新聞 2018年11月3日
  23. ^ 20歳の田中、レスリングの経験生かす/柔道 サンケイスポーツ 2018年11月3日
  24. ^ Grand-Slam Osaka 2018
  25. ^ World ranking list

外部リンク[編集]