グーグルホーム

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Google Home
Google Home logo.png
Google Home sitting on table.jpg
オリジナルのグーグルホーム
開発元 Google
種別 スマートスピーカー
発売日 2016年11月4日(2年前) (2016-11-04 (アメリカ合衆国)
2017年10月6日(15か月前) (2017-10-06
(日本)
OS Linuxベース
CPU Home: Marvell 88DE3006 Armada 1500 Mini Plus dual-core ARM Cortex-A7 media processor[1]
入力機器 音声コマンド/限定的物理タッチ(上部表面)
外部接続 Wi-Fi デュアルバンド (2.4/5 GHz) IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2x2, BT 4.2, Marvell Avastar 88W8897[2]
サイズ Home: 幅:96.4 mm 
高さ:142.8 mm[3]
Home Mini: 幅:98 mm
高さ:42 mm[3]
Home Max: 幅:336.6 mm 高さ:190 mm[3]
重量 Home: 477 g[3]
Home Mini: 173 g[3]
Home Max: 5300 g[3]
ウェブサイト home.google.com

グーグルホームGoogle Home)はグーグルが開発したスマートスピーカー。 2016年5月に発表され、同年11月にアメリカ合衆国で発売された。翌年にはイギリスオーストラリアカナダフランスドイツ日本でも発売された。

グーグルホームはユーザーが音声コマンドを喋ることで搭載されている「Googleアシスタント」を通じてサービスを起動させる事ができる。グーグル社製とサードパーティー製の両方の多数のサービスが統合されており、ユーザーが音楽を聴いたり、ビデオや写真を見たり、声で最新ニュースを受け取ることが出来る。グーグルホームはホームオートメーション機能を備えており、ユーザーのボイスコマンドでスマートホーム家電を操作することが出来る。複数の部屋に置かれたグーグルホームの音楽の同期再生が可能であり、2017年4月のアップデートで最大6人のユーザーの声を識別可能な複数ユーザーサポート機能が追加された[4]。製品自体は円柱形で上部に状況を視覚的に伝える4つのLEDがあり、底部のカバーはモジュラーデザインで居住環境に応じて複数の色をグーグルストアを通じて販売されている。2017年5月にグーグルは無料のハンズフリー通話機能(米国とカナダのみ)、予定されたイベントの前に通知してくれる「プロアクティブ機能」、モバイルデバイスもしくはクロームキャストが動作しているテレビを通じて視覚的に情報を表示したり、Bluetoothでの音楽ストリーミングなど複数の機能のアップデートのほか、カレンダーに予約を追加するなどのリマインダー機能を今後サポートする予定と発表した。

歴史[編集]

2016年3月、グーグルがAmazon Echoに対抗するためにワイヤレススピーカーの開発に取り組んでいると報じられた[5]。2016年5月の開発者向け会議「Google I/O」でグーグルホームが正式に発表され[6][7]、同時にグーグルホームでグーグルアシスタント(「Google Now」の会話進化版で会議では同様に他の製品に組み込まれる予定と発表された)を起動できるとも発表された[8]

グーグルホームは2016年11月4日にアメリカで販売開始され[9][10][11]、イギリスでも2017年4月6日から販売された[12][13]。2017年5月のGoogle I/Oでグーグルは5か国で年内に発売予定と発表し[14][15]、カナダ(6月4日発売)、オーストラリア(7月20日)、フランス(8月3日)、ドイツ(8月8日)、日本(10月6日)で発売された[16][17]

2017年10月4日、グーグルは2017年10月19日に安価な小型の「Google Home mini」、2017年12月11日に高価な大型の「Google Home Max」を発売すると発表した(日本版の発売日は後述)[18][19]

Google HomeとHome miniは2018年4月10日にインドで発売された[20]

特徴[編集]

 グーグル製とサードパーティー製の両方の様々なサービスをサポートし、グーグルホームに統合されており、ボイスコマンドでそれらのサービスを動作させることができる。サポートデバイスの「Google Play Music」「Spotify」「iHeartRadio for audio」「ネットフリックス」「ユーチューブ」「グーグルフォト」「グーグルカレンダー」「グーグルキープ」などをサポートしているほか、「CNN」、「CNBC」、「ウォールストリートジャーナル」のニュースも受信できる[21]。新サービスは継続的に統合されている[22]

AIアシスタントの「グーグルアシスタント」はグーグルホームの中心かつ唯一のアシスタントとして含まれている[23]。類似サービスの「Google Now」と異なり、グーグルアシスタントはユーザーとの双方向の会話が可能である[24]。2016年10月にウォールストリートジャーナルはグーグルはアシスタントを「人間らしく」し最終的にはユーザーとの精神的な繋がりを築けるようにするためにピクサー映画と風刺報道機関の「ジ・オニオン」からライターを雇用したと報じた[25]

全ての部屋のグーグルホームを繋ぎ、音楽の同期再生が可能である[26]。2016年11月に「コンピューターワールド」のJRラファエルが複数アカウントでの利用機能がないと批判していたが[27]、2017年4月の米国の利用者向けのアップデートにおいて、6人の声まで認識可能で、話しかけている人に応じてそれぞれのアカウントからの情報を取り出してくる機能が追加された[4][28]。しかし「Android Police」のライアン・ウィットアムはリマインダーもしくはカレンダーを作成することができないと批判し、「カレンダーに何かを追加するのは人間のアシスタントとして最も一般的なタスクの一つであるに違いない。いずれにせよ不可能なことでないことは確かだ」と記述している[29]

グーグルホームは所有者にスマートデバイスを操作する中心ハブとして機能するホームオートメーション機能を備えている。クロームキャストのデジタルメディアプレイヤーや、NEST、SmartThings、Philips Hue、Logitech Harmonyからの製品を含むデバイスをサポートしている[30]

2017年5月、グーグルは、グーグルホームの複数のアップデートを発表した。 固定回線や携帯電話に無料で電話をかけられるハンズフリー通話機能を米国とカナダにおいてサポートする[31]。「プロアクティブ・アシスタント」は利用者が質問しなくてもユーザーに予定イベント前の交通情報などを通知する[32][33]。「ビジュアル・レスポンス」はグーグルホームからの返答をモバイル端末やクロームキャストが動作しているテレビに表示することが出来る[34]。スマートフォンからBluetoothを通じて楽曲をストリーミング再生できたり[35]、カレンダーに予約を入れるなどのリマインダー機能を今後サポート予定である[36]

種類[編集]

2016年5月、グーグルホームがグーグルキャストと同じアーム・プロセッサーとWi-Fiチップを搭載しているとの情報が報道された[37]。2016年11月にiFixitによる製品分解が行われた結果、第二世代のクロームキャストと同じコンポーネントの多くが搭載されていることが確認された[38]

Home[編集]

グーグルホームは高さが142.8 mmで幅が96.4 mm、重量が480gである[39]。円柱型のデザインで、上部に動作していることを示す4個のLEDがある。上部の表面は静電容量式のタッチパネルで音楽の停止・再生やボリューム調整に使用できる[40]。デバイスの後方にはマイクを無効にするミュートボタンが搭載されている[41]

デバイスの底部はスピーカーグリルとして作用するシェルで覆われており、このシェルは取り外して部屋の装飾に適したものと交換が行えるように設計されている[42]。2016年11月時点でグーグルはマンゴー、マリーン、バイオレットの色仕様のファブリック状のシェルとカーボン、Copper、Snow仕様のメタリック状のシェルを提供している[43]

Google Home Mini[編集]

グーグルホームの小型サイズ(直径98mm、高さ42mm[44])で基本的な性能はホームと同一であるが、スピーカーは「40 mmドライバー採用360 サウンド」となっている[45]。なお、Google Home Mini上部のタッチ機能は一部端末で不定期に音を録音してGoogleに送信する不具合が見つかったため廃止されている(サイドタッチのボリューム調整は有効)[46]。色は「チャコール」「チョーク」「コーラル」の3種類。アナリストはAamzonの同等品Echo Dotモデルとminiを比較した[18][47][48]

2017年10月19日発売(日本は10月23日)。

Google Home Max[編集]

グーグルは2017年10月4日のイベントにおいて「Google Home Max」(グーグルホーム マックス)を公表し2017年12月11日に発売すると発表した[19][49]。従来のグーグルホーム製品よりも音質に焦点を当てたモデルで、4.5インチ(114 mm)のハイエクスカーション対応DVC(デュアルボイスコイル)ウーファー2個と0.7インチ(18 mm)のカスタムツイーター2個を搭載している。Home Maxはまた環境(配置やノイズの発生源を含む)や時間帯などに基づき音の出力を自動的に調整する機械学習を用いるオーディオチューニングシステム「スマートサウンド」を備えている[19][50][51]。アナリストはHome Maxを直接的な競合のSonosのものやAppleのHome Podと比較した[48][52]

2017年12月に米国で発売(日本発売は未定)。

Google Home Hub[編集]

2018年10月9日、グーグルは質問への視覚的フィードバック提供に使用できる7インチのタッチスクリーン画面を搭載する「Google Home Hub」(グーグルホーム ハブ)を公表した。従来のグーグルホーム製品のように音声だけで使える便利さに加え、声をかければ個人を認識して用途によって様々なサービスと連携出来る(レシピやマップ機能、YouTube動画など)。また、家庭内の家電製品と連携して操作を行える。「Home View」機能は対応するホームオートメーションデバイスを操作するための集中管理された視覚的インターフェースを提供する[53]。競合のAmazon Echo Showとは異なり、Home Hubは消費者プライバシーに関する懸念からビデオ通話用のカメラを搭載していない[54]。グーグルはAndroid ThingsとクアルコムのSystem-on-chip(SoC)をベースとしたアシスタント対応のスマートディスプレイデバイス用のOEMソリューションを開発しているが、Home Hubは異なるハードウェアプラットフォームを用いている[55]。デバイスはライトグレイ、ダークグレイ、ピンク、アクアブルーの4種類が入手可能になっている[56]

評価[編集]

グーグルホームの評価は賛否両論であった。デザインとサウンド入力・出力機能はかなりの高評価だったが、ほかのグーグルアシスタントが動作するデバイスとの相互運用性の欠如は批判された。批評家はデバイスのグーグルの意図に懸念を表明し、特に、他のグーグルの製品に統合されたり、ある批評家はグーグルホームの機能性は他のデバイスでのグーグルアシスタントを通じて提供される機能よりも制限されていると言及した。レビュワーはセットアップ作業において多種多様な経験をし、ある批評家が批判したものを別の人物が称賛したり、グーグルホームの検索に基づく返答では、あるレビュワーがその能力を褒める一方、別の批評家は偽ニュースに匹敵する複数の低質な返答を批判するなど議論の対象になった。

Wiredのデイビット・ピアースはアマゾンエコーとグーグルホームを比較し「ホームはサイエンス・フィクションの魔法のように感じる時もあるし、理解を越えたり反応しなかったりする時もする。エコーはホームよりも印象が薄いがより信頼できる」と要約に記述した。ピアースはグーグルホームの外形を称賛し、「ミニマリストで思慮に富み、思いやりがある」ように感じたと記述したほか、スピーカーも「エコーよりも豪華で明るくよりダイナミックであり、部屋に響き渡るほどの大音量だ」と褒め称えた。 グーグルホームに搭載されているグーグルアシスタントは「Google Allo」アプリやPixelスマートフォンに搭載されているものよりも多機能であり、より長いというよりむしろ素早い命令であることを意味し いくつかの間違った検索の問題があるにも関わらず、彼は検索能力を称賛し「あなたはグーグルホームが検索を得意であることを期待するだろう。実際にそうだった」と記述している。ピアースはグーグルアシスタントが動作している他のデバイスとの相互運用性の欠如を批判したが、グーグルの他の製品と情報をやりとりできる今後の可能性は「無限大だ」と述べた[57]

「Ars Technica」のロン・アマデオはグーグルホームのセットアップ手続きと離れていてもボイスコマンドを拾う技術を称賛し、後者を「本当に信じられない」と呼んだ。彼はBluetoothが無いと指摘したが「グーグルホームはBluetoothスピーカーでなく、純粋なグーグルキャストのデバイスであることを知っておくのは重要だ。もしグーグルホームで音声を再生したかったら、グーグルキャストに対応しているサービスを使う必要がある」と記述している。彼も「相互運用機能」の欠如を同様に批判しており、「グーグルホームに送ったアクションの全てがグーグルホーム内に留まることになり、スマートフォンとの相互作用がない」と記述している他、彼はグーグルが機能をよりプロダクトラインと合体させる意図があるのかどうか関しての懸念や疑問を表明し、さらに彼の要約欄では「アンドロイドのスマートフォンよりも性能が低いデバイスになぜ129ドル払うのか」と書いている[58]

しかしながら「CIO」のジェームズ・マーティンは、ルーターやグーグルホーム、自身のスマートフォンの再起動を繰り返したものの適切に接続できなかったり切断状態になったりするなど「セットアップに悩まされた」経験を引き合いに出しグーグルホームを批判した[59]。グーグルの「強調スニペット」機能 (検索結果に基づき強調された回答群で、グーグルホームがボイスでの質問に回答する時に使用する)を調査した投稿で、「The Outline」のアドリアーヌ・ジェフリーズは低質な返答を提供することで「グーグルがパブリッシャーの広告を禁止することで偽ニュースの拡散を防ぐための闘いを試みている時に偽ニュース自体が強調スニペットを通じて広まってしまう」とグーグルを厳しく批判した[60]

脚注[編集]

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  1. ^ https://www.ifixit.com/Teardown/Google+Home+Teardown/72684
  2. ^ https://www.marvell.com/wireless/avastar/88W8897/
  3. ^ a b c d e f Google Home specifications”. support.google.com. 2017年5月31日閲覧。
  4. ^ a b なおこの機能はバーガーキングによる『OK Google ワッパーって何?』への対策を兼ねている。米バーガーキングの「Ok Google」広告、カンヌライオンズDirect部門でグランプリを獲得 スラド(2017年06月24日)
  5. ^ Dye, John (2016年3月24日). “Google is brewing a competitor to Amazon Echo”. Android Authority. 2017年3月28日閲覧。
  6. ^ Bohn, Dieter (2016年5月18日). “Google Home: a speaker to finally take on the Amazon Echo”. The Verge. Vox Media. 2017年3月28日閲覧。
  7. ^ Grunin, Lori (2016年5月18日). “Android N, Daydream VR, Google Home and more: Everything announced at Google I/O 2016”. CNET. CBS Interactive. 2017年3月28日閲覧。
  8. ^ Mossberg, Walt (2016年5月19日). “Mossberg: Google doubles down on AI”. The Verge. Vox Media. 2017年3月28日閲覧。
  9. ^ Lardinois, Frederic (2016年10月4日). “Google Home will go on sale today for $129, shipping November 4”. TechCrunch. AOL. 2017年4月13日閲覧。
  10. ^ Bohn, Dieter (2016年10月4日). “Google Home is smart, loud, and kind of cute”. The Verge. Vox Media. 2017年4月13日閲覧。
  11. ^ Hautala, Laura (2016年10月5日). “Google Home to sell for $129, launches on November 4”. CNET. CBS Interactive. 2017年4月13日閲覧。
  12. ^ Warren, Tom (2017年3月28日). “Google Home launches in the UK on April 6th priced at £129”. The Verge. Vox Media. 2017年3月28日閲覧。
  13. ^ Burgess, Matt (2017年3月28日). “Google Home is coming to the UK on April 6 for £129”. Wired. Condé Nast. 2017年3月28日閲覧。
  14. ^ Palmer, Jordan (2017年5月17日). “Google Home launching in Canada, Australia, France, Germany, and Japan this summer”. Android Police. 2017年5月17日閲覧。
  15. ^ Thorp-Lancaster, Dan (2017年5月17日). “Google Home is headed to 6 new countries this summer”. Android Central. 2017年5月17日閲覧。
  16. ^ 「Google Home」、ドイツとオーストラリアでも発売へ ITmedia(2017年7月19日)、2017年11月4日閲覧
  17. ^ グーグルホーム、日本発売は6日 ツタヤでレンタルも 朝日新聞 2017年10月5日
  18. ^ a b Statt, Nick (2017年10月4日). “$49 Google Home Mini announced to compete with Amazon’s Echo Dot”. The Verge. The Verge. 2017年12月6日閲覧。
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  21. ^ Westenberg, Jimmy. “The complete list of services with Google Home support (Updated)”. Android Authority. 2017年4月13日閲覧。
  22. ^ Callaham, John (2016年12月15日). “Google adds more than 30 new services to Google Home”. Android Authority. 2017年4月13日閲覧。
  23. ^ Talk to your Google Assistant on Google Home”. Google. 2017年4月13日閲覧。
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  28. ^ Google Home now supports multiple users, but still can’t separate work and personal accounts”. Vox Media (2017年4月20日). 2017年4月21日閲覧。 Google Home can now recognize up to six voices and give personalized responses”. AOL (2017年4月20日). 2017年4月21日閲覧。 Google Home can now tell users apart just by their voice”. Condé Nast (2017年4月20日). 2017年4月21日閲覧。
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  34. ^ Google Home can soon cast its response to your TV”. Vox Media (2017年5月17日). 2017年5月17日閲覧。
  35. ^ Google brings hands-free calling, proactive alerts to Home”. AOL (2017年5月17日). 2017年5月17日閲覧。 Bluetooth streaming added to Google Home, now you can play anything” (2017年5月17日). 2017年5月17日閲覧。 Google Home gains Bluetooth connectivity to play audio from any device”. AOL (2017年5月17日). 2017年5月17日閲覧。
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外部リンク[編集]