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1997年6月、SMEJとエイベックス・ディー・ディー(現[[エイベックス・グループ|エイベックス・グループ・ホールディングス]])の2社が合弁で'''株式会社ホールネットワーク'''を設立<ref group="注">2005年5月に合弁が解消され、[[ソニー・カルチャーエンタテインメント]](2003年SMEJから非音楽分野を分割、2006年SMEJに合併)の完全子会社となる。</ref>し、1998年4月には[[札幌市]]に初のライブハウス「Zepp Sapporo」を開業。これを皮切りに、2016年現在は札幌・[[東京都|東京]](2ヶ所)・[[名古屋市|名古屋]]・[[大阪市|大阪]]の4都市で5会場が運営され、主に音楽[[演奏会|ライブ]]・イベントを開催している。かつてはコンサートの他に[[プロレス]]・[[ボクシング]]・その他[[格闘技]]の興行も打たれていたが、2012年以降はすべての箇所において、契約済みの大会を終えた時点で以降の貸し出しを中止することが決まっている。 |
1997年6月、SMEJとエイベックス・ディー・ディー(現[[エイベックス・グループ|エイベックス・グループ・ホールディングス]])の2社が合弁で'''株式会社ホールネットワーク'''を設立<ref group="注">2005年5月に合弁が解消され、[[ソニー・カルチャーエンタテインメント]](2003年SMEJから非音楽分野を分割、2006年SMEJに合併)の完全子会社となる。</ref>し、1998年4月には[[札幌市]]に初のライブハウス「Zepp Sapporo」を開業。これを皮切りに、2016年現在は札幌・[[東京都|東京]](2ヶ所)・[[名古屋市|名古屋]]・[[大阪市|大阪]]の4都市で5会場が運営され、主に音楽[[演奏会|ライブ]]・イベントを開催している。かつてはコンサートの他に[[プロレス]]・[[ボクシング]]・その他[[格闘技]]の興行も打たれていたが、2012年以降はすべての箇所において、契約済みの大会を終えた時点で以降の貸し出しを中止することが決まっている。 |
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'''Zepp'''の名称は[[飛行船]]の「[[ツェッペリン]]」 ('''Zeppelin''') に由来し、そのうちZepp Sendai(閉鎖)については「ツェッペリン」からの連想による“都市に降り立つ[[宇宙船]]”をコンセプトに設計されていた<ref>{{Cite web |url= http://www.takenaka.co.jp/interior/works/mwm02/s05/ |title= 『都市に降り立つ宇宙船』 |author= 郷野 正広 (設計者) |work= Interior Major Works |publisher= 竹中工務店 |archivedate= 2008-09-12 |archiveurl= http://web.archive.org/web/20081209120823/http://www.takenaka.co.jp/interior/works/mwm02/s05/ |accessdate= 2012-05-10 |deadlinkdate= <!-- リンク切れ確認日付 -->}} <br/>設計者については{{Twitter status|gonomasa|195672681973161984|郷野正広2012年4月27日の発言}}から。</ref>。ステージ幅、音響・照明設備は |
'''Zepp'''の名称は[[飛行船]]の「[[ツェッペリン]]」 ('''Zeppelin''') に由来し、そのうちZepp Sendai(閉鎖)については「ツェッペリン」からの連想による“都市に降り立つ[[宇宙船]]”をコンセプトに設計されていた<ref>{{Cite web |url= http://www.takenaka.co.jp/interior/works/mwm02/s05/ |title= 『都市に降り立つ宇宙船』 |author= 郷野 正広 (設計者) |work= Interior Major Works |publisher= 竹中工務店 |archivedate= 2008-09-12 |archiveurl= http://web.archive.org/web/20081209120823/http://www.takenaka.co.jp/interior/works/mwm02/s05/ |accessdate= 2012-05-10 |deadlinkdate= <!-- リンク切れ確認日付 -->}} <br/>設計者については{{Twitter status|gonomasa|195672681973161984|郷野正広2012年4月27日の発言}}から。</ref>。ステージ幅、音響・照明設備はすべて共通で<ref name="TRANDY">{{Cite web|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130531/1049685/?P=2|title=アジア各国に音楽文化の発信拠点を――「Zepp」が海外展開を本格化するワケ|work=日経トレンディネット|publisher=日経BP|date=2013-06-06|accessdate=2015-03-03}}</ref>、設定データを用意すればどの会場でも同じセッティングで使えることから、複数のZeppを巡る全国ツアー(いわゆる「Zeppツアー」)が容易に行えるようになった。将来的には日本国外にもZeppを建設する構想もある。 |
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各地のZeppには[[アサヒ飲料]]がスポンサーとして特別協賛しており<ref name="zepp_com"> {{Cite web |
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** [http://hall.zepp.co.jp/nagoya/ Zepp Nagoya] |
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** [http://hall.zepp.co.jp/fukuoka/ Zepp Fukuoka] |
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* [http://www.blue-theater.jp/ Zeppブルーシアター六本木] |
* [http://www.blue-theater.jp/ Zeppブルーシアター六本木] |
2017年1月31日 (火) 01:25時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 東京都港区六本木3丁目16番33号 青葉六本木ビル |
設立 | 1997年(平成9年)6月17日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | コンサートホール |
代表者 | 代表取締役 執行役員社長 妹尾智 |
資本金 | 4億8000万円 |
主要株主 | ソニー・ミュージックエンタテインメント 100% |
外部リンク | http://www.zepp.co.jp/ |
特記事項: 設立時の社名は株式会社ホールネットワーク。 2012年4月、企画制作部門を設置し、商号を株式会社Zeppライブエンタテインメントに変更。 2014年6月、商号を株式会社Zeppホールネットワークに変更。 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 東京都港区六本木3丁目16番33号 青葉六本木ビル |
設立 | 2014年(平成26年)6月2日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 興業の企画・制作 |
代表者 | 代表取締役 執行役員社長 杉本圭司 |
資本金 | 9800万円 |
主要株主 |
Zeppホールネットワーク 50% バックステージプロジェクト 50% |
外部リンク | http://www.zepp.co.jp/ |
Zepp(ゼップ)は、日本国内で展開されているライブハウス。ソニー・ミュージックエンタテインメント (SMEJ)の子会社、Zeppホールネットワークが運営を行う。
概要
1997年6月、SMEJとエイベックス・ディー・ディー(現エイベックス・グループ・ホールディングス)の2社が合弁で株式会社ホールネットワークを設立[注 1]し、1998年4月には札幌市に初のライブハウス「Zepp Sapporo」を開業。これを皮切りに、2016年現在は札幌・東京(2ヶ所)・名古屋・大阪の4都市で5会場が運営され、主に音楽ライブ・イベントを開催している。かつてはコンサートの他にプロレス・ボクシング・その他格闘技の興行も打たれていたが、2012年以降はすべての箇所において、契約済みの大会を終えた時点で以降の貸し出しを中止することが決まっている。
Zeppの名称は飛行船の「ツェッペリン」 (Zeppelin) に由来し、そのうちZepp Sendai(閉鎖)については「ツェッペリン」からの連想による“都市に降り立つ宇宙船”をコンセプトに設計されていた[1]。ステージ幅、音響・照明設備はすべて共通で[2]、設定データを用意すればどの会場でも同じセッティングで使えることから、複数のZeppを巡る全国ツアー(いわゆる「Zeppツアー」)が容易に行えるようになった。将来的には日本国外にもZeppを建設する構想もある。
各地のZeppにはアサヒ飲料がスポンサーとして特別協賛しており[3]、会場内でのドリンクも同社やアサヒビールのものが提供される。Zeppで開催される大抵のライブでは入場の際に500円をドリンクコインと交換し、入場後Zepp内のドリンクショップでドリンクコインをペットボトルの「ソフトドリンク」と「Zeppオリジナルドリンクストラップ」に引き換える仕組みとなっている[4][注 2]。なお、この「Zeppオリジナルドリンクストラップ」はZeppで回収されたペットボトルをリサイクルして作られたものである[3]。さらにプラカップのリサイクルや、2003年1月以降に各会場で開催されているライブ・イベントにおける電力を風力発電で賄うなど、エコへの取り組みも行っている[3][5]。
2012年4月1日、商号を株式会社Zeppライブエンタテインメントに変更するとともに、SMEJのライブ企画部門との統合[2]により、企画制作部門が新設された[6]。また、同時期に本社がエムオン・エンタテインメント本社のある六本木のビルに移転している[注 3]。
2014年6月2日、商号を株式会社Zeppホールネットワークに変更するとともに、ライブ企画制作部門をバックステージプロジェクトとの合弁による新会社・株式会社Zeppライブに移管。Zeppライブでは、フェスティバル事業部部長の橋元恵一が総合プロデューサーを務める「@JAM」をはじめとするライブやイベントを主催・制作する他、六本木ブルーシアターの運営に参画、2015年1月より「Zepp ブルーシアター六本木」として再開業した。
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Zeppオリジナルドリンクストラップ
(首掛けドリンクホルダー) -
Zeppオリジナルドリンクストラップ
(首掛けドリンクホルダー)
2013年8月 Zepp Fukuokaにて入手 -
Zeppオリジナルドリンクストラップ
(首掛けドリンクホルダー)
2014年4月 Zepp DiverCity(TOKYO)にて入手
※2013年入手のものとは、色合いが異なる
施設一覧
表中の収容数は全てオールスタンディングの場合による。内訳については、スタンディング・固定座席・椅子をそれぞれ「(ス)」「(座)」「(椅)」と略記。
現在営業中の施設
名称 | 画像 | 収容数 | 開業日 | 位置 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Zepp Sapporo Zepp 札幌 |
2,009人 | 1998年4月12日 | 北緯43度2分57.5秒 東経141度21分11.5秒 | 住所:北海道札幌市中央区南9条西4-4 中島公園北隣 最寄駅:中島公園駅(地下鉄南北線) 規模:1階・1,800人(ス)/613人(椅)、2階・110人(座)+99人(ス) | |
Zepp Tokyo Zepp 東京 |
![]() |
2,709人 | 1999年3月20日 | 北緯35度37分33.3秒 東経139度46分56秒 | 住所:東京都江東区青海1-3-11 パレットタウン内 最寄駅:青海駅(ゆりかもめ)、東京テレポート駅(りんかい線) 規模:1階・2,416人(ス)/1,000人(椅)、2階・200人(座)+93人(ス) |
Zepp DiverCity(TOKYO) Zepp ダイバーシティ東京 |
2,473人 | 2012年4月29日 | 北緯35度37分30.5秒 東経139度46分30.4秒 | 住所:東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ ダイバーシティ東京内 最寄駅:台場駅(ゆりかもめ)、東京テレポート駅(りんかい線) 規模:1階・2,107人(ス)/888人(座)、2階・214人(座)+152人(座) | |
Zepp Nagoya Zepp 名古屋 |
![]() |
1,792人 | 2005年3月11日 | 北緯35度9分48.1秒 東経136度53分5秒 | 住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7 ささしまライブ24地区・マーケットスクエアささしま北隣 最寄駅:ささしまライブ駅(あおなみ線)、米野駅(近鉄名古屋線)、名古屋駅(地下鉄東山線・桜通線、東海旅客鉄道(JR東海))、名鉄名古屋駅(名鉄名古屋本線) 規模:1階・1,600人(ス)/549人(椅)、2階・192人(座) |
Zepp Namba(OSAKA) Zepp なんば大阪 |
2,530人 | 2012年4月27日 | 北緯34度39分26.5秒 東経135度30分4.7秒 | 住所:大阪府大阪市浪速区敷津東 2-1-39 木津卸売市場東隣 最寄駅:恵美須町駅(地下鉄堺筋線)、今宮戎駅(南海高野線)、大国町駅(地下鉄御堂筋線・四つ橋線)、難波駅(南海本線・南海高野線) 規模:1階・2,090人(ス)/796人(座)、2階・440人(座) |
過去に営業していた施設
名称 | 収容数 | 開業日 | 閉館日 | 位置 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Zepp Osaka Zepp 大阪 |
2,180人 | 1998年11月24日 | 2012年4月8日 | 北緯34度38分27.8秒 東経135度25分1.4秒 | 住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-18-31 咲洲コスモスクエア地区 最寄駅:コスモスクエア駅(地下鉄中央線、ニュートラム) 規模:1階・2,000人(ス)/763人(椅)、2階・180人(座) | |
Zepp Sendai Zepp 仙台 |
![]() |
1,567人 | 2000年8月1日 | 2012年7月1日 | 北緯38度15分38.2秒 東経140度53分0.2秒 | 住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡1-1-1 東日本旅客鉄道(JR東日本)仙台駅東口構内 最寄駅:仙台駅(東日本旅客鉄道(JR東日本)、地下鉄南北線) 規模:1階・1,213人(ス)/437人(椅)、2階・354人(ス)/180人(座) |
Zepp Fukuoka Zepp 福岡 |
![]() |
2,001人 | 1999年6月5日 | 2016年5月9日 | 北緯33度35分36.7秒 東経130度21分47.9秒 | 住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-1 シーサイドももち・ホークスタウン内 最寄駅:九州医療センター(西鉄バス)、唐人町駅(地下鉄空港線) 規模:1階・1,835人(ス)/606人(椅)、2階・166人(座) |
開業予定の施設
名称 | 画像 | 収容数 | 開業日 | 位置 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Zepp Osaka Bayside[7] Zepp 大阪ベイサイド |
2,801人 | 2017年2月17日 | 住所:大阪府大阪市此花区桜島1-1-61 最寄駅:桜島駅(西日本旅客鉄道(JR西日本)) 規模:1階・2,351人(ス)/888人(座)、2階・310人(座)+140人(ス) | ||
Zepp Fukuoka(仮称) Zepp 福岡 |
2018年度予定 | 住所:福岡県福岡市中央区地行浜 最寄駅:九州医療センター(西鉄バス)、唐人町駅(地下鉄空港線) |
存廃問題
Zepp Nagoya以前に設置された施設は、2002年(平成14年)2月から始まるいざなみ景気の前の「失われた10年」と呼ばれる不景気の時期に開業した。この時期は地価が低かったものの企業の投資意欲が低く、土地を購入することなく事業用定期借地契約を結んで土地使用する方法が流行した。いくつかのZeppも同様の方法で設置されたが、複数の施設は期限を10年程度で結んだことから起因する存廃問題に直面した。
- Zepp Osaka (閉館)
- 1998年(平成10年)6月から2009年(平成21年)1月の期間で、同地の土地を所有する大阪市および大阪港振興協会との間の賃貸借契約があったほか、大阪港振興協会とホールネットワークとの間で同期間の事業用定期借地契約を結んでおり[8]、期限までに土地所有者の大阪市へ更地にした上で返却する必要があった。このため、当初の予定では2008年(平成20年)11月末の閉鎖の方向で進んでいた[8]。
- 2012年(平成24年)4月27日、代替施設として「Zepp Namba(OSAKA)」[9]をオープン[10][11]し、開業に先立つ同年4月8日に当館は閉館。2017年(平成29年)にはかつて当館が立地していた住之江区と隣接する此花区に、新たに「Zepp Osaka Bayside」をオープンさせることが表明されている[7]。
- Zepp Tokyo (営業継続)
- 当初、入居するパレットタウンが東京都との間で結んでいた定期借地契約は12年間[12]であり、敷地は2010年(平成22年)5月の閉鎖・解体後に都へ返還され、森ビル・トヨタ自動車が跡地部分を再度購入して複合商業施設を新たに建設する予定が立てられていた[13]。しかし、2008年(平成20年)9月15日のリーマン・ショック以降に起こった世界金融危機によって急激に経済状況が悪化し、2009年(平成21年)11月5日には再開発計画が先送りとなる見通しとなった[14]。その後、Zepp Tokyoなどの既存施設は「2012年(平成24年)頃まで存続する見込み」と報道され[15]、2011年(平成23年)6月1日には施設の存続が発表された[16]。
- 2012年(平成24年)4月19日、三井不動産とフジテレビジョンが共同で開業したダイバーシティ東京内に「Zepp DiverCity(TOKYO)」[9]を開業[17][18]。なお、ダイバーシティ東京はパレットタウンと同じく東京臨海副都心に所在するため、これによって江東区内に2ヶ所のZeppが所在することとなったが、Zepp Tokyoも並列して営業を継続している[16][9]。
- Zepp Sendai (閉館)
- 当初の定期借地契約期限は2010年(平成22年)7月末までであり[19]、2008年(平成20年)秋には土地の所有者である東日本旅客鉄道仙台支社(JR東日本仙台支社)との間で契約延長の協議を行っていた。しかし、東日本旅客鉄道(JR東日本)が2015年度(平成27年度)の仙台市地下鉄東西線開業に合わせてJR仙台駅東口一帯の再開発を計画していたため[19]、2009年(平成21年)春の時点で交渉の難航が報道された[20]。すると、地元の女子大学生を中心とした存続に関する署名運動が起こり、2009年(平成21年)10月27日に定期借地契約の2年延長が発表された[21]。これに伴い、2012年(平成24年)5月上旬までの営業継続後に施設を撤去・更地化し、同年7月末までにJR側へ返還することが決まったが、その後の移転計画は「白紙」となった[21]。
- 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で営業休止を余儀なくされたが、震災発生1ヶ月を前にした4月10日、沖縄県宜野湾市での被災地支援ライヴ「がんばれ東北! がんばれ日本! 東北関東大震災支援チャリティーコンサート what a wonderful world in OKINAWA[22]」のライブビューイングに使用されたことで、一時的に営業を再開[23]。4月23日に開催されたチャリティライブ「MUSIC DISTRIBUTION for SENDAI[24]」を皮切りに本格再開した[25]。
- その後は代替施設への移転および施設の新設が行われないまま、2012年(平成24年)7月1日に開催されたイベント「LAST ZEPP SENDAI」をもって閉館した[26][27]。仙台圏における同規模のライブハウスは、当館があった仙台市都心部から直線距離で約4km南の長町副都心に2016年(平成28年)3月に開業した「仙台PIT」まで3年半の空白期間を要した[28]。
- Zepp Fukuoka(休館)
- 施設はシーサイドももち内のホークスタウンモールに入居していたが、再開発に伴って2016年(平成28年)5月8日を以って閉館予定とされていた[29]。しかし、同年4月14日から続いた熊本地震を受けてチャリティー公演を急遽実施することが決まり、閉館は翌9日に延期された[30]。当館の運営親会社であるソニー・ミュージックエンターテイメントは閉館について「稼働も良かったが残念。他の場所で営業を続けられないか検討している」と、移転先の目途は立っていないことを明かした。新たな商業施設は2018年度(平成30年度)の開業を目指しており、三菱地所が横浜と静岡で展開している複合商業施設の「MARK IS」の3号店となる予定である。2016年(平成28年)3月31日に同社が発表したホークスタウンモールの再開発計画(HT計画)によると、Zepp Fukuokaとは再出店へ向けて今後前向きに検討していくとしている[31][32][33]。2016年10月28日、三菱地所はZepp Fukuokaと再出店について基本的な合意に至ったと発表した[34]。
Zepp Namba(OSAKA)における振動問題
Zepp Namba(OSAKA)のオープン日である2012年4月27日以降、ライブ中に多数の観客がジャンプすることに起因しての振動が発生し、隣接するクボタ本社においてビル6棟が大きく揺れるといった影響が見られるようになった。クボタ側はZepp側に何度も苦情を申し入れ、Zepp側も観客側にジャンプの自粛を呼びかけているが、振動問題は止んでいない状況である[35]。
脚注
注釈
- ^ 2005年5月に合弁が解消され、ソニー・カルチャーエンタテインメント(2003年SMEJから非音楽分野を分割、2006年SMEJに合併)の完全子会社となる。
- ^ 「アルコール類」を選んだ場合はプラカップでの受け渡しになり、「Zeppオリジナルドリンクストラップ」は渡されない。
- ^ 当時SMEJメディアビジネスグループ代表の佐藤康広がM-ON!・Zepp両社の社長を兼務していた。
出典
- ^ 郷野 正広 (設計者). “『都市に降り立つ宇宙船』”. Interior Major Works. 竹中工務店. 2008年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月10日閲覧。
設計者については郷野正広2012年4月27日の発言から。 - ^ a b “アジア各国に音楽文化の発信拠点を――「Zepp」が海外展開を本格化するワケ”. 日経トレンディネット. 日経BP (2013年6月6日). 2015年3月3日閲覧。
- ^ a b c ZEPP (2012年). “Zeppライブエンタテインメントについて”. Zepp Live Entertainment Inc.. 2012年4月21日閲覧。
- ^ ZEPP (2012年). “ZEPP よくある質問「1ドリンクで交換できるものは何ですか?」”. よくある質問. Zepp Live Entertainment Inc.. 2012年4月21日閲覧。
- ^ ZEPP (2012年). “ZEPP エコへのとりくみ”. エコへのとりくみ. Zepp Live Entertainment Inc.. 2012年4月21日閲覧。
- ^ “グループ会社再編および、商号変更、オフィス移転に関するお知らせ” (PDF). ソニー・ミュージックエンタテインメント (2012年3月1日). 2012年9月1日閲覧。
- ^ a b “大阪に国内最大級ライブハウス「Zepp Osaka Bayside」 2017年2月誕生”. ORICON STYLE (2015年12月28日). 2016年2月13日閲覧。
- ^ a b 「Zepp Osaka」:来年限り? 借地契約切れ間近(asahi.com 2007年11月21日)
- ^ a b c 新Zepp Tokyo/Osakaの名称および開業日決定(Musicman-NET 2011年10月24日)
- ^ 難波再開発区域内へのライブホールの誘致について (PDF) (南海電気鉄道 平成22年11月9日)
- ^ “Zepp Osaka、難波に移転へ 2年後、南港から”. asahi.com. 朝日新聞社 (2010年11月10日). 2010年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月12日閲覧。
- ^ 不動産鑑定ブレインズ
- ^ 臨海副都心青海ST区画の進出事業予定者の決定について(東京都 2008年10月8日)
- ^ “森ビル・トヨタ、お台場の大型商業施設の建設先送り”. NIKKEI NET. 日本経済新聞社 (2009年11月6日). 2010年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月12日閲覧。
- ^ 日本経済新聞 2009年11月6日 朝刊15面
- ^ a b 新Zepp Tokyo(仮称) 2012年5月誕生 (PDF) (ホールネットワーク 2011年6月1日)
- ^ 平成24年春、東京臨海副都心地区に開業 「(仮称)青海Q街区計画」の施設名称案を公募 「新Zepp Tokyo(仮称)」の出店が決定(三井不動産 フジテレビジョン 2011年6月1日)
- ^ 東京臨海副都心地区の複合施設「ダイバーシティ東京」 平成24年4月19日(木)グランドオープン 世界を代表するファッションブランド、大型エンターテインメント施設が多数出店(三井不動産 2011年12月19日)
- ^ a b 仙台駅東口に高層ビル 35階規模、JR東日本が構想(河北新報 2009年6月28日)
- ^ 東北屈指のライブホール ゼップ仙台存続は未定(河北新報 2009年5月16日)
- ^ a b “ゼップ仙台2年延長 12年まで営業継続”. 河北新報 (2009年10月28日). 2009年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月12日閲覧。
- ^ がんばれ東北! がんばれ日本! 東北関東大震災支援チャリティーコンサート what a wonderful world in OKINAWA
- ^ 震災チャリティ沖縄ライブにモンパチ、サンボ、細美武士ら(ナタリー 2011年4月4日)
- ^ MUSIC DISTRIBUTION for SENDAI
- ^ 仙台でGOING、秦基博、ポリら出演の無料イベント敢行(ナタリー 2011年4月11日)
- ^ ZEPP (2012年4月30日). “2012.7.1 LAST ZEPP SENDAI”. ZEPP仙台. Zepp Live Entertainment Inc.. 2012年5月4日閲覧。
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- ^ ナタリー(natalie) (2015年4月10日21:12). “Zepp Fukuoka、2016年5月に閉店へ”. ナターシャ 2015年4月11日閲覧。
- ^ ゼップ福岡「閉館」1日延期 奥田民生さんら支援ライブ開催西日本新聞 4月24日
- ^ ホークスタウン再開発へ 三菱地所、18年にも新商業施設, 西日本新聞 2015年12月23日閲覧。
- ^ Zepp福岡、来年5月に閉鎖 九州最大級ライブハウス朝日新聞 2015年4月10日
- ^ ホークスタウンモールの再開発について三菱地所 2016年3月31日
- ^ [1]三菱地所
- ^ “揺れる”クボタのビル 原因は隣接ライブハウスのジャンプ 産経新聞 2013年9月25日
関連項目
外部リンク
- ZEPP - 公式サイト
- Zeppブルーシアター六本木
- @JAM OFFICIAL WEB SITE