ヒルトン東京お台場

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ヒルトン東京お台場
Hotel Nikkou Tokyo.jpg
ホテル概要
正式名称 ヒルトン東京お台場
ホテルチェーン JALホテルズヒルトンホテルチェーン
デベロッパー 東京ヒューマニアエンタプライズ[1]
設計 山宜設計(長尾宜子ほか)
織本匠構造設計事務所(構造)
入江三宅設計事務所・佐藤工業建築設計本部(協力)
バリーデザインアソシエイツ・重内建築事務所(インテリア)[1]
施工 佐藤工業・日航建設共同企業体[1]
運営 JALホテルズ→ヒルトン・ワールドワイド→ホテルマネージメントジャパン
所有者 東京ヒューマニアエンタプライズ→エートス・キャピタル→エリオット・マネジメント→ヒューリック芙蓉総合リースジャパン・ホテル・リート投資法人
前身 ホテル日航東京
階数 地下1階 - 地上16階
部屋数 453[1]
ダブル数 115[2]
ツイン数 338[2]
スイート数 17[2]
敷地面積 18825.30[1]
建築面積 14647.21[1]
延床面積 66.68.15[1]
駐車場 300[2]
開業 1996年3月12日[3]
最寄駅 ゆりかもめ台場駅
最寄IC 首都高速湾岸線臨海副都心出入口
所在地 〒135-8625
東京都港区台場一丁目9番1号
位置 北緯35度37分34.7秒 東経139度46分14.4秒 / 北緯35.626306度 東経139.770667度 / 35.626306; 139.770667座標: 北緯35度37分34.7秒 東経139度46分14.4秒 / 北緯35.626306度 東経139.770667度 / 35.626306; 139.770667
公式サイト 公式サイト
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ヒルトン東京お台場(ヒルトンとうきょうおだいば、英称:Hilton Tokyo Odaiba)は東京都港区台場に所在するシティホテル2015年10月1日ホテル日航東京(ホテルにっこうとうきょう、英称:Hotel Nikko Tokyo)から改名された[4]

概要[編集]

バブル期1988年に打ち出された「世界都市博覧会」構想では、殆ど未開発地帯で占められていた東京テレポートセンター(現在の東京臨海副都心)地区が開催地に決定し、それに併せ、都が1990年8月に実施した東京テレポートタウン事業提案に伊藤忠商事を代表企業とする東京ヒューマニアグループが「都市型リゾートホテル」を提案し、11月に当選した[5]

伊藤忠商事は事業を推進するにあたって、日本航空佐藤工業とともにホテルの所有・経営会社として1991年3月に「東京ヒューマニアエンタプライズ」を設立し[5]、約600億円を投じ都市型リゾートホテルを建設[3][6]。運営はJALホテルズへ委託する形で、1996年3月12日に「ホテル日航東京」の名称で臨海副都心の宿泊施設第一号として開業した[3]

だが、都市博は1995年に都知事に当選した青島幸男の公約により撤回され、周辺にはUR賃貸住宅東京都住宅供給公社の公社住宅、台場フロンティアビルデックス東京ビーチなどしか建設されず、斜向かいのホテル・グランパシフィック・メリディアン(現:グランドニッコー東京 台場)に至っては、一旦建設を中断し1998年にようやく開業している。

所有・運営の変遷[編集]

開業当初より未曾有の平成不況が深刻化する過程であったため、バブル期に計画されたホテル建設費用を含めた有利子負債額が膨らみ、2004年2月にヒューマニア社は民事再生法を申請し事実上倒産。産業活力再生措置法に基づく事業再構築計画により第三者割当増資債務の株式化を実施し、営業を継続した。その後、経営再建が急務となっていた日航は、ヒューマニア社の再構築実施計画が終了する2007年3月に同社保有全株を米投資ファンドのエートス・キャピタルに約250億円で売却し[6]、共同出資している伊藤忠商事も持株分を段階的に売却した[6]。この後に株を取得したエリオット・マネジメントはJALホテルズの運営に満足せず[7]2015年3月20日、ヒルトン・ワールドワイドとマネジメント契約を結び、それを契機に名称も10月1日から「ヒルトン東京お台場」に改められた[4][8]

2017年11月、斜向いのグランドニッコー東京台場を保有するヒューリック芙蓉総合リース2020年東京オリンピックに向けて訪日客の宿泊需要が一段と拡大するとの判断の下、エリオットから土地・建物を600億円強で取得した。しかし、外資系ホテルの運営ノウハウを取り込むため当面保有する計画だったが、ヒューリックは買い手が見つかったとして、2019年4月、ジャパン・ホテル・リート投資法人に624億円で売却した[9][10]。これに伴い、運営会社もホテルマネージメントジャパンに変更となった[2]

施設[編集]

アーバンリゾートホテルを計画コンセプトに据えた[11]長尾宜子(1998年がんのため52歳で死去)による設計は[12]リゾート性演出のために全客室から海を見渡せる客室配置とし、潮風とふれあえる外部バルコニー、外部テラス、屋上テラスが多用され、客室廊下は中廊下式を避けて明るい片廊下とし、建物は海上や対岸から柔らかいシルエットとして感じられる印象的な形態となっている[11]

2階メインロビー前の車寄せはロータリーの進行方向とは逆のスロープを登らねばならず、一般客は乗り入れられないようになっている。客室は5階から15階に配置し、大きく分けてレインボーブリッジ方面と品川埠頭大井埠頭方面(日航東京時代は「ポートビュー」、「パークビュー」と称した)の2方向に分かれ、レインボーブリッジに面した客室は海岸沿いにあるため視界を遮るものはない。宴会場チャペルも完備され、ウエディングは年間1000件以上行われていた[13]

レストラン&バー[編集]

  • 2F シースケープ テラス・ダイニング
  • 2F 日本料理 - さくら
  • 2F グリロジー バー&グリル
  • 2F メインバー「キャプテンズバー」

宴会場[編集]

大宴会場
  • 1F「ペガサス」
中宴会場
  • 1F「オリオン」「アポロン」「シリウス」「ジュピター」
小宴会場
  • 3F「オーキッドルーム」「ローズルーム」「アイリスルーム」
海の見える宴会場
  • 3F「サンライズテラス」「レインボーテラス」「サンセットテラス」「ルミナス」

ロケ地[編集]

  • ホテルコンシェルジュ - TBS系で2015年7月期放送の連続テレビドラマ。舞台となる「ホテルフォルモント」はホテル日航東京の建物全体を使用している。その縁もあり、TBSとホテル日航東京とのコラボレーションにより、劇中で登場するメニュー「オマール海老のオムレツ」を同ホテルに於いて期間限定で一般に提供した。

アクセス[編集]

台場駅を接続する形で各方面へペデストリアンデッキが整備されている。駅周辺は立体だが各場所で1階、道路にも降りられる。

    アクアシティお台場                フジテレビ   センタープロムナード ― 東京テレポート駅
              |                    |       |
お台場海浜公園 ― + ― ウェストプロムナード ― + ―  ― + ←→ テレコムセンター
              |                    |
  ヒルトン東京お台場2階  -  台場駅  -  グランドニッコー東京 台場2階

鉄道[編集]

バス路線[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g 近代建築 1996, p. 44.
  2. ^ a b c d e “【HOTEL MANAGEMENT JAPAN / ホテルマネージメントジャパン】東京都港区「ヒルトン東京お台場」の運営を開始” (プレスリリース), ホテルマネージメントジャパン, (2019年4月9日), https://www.hmjkk.co.jp/datas/files/2020/09/10/706352d89e7a8955428d4ca6f9ace864f1d8809e.pdf 2020年12月9日閲覧。 
  3. ^ a b c 「東京・臨海副都心に初のホテル「日航東京」きょう厳しい船出」『読売新聞』1996年3月12日
  4. ^ a b 10月1日よりホテル日航東京は「ヒルトン東京お台場」に生まれ変わります Hotel Nikko Tokyo to re-brand as Hilton Tokyo Odaiba from October 1”. News. ホテル日航東京. 2015年7月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年7月14日閲覧。
  5. ^ a b 新都市開発 1994, p. 70.
  6. ^ a b c 「ホテル日航東京、売却へ、JAL、米ファンドに250億円で」『朝日新聞』2007年1月31日
  7. ^ “お台場ホテル戦争の裏にオークラとヒルトンの「因縁」”. 週刊ダイヤモンド編集部. (2016年6月30日). https://diamond.jp/articles/-/93738 2020年12月9日閲覧。 
  8. ^ 「ホテル日航東京、ヒルトンが継ぐ、10月開業」『日本経済新聞』2015年3月20日
  9. ^ “ヒューリック、東京・お台場のホテル売却 624億円で”. 日本経済新聞. (2019年1月8日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39766200Y9A100C1000000 2020年12月9日閲覧。 
  10. ^ “ジャパン・ホテル・リート投資法人がヒルトン東京お台場を取得” (プレスリリース), ジャパン・ホテル・リート投資法人, (2019年4月8日), https://www.jhrth.co.jp/file/news-4618040565247dbbd8b6e5ab1b3e1e01daf3095d.pdf 2020年12月9日閲覧。 
  11. ^ a b 近代建築 1996, p. 42.
  12. ^ 長尾宜子”. コトバンク. 2020年12月9日閲覧。
  13. ^ ホテル日航東京 ホテル開業15年目にして最速で1,000件を達成”. ウエディングビジネスニュース (2011年8月16日). 2016年4月26日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『新都市開発』新都市開発社、1994年4月。
  • 『近代建築』近代建築社、1996年6月。

外部リンク[編集]