ホークスタウン

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株式会社ホークスタウン
Hawks Town Co.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
810-8650
福岡県福岡市中央区地行浜二丁目2番3号 ヒルトン福岡シーホーク
設立 1989年7月15日
(株式会社福岡ダイエー・リアル・エステート)
業種 サービス業
事業内容 ヒルトン福岡シーホークの管理・運営
代表者 井川英治(代表取締役社長
資本金 8,000万円
(2016年4月時点)
売上高 115億円
(2010年2月期)
純利益 △3,100万円
(2010年2月期)
純資産 7億6,800万円
(2010年2月28日時点)
総資産 60億1,400万円
(2010年2月28日時点)
従業員数 650人
決算期 2月末日
主要株主 GICリアルエステート
外部リンク http://www.hawkstown.com
特記事項:2004年4月1日に現商号へ商号変更
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ホークスタウン特定目的会社
種類 特定目的会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-7110
東京都港区東新橋一丁目5番2号汐留シティセンター10階
業種 サービス業
代表者 ケン・チャン・チェン・ウェイ(取締役、GICリアルエステート・インターナショナル・ジャパン株式会社代表取締役
フェリックス・チャン・ホウ・ワン(取締役)
資本金 特定資本: 56億円
優先資本: 149億7,300万円
(2015年3月期)
売上高 111億7,000万円
(2015年3月期)
経常利益 -79億5,600万
(2015年3月期)
純利益 -79億5,700万円
(2015年3月期)
純資産 114億3,100万円
(2015年3月期)
総資産 276億1,100万円
(2015年3月期)
決算期 3月末日
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ホークスタウン(Hawks Town)は、福岡県福岡市中央区地行浜に所在する、プロ野球パシフィック・リーグ福岡ソフトバンクホークスの本拠地福岡ドーム(福岡 ヤフオク!ドーム)を核とする、をイメージした複合商業施設である。運営・管理会社は株式会社ホークスタウン。同社はシンガポール政府系列の投資会社GICリアルエステートの傘下にある。

ホークスのマスコットキャラクターであるホークファミリーは、ホークスタウンに住んでいるという設定になっている。

歴史[編集]

1988年秋、大阪府大阪市大阪球場に本拠地を置き、南海電気鉄道をオーナー企業としていたプロ野球球団「南海ホークス」の経営権を当時の流通大手企業ダイエーが買収、翌1989年から本拠地を福岡市平和台野球場に移転し、チーム名を「福岡ダイエーホークス」とした。ダイエーはホークスの福岡移転と同時に、市内中央区地行浜の埋立地で大規模な商業施設の開発を行う計画を発表した。ホークスの新たな本拠地として使用する「スポーツドーム」、屋内遊園地などを有する「アミューズメントドーム」、そしてこの2つのドームの間にリゾートホテルを建設するという一大プロジェクトだった。当時は「ツインドーム計画」と呼ばれ、福岡ドーム開業前に設立された運営会社の社名も「ツインドームシティ」を名乗っていた。

こうして整備が着々と進められ、福岡ドームは1993年に開場。隣接するシーホークホテル&リゾート1995年に開業し、これら施設群は「ホークスタウン」と銘打たれた。しかしこの間にバブル経済が崩壊し、この煽りを受けてダイエーグループも深刻な経営不振に陥ったため、3つ目の施設として予定されていたアミューズメントドームの計画は事実上頓挫。予定地には代替策としてショッピングモールを整備することとなり、2000年春に「ホークスタウンモール」がオープンした。

だが、その後もダイエーグループの経営悪化はより深刻化。多額の有利子負債が経営を圧迫しつつあった。特にダイエーが福岡で主力事業としていたホークス、福岡ドーム、シーホークホテルの3事業は多額の負債を抱えていたことから「福岡三点セット」と揶揄され、地元政財界の支援や外資企業への売却が取り沙汰されるなど、しばしば俎上に載せられることとなった。自力での経営再建を目指していたダイエーは1999年高塚猛を招き、この福岡3事業の経営再建を託した。果たして経営方針の転換や積極的な地域密着策などが奏功し、業績は好転。またホークスも同年、南海時代の1973年以来26年ぶりとなるリーグ優勝を果たし、日本シリーズも制して35年ぶりの日本一に輝いた。

2004年、別々の会社が行っていた管理・運営と施設の所有を1社にまとめた上で、ダイエーから、コロニー・キャピタルの関連会社によって設立された特別目的会社であるコロニー福岡有限会社に売却された[1]。高塚は役員に留まったものの、在任中ホークスタウンを私物化し社内外にさまざまな軋轢を生み、同年秋には女性社員への強制わいせつ容疑で逮捕という形で3事業から追われる身となる。

同年10月13日、ダイエーが自主再建を断念し、産業再生機構による再建支援が決まったのに伴い、球団の経営権はソフトバンク(現:ソフトバンクグループ)に売却された。またソフトバンクは福岡ドームの2005年シーズンから20年間の使用契約を締結し、ドームの興行権もコロニー福岡から買収。一時は「球団売却の場合はホークスの本拠地移転の可能性あり」などと噂されたものの、これにより福岡ソフトバンクホークスは引き続き、福岡ドーム(その後命名権導入により呼称を「福岡Yahoo! JAPANドーム」→「福岡 ヤフオク!ドーム」に変更)を本拠地として使用することが決まった。なお「Hawks TOWN」のロゴタイプは福岡ダイエーホークスの球団ロゴのデザインを踏襲しており、球団がソフトバンクとなりロゴを変更してからも、ダイエー時代のロゴをそのまま使用している[注釈 1]

2005年秋には、ショッピングモールを拡張しグランドオープンした。

2007年春、株式会社ホークスタウンがコロニー福岡からシンガポール政府系列の投資会社・GICリアルエステートに売却され、2012年現在は同社の傘下にある。その後2015年1月22日付で、ホークスタウンモール部分について、持主はそのままで三菱地所株式会社が「信託受益権」を取得した[2]。三菱地所は所有者のGIC側と今後の再生方針を検討した結果、既存施設を全て除却し建て替える再開発を行うことを決め、その前段階としてホークスタウンモールの営業を2016年上半期に全て終えることを同年のクリスマスの日に発表した[3]

2016年10月28日三菱地所は再開発の概要を発表し、延床面積約12.5万平方メートルの大規模商業施設「MARK IS(マークイズ)」と28階建ての分譲タワーマンション2棟からなる複合施設を建設するとし、Zepp Fukuokaとユナイテッド・シネマ福岡とは再出店について基本合意したと正式に発表した。MARK ISは2018年度下期に、タワーマンションは1棟が2019年度下期、もう1棟が2020年度下期に完成予定である[4]

沿革[編集]

  • 1989年平成元年)7月15日 - 株式会社福岡ダイエー・リアル・エステート (FDRE)(施設保有会社)を設立。
  • 1992年(平成4年)2月3日 - 株式会社ツインドームシティ(管理・運営など行う会社)設立。
  • 1993年(平成5年)4月2日 - 福岡ドーム開業。
  • 1995年(平成7年)4月28日 - シーホークホテル&リゾート開業。
  • 1998年(平成10年)
    • 温泉の掘削に成功。
    • 11月1日 - ツインドーム構想の見直しを受けて、株式会社ツインドームシティが株式会社福岡ドームに社名変更。
  • 1999年(平成11年)6月5日 - Zepp Fukuoka開業。
  • 2000年(平成12年)4月26日 - ホークスタウンモール開業。
  • 2003年(平成15年)12月2日 - ダイエーとコロニー・キャピタル系列のコロニー福岡が、福岡ドームとシーホークをコロニー福岡に売却する契約を締結。
  • 2004年(平成16年)3月31日 - 株式会社福岡ドームが会社分割にてホークスタウン運営・管理部門をFDREに承継・統合した[5]上で、FDREをコロニー福岡がダイエーから買収し経営権が移る。翌4月1日よりFDREは株式会社ホークスタウンに商号変更。なお、2005年に株式会社福岡ドームとともにダイエーにより清算された株式会社ホークスタウンは、1986年昭和61年)3月12日に設立された別の会社である。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月28日 - 福岡ドームの営業業務を福岡ソフトバンクホークスマーケティング株式会社に譲渡。
    • 2月25日 - 福岡ドームを「福岡Yahoo! Japanドーム」と改称。
    • 3月1日 - シーホークをJALホテルズに運営委託、「JALリゾートシーホークホテル福岡」と改称。
    • 11月16日 - ホークスタウンモール2が開業、これによりホークスタウンモールグランドオープン。
  • 2007年(平成19年)4月 - ホークスタウンの土地・建物と株式会社ホークスタウンの株式がコロニー福岡から外資系・GICリアルエステートに売却。
  • 2010年(平成22年)4月19日 - ホークスタウンモールの運営業務を株式会社京阪流通システムズに委託。
  • 2010年(平成22年)6月1日 - シーホークの運営委託先をヒルトン・ワールドワイドに変更。それに伴い「ヒルトン福岡シーホーク」と改称。
  • 2011年(平成23年)11月26日 - HKT48劇場開業。
  • 2012年(平成24年)3月下旬 - 福岡ドームをGICリアルエステートから完全買収したことをソフトバンクグループが発表。ヒルトン福岡シーホークとホークスタウンモールは引き続きGICリアルエステートが所有。
  • 2013年(平成25年)2月1日 - 「福岡Yahoo! Japanドーム」を「福岡 ヤフオク!ドーム」に再改称。
  • 2015年(平成27年)
    • 1月22日 - 三菱地所株式会社がGICリアルエステートからホークスタウンモールの「信託受益権」を取得[2]。それに伴い、株式会社京阪流通システムズへのホークスタウンモールの運営業務委託が終了。
    • 12月25日 - 再開発のためホークスタウンモールが2段階で閉鎖されることが発表される。Zepp Fukuokaは2016年5月8日で、HKT48劇場を含むその他のテナントは同年3月末で、それぞれ営業を終える[3]
  • 2016年(平成28年)
  • 2018年度(平成30年度) - MARK IS(マークイズ)開業予定。
  • 2019年度~2020年度 - タワーマンション完成予定。

主な施設[編集]

ホークスタウン遠景
ヒルトン福岡シーホーク(左)と福岡ドーム
ホークスタウンモール MALL1(福岡 ヤフオク!ドーム西側の大階段上より)
ホークスタウンモール MALL2 HKT48劇場
福岡ヤフオク! ドーム
これのみ物件所有者はソフトバンクグループ
1993年4月2日に「福岡ドーム」として開業。プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのホーム球場。2005年2月25日より、命名権(ネーミングライツ)導入により福岡Yahoo! JAPANドームヤフードーム)と改称。2013年2月1日より福岡 ヤフオク!ドームヤフオクドーム)と再改称。


ヒルトン福岡シーホーク
1995年4月28日、シーホークホテル&リゾートとして開業したホテル。2005年3月1日より2010年5月31日まではJALホテルズに運営委託され、JALリゾートシーホークホテル福岡として営業されていた。2010年6月1日より運営委託先がヒルトン・ワールドワイドに変更され、ヒルトン福岡シーホークに名称変更された[6]


ホークスタウンモール
2000年4月26日にオープンしたショッピングモール。開業時からある西側の「MALL1」と、2005年11月16日にオープンした東側の「MALL2」の2棟から構成されていた。「MALL2」のテーマは「スポーツ&リゾートマインド」で、九州初となる屋内フットサル場や天然温泉を用いたスーパー銭湯も入居していたがいずれも閉店し、2011年11月26日にオープンしたAKB48の姉妹グループであるHKT48の専用劇場、HKT48劇場がメインテナントとなっていた。床面積は約76,000。2010年4月19日から京阪グループ京阪流通システムズに運営が委託されていたが、三菱地所による信託受益権の取得により2015年1月21日をもって京阪流通システムズへの運営委託は終了した。2016年4月現在、自治体への届出上は三菱UFJ信託銀行が施設設置者(名義上の所有者)となっている[7]
2016年3月31日(Zepp Fukuokaは2016年5月9日)に営業終了となったが、2018年度に大規模商業施設「MARK IS」を開業させる予定であるとされている。


施設構成[編集]

  • 床面積:約390,000m²
    • ドーム:176,000m²
    • ホテル:138,000m²(1,053室)
    • モール: 76,000m²(2016年3月時点)

交通[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ソフトバンク時代のロゴタイプは大文字ローマン体で"HAWKS"であるのに対し、当Hawksロゴはアラビア数字の"1"に近い形状のセリフ付きで"H"のみ大文字、他は小文字である。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]