シーサイドももち

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シーサイドももち
シーサイドももち地区の空撮画像(手前側が地行浜地区、奥が百道浜地区)
シーサイドももち地区の空撮画像(手前側が地行浜地区、奥が百道浜地区)
シーサイドももちの位置(福岡市内)
シーサイドももち
シーサイドももち
シーサイドももちの位置(福岡県内)
シーサイドももち
シーサイドももち
シーサイドももちの位置(日本内)
シーサイドももち
シーサイドももち
北緯33度35分35.9秒 東経130度21分5.4秒 / 北緯33.593306度 東経130.351500度 / 33.593306; 130.351500
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Fukuoka Prefecture.svg福岡県
市町村 Flag of Fukuoka City.svg福岡市
中央区及び早良区
面積
 • 合計 148.89 ha
人口
2022年令和4年)2月末現在)
 • 合計 8,571人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
地行浜:810-0065
百道浜:814-0001
市外局番 092
シーサイドももち遠景

シーサイドももちは、福岡市中央区早良区に及ぶ海岸の埋め立てによるウォーターフロント開発地区。地区に含まれる行政地名は、中央区地行浜(じぎょうはま)一丁目及び二丁目並びに早良区百道浜(ももちはま)一丁目から四丁目まで。面積は、地行浜が45.82ヘクタール[注釈 1]、百道浜が103.07ヘクタール[1]。2022年2月末現在の人口は8,571人[2]

地理[編集]

福岡市の中心と言われる中央区天神の西側、中央区福岡市早良区に及び、海に面する地域に位置する。北で博多湾に面し、東で菰川(こもがわ)の河口部を介して福浜と、南で地行西新及び百道と隣接し、西で室見川の河口部を介して豊浜及び愛宕浜と隣接する。地区の範囲としては、樋井川河口の臨海部が人工の砂浜となっている「シーサイドももち海浜公園」の南側で、西側の早良区百道浜(一丁目から四丁目まで)と中央区地行浜(一丁目及び二丁目)の全体を指し[3]、両地区の間は樋井川の河口部により分けられている。

なお、広域的な地名としてこの地区が「百道」と呼ばれることもあるが、行政地名としての百道は、百道浜の南側で、早良区役所や地下鉄藤崎駅などの北側に広がる地区(百道一丁目から三丁目まで)の町名である。

河川[編集]

シーサイドももちには次の河川の河口[注釈 2]が横断している[5]

都市計画[編集]

都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において、シーサイドももち地区に西新地区及び藤崎地区を合わせた地域は、都心部を取りまく東部・南部・西部の三つの広域拠点(副都心)のうち、「西部広域拠点」として位置付けられている。

なお、当地区のモデルとなった神戸ポートアイランドは、東京お台場臨海都市再開発に先行した、日本で最先発の臨海部の開発として知られる。

土地利用[編集]

福岡空港制限表面から離れた場所となっていることもあって、中心業務地区である天神より建築物の高さ制限が緩く、比較的に高層の建築物が多い。百道浜地区には福岡タワー福岡市総合図書館福岡市博物館や、RKB毎日放送テレビ西日本の社屋、情報関連企業や情報技術研究開発機関、高層ビルマンションが数棟ある。地行浜地区には小売業大手だった、ダイエーグループが開発したホークスタウンが広がっており、福岡PayPayドームヒルトン福岡シーホークMARK IS 福岡ももちホークスタウンモール跡地)などの商業施設等が多い。

1994年公開の映画『ゴジラvsスペースゴジラ』では周辺一帯が舞台となり、大規模なロケが行われた。2001年度NHK大河ドラマ北条時宗』の撮影においては、中世博多の様子を再現したオープンセットが設けられ、「中世博多展」も開催された。

語源[編集]

「シーサイドももち」の愛称は博多湾を眺望し海に親しむ街のイメージや百道の「百」と地行の「地」をとって1986年に名付けられ[7]、一般的には地行浜地区も含めて「百道浜」「ももち浜」と呼ばれることが多いが、道路標識では「シーサイドももち」に統一されている。

歴史[編集]

海岸埋立て計画[編集]

1977年の「第4次福岡市総合計画」において内陸部の乱開発防止や適正人工配置や自然環境再生を目的とした臨海部開発計画「シーサイドタウン計画」の一つとして、海岸線の再生や既存市街地の環境浄化を目指す人工海浜と高層住宅地区として策定され、また1978年には博多港港湾計画改定において都市機能の充実改善を図る住宅用地を中心として都市・交通機能や緑地計画が定められた[7]。1980年12月に、博多湾福岡市漁業協同組合(8支所)との同意を得て、1981年10月に埋立免許が取得[7]された。1989年に当地区において開催されたアジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)の閉幕後、現在の土地利用へと開発が進んだ。

埋立て工事[編集]

以前「百道海岸」と呼ばれていた海岸の沖が、1982年4月から開始された埋立てによって土地が造成された。986.7万立米の浚渫土砂[注釈 6]及び山土を用いて最大水深4.5mまでの浅い海域を埋立てて、1985年に第一工区71.5haが、1986年9月に全工区138.3haが竣工した[7]

埋立の変遷
1975年12月1日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1975年12月1日撮影
1981年11月14日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1981年11月14日撮影
1983年10月12日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1983年10月12日撮影
埋立の変遷
1987年9月20日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1987年9月20日撮影
1993年5月15日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1993年5月15日撮影
1998年11月12日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
1998年11月12日撮影
埋立の変遷
2001年5月29日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
2001年5月29日撮影
2007年7月27日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
2007年7月27日撮影
2020年10月7日撮影のシーサイドももち地区の航空写真
2020年10月7日撮影

人口[編集]

地行浜及び百道浜についてそれぞれの人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[2]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

地行浜[編集]

百道浜[編集]

交通[編集]

道路交通に関しては、PayPayドームのイベント時にはよかトピア通りを中心としたドーム周辺道路の渋滞が悪化しており、これに2016年のホークスタウンモールの閉鎖(同モール併設の駐車場700台分がなくなる)も相まって交通対策が求められている[9]。福岡市では関係機関が連携して総合的対策を実施しており[10]、ドーム・MARK IS・横断歩道橋をつなぐ歩行者デッキの整備、ドーム敷地内にタクシー乗降場の新設、イベント時の臨時バスに連接バスを導入するなどの施策が行われている。

公共交通機関等[編集]

百道浜地区[編集]

  • 福岡市地下鉄空港線西新駅より徒歩10 - 22分程度(場所による)。
  • 西鉄バス
    • よかトピア通り:西南中高前 - 博物館南口 - 百道中央公園西口 - 百道浜四丁目
    • 市道地行百道線:百道ランプ口 - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - 博物館北口 - 福岡タワー(TNC放送会館) - 福岡タワー南口 - ももち浜クリニックゾーン
    • 明治通り:西新パレス前バス停より徒歩10 - 20分程度(場所による)
  • FUKUOKA OPEN TOP BUS
    • シーサイドももちコース:福岡タワー
    • 福岡きらめき夜景コース:福岡タワー
  • 福岡高速環状線百道出入口(地区内)

地行浜地区[編集]

  • 福岡市地下鉄空港線唐人町駅より徒歩約10 - 20分程度(場所による)
  • 西鉄バス
    • よかトピア通り:PayPayドーム前 - 領事館前
    • 市道地行百道線:九州医療センター - ヒルトン福岡シーホーク/ヒルトン福岡シーホーク前
    • 明治通り:地行バス停より徒歩6 - 16分程度(場所による)
  • FUKUOKA OPEN TOP BUS
    • 福岡きらめき夜景コース:ヒルトン福岡シーホーク
  • 福岡高速環状線
    • 百道出入口(姪浜・今宿・前原方面および天神北・香椎・水城方面)から約4分
    • 西公園出入口(天神北・香椎・水城方面のみ)から約5分
      • ドームイベント終了後の帰路には、混雑緩和のため百道出入口を利用するよう誘導される[10]

道路[編集]

町域内の主な幹線道路は次の通り[11]

百道浜地区[編集]

地行浜地区[編集]

  • 福岡都市高速道路(福岡高速環状線)
  • よかトピア通り(唐人町豊浜線)
  • 地行百道線
  • 地行浜1589号線

所在施設[編集]

百道浜地区[編集]

公共・公益施設

オフィス・研究所等

教育施設

医療・福祉施設

  • 福岡山王病院
  • 福岡市医師会館・福岡市急患診療センター
  • ももち福祉プラザ

ホテル

  • ザ・レジデンシャルスイート・福岡
  • シーサイドホテルツインズももち

タワーマンション

  • ネクサス百道レジデンシャルタワー(福岡地所) - マイケル・グレイヴス設計
  • 百道タワー
  • アトモスももち
  • アンペレーナ百道
  • グランドメゾン百道浜
  • グランドメゾン百道浜オーシャン&フォレスト

その他

マリゾン

地行浜地区[編集]

商業・宿泊施設等

医療・福祉施設

教育施設

  • 福岡市立福岡中央特別支援学校

公共公益施設

  • 福岡市発達教育センター
  • 福岡市こども総合相談センター えがお館
  • 福岡市保健環境研究所 まもるーむ福岡
  • 地行中央公園

その他

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 地図による推計
  2. ^ 百道浜、地行浜及び福浜は公有水面を埋立ててできた造成地であるため、本来の海岸線から先の河口部はすべて港湾区域である[4]
  3. ^ 二級河川、百道浜の西端
  4. ^ 二級河川、百道浜と地行浜の間
  5. ^ 地行浜の東端、上流は明治通り付近で暗渠、排水路に接続
  6. ^ 百道浜の埋立て材料として、その沖で海底の土砂が掘削利用され、「百道浜沖窪地」と呼ばれる浚渫窪地ができたが、博多湾の水質悪化の要因の一つと考えられて、2011年度から2015年度にかけて、国土交通省の直轄工事により埋戻し工事が実施された。[8]
  7. ^ 所在地:福岡市早良区百道浜四丁目北緯33度35分17.9秒 東経130度20分42.2秒 / 北緯33.588306度 東経130.345056度 / 33.588306; 130.345056、用途:変電所、建築面積:691m2、延床面積:1,295m2、構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、階数:地上3階建、竣工:1995年(平成7年)6月[13]
  8. ^ シーサイドももち海浜公園で取り組む「博多湾にみんなで夢の松原を!」で平成17年度手づくり郷土賞「地域活動部門」[1]。平成27年度には同賞大賞受賞[2]
  9. ^ 所在地:早良区百道浜四丁目11、公園種別:緑道、面積:17,663m2、開園年度:1989[14]
  10. ^ 所在地:早良区百道浜四丁目30、公園種別:街区公園、面積:3,484m2、開園年度:1993[14]

出典[編集]

  1. ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2012年6月19日閲覧。
  2. ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2022年4月3日閲覧。
  3. ^ 福岡市海浜公園3地区マップ”. 福岡市海浜公園海っぴビーチ. マリゾン・博多湾環境整備共同事業体(福岡市海浜公園指定管理者). 2016年3月26日閲覧。
  4. ^ 福岡市港湾空港局港湾計画部計画課. “博多港港湾計画”. 福岡市. 2022年8月15日閲覧。→令和2年4月軽易な変更→博多港港湾計画図[PDF形式]
  5. ^ 福岡市河川計画課. “福岡市の河川概要”. 福岡市. 2022年8月15日閲覧。より「河川図」参照
  6. ^ 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2012年5月21日閲覧。
  7. ^ a b c d シーサイドももちの埋め立て - アジア太平洋博覧会-福岡'89公式記録(アジア太平洋博覧会協会 1990年)
  8. ^ 博多湾の窪地埋め戻しによる環境改善効果”. 国土交通省九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所. 2021年6月16日閲覧。
  9. ^ “ヤフオクドーム周辺 渋滞に拍車、モール閉鎖で駐車場700台分消えた”. 西日本新聞経済電子版. (2016年4月5日). http://qbiz.jp/article/84126/1/ 2018年11月22日閲覧。 
  10. ^ a b ヤフオクドーム周辺の混雑緩和に取り組みます! (PDF) - 福岡市住宅都市局交通企画課 2017年8月2日
  11. ^ 福岡市道路下水道局管理部路政課. “福岡市路線情報提供システム”. 福岡市. 2022年7月26日閲覧。
  12. ^ 福岡市早良区企画課. “サザエさん通り”. 福岡市. 2022年7月26日閲覧。
  13. ^ 西日本技術開発株式会社(九電グループ). “百道変電所”. 2022年8月16日閲覧。→技術情報→設計実績→電力関連建物(変電所)→九州電力百道変電所(PDF形式)
  14. ^ a b 公園等検索”. 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. 2022年8月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]